不安よりも可能性を信じて。お客様への価値を突き詰めたコンサルタントへの転身
──まずは皆さんのこれまでのキャリアと、コンサルタントになった理由を教えてください。
Kenji.T:私は、これまで国内生命保険会社に20年近く勤務していました。新規事業の立ち上げから支社長まで、幅広い経験を積ませてもらいましたが、40歳を目前にして、「このままでいいのか」と悶々とするようになったのです。
新規事業として新会社の立ち上げにプレイングマネージャーとして携わった時期は、苦労も多かった一方で、最も充実していました。しかし、保険業界の伝統的な組織を内側から変えることの難しさを痛感したことも事実です。
40歳を目前に、一度外に出て客観的な視点から業界を見つめ直し、新しい視点やアプローチを持ち込むことで変革に貢献したいという強い想いを抱き、ゼロから新しいことに挑戦すべく、コンサルティング業界へ飛び込みました。
Yuki.K:私はメガバンクで約8年間、営業職として勤務していました。お客様にも恵まれ、証券会社への出向などを通じて、幅広い金融ビジネスに触れる機会もいただきました。一方で、日々お客様と向き合う中で、金融機関が提供できる価値と、お客様が本当に求めている価値を、もっと高い次元で結び付けられないかと考えるようになりました。
「金融機関自身の持続的な成長と、その先にいるお客様の幸せを両立できる世界をつくりたい」。その想いが、私にとってコンサルティング業界に関心を持つ原点でした。事業会社の内側にいたからこそ見える課題感を活かし、外部の立場から金融機関の変革に関わりたいと考え、大手会計事務所系のコンサルティングファームに転職しました。
Yuna.T:私は新卒で国内大手保険会社に入社し、自動車分野の保険金支払・折衝をする査定部門での現場業務を経て、コーポレート部門を経験しました。本質的ではないと感じていた指標やオペレーションを改善したいという想いはありましたが、巨大かつ伝統的な組織であるがゆえに、経験が少ない若手として、携われる機会を得にくく、キャリアを積むスピード感に課題を抱いていました。
内側から変革を起こすことの難しさを感じる中で、様々なプロジェクトを通じて経験を積むことができ、外から関わることのできるコンサルティング業界を選びました。
──なぜRidgelinezを選んだのですか。
Kenji.T:コンサルタントとして再スタートを切った前職でのキャリアは順調でしたが、ファームが大きくなるほど、組織としての戦略に沿って、テクノロジー導入中心の大規模プロジェクトによるサービス提供が求められる状況が増えてきました。「よりお客様と真に向き合える環境の中で、自分の能力を最大限に発揮してみたい」。そんな想いの中でRidgelinezと出会いました。
数あるファームの中でRidgelinezを選んだのは、ファームの規模が大きくなるほど、組織としての方針や役割分担を意識する場面も増えていきます。その中で Ridgelinez には、純粋に「お客様のために何ができるか」を追求しながら、組織をゼロから作っていけるスタートアップのような熱量があると感じました。
そして、富士通グループとしての信用力を持ちながらも、特定のソリューションありきではなく、お客様にとって本当に必要な変革を考え抜ける。そのバランスにも惹かれ、入社を決めました。
Yuki.K:Ridgelinezを選んだきっかけは、地方移住に伴い、リモートを前提にしながらもプロフェッショナルとして挑戦し続けられる環境を探していたことです。
ただ、最終的な決め手になったのは、働き方の柔軟性だけではありません。面談でお会いした Partner が、「やりたいことがあるなら、どんどんチャレンジしていい」と自然に話してくれたことが、とても印象に残っています。組織やアカウントの枠組みにとらわれすぎることなく、お客様にとって本当に必要なことを起点に、自分の専門性や関心領域を広げていける。そこに大きな可能性を感じました。
自分の意思でキャリアを広げながら、お客様に深く伴走できる環境があると感じたことが、Ridgelinezへの入社を決めた理由です。
Yuna.T:私はお二人とは違って、Ridgelinezがコンサルタントとしてのスタートの場所になりました。未経験の私にとって不安は大きかったのですが、当社の選考では、経歴を含め、私自身を一人の人間として深く見てくれ、研修体制やフォローアップについても丁寧な説明がありました。「ここなら成長していける」と確信できたことが、入社の決め手です。
「個の力」が試される環境で掴んだ成長実感と、成長を加速させるマネジメントの裏側
──入社直後はギャップや壁もあったかと思いますが、どのように乗り越えましたか?また、前職での経験がどう活かされたか教えてください。
Yuna.T:正直なところ、入社直後は「本当に私にコンサルタントが務まるのだろうか」という不安でいっぱいでした。PowerPointの使い方からコンサルタント特有の思考法まで、学ぶべきことが山積みだったからです。しかし、一生懸命頑張っていればどうにかなったというのが良い意味でギャップになりました。
また、最初に参画したプロジェクトがコールセンターの改革支援だったのですが、そこで前職の査定業務の経験が直接活きました。ソリューション導入を検討する際、「導入した場合、実際にどのような活用シーンが想定されるのか」「どのようなメリット・デメリットが生じるのか」を提示したところ、お客様から「なるほど」と反応いただけ検討を円滑に進めることに貢献できたのです。事業会社での実体験に基づいたリアルな視点は、コンサルタントとしての大きな武器になると実感しました。
その他のプロジェクトでも、業界知識や経験に基づく見解を上司から求められる場面があり、事業会社で培った視点を活かして貢献できる機会がありました。
Yuki.K:私の場合、現在は地方に移住し、フルリモートを前提に働いています。一方で、Ridgelinezは働き方が柔軟である分、一人ひとりに求められる自律性や専門性の水準が非常に高い環境だと感じています。少人数のチームで大規模なお客様に向き合う場面も多く、自分の担当領域だけをこなすのではなく、「このお客様やプロジェクト全体に対して、自分はどのような価値が出せるのか」を常に問われます。簡単な環境ではありませんが、その分、自分の力が鍛えられている実感があります。
そこで支えになっているのが、事業会社で培った金融実務の知識と、前職のコンサルティングファームで身につけたベーススキルです。お客様の業務や組織の事情を想像しながら、同時にコンサルタントとしてアウトプットの品質にもこだわる。お客様と同じ目線で悩みながらも、外部の立場だからこそ言えることを伝えられる点は、事業会社出身のコンサルタントならではの強みではないでしょうか。
Ridgelinezでは、その強みを活かしながら、FS Practice(※) のSenior Managerとしてより大きな役割に挑戦できています。高い期待値に応えようとする日々が、自分自身の成長を加速させてくれていると感じます。
※ Practice:専門領域(業界・ビジネステーマ・技術)ごとに組成されるプロフェッショナルコミュニティのことで、従来の組織体よりも組織間の壁が低いことが特徴。したがって、業務内容が限定されることがなく、様々なテーマのプロジェクトに携わることができ、Practice間のコラボレーションもしやすく、柔軟な仕事の進め方が可能となっています
──事業会社出身のメンバーをマネジメントするうえで、心がけていることは何ですか。
Kenji.T:FS PracticeのDirectorの立場から見ても、事業会社出身の方々のポテンシャルは計り知れません。一人ひとりが土台となる金融実務の知識を持っており、「事業会社側の課題」を肌感覚で理解しています。これは、コンサルティング業界だけでは得にくい、事業会社出身者ならではの大きなアドバンテージです。
私の役割は、メンバーが持つ実務知見をどのようにしてコンサルテーションへと昇華させるか。その土壌を作ることだと思っています。密に1on1を重ねていく中で本人の課題を明確にし、本人の強みが活きる役割をアサインすることを心がけています。
例えば、複数のワーキンググループがあるプロジェクトでは、その人の属性に応じて得意な役割や担当を割り当てることで、自信を持って語れるようにしています。こうした適切なステップを用意すれば、メンバーは驚くべきスピードで成長を遂げてくれます。
誰もがキャリアを自分で描ける柔軟な環境──カルチャーが醸し出す魅力
──Ridgelinez、特にFS Practiceの組織風土について教えてください。
Kenji.T:一言で言えば「スタートアップのようなコンサルティングファーム」です。制度も組織も、自分たちの手で作っている最中。手を挙げればいくらでもチャンスがあります。特に昨年できたばかりの保険チームは、立ち上がったばかりの組織だからこそ、待ちの姿勢ではなく、自ら手を挙げて次々と挑戦できる環境です。クライアントワーク以外にも組織貢献の場が多く、自らキャリアをデザインできる手応えがあります。
また、ソートリーダーシップにはスタッフからも参画でき、プロジェクトで得た経験をチーム運営やナレッジ共有に活かす機会があります。
──コミュニケーション面について、Ridgelinez特有の文化を感じたことはありますか?
Yuna.T:驚いたのは、PartnerやManagerとの距離の近さです。前職では役員クラスの方と話す機会などまずありませんでしたが、ここでは日常的に冗談を言い合えるほどフラットです。
プロジェクトにおいても、プロジェクトマネージャーや先輩コンサルタントなど、関わるメンバー全員が上司という関係の中で、思いついたことや意見を積極的に聞いてもらえる環境があります。役職に関係なく、プロジェクトとしてお客様のために良いアウトプットを出そうと話ができる関係です。
また、私はFS Practiceのコミュニケーションチームに所属し、組織内のコミュニケーションを活性化する活動をしています。若手の私が提案した定期ミーティングや合宿の企画なども、職位に関係なく「おもしろくていい企画だ」と採用されました。こうしたフラットでウェットな関係性があるからこそ、困った時でもすぐに相談でき、安心してチャレンジできる職場環境になっているのだと思います。
──働き方についてはいかがでしょうか。
Yuki.K:私は地方在住ですが、Ridgelinezには「ワークライフ・ハーモニー」を大切にする文化が根付いていると感じます。FS Practiceには遠隔地勤務のメンバーも多く、フルフレックス制度を活用しながら、クライアントワークに支障のない範囲で、働く時間や場所を柔軟に調整できます。
ただ単に自由なだけではなく、メンバー一人ひとりがプロフェッショナルとして成果に責任を持っているからこそ、その柔軟性が成り立っているのだと思います。実際に、Partner自らが「急ぎでない限り、夜遅い時間の連絡は避けよう」と発信してくださるなど、個々の働き方を尊重する意識が組織全体に浸透しています。
仕事でも、仕事以外の人生でも、メンバーが健やかに力を発揮し続けられるようにする。そのために必要なことを、制度だけでなく、日々のコミュニケーションの中でも大切にしている組織です。ハードワークが前提の旧来的なコンサルタント像とは異なり、ライフステージの変化に合わせながら、サステナブルに成長し続けられる環境があると感じています。
クライアントと向き合い、「その先の幸せ」を本気で追う伴走者を目指して
──今後のビジョンについて教えてください。
Yuna.T:クライアントが抱える複雑で難度の高い課題に共に向き合い、その解決を支援することで、クライアント企業で働く方々や、その先のお客様に良い影響を与えることができればと思っています。クライアントそれぞれが抱える多様な課題の解決をサポートできるよう、まずは目の前のことに一生懸命向き合い、経験を重ねながら、様々な視点や考え方、必要なスキルを積極的に身につけていきたいです。
Yuki.K:私はコンサルティング業界に入った時から一貫して「金融機関のお客様と、その先にいるお客様を幸せにする」ことを目指しています。金融機関の変革は、単に業務を効率化したり、新しい仕組みを導入したりするだけではありません。その先には、金融サービスを利用するお客様がいます。
だからこそ、私たちが支援する変革が、最終的にどのような価値につながるのかを常に意識していたいです。外部の立場だからこそ見えること、伝えられることを大切にしながらも、お客様と同じ目線で悩み、考え、実行まで伴走ができるパートナーでありたいと思っています。
Kenji.T:個々に高い志を持つメンバーがFS Practiceの一員として結束を強めてきている中で、Ridgelinez を「本当の意味でクライアントに向き合い、その先のお客様の幸せの実現まで追求できる、理想のコンサルティングファーム」にしていきたいと考えています。
時に、本来向き合うべき相手を見失う場面もあるかもしれません。しかし、私たちはお客様と、その先にいる人々を見据え、同じ目的に向かって一緒に汗を流せる存在になりたいです。
──最後に、候補者の方へのメッセージをお願いします。
Yuna.T:未経験でも、自分が決めたことや与えられた役割について責任感を持ってやり遂げる意志があれば、当社には支えてくれる仲間や制度があります。成長に向けて挑戦できる環境だと思うので、今の環境にジレンマを感じているなら、勇気を出して一歩踏み出してみてください。
Yuki.K:事業会社での経験は、コンサルタントとして必ず武器になります。お客様の組織の中で何が起きているのか、現場の方がどのような不安や期待を持つのかを想像できることは、事業会社出身者ならではの強みです。
もちろん、コンサルタントとして求められるスキルやアウトプットの水準は高く、簡単な仕事ではありませんが、Ridgelinezには未経験の方や異なるバックグラウンドを持つ方を受け止め、互いに高め合いながら成長していくカルチャーがあります。
また、縦割りや制約が少ないからこそ、「こんなことに挑戦したい」「お客様にこういう価値を届けたい」という想いを止めるストッパーがありません。自分の経験を活かして、より広いフィールドで何かを成し遂げたい方にとって、とても面白い環境だと思います。金融業界をより良くしたい、お客様の変革に本気で伴走したい、そんな想いを持つ方と、ぜひ一緒にワンチームで高め合っていきたいです。
Kenji.T:私も未経験からコンサルティング業界に入ってきた人間として、他業界で経験を積んで入ってくるパターンがあっていいと思っています。志を高く持ち、社会やお客様に貢献したいという想いを持って一緒に頑張れる方であれば、未経験であっても着実に成長を目指せる環境だと思います。
コンサルティング未経験であっても、営業経験のみであっても、目の前の課題を解決しようとした経験があれば、それは立派なコンサルタントの素養です。「今のスキルでは通用しないかも」と迷う必要はありません。熱い志を持つ方と、ぜひ一緒に汗を流し、社会を変えていきたい。心からそう願っています。
※ 記載内容は2026年3月時点のものです
