ハイキャリア人材が抱える悩みに寄り添い、さらなる挑戦と活躍を後押しする
――齋藤さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
私は新卒でパーソルキャリアに入社し17年間、一貫して人材紹介事業に携わってきました。入社直後は関西でCA(キャリアアドバイザー:対転職希望者向け対応)として3年ほど仕事をした後、RA(リクルーティングアドバイザー:対法人向け対応)への異動を希望し、人材紹介の法人顧客支援の経験を積みました。その後、マネジャーへの昇格や東京での勤務を経て、2022年からハイキャリア支援統括部のGMを務めています。
――RAへ挑戦したきっかけは何だったのでしょうか?
CAとして仕事をしていく中で、企業のことやマーケットのことをしっかり理解しないといけないなと思ったんです。担当した最初のカウンセリングは今でも覚えているんですが、転職希望者の方は30代の男性で、お子さんが2人おり、今後の生活設計を考えて年収を上げたいとご相談をいただきました。
でも当時の私は新卒で入社したばかりの22歳で、正直その方が置かれている状況がまったく想像できませんでした。「CAの経験しかないと、狭い考え方の中で仕事をし続けてしまうかもしれない」。そう思って上司に相談し、RAに異動したんです。
――CA、RA、双方の職種を経験して得られたものは何でしょうか?
企業も転職希望者の方々も、それぞれ悩みを抱えているんだと実感しましたね。CAの経験からは、年齢やキャリアを重ねた転職希望者の方が、家庭などのさまざまな事情で転職の決断に悩んでいると知ることができました。
またRAの経験を通じて、1人の人材を採用することにより、その企業の事業が大きく変わることを目の当たりにしました。採用の背景には事業課題があり、それを深く理解した上でご支援する大切さを知ることができたのは、大きな学びでした。その経験もあって、ハイキャリア支援という領域に興味関心を持つことにつながったんだと思います。
――現在マネジメントを担うハイキャリア支援統括部について教えてください。
「すべてのハイキャリア人材が主体的な転機を生み出し、挑戦し続ける社会を創る」。これが私たちハイキャリア支援統括部の掲げるミッションです。
ハイキャリア人材は転職活動に困らないイメージを持たれるかもしれませんが、子育て、家の購入、介護など、キャリア以外も含めた人生の変化のバランスの中で、どのようなキャリア選択が人生をより豊かにするのかということに悩みを抱えています。そのようなハイキャリア人材に寄り添い、主体的なキャリアの転機を生み出し、前向きな意思決定をしてもらえるように支援していくのが私たちのミッションです。
人材業界の経験だけでなく、他業種で培った専門性も大きな強みになる
――ハイキャリア支援統括部ではどのような人たちが活躍していますか?
メンバーのバックグラウンドは幅広いですね。ハイキャリア支援統括部のCAはキャリア入社が多く、人材業界や人事の経験者から、ITエンジニアや機電系技術者、営業など、スペシャリストとして活躍してきた人までさまざまです。私たちが向き合う転職希望者は、ご自身の領域で10年、20年と経験を積んだベテランが中心なので、対等にお話ししながら一緒にキャリアを考えていくには、人材業界以外の業界や職種で培った専門性も必要です。
たとえば、ITエンジニアからCAとして入社した人は、IT技術の知見やIT業界の構造、エンジニアとしての悩みを深く理解したキャリアアドバイスができるので、ITエンジニアの転職希望者から信頼をいただいています。転職希望者の方が見ている仕事の風景をリアルに想像できるのは大きな強みですね。
――キャリア入社の人たちはどのような思いを持って入社した人たちが多いですか?
前職の業界の課題を解決したいという志や、人に寄り添う仕事がしたいという思いを持っている人が多いですね。たとえば同僚や先輩、後輩がキャリアで悩んでいる時に、自身が手助けすることで良い変化を起こせた経験から、CAの仕事が向いてるんじゃないかと思った、という人もいます。
あとは自身の転職経験を通じてキャリアにはいろんな選択肢があることを伝えたい、という思いを持って入社した人もいますね。人の気持ちに寄り添いたい人や、私たちの掲げるミッションに共感できる人に入社してもらっていると感じます。
――人材業界未経験からでも活躍できるのでしょうか?
キャリア採用で入社した人へのバックアップ体制は非常に手厚いです。「CAカレッジ」という研修チームがしっかりサポートしますし、現場に配属されてからも周囲の仲間がしっかりフォローします。人材業界未経験の方はもちろん、人材業界を経験している人であっても、「経験者だから知ってるよね」と済ませたりはしません。
パーソルキャリアでの仕事の進め方や仕組みをしっかり共有し、経験や強みを活かせるようフォローを行っています。それが結果的に私たちのサービスの質を高め、より良い転職をかなえていただくことにつながっていくと思っているからです。
チームで高め合い、顧客志向と価値提供を仲間とともに追求し続ける
――ハイキャリア支援統括部の特徴について教えてください。
まず、支援する職種ごとにチームを分けた全国横断組織であることです。全国各地の拠点から首都圏、地方を問わず全国の転職希望者の支援を担当しますし、各地域のオフィスにいるチームメンバーとリモートでつながりながら仕事に取り組んでいます。各地域において就業条件や業界などの特性は異なるため、拠点同士で情報交換し、職種ごとの支援事例を蓄積したり、知見を共有し合ったりしています。
転職希望者の方とのカウンセリングは1対1で行う仕事ですが、担当する転職希望者の方を支援するためにはどうすればいいかという相談やアドバイスをお互いに行っており、あくまでチームで目標を達成することにこだわっています。
――組織が拡大していく中で、大変だったことはどんなことでしょうか?
組織として専門性を高め、転職希望者にしっかりと価値をお届けするために現在は職種ごとにチームを分けています。しかし発足した当初は職種問わず地域ごとに支援を行う体制だったこともあり、「自分の地元に貢献したい」という思いを強く持ったメンバーもいました。その思いをすり合わせていくところに葛藤はありましたね。
各地域拠点のメンバーの思いも大切にしながら、組織内で話し合いを重ね合ったおかげで、今では「ハイキャリアのマーケットに向き合う」という高い視点と意志を持つことができるようになりました。
――齋藤さん自身が仕事で大切にしていることも教えてください。
まず、誠実に仕事をすることですね。人材紹介サービスが扱うのは転職希望者の方々の人生を左右する情報です。転職希望者の相談に対するコミュニケーションや判断の一つひとつで、信用を積み重ねていかないといけません。迷ったときには、「この提案を自分の家族にもできるか?」と常に自問自答します。人に誇れる仕事をすること、それが仕事のポリシーですね。
また、ステークホルダーが多い仕事なので、自分が関われない部分もたくさんありますが、その中で自分ができること、変えられることを見つけ、少しでも物事を進めていくこと。そして失敗を良しとし、そこから何を学ぶかということも大切にしてきました。職位が上がると失敗の規模が大きくなってしまうので難しいところですけどね(笑)。
ハイキャリア人材の活躍支援を通じて、日本の未来を変えていく
――ハイキャリア支援統括部の仕事のやりがいについて教えてください。
私たちが支援するハイキャリア人材は、入社先で重要なポストを務め、事業成長の中核を担う方々となることも多いです。支援先の企業の成長はもちろん、業界の未来を大きく変えるような意義あるマッチングをかなえられるのが私たちの仕事のやりがいですね。
向き合う法人のお客さまも課長、部長など各企業の中枢を占める方々です。個人、法人ともにトッププレイヤーの方々と同じ基準で会話することが求められるので、ビジネスの知識は深まりますし、また深めていかないといけません。ハイキャリア人材の支援はビジネスパーソンとしての大きな成長ができる仕事だと感じています。
――新しい組織だからこそ感じられるおもしろさはありますか?
拡大中の組織なので、自身がやりたいことや興味のある分野に手を挙げてもらえれば、新しいことに挑戦するチャンスが豊富にあります。たとえば、Webやクリエイティブ領域のハイキャリア人材支援を組織としてやりたいと手を挙げてくれたメンバーに、現在リーダーとしてチームの組成や牽引を担ってもらっています。
課題意識を持ち、自分自身が解決する立場を取って手を挙げてもらえれば、希望をかなえるチャンスはいくらでもありますよ。
――これからの目標について教えてください。
世の中にハイキャリア人材の転職支援という価値提供とマーケットの定義をさらに推進していくことをめざしています。ハイキャリア人材にも新しいキャリアに一歩踏み出すことに悩んでいる方は多く、決断の壁は依然高いのが現状です。そのような思いに寄り添って、前向きな決断を後押しすること、ミッションを推進することそのものが、人材の流動化やミドル・シニア活躍といった社会貢献につながっていくと考えています。
どんなバックグラウンドをお持ちの方でも、私たちの思いに共感してもらえる方なら活躍のチャンスは必ずあります。一緒にミッションの推進に向けて挑戦してくれる方とお会いできることを楽しみにしています!
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
