それぞれの人生に寄り添う。社会保険を通じて従業員を、組織を支える誇り
──所属する部署やそこでの仕事の内容について教えてください。
私が所属しているのは、人事組織の中の、給与計算・勤務管理などの基盤業務を担う部署です。その中で私は、社会保険の担当として、健康保険や厚生年金、雇用保険といった社会保険全般の対応をしています。
入社や退職、結婚、出産、病気やケガといった従業員の皆さんの人生の節目に関わり、支援する仕事でもあります。
業務内容は多岐にわたり、さまざまなタスクをメンバーで分担して行っています。定型業務は委託会社や派遣社員の方と協力して行い、イレギュラーケースの対応、業務フローの改善、法改正や就業規則変更に伴う運用変更などを担っています。
社会保険というとお役所仕事だと思われがちですが、淡々と定型業務をこなしているわけではありません。たとえば、複雑な手続きで従業員に負担をかけないためには、徹底した効率化が求められますが、従業員一人ひとりの状況に配慮することも必要です。受け止め方は人それぞれなので、何かをアナウンスする際は情報のバランスに注意し、どう伝え、どうフォローすべきかを常に試行錯誤しています。
社会保険の手続きは円滑に行われて当然ですが、従業員の数が6,000〜7,000人もいると、実際には想定外の出来事の連続です。それらを一つひとつ乗り越え、「当たり前」を実現できるこの仕事に、誇りを持って取り組んでいます。
また、社会保険業務は、従業員の個人情報を扱う仕事です。細心の注意を払って管理するのはもちろん、相手に寄り添うことが期待されている立場であることを自覚し、誠実な対応を心がけています。
──オリンパスで働く魅力をどんなところに感じていますか?
業務領域ごとの社内研修が充実していて、直接業務に関係のない分野のことも積極的に学習できます。業務を通じた学びも豊富で、自ら望めばいくらでも成⾧できる環境です。
また、人事内では学習意欲が高いメンバーが多く、勉強会を主催したり、セミナー報告会を開いたりする方もいて、刺激を受けています。日々変わり続け、明日は今日よりも新しい自分でいたいと考えている私にとって、ここは理想的な職場です。
さまざまな働き方が可能で、個々の生活スタイルに合わせて柔軟に調整できる点にも満足しています。ワークライフバランスを大切にしながら、自分らしく働ける環境が整っていることに大きな魅力を感じていますね。
心地よく働ける職場環境にも助けられてきました。私はまだ子育て中ですが、会社の制度や周囲からも手厚くサポートをいただきながら仕事と育児を両立し、安心して働くことができています。
物流の現場から、人事の道へ。変革期のオリンパスで見出したキャリアの可能性
──これまでのキャリアと、入社の経緯を教えてください。
学生時代は海外の貧困層の支援などに関心があり、社会基盤を支える仕事に就きたいと考えていました。中でも物流業界を選んだのは、さまざまな業界と関わりながら、なくてはならない存在として、社会を下支えする重要な役割を担う点に魅力を感じたからです。
表に出るよりも、第一線で活躍する人を陰で支えることが自分の性格に合っていると感じていたことも、そのキャリア選択に影響しているかもしれません。
入社後は、大型物流センターの立ち上げ業務に携わりました。約200人が働く現場を支える物流センターの運営は想像以上にハードワークでしたが、いろいろな人と連携、三現主義、報連相といった仕事の基本が身についたことは、私のキャリアの礎となっています。
その後、3年目に人事部へ異動しました。自ら希望した異動ではありませんでしたが、当時の採用担当に「やってみない?」と誘われ、思いがけず飛び込んだところ、採用や研修、法律関連の業務などを担当するうちに仕事がおもしろくなり、次第にやりがいを感じるようになっていきました。
転職を考えるようになったのは、本格的に人事の道でキャリアを築きたいと思ったからです。前職では、いつまた現場に戻るかわからない状況だったため、新たな職場への転職を決意しました。
そんな中で、異なる業種、立場として人事の仕事に関わりたいと思い、出会ったのがオリンパスです。
──入社後はどのような仕事を経験してきましたか?
人事部 企画グループ(当時)に配属され、非正規社員制度などさまざまな制度改定を担当しました。
医療機器を扱う当社には堅実な方が多く、何事も慎重に進められることが特徴です。とりあえずやってみる、走りながら考えるといった風潮の前職との違いに、当初はとても戸惑ったのを覚えています。
入社して少し経つと、企業変革プラン「Transform Olympus」が始まり、組織が大きく変革するタイミングに立ち会えたことは非常に刺激的でした。グローバル体制の強化に向けて部署名が英語表記に変更され、人事制度の抜本的改革が求められていました。変化の波が次々に押し寄せる中、ビジネスの最前線に関わっているとの実感があり、これからの可能性に大きな期待を抱きました。
この経験を通じて、柔軟性や順応性が身についたと感じています。これから変化のスピードは加速する一方です。求められる存在であり続けられるよう、常にアップデートを続けていきたいと考えています。
小さな変化が生む、大きな進化。省エネ思考の地道な効率化で企業変革を推進
──育児休職を取得されていますが、その前後のことについて教えてください。
コロナ禍に入り、当時所属していたグループでも人事内で先陣を切って在宅勤務を明日から始めてみよう!と始めたところ、そのまま出社することなく、育休に入りました。「Transform Olympus」の真っただ中でしたが、温かく送り出してもらったことが印象に残っています。
約1年後に復帰し、現在の部署に配属されました。同じ職場に戻るつもりだったので驚きましたが、「社会保険業務を大きく変えていくために、企画グループで培ったプランニング力を活かしてほしい」と声をかけていただき、自分に求められていることを常に意識しながら、社会保険業務に取り組んできました。
全体像を把握するために定型業務をひと通り覚えるところからスタートし、日々の業務を派遣社員の方や委託先とどう分担して業務を回すか考えながら、業務フローの改善に取り組んできました。
──どのような想いで変革を進めてきましたか?
コロナ禍の働き方の変化や社会のデジタル化の動きにあわせて、ペーパーレスや捺印の省略など、業務の改善に一つひとつ取り組んできました。
一貫して心がけているのは、自分の作業負担をどうすれば軽減できるかという視点です。私はもともとルールや決まりごとに従順なタイプですが、前職時代に省エネ思考の同僚から業務効率化のヒントをもらうことが多く、それ以来、手間のかかる作業を減らしていくマインドを持つようになりました。
社会保険業務の改善は小さな変化の積み重ねです。多くの方が知らない届出手続きなど、さまざまな作業を一つひとつ着実に効率化していくことが、従業員や私たち自身の負担軽減につながり、それがやがて大きな変化を生むと考えています。
偶然の出会いを力に、成長し続けられるキャリアをめざして
──仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
普段仕事をしていると目の前のタスクに気を取られがちですが、その業務がなんのためにあるのか、その先にどんな成果があるのかを意識するようにしてきました。一人ひとりの従業員の想いに寄り添い、相手に共感する気持ちを大切にしながら対応しています。
また、患者さんや医療従事者と直接関わる従業員たちが、本来の業務に専念できる環境を整えることも心がけている点です。私たち人事部は医療現場と直接の接点はありませんが、従業員に対して発信する情報をわかりやすくシンプルにしたり、手続きを簡素化したりすることが、「患者さん第一」につながると信じています。
──今後の展望をお聞かせください。
現在の仕事を長く続けていくことが目標です。専門性をさらに磨きながら、人事としての経験を積んでいきたいと考えています。
これまでを振り返ると、予想外のことにも積極的に挑戦したことで、キャリアの幅が大きく広がったと実感しています。今後も偶然の出会いの力を信じ、巡ってきたチャンスがあれば、たとえそれが自分の期待とは違うものだったとしても、確実に掴んで活かしていきたいです。
今日よりも明日、明日よりも明後日により良い自分でいられるように、常に成長し続けていきたいと思っています。
※ 記載内容は2024年11月時点のものです

