現場の声に耳を傾けながら、組織のオペレーションを多面的にサポート
──所属する部署やそこでの仕事の内容について教えてください。
ビジネスサポートは、営業・サービス部門のビジネスパートナーとして、皆が効率的に仕事に取り組めるようにさまざまな業務を行う部署です。
現在、私が所属するユニットのメンバーは11名、加えて業務委託の方がいます。それぞれが、公式会議体などの事務局運営、販売店管理、医療従事者向けのイベント運営サポート、サービス部門の管理系業務などを担当し、営業・サービス部門のメンバーが本業に集中できるように支援する役割を果たしています。
私が主に担当しているのは、部⾧会議をスムーズに進行するための事務局業務と販売店のリベート集計をサポートする業務。販売店リベート集計のサポートにおいては、各拠点で正しくデータが入力され正確なお支払いができるような仕組みへ改善するため検討を進めています。
加えて、スーパーバイザー(以下、SV)としてメンバーとの1on1や定期ミーティングを通じて、進捗確認や意見の取りまとめなども行っています。メンバーはそれぞれ専門分野を持つプロフェッショナルなので、業務上のアドバイスはそれほど必要ない方もいますが、これまでの私の経験を活かし、営業・サービス部門のメンバーとより円滑なコミュニケーションを取るためのサポートをするなど、困った際に一緒に考えて解決していくようにしています。
──仕事をする上でどんなことを大切にしていますか?
置かれた状況や相手の立場をしっかりと理解することです。「こちらのことを理解してもらえていない」と思われないように、場当たり的な対応をしないよう心がけています。
私は以前、営業やマーケティング部門に所属していたことがありますが、当時の経験を活かしながらも「どうすればもっと良くなるのか」「私たちが取り組もうとしていることは現場にマッチしているか」をヒアリングして、現在の状況を把握しながら仕組みを作るようにしています。
誇りを持てる仕事を求め、オリンパスへ。壁を乗り越えて掴んだ確かな手ごたえ
──入社の経緯と、これまでのキャリアについて教えてください。
学生時代は、自分が誇りを持てる製品を扱いたいと考えていました。就職活動をする中で、当時MRをしていた兄に相談したところ、「医師のあいだでは、オリンパスの製品は使いやすく、とてもいいと言われているよ」と教えてもらいました。
実際に製品を使う医師から高く評価されているのであればオリンパスの製品は間違いないと確信したことが、入社を決めた理由です。
2003年に入社後は、内視鏡の営業職からキャリアをスタート。実は、オリンパスで初めての女性営業職として採用されました。
営業職は希望していたものの、ほかに女性がいない環境下に、当時は戸惑いもありました。営業の現場では、重い製品を運ぶ場面も少なくありません。お客様である技師さんや看護師さんから「手伝うよ」と言ってくださることもありましたが、「私の立場で頼んでいいのだろうか」と悩むことも。また、販売店の方たちも年上の方ばかりです。自分の仕事に自信が持てるまでは、少し苦しい時期が続きました。
──そんな中、営業としての手ごたえを掴んだきっかけはどのようなものでしたか?
転機となったのは入社2年目。症例数が多いことに加え、全国的に影響力のある先生方が多く所属するがん診療の拠点病院を担当することになったのです。「今の自分ではダメだ。医師のニーズにあった説明や提案ができるようにならなければ」とあらためて決意し、まずは聞かれたことでわからないことがあれば、曖昧にするのではなく持ち帰って確認した上でなるべく早く回答するなど、一つひとつ丁寧な対応をすることから始めました。
するとある日先生に、「佐々木さんはまだ知らないことも多いけれど、必ず回答してくれるよね」と言ってもらえたのです。「まずは、これでいいんだ」と手ごたえを感じた瞬間でした。
それを機に仕事がどんどんおもしろくなり、新しいことを積極的に学ぶように。やがて販売店の方たちからも「一緒に医師へ説明してくれませんか?」と頼まれるようになり、営業としての成果も出るようになっていきました。
もちろん、オリンパスの製品力の高さがあってこそですが、この営業の経験や実績が自信につながりました。
その後は、営業企画に異動。消化器内視鏡関連製品の国内マーケティングに5年携わった後、耳鼻咽喉科製品の国内マーケティングを3年半ほど担当しました。
営業職として、医師が重視するポイントや製品が実際に使われている現場を理解していたことは、マーケティング業務をする上で大きな強みになりました。
育児と仕事の両立、そして新たな挑戦へ。スーパーバイザーになって得た新たな視点
──SVに挑戦しようと思った経緯を教えてください。
デジタルマーケティング部門に異動し、2度目の産育休から復職した後に担当していた業務をきっかけに、マネジメントにも興味を持ち始めました。
取り組んだのは、約20年使われてきたWebサイトを全面的にリニューアルするプロジェクト。コロナ禍をきっかけに、会社としてデジタルマーケティングをさらに強化していこうという方針があったのです。
私自身、産育休を経てプライベートだけでなくあらためて仕事にも力を入れたいと考えていたタイミング。プロジェクトリーダーのポジションを任され、自身ではデジタルマーケティングの知識を積極的に習得・活用しながら、メンバーと議論を重ねてリニューアルを終えた時は、大きな達成感がありました。
皆と一緒に意見を出し合って、その意見を反映させていくことはひとりで取り組むより、高いクオリティのものができる。マネジメントに近い立場で働くことは同様の経験ができ、より楽しいかもしれない。それが、SVに挑戦してみようと思ったきっかけです。
デジタルマーケティングの仕事にやりがいを感じていましたが、年齢的にキャリアの折り返し地点に差しかかり、新しいことにチャレンジするなら今しかないという気持ちも強くなっていました。「ライフワークと言えるような仕事に挑戦してみたい」と上司に相談したところ、幸運にもチャンスをもらい、2024年にSVとして現在の部署に異動しました。
──役割が変わったことで、仕事との向き合い方に変化はありましたか?
メンバーだったときは、上司が示した方向性の中で、自分の裁量でできることは比較的自由に業務を進めさせてもらっていました。
でも、いまはメンバーに仕事を任せる立場です。自分の中で思い描く進め方があったとしても、その道のプロフェッショナルであるメンバーの意見や考え方をまずは尊重しながら、お互いが納得した上ですすめられるようにしています。
また、プロジェクトを円滑に進めるためには、初期の段階で方向性の共通認識をもつことが重要。そのためのコミュニケーションも大切にしています。
「患者さん第一」を支えるため、新たな仕組みでさらなる効率化を
──オリンパスで働く魅力、やりがいを教えてください。
たとえば、友人の家族が病気になった際に話を聞いてあげることができるなど、医療に携わる仕事をしていることで、自分が少し力になれていると感じる場面があることです。
また、私自身は現在、患者さんと直接接する機会はありませんが、サポートしている営業・サービス部門のメンバーは、「患者さん第一」をかなえるために現場の医療従事者と接しています。ビジネスパートナーとして彼ら彼女らを支えることで、間接的に患者さんの命を救うことにつながっていると実感できる点に、オリンパスで働く魅力を感じています。
働きやすさの面でも満足しています。まだ子どもの送り迎えが必要なのですが、在宅勤務を活用できるおかげで時間の制約が少なく、仕事にも子育てにも力を入れることができています。同じように子育て中のメンバーもいて、スケジュールの調整がとてもしやすい環境だと感じています。
──今後の展望を教えてください。
デジタルマーケティングの業務を経験したことで、デジタル技術の便利さを強く実感しました。すべてをアナログで進めることには限界があります。ビジネスサポートでも新しい技術を積極的に活用して、できるところから社内の仕組みやオペレーションの効率化を進めていきたいと考えています。
また、仕事と家庭を両立しながら働く方が増えていて、私のチームにも育児や介護をしながら働いているメンバーがいます。社会全体でそうした状況が少しずつ受け入れられてきているとはいえ、「仕事と家庭のどちらかをあきらめなければならない」と感じる人はまだまだ少なくありません。
私が女性社員のお手本になれるかはわかりませんが、「こういった働き方や選択肢もあるんだ」と少しでもヒントを提供できるような存在になれたらと思っています。
※ 記載内容は2024年10月時点のものです

