インフラを支え社会貢献できる物流業界をめざす。先輩との出会いからNTTロジスコへ
ロジスティクスイノベーション室のスマートデザイン部門で働きながら、NTTグループの剣道部員として終業後や休日に気持ちいい汗を流している榎本。兄が剣道をやっていたことをきっかけに、榎本は4歳という早い時期から剣道を始めます。
「小学生の頃は、練習を積み重ねることで自分の力が伸びていくことがうれしくて。中学生になると試合に勝ちたいという気持ちが強くなり、相手との駆け引きや組み立てがうまくいく瞬間に快感を覚えるようになりました。その瞬間を味わいたくて続けてきたのだと思います」
熱心に取り組んだ剣道は実を結び、中学・高校時代には全国大会で入賞。その実績を活かし、アスリート選抜入試を受けて大学に進学しました。
「高校では副キャプテン、大学ではキャプテンを務めました。大学の剣道部では、自分と同じようにアスリート選抜入試で入った人もいれば、一般入試で剣道を楽しみたくて入ってきた人もいるなど、さまざまなメンバーがいました。
部として1つの目標に向かって進むために、一人ひとりとしっかり向き合って、コミュニケーションをとることを大切にしていました」
就職活動では、剣道部がある企業を候補としていた榎本。その上で、仕事内容にもやりがいを感じられると考え、物流業界に注目します。
「物流というインフラを支えて社会に貢献できることにとても魅力を感じました。トラックで輸送・配送をしてくださっている部分が血管だとしたら、物流会社が運営する倉庫や3PL事業(※1)は心臓部のような重要な役割を果たしています。当社は「3.5PL®事業」(※2)を展開する総合物流ソリューションカンパニーとして、日本の物流改革・DXを推進するという大切な役割も担っています。
世の中になくてはならない仕事であり、目に見える形でダイナミックにモノが動いていくところに物流のおもしろさを感じました」
物流業界の中でもNTTロジスコに惹かれた理由は、同社の先輩との出会いにありました。
「大学の先輩を通じてNTT首都圏剣道部の練習に参加した際、皆さんがいきいきと活動されている姿が印象的でした。その中でNTTロジスコの先輩が仕事の話を熱心にしてくださり、とても良い印象を持ちました。
さらに、内定を受諾する前に就職活動の悩みや迷いを人事や営業担当の方に話したところ、会って相談する機会を設けてもらい、この会社なら安心して働けると確信しました」
※1 Third Party Logistics(サードパーティ・ロジスティクス)の略で、荷主でも運輸会社でもない第三者である物流企業が、荷主となる企業の物流業務を一括して受託する物流形態のこと
※2 3.5PL®事業とは、お客さまの「物流戦略の策定(4PL事業)」から「実際の物流運営(3PL事業)」までのサプライチェーンに関わるさまざまな課題を解決するNTTロジスコ独自の事業モデルのこと。詳細はこちら
物流センターでの研修期間中に、コロナ禍の需要増加に直面。未経験からの挑戦と成長
NTTロジスコに入社後、榎本は2年間物流センターで勤務します。
「物流業界の基礎を学ぶため、実際の物流現場を自分で体感しながら知識と経験を積みました。研修期間中は千葉物流センターに配属され、現場リーダーとしての役割を担いました」
榎本にとってとくに印象に残っているのは、現場での改善活動への取り組みです。
「今ある現場に手を加えることで、コスト削減や品質向上を図りました。試行錯誤を重ね、自分の手で改善を実現したり、チームで成果を出したりする過程に大きな達成感を覚えました」
研修では、1年も経たないうちに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という大きな試練に直面しました。
「コロナ禍ではとくに通信販売の需要が増加し、通常とは異なる物量への対応を経験しました。毎日毎日、どうしたらリードタイムを短くして早く出荷できるのか、どうしたらこの人数・配置で生産性を保てるのかを悩みながら、現場で実践していくという繰り返しでした」
そんな中で支えとなったのが、職場の先輩の存在です。
「千葉物流センターに配属された1つ上の先輩が同じ現場で一緒に働いており、常に相談に乗ってくれて、的確なサポートをしてくれました。
ほかにも、励ましの言葉をかけてくれたり、悩みに気づくと率先して声をかけてくれたりと周囲に恵まれ、入社当初から変わらない温かい社風を実感しています」
この研修期間で得た経験は、現在の業務にも大きく活かされています。
「物流センターには、パートの方から正社員まで多様な方々が働いています。一人ひとりに合わせて説明の仕方を工夫し、どうすれば理解していただけるかを常に考えながら働いていました。こうしたコミュニケーション能力は、現在の全社的な施策を展開する場面でも役に立っています。
また、剣道の経験も大きな支えになっています。剣道は個人競技だと思われがちですが、チームとして勝利をめざす側面も大切です。人と一緒に目標に向かって力を合わせる経験が、さまざまな立場の人と協力して物流の課題を解決する現在の仕事に非常に活きていると感じています。入社後は、自分のアイデアだけでなく現場での実現可能性をより深く考えるようになり、成長を実感しています」
成果が形となり、目に見える──私が感じる物流の魅力
研修後に配属されたLIOスマートデザイン部門で、榎本は現在、全社的な品質向上という重要な役割を担っています。約20拠点ある物流センターで働く数千人規模の社員がいわば「お客さま」となる環境の中、榎本は剣道で培ったチームワークを活かし、これら多くの社内の「お客さま」との信頼関係を築きながら、施策を推進しています。
「主な仕事は、全国の物流センターに高品質で安全、低コストの物流を提供するための改善・標準化ですNTTロジスコが蓄積してきた知識を体系化したLGPS(※3)という手法に基づき、進めています。
とくに印象に残っている取り組みとして、全物流センターへの5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の定着があります。物流センターでは5Sができていないと品質も安全も保てません。
そこで1~2年前に、各拠点間で相互にチェックし合う施策を実施しました。どの物流センター同士でチェックを行うか、どういった項目をチェックするかを考えました」
携わった施策により現場が変わっていく様子に、榎本はやりがいを見出しています。
「第三者の目で見ることで新たな気づきが生まれ、現在では90%以上の拠点が最高レベルのAランクを獲得するまでになっています。最初はこの施策に前向きでなかった方から『ぜひ取り組みを続けてほしい』と言われた時はうれしかったですね。
このように自分の提案が成果に結びついて目に見えることはとてもやりがいがありますし、物流の魅力だと思っています」
同僚から「愛され力が高い」と評される榎本。その力は日々の小さな支援活動で築き上げられています。榎本は物流センター間の連携を深めながら、拠点を越えた協力関係づくりにも心を配っています。
※3 Logisco Production System(ロジスコ生産方式)の略で、トヨタ生産方式(TPS)をベースとし、従来のPDCAサイクルによる業務運営にS(Standard:標準化)とT(Training:人材トレーニング)を加えたNTTロジスコの独自のメソッド
ワークライフバランスの取れる職場で、仕事も剣道も充実させる
榎本は、当社の特徴について次のように語ります。
「物流会社としての魅力は、改善提案力、構築力にあります。それぞれのお客さまに合った最適な物流提案ができることが大きなアピールポイントです。
また、ワークライフバランスの充実も特徴として挙げられます。私は週に2回ほど、NTTグループの剣道部で活動していて、全日本実業団での準優勝や関東実業団での3位入賞などの成果も残すことができました。
フレックスタイム制度を活用することで、平日の練習参加も可能です。他の部員の皆さんも、仕事もきちんとこなしながら、練習にも真摯に取り組んでいて、メリハリのある活動ができています」
今後のキャリアについて、榎本は展望を次のように描きます。
「現在のLGPS施策をしっかりと継続しながら、将来的には経験を活かしてお客さまへの提案業務にも携わっていきたいと考えています。そのため、人事の育成部門に調整してもらい、新入社員向けの1年間の研修プログラムにも関わっています。
ここで自身が経験していない物流の設計・構築スキルを学びながら、将来のステップアップにつなげたいです。そして、仕事はもちろん、剣道や他の趣味もさらに充実させていきたいですね」
そう笑顔で語る榎本から、最後に学生へ向けてメッセージを送ります。
「物流は設計・構築して終わりではなく、絶えず改善を続けていくことがミッションとして求められます。課題をしっかりと見つめ、解決方法を組み立て、目標達成に向けて努力できる方を歓迎します。ぜひ一緒に、より良い物流の実現をめざしていきましょう」
※ 記載内容は2025年3月時点のものです
