「おぉ!」と驚くその顔が証明する、ものづくりの意味と価値
おっとりとした中山の雰囲気が、相手の心を優しくときほぐす。弾んだ会話から、いくつかの課題解決の糸口が見つかった。
中山が思い浮かんだアイデアをクライアントに提案すると、「おぉ!」と喜びの声が返ってくる。その反応が、中山の技術者魂をいっそう熱くさせる。
「ただシステムやサービスを言われた通り作ることが私の仕事じゃない。感動してもらえないものを作っても意味がない。
オープンソースの利用やノーコード開発などさまざまな技術を組み合わせ、斬新で画期的なプロセスを提案したい。それが私のミッションだから」
そう話す中山の顔は明るい。2023年4月に発足したiSS事業部 事業戦略部 事業推進チームのリーダーとして、クライアントの人事や労務、申請業務のシステム開発に携わっている。
昨今の働き方の多様化に対応するためには、複雑化が進む各種業務プロセスをITの力でデジタル化することで人の労力を減らし、自由に使える時間を増やせるかが目下の課題だ。煩雑な事務処理などに縛られていた時間を解き放ち、働く人の個性や能力が輝く時間へと変えたい。
日々進化し続けるデジタル技術には無限の可能性がある。中山は、「まだまだ知らないことばかり。だからこそ、この仕事はおもしろい」と目を輝かせる。未経験で飛び込んだITの世界。その楽しさを教えてくれたのはNTTデータ ウェーブだった。
熱意があれば何とかなる。エンジニアに見出した仕事の楽しみ
大学は理工学部に入学し、物理学を専攻した。物理の方程式を紙に書き出して計算する日々は、ITとはほど遠い世界。就職を考えた時に、漠然と中山の脳裏に浮かんだのは、新しいことへの挑戦だった。
「仕事選びの根底には『ものづくりに関わりたい』という幼いころから変わらない気持ちがありました。いくつもの企業やメーカーの面接を受けていく中で、巡り会ったのがNTTデータ ウェーブでした。
正直、熱意はあるがITは素人。そんな私に声をかけてくれたNTTデータ ウェーブで新しいことに挑戦したいと思えた。そのことに無性にワクワクしたんですよ」
入社とともに、先輩から実践レベルのITスキルをイチから叩き込まれた。少しずつできることが増えていくと同時に、ITのおもしろさに気づいた。
「バグというバグはないんだ」。当時の上司から教わった言葉が、今も中山の耳に残る。
「どんなバグ(プログラムの不具合)も、突き詰めていくと必ず原因がある。不具合が起こる理由を一つひとつ潰していけば必ず答えがある。謎解きのような、推理小説のようなおもしろさを感じた」
気づけば入社15年(2023年12月現在)。いくつものプロジェクトの技術支援を任されるようなエンジニアになった。
お互いを知ることで得た、大切な気づき
エンジニアとしてはもちろんのこと、人として大切な成長の機会にも恵まれた。
NTTデータ ウェーブの下で、着実にキャリアを積み上げていった中山。入社10年を過ぎたころ、ベトナムでのオフショア開発のメンバーを任され、同僚3人とともに中山は海を渡った。一つのアパートを借りての2週間の共同生活。それぞれが持つ考え方や価値観の違いに気づかされた。
「よく『人それぞれ』と言いますよね。その言葉の意味はわかってはいたものの、本当の意味では理解できていなかったことに気づきました。洗濯物の畳み方ひとつとっても、人それぞれ。仕事の進め方だってそう。些細なことでよく言い争いになりました。
でも、少しずつお互いのやり方や考え方を認め始めてからは、以前よりもずっと仕事がしやすくなりました。自分のやり方と違ってもいいじゃない。そんなやり方もあるんだ。そう思えるようになってからは、気分良く仕事できるようになりました」
アップデートされた価値観のおかげで、これまで以上に仕事もプライベートも中山の世界は広がった。
Small Start, Quick Win──やってみることからすべては始まる
新たな人との出会いは、新たなアイデアを運んでくる。
事業推進チームのリーダーを担う中山にとっても、現職は新たなチャレンジだ。入社以来、真っ直ぐ技術開発の道を歩んできた中山にとって初めてとも言える“セールスエンジニア”としての仕事も担っているからだ。
「これまではエンジニア同士との仕事が中心でしたが、今はクライアント先を訪ね、課題解決に向けた打ち合わせに同席しています。さすがに、商談や契約の細かい部分はチームのメンバーに任せていますが、利益やコストなども意識しながらサービスを提案しています。
クライアントの悩みに耳を傾ける中で感じるのは、正直まだまだITを活かしきれていないということ。その分、NTTデータ ウェーブにできることはたくさんあるということ」
事業推進チームのスローガンは「Small Start, Quick Win」。まずはやってみる、そして成功を積み重ねていこうという意味だ。
何をもって成功か、その判断基準も人それぞれ。中山にとっての成功とは、「えっ!」と驚き「おぉ!」と喜ぶクライアントの顔に他ならない。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです

