Notionの成長を支えるミッションとバリュー、そしてそれに共鳴するメンバーたち
サンフランシスコに本社を置くNotion Labs, Inc. が提供するプロダクト“Notion”は、あらゆる情報をオールインワンで管理し、各ユーザーが柔軟にカスタマイズ可能なSaaSツールです。全世界のユーザー数は3,000万人以上。2021年9月から翌年の同月までに新規開設されたワークスペースが約3倍と、いまもユーザー数は急増中です。
「Notionは、チームがより早くより質の高い仕事を実現するためのプラットフォームで、われわれはこれをコネクテッドワークスペースと呼んでいます。
特徴は大きく3つあって、1つめがオールインワンであること。ドキュメントやプロジェクト、To Doの管理から、知識をストックして情報共有やコミュニケーションを円滑にするWikiのような使い方まで、すべてを1箇所で管理できるのが特徴です。
2つめがカスタマイズ性の高さ。チームや業務に合わせて、ノーコードで自由に調整することが可能です。
そして3つめが、愛されるプロダクトであるということ。個人からスタートアップ、大企業まで、組織の規模を問わず、またオン/オフに関係なく、あらゆる方々にあらゆる場面で使っていただいています」
Notionが掲げるミッションは、“Making Software Toolmaking Ubiquitous(誰もが思い描いたソフトウェアを自由自在に組み立てることができれば、世界はより多くを実現できる。そんな世界をユビキタスな現実にすること)”。
あらゆる人がソフトウェアを身近な道具として使いこなせるような、いわば“ソフトウェアの民主化”ともいうべき未来をかなえるために、組織として大切にしていることがあります。
「Notionには、“私たちはミッションのオーナーである・私たちはペースセッターである・私たちは真実の探求者である・私たちは思いやりがあり率直である”という4つのバリューがあります。
バリューとはそもそも、“正しい/正しくない”を客観的に判断するものではなく、時代やライフサイクルの中で絶えず変化していくもの。まさに現時点において、われわれとバリューを共有できる仲間を集めることを大切にしています。
その一環として、当社では選考時に、さまざまな状況や過去の経験、過程に関して率直な意見交換を行うバリュー・インタビューなるものを実施。営業やマーケティングなど、専門分野で活躍できるだけのスキルセットを備えるだけでなく、バリューにマッチする方をお迎えしています」
ミッションを実現するにあたってNotion Japanがめざしているのは、日本で最高のスタートアップをつくること。“Building Notion”を合言葉に、メンバーらがオーナーシップを持って仕事に取り組めている理由を西はこう説明します。
「一人ひとりがパッセンジャーではなくドライバーとなり、それぞれが新しい会社をつくるための原動力になりえているのは、メンバー個人の想いがなんらかのかたちでNotionがめざすものと交わっているから。パーソナルなパーパスと組織のパーパスとが互いに響き合うからこそだと思っています」
留学、転職を経てNotionへ。ミッションへのアラインメントが入社の決め手に
人とネットワークを介してコミュニティを形成し、コラボレーションが生まれていく過程に強い関心があると話す西。そう考えるに至った原体験が学生時代にありました。
「ビジネスに関心がある他の大学の方たちと集まってディスカッションしたり、社会人が主催するイベントを手伝ったりする機会に恵まれました。異なる分野の方と意見交換や交流する楽しさをそこで初めて知れたと思います。
また当時、福岡県が県内のブロードバンドサービス普及とIT化促進を図る目的で、地方自治体としては初めて、“ふくおかギガビットハイウェイ”の運用を開始していました。ことあるごとに東京との距離感を感じていたので、物理的な隔たりを無意味化しようとする取り組みに胸を躍らせたのを覚えています」
西が就職活動をしていた2000年代は、高速インターネットの供給が始まった時期。デジタル技術によって世界が大きく変わろうとする気配に導かれるように、コンピュータネットワーク機器のトップベンダーに入社しました。
入社後、アカウントマネージャーとして大企業を担当した西は、年次を重ねてプロジェクトの上流を担う顧客を相手にするうちに、より戦略的な仕事に関心を持つように。やりたい仕事をするにはMBA取得が近道と考え、オランダへ渡ります。
「社内にも外国人社員がいたとはいえ、日本以外の世界にどっぷり浸かったのはそれが初めて。さまざまな文化や考え方を持つ学生らと英語でディスカッションする中で、どうリーダーシップを発揮していくべきかを学べたことは大きかったと思います。
ファイナンスやアカウンティングといったビジネスの基礎知識が得られたのも収穫でした。いまも社内の関係者と話すときなどに役に立っています」
帰国後、西はビジネス特化型SNSを運営する外資企業に転職。そこで初めて日本法人の立ち上げに参加することになります。
「立ち上げに関わることは、1社目にいたころからの念願でした。ちょうど始動しようとするタイミングで、営業としては1番目、全社では5番目のメンバーとして入社しています。その企業を選んだのは、留学先のオランダでの知名度がとても高く国内でも成長が期待できると考えたからでした」
そこで7年ほど勤め、組織の成長を間近で感じますが、やがてハイパーグロースを経験したい思いに駆られるようになったという西。その後、仕事の一環で訪れたコワーキングスペースが放つエネルギーに惹かれ、その運営企業に転職。そこでも日本法人の立ち上げに携わったほか、最終的に営業全体を統括するなど、ワーキングスペースを普及させるためのプロダクト開発などにも関わりました。
留学をはさんで西は3つの企業を経験。キャリアを重ねる中で、人生をかけて取り組むべきことが徐々に明確になっていったと言います。
「オランダ留学時、経済力のある国として日本はとても高く評価されていました。しかも日本から来たというだけで自分までリスペクトされ、そこで初めて日本人としての意識が芽生えるようになったんです。
革新的な技術や取り組みを日本に紹介し国内の生産性を高めることで、グローバルな競争力の向上に貢献したい——日本のナレッジワーカーの生産性の低さが社会問題となる中、それがいまの私のライフミッションになっています」
西には、ビジネス・プロフェッショナルとして大切にしてきたことが2つあります。1つは、常に変化の中心に身を置くこと。もう1つが、常に挑戦し続けることです。
「2社目の創業者の著書の中に、めまぐるしく社会が変化する中で最も有効な生き方とは、その変化の渦の中心に身を置くことだという主旨の一節があります。あえて変化の真ん中に身を投じることが、エキサイティングな人や出来事、プロダクトとの出会いにつながるという考えを軸にこれまでキャリアを歩んできました。
また、オランダで『What do you want to be remembered for?(あなたは死後、人々にどう記憶されたいですか?)』と問われたことがあり、『あいつはいつもチャレンジしていたね』と言われたいとそのときに思ったんです。以来、物怖じせず挑み続けるスタイルを貫いてきました」
そんな西がNotionと出会い、その一部となったことはとても自然なことでした。当時の経緯をこう振り返ります。
「前職時代に同僚だったCOOのAkshayから、Notion Japanの立ち上げをやってみないかと声をかけてもらったんです。外資企業が日本法人を立ち上げる際にすべきことはすでに経験して知っていたし、自分なりの考えもあったのですぐに興味を持ちました。
何より大きかったのは、Notionが掲げるミッションを国内で達成できれば、日本の生産性を高めて世界競争力を向上させるという自分のライフミッションも実現できると考えたこと。高いレベルでのミッションへのアラインメントがあったことが入社の決め手となりました。
もちろん、デザインやUXのカスタマイズに没頭して夜を明かすほど、以前からNotionが提供するプロダクトの大ファンだったことが重要なのは言うまでもありません」
ビジネスパーソンとしてのマインドセットを変えた“クラフトマンシップ”
2020年9月に日本1号社員としてNotionに入社した西。いまも忘れられない出来事があります。
「入社してまず、利用している理由や使い方について日本のユーザーに対してヒアリングを実施したところ、皆さんがとてもNotionを身近に感じていて、好意的に応じてくれたことが記憶に残っています。
また、アンバサダーの方々がYouTubeやTwitter上で自主的にNotionに関する情報を発信してくれているのを見て、これほどまでに多くの方から愛されているのかと感心したものでした」
また入社後、西がとても驚いたことがありました。ユーザーへのヒアリング結果を本社に共有したときのことです。
「日本のユーザーに関する情報への関心度がとても高く、しかも情報を共有してから機能や不具合が改修されるまでのスピードが驚くほど速かったんです。私のようなビジネス側にいる人間にとって、ユーザーからのフィードバックがプロダクトに反映されず放置されたままだとストレスを感じるものですが、Notionにはそれがありません。
『こうだったらいいな』が『こうなりました』へと転じるサイクルが速ければ速いほどユーザーは盛り上がるし、それを受けて社員も盛り上がるもの。とても良い循環ができていると感じました」
入社以来、Notion Japanを牽引してきた西。組織が掲げるミッションにフルコミットし、これまで以上にオーナーシップを持って仕事に取り組むことができていると言います。
「ユーザーからのフィードバックには真剣に耳を傾けるし、新機能がリリースされれば自分ごとのようにうれしいと感じます。どんな方にジョインしてもらいたいとか、メンバーにどんなふうに働いてもらいたいとか、まるで自分が立ち上げた会社を運営しているような気持ちです。
ミッションやバリューはもちろん、プロダクトに愛着があること、日本のチームやユーザーに対する本社側の姿勢など、Notionのすべてがいまの主体的で前向きなマインドに影響していると思います」
そんな西が考えるNotionの最大の魅力は、Global/Japanを問わずトップタレントが集まっていること。さらにこう続けます。
「どんな方と一緒に働くかで、人生やキャリアが大きく左右されると思っています。いまNotionに在籍しているのは、SaaS業界のトップランナーたち。いろいろな学びが得られるところに大きな魅力を感じています」
いまこそ原点回帰を。ユビキタスな世界の実現に向けて
Notionはスタートアップからスケールアップへと成長していくフェーズにあります。急激な規模拡大を目前にして、同社の将来を次のように展望します。
「いまこそ原点に立ち帰るべきとき。ミッションとして掲げる『Making software toolmaking ubiquitous.(誰もが思い描いたソフトウェアを自由自在に組み立てることができれば、世界はより多くを実現できる)』の実現に狙いを定めて、堅実に組織を進化させていきたいと考えています。
そして近い将来、カフェやコワーキングスペースで誰もがNotionを使って作業し、『Notionでやっといたよ』といった会話が飛び交っていたり、スタートアップから大企業まで、あらゆる組織でイノベーティブなビジネスにNotionが役立てられていたり。そんなユビキタスな世界が現実のものとなることを思い描いています」
Notionがこれから爆速的成長を加速させていく上で欠かせないのが、新しい仲間です。次なる一歩を共に踏み出してくれる人々に向けて、西はこう呼びかけます。
「われわれが最も重視するのが、ミッションやバリューへのアライメントです。加えて、日本における最高のスタートアップをつくるというNotion Japanのゴールを達成するためには、プロダクトと組織をより良いものとする、“Building”のプロセスを両輪で進めていかなくてはなりません。中心人物となって成長をドライブしていける方の参加をお待ちしています」
※ 記載内容は2023年6月時点のものです
