営業経験が活きるユーザー目線の開発──基幹システム更改でめざす業務効率の向上
現在イノベーション推進部プロセス第一チームに所属する今野は、2022年よりスタートした「基幹システム更改プロジェクト」に初期メンバーとして参画し、システム開発に携わっています。
「基幹システムは、当社の業務を統合的に管理する重要なシステム。社員はもちろんのこと、契約内容の確認のためにお客さまが利用することもあります。このプロジェクトでは、分散化し老朽化していた今までの基幹システムを、より利便性の高いものへと刷新し、一本化することで業務効率の向上をめざしています。
2022年度は要件定義を定めるフェーズとして、関連部署と協議しながら業務フローをゼロベースで見直し、新しいシステムに必要な機能や改善点を綿密に洗い出してきました。そして2023年度からは、要件定義書を元に実際の画面開発やロジック設計を行なっています」
社員40人、協力会社のメンバー400人以上が関わっている一大プロジェクトということもあり、チーム編成は細かく分かれています。
「私が所属するプロセス第一チームのほか、第二チーム、システムチームなど、複数のチームが存在し、そこからさらに細分化されています。私は現場経験のある社員として協力会社のメンバー20人ほどをまとめるディレクターをしています。この20人はさらに5つのユニットに分かれており、1ユニットで1画面を開発しているイメージ。つまり私から見ると、常に5つの画面やバッチなどを並行して開発していることになります。
具体的な業務としては、開発スケジュールに沿って関連部署へのヒアリング、設計、開発、テストまでを一貫してディレクションを行っています。5つのユニットを管理しているので、1日に複数の打ち合わせが入るなど忙しい一面も。しかし支えてくれる関連部署や上司、実際に開発を進めてくれる協力会社のサポートもあって、着々と進んでいるのを感じます」
もともとは営業職としてフロント業務を担っていた今野が、このプロジェクトに入ってから大切にしていることについて語ります。
「自身がシステムを使う側の立場だったこともあり、常にユーザー目線を意識して開発することを大切にしています。営業職をしていたころ、『どうして同じような申請を何度もしなければならないんだろう』『もっとこんな機能があったらいいのに』と思うことはよくありました。
もちろんコンプライアンスを守るために必要最低限担保すべきことはありますが、うまくバランスをとって、現場の人々にとってできるだけ使いやすいシステムにしていきたいです」
「教わる側」から「教える側」へ。成長の循環を生み出すOJT制度がもたらす価値
就職活動の時期は「長く安定して働ける企業」を求めていたと語る今野。大学で行われた会社説明会をきっかけにリース業界に興味を持ち始めたと言います。
「当時、業界はとくに絞っていませんでしたが、オートリースという仕事について説明を受け、仕事を通じてさまざまな業界の方とお付き合いできること、1人のお客さまと長期にわたって関係を築けることなどに魅力を感じました。中でも日本カーソリューションズは福利厚生がしっかりしていたほか、離職率も低いことを知り、私が思い描いていた『長く働ける環境』を体現していると感じました」
入社後は大手企業に対する法人営業を担う、営業第一部へ配属されます。
「営業第一部では大手企業である一社一社のお客さまと末長いお付き合いをしていくことがミッション。1社あたりのご契約いただいている車の台数も多く、お付き合いも長い企業ばかりなので、信頼関係を損なわないよう、素早く丁寧な対応をすることを心がけてきました」
入社早々の配属にプレッシャーもあったと語る今野ですが、さまざまな教育制度が成長を支えてくれたと言います。
「入社当初、右も左もわからなかった私を救ってくれたのは、当社のOJT制度。一回りほど上の先輩がついてくださり、社会人としての基礎・基本から、車の知識、業務内容まで仕事に必要なことは一通り教えてくださいました。先輩の仕事ぶりを身近で見ることもでき、仕事のイメージもつきやすかったです。
私自身、その2年後に新入社員のOJTを担当することになったのですが、先輩に優しく教えてもらった分、自分も精いっぱい教えようと懸命に取り組みました。後輩からさまざまな質問を受ける中で自分も学ぶことが多く、『いい循環だな』と感じています。
そのほか、夏期セミナーや当社独自の資格試験『オートサービス検定』などがあり、学ぶ意欲を持つ人が成長できる環境がたくさんそろっていると思います」
複雑と言われるリース業の事務作業もミスなくこなし、自分の「得意」に気づきはじめた今野。2020年には若手社員対象の社内表彰「ベストホープ賞」を受賞します。
「コロナ禍で車両の納期が遅れがちだった際に、社内のメンバーとこまめに連絡をとりあい、お客さまに代替車種への変更をご提案して無事に納期通り車を届けることができました。この案件を機に社内の賞を受賞したほか、お客さまとの信頼関係が深まり、新規案件獲得にもつながったのがうれしかったですね」
営業から開発へ、「一から学ぶ」決意。異なるフィールドで見出した自身の可能性
営業第一部で3年間経験を積んだ今野は、2021年に東京営業部へと異動。同じ営業職でありながらお客さま層が変化したことで、心がけることも変わったと言います。
「東京営業部はリテール営業が中心で、お客さま1社あたりのご契約台数が少ない分、担当させていただくお客さま数が多いことが特徴でした。そのため一人ひとりのお客さまとじっくりコミュニケーションをとる時間が少ない中で、いかに信頼関係を築いていくかという難しさを感じましたね。少ないタッチポイントでも、お客さまの情報を詳しく把握し、よりよいご提案をしていくことを心がけました。
また新規のお客さまにごあいさつをさせていただく機会が多いことや、中小企業をお客さまとすることから企業の社長と直接関わる機会が多いことも新鮮でした」
2つの部署で営業経験を積み、さまざまなことを学びました。
「私はもともとどちらかというと大雑把な性格だったのですが、リース業では1つの誤りが大きな損失につながることもあるため、だいぶ慎重になったと感じています。また、幅広いお客さまと関わる中で『どんなお客さまにも一番に相談していただける存在になりたい』と思えるようになりました」
営業として存分に成長した後、2022年には現在所属するイノベーション推進部へ配属されます。
「私は基幹システム更改プロジェクト発足時からいる初期メンバーなのですが、同時期に配属されたメンバーは皆なんらかのスペシャリストばかり。初めは『このメンバーの中でなぜ自分が選ばれたのだろう』と正直不安な気持ちでいっぱいでした。
しかし、他の社員が日々頑張って積み上げている資産を投資して開発していくわけですから、みんなに納得してもらえるようなよいシステムを作りたい。そう思い、決意を固めました」
異動したばかりの時は開発に関する知識がまったくなく、「一から調べて身につけた」と語る今野。自力で知識を得ながら、自身の業務を全うしようともがいてきました。
「自分が経験したことのない業務の画面開発にも携わるため、しっかり予習してから関連部署の方のヒアリングに臨むことを重視しています。とくに大切にしていることは、『言われたまま』を形にするのではなく、自分の頭でよく考えて形にすること。ヒアリングで聞いたことやイノベーション推進部としての方針を踏まえて、常に自分なりにベストな形を模索しています」
多様な経験が織りなす「キャリアの宝箱」。主体的な行動を重視し次の挑戦を見据える
イノベーション推進部に異動して2年。今野は営業職とはまた違ったやりがいに顔を綻ばせます。
「点と点の知識を自分の中で線としてつなぐことができて、他部署との折衝の中でアウトプットした結果、感謝の言葉をもらえましたし、まったく知らなかった業務を上流から下流まで理解した上で開発画面に落とし込めた時、頑張ったかいがあったと感じます。
また業務を通じて自分が成長したと感じる瞬間は、自分の意見を持ち、主体的に行動できた時。開発担当者として常に自分の意見が求められるほか、他部署との話し合いにおいては、目上の方に意見しなければならないことも少なくありません。しかし業務効率を高めるためにも、できないことはうやむやにせず『できません』と伝えた上で代替案を出せるように心がけています。
幸い、当社は社員間の風通しがよく、困った時は上司や先輩に相談できるほか、入社年次に関係なく意見が言いやすい環境。より良いシステムを作るためにも、気になることがあればどんどん意見を発していくことを大切にしています」
2026年春には本格運用が予定されている当プロジェクト。目先の目標は、社員にとって使いやすいシステムを確実にリリースすることです。
「プロジェクトとしてはまだまだ課題が山積みで不安になることもあります。しかし、待っているお客さまや社員の人々のためにも、スケジュール通りにリリースできるように全力を尽くしていきたいですね」
プロジェクト完遂後はこれまでの経験を活かして、また新たな分野に挑戦したいと語ります。
「営業経験に続き、イノベーション推進部というバックヤードに関わる仕事を経験できたことは私にとって財産です。これらの経験は次にどんな部署に配属されることになっても活かされると確信しています。
一方で、当社にはまだまだ私が経験したことのない業務があるのも確か。新たな分野にもチャレンジし、当社のビジネスの流れを一通りつかめるようになりたいですね」
日本カーソリューションズ入社以来、数々のプレッシャーに打ち勝ち、成長してきた今野。同社の魅力を語ります。
「当社の一番の魅力は、社員の人々の心の穏やかさ。入社から現在に至るまで、多くの上司・先輩方に支えられてきたからこそ、課題にぶつかった時も『頑張ろう』という気持ちになれました。
また、私が当社で働く上でとくに大切だと思うものは『誠実さ』です。仕事する上で『うそ』はもちろんのこと、不誠実な対応を1つでもしてしまえばお客さまから信頼されなくなってしまいますし、社内での信頼関係も築くことができません。
とくにリース業界は、大きな金額を動かす仕事をしている以上、ミスを極力防ぐこと、そして万一ミスをしてしまった時は速やかに正しく対応することが大切なのではないでしょうか。私もどんな時も誠実でいられるよう、日々努力していきたいです」
※ 記載内容は2024年6月時点のものです
