システム導入と社内のナレッジ共有に従事。大切にしているのは全体を俯瞰する視点
2022年9月現在、私はビジネスコンサルティング第1部に所属し、大きく2つの仕事に携わっています。
1つは、お客様向けのシステム導入を支援する業務です。主にビジネスアナリストとして、どのようなシステムを導入すべきかという構想の策定から、最適な製品の選定、システム導入後の運用改善まで、お客様のニーズに合わせて幅広い領域でサポートしています。
実は、この業務は家づくりに似ています。最初は「家族が団らんできる、温かみのある家が欲しい」といった、お客様のふんわりしたご要望からスタート。次に、そのイメージをもとに、家族団らんのために必要な間取りや、使うべき木材などを具体化し、設計士さんや大工さんが仕事をしやすいように仕様を決めていきます。そして最後に、でき上がったものをチェックしてお客様の要望が叶えられているかを確認します。
ここまでが、私の役目です。お客様と専門家とをつなぐ、通訳のような存在ともいえるかもしれません。
また今年から、もう1つ兼務として、Marketing&Management部でナレッジマネジメント業務にも携わっています。社内のプロジェクト事例と知見の取りまとめや、ナレッジ管理のためのシステム構築などが主な仕事です。
プロジェクトメンバーに立候補したのは、ビジネスアナリストとして仕事をする中で、ある想いを持つようになったから。「担当した案件で得た知見を個人の学びで閉じてしまうのはもったいない。成功事例も失敗体験も含め、社内で共有できれば、お客様に提供できるサービスの品質をよりいっそう高められる」と思っていたんです。
この2つの仕事をする上で大切にしているのは、自身の役目を果たすことに終始するのではなく、プロジェクトを進める上で必要だと思うことに積極的に取り組むこと。
システム導入は、成功率が3〜4割といわれています。前提知識の違いから、お客様とエンジニアの間で意思の疎通がうまく図れなかったために、最終イメージを共有できず、プロジェクトが前に進まない場面を何度も見てきました。
プロジェクトに関わる全員が課題を解決したいと思う気持ちを共有し、時間をかけているのに、結果として努力が報われないと、やりきれない想いがするものです。誰かが間に入れば状況を変えられるのではないか、と思うこともありました。
また、システム構築は、各分野の専門的な知見を集めてひとつのものを作る作業なので、自分の守備範囲だけがうまくいったとしても全体の成功には至りません。
プロジェクト全体を成功に導くには、時に、誰も役割を持たない仕事を、自分の専門領域かどうかを問わず、誰かがやらねばならないのです。だからこそ、必要に応じて専門外の領域を担ったり、全体を見渡して足りない役割を引き受けたりすることを心がけるようにしています。
「ベストな就職先を一緒に考えよう」。寄り添う姿勢に惹かれ、エル・ティー・エスへ
大学時代は心理学部で社会心理学を専攻し、人がものを購入する際の意思決定プロセスについて勉強していました。
その延長線上でさらに学びを深めたいとの理由から、就職活動でも、マーケティングやコンサルティングを手がける会社を中心に探していました。その中で、掲げるミッションに共感できるかどうか、成長フェーズにあるかどうかを軸に会社を選び、見つけたのがエル・ティー・エスでした。
エル・ティー・エスの選考を受けていて感じたのは、“すごく親身になってくれる会社”ということ。人事の方からの、「エル・ティー・エスに入ることが坂口さんにとってベストな選択肢ならうれしいけれど、考えた結果がそうでないなら別の会社に決めればいい。どの就職先が一番いいか、一緒に考えよう」という言葉には驚きました。
そうやって学生一人ひとりに寄り添ってくれる姿勢や、当時まさにこれから成長していこうとする段階にあったことに惹かれて、エル・ティー・エスを選びました。
入社後は、さまざまな業種のお客様の基幹システム導入プロジェクトに携わってきました。関わり方は構想策定のような上流工程のご支援から、システム稼働後の運用支援のような下流工程の支援まで案件ごとに多少異なりますが、一貫してビジネスアナリストとして支援しています。
ただ、ITの知識がまったくない状態で入社したため、最初の半年ほどは専門用語が理解できず、周囲の会話についていけない状況でした。たとえば、議事録を取るのもひと苦労。毎日わからない用語を検索して調べたり、上司に時間を割いてもらって質問したりを半年間繰り返すうちに、ようやく仕事の全体像がつかめるようになっていきました。
社内プロジェクトに参加して取り組んだアジャイル開発。挑戦を後押しする環境で成長
直近でもっとも印象に残っている仕事は、エル・ティー・エス社内のシステム導入プロジェクトです。
プロジェクト管理やナレッジマネジメントのためのシステムを作るにあたってチームを組み、半年間ほどかけて、お客様を支援するときと同じようにプロジェクトを進行させました。
参加のきっかけは、アジャイル開発への興味を社内に向けて発信していたこと。それまでお客様の基幹システム導入案件ではアジャイル開発は一部のみの採用でしたが、「アジャイル開発の手法を社内のシステム導入プロジェクトで試してみないか」と声をかけてもらったんです。
メンバー全員がアジャイル開発には初挑戦でしたが、かねてより関心を持って机上で学んでいた手法を実際に試す機会を得て、とても前向きな気持ちで取り組めました。結果、プロジェクト自体も成功したと思っています。
この経験を活かして、その後はお客様向けのシステム導入支援プロジェクトでもアジャイル手法を採用する案件が出てきています。社内のプロジェクトのようにはいかないこともありますが、社内でのシステム導入時の成功体験がとても役立っていると感じます。
たとえば、うまくいかない場面で、「あのときと何が違うのか」「この要素が足りないのかもしれない」という具合に、考える基準があることでスムーズに改善できたケースがありました。社内に挑戦できる環境があったことは、とても大きかったと思っています。
ビジネスアナリストの仕事は決して簡単ではありませんが、お客様が描いているふんわりとしたイメージが話し合いを進める中で明確になり、やがてシステムとして具現化していく様子を見ていると、大きなやりがいを感じます。
このように話すと、ITやシステムに強い関心があると思われるかもしれませんが、実はそうではないんです。入社当時は、業務寄りのコンサルティングに携わるつもりでいたため、システム導入支援のプロジェクトにアサインされたときは、「自分には向いてないのではないか」と戸惑いを覚えました。それが、実際に仕事に携わる中で、イメージを具現化して仕組みをつくり上げていく楽しさがだんだんとわかるようになり、今に至っています。
メンバーが最大限に力を発揮できる環境こそが、“可能性を解き放つ”近道
社員の考えを尊重し、裁量権を与えて自由にやらせてくれるところがエル・ティー・エスの魅力。とくに、やりたいことや興味のあることを日頃からアピールしていれば、「だったらこの案件やってみる?」と声をかけてもらえるケースが多いと感じます。
また、上司とは1on1で話す機会が毎月あって、「実は苦手な業務です」といった話も気軽にできます。さらには、やりやすい方法を一緒に考えたり、アサインする業務内容の見直しを検討してくれたりもします。
こうした私自身の体験からも、エル・ティー・エスには、「社員が得意なことに取り組んで高いパフォーマンスを発揮してほしい」という想いが浸透していると感じています。加えて、以前同じプロジェクトに参画した方や、普段あまり接点のない他部署の方にもカジュアルに声をかけて相談できる文化がある点もこの会社ならではだと思っています。
私自身、ビジネスアナリストとしてはまだまだ半人前。お客様が描いたイメージを正確に言語化して開発者側に伝え、でき上がったシステムがイメージ通りかをきちんと確認したりするプロセスに、今後ますます磨きをかけていきたいと思っています。
また、お客様が求めるシステムを構築する上で、最適な手法を提案できるスキルを伸ばしていくことも課題の1つです。自分の中の引き出しが多いほどより良い提案につながると考えているので、ウォーターフォール型、アジャイル型、あるいは今後新たに生まれる別のものも含め、あらゆる手段を学んで、自分の武器を増やしていきたいですね。
入社を考えている方にお伝えしたいのは、エル・ティー・エスには良い人がとても多いこと。働く上で人間関係は大きなストレスになることがありますが、私はこれまで社内の人間関係で悩んだことはほぼありません。ひとりで完結する仕事が存在しないことを誰もが知り、周りの人にいかに気持ちよく働いてもらうかを考えられる人が集まっているからだと思います。
エル・ティー・エスには“可能性を解き放つ”というミッションがありますが、それを実現するための鍵となるのは、一緒に働いているメンバーそれぞれが最大限にパフォーマンスを発揮することです。それを皆が理解しているから、おのずと良好な関係性が生まれるのかもしれません。
同じ価値観を共有できていることが、入社以来変わらず、今も私がエル・ティー・エスで働き続ける原動力。この原動力に共感できる方ならきっと、エル・ティー・エスで楽しく働けると思いますよ。

