“より良い仕事”をすることが最優先。いい意味でプライドは持たず、周りを頼る
開発のプロ集団であるCloud Integration事業部(以下CI事業部)のデリバリーチーム。2022年9月現在 、藤巻はこのチームに所属し、主に受託開発案件に従事しています。
藤巻 「直近で携わっている案件は、クライアントが基幹システムを円滑に活用するためのWebシステム開発です。これまでExcel上にバラバラのフォーマットで管理されていたデータを、同一フォーマット、同一システムの中で管理するためのシステムを構築しています。
すでにリリースは完了し、保守運用フェーズに入っています。なので、現在はお客様の要望に応えるかたちで、システム品質やユーザビリティの向上を目的としたシステム改修や追加機能開発に携わっています」
この案件は、マネージャー1名とメンバー2名の、計3人でのチーム体制。チーム内でタスクを分担した後、各人が要件整理からリリースまでワンストップで担当しています。
藤巻 「具体的な仕事の流れとしては、まずお客様との窓口になっている展開チームから要件を聞きます。続いて、要件の背景を確認した上で整理し、要件定義を作成。並行して、開発工数を算出し開発スケジュールも策定します。そのあとは、お客様に説明を行い、要件が確定したら開発をスタート。リリースしたのち、保守運用フェーズに入るという流れです。案件は、数週間で完了するものから数カ月を要する大規模な改修までさまざまです」
フルスタックエンジニアとして、設計・開発・検証の工程を全て網羅しつつ、案件内のタスク管理なども手掛ける藤巻。仕事をする上では、他者を最大限リスペクトし、業務遂行を最優先するために、良い意味でプライドを持たず人を頼ることを意識しています。
藤巻 「私は周りとコミュニケーションを取りながら、調整して物事を進めることに長けていますが、開発能力が秀でているわけではありません。だからこそ、技術領域に関しては自分で研鑽しつつも、より高い技術を持つ人に質問や相談をして『どうすればもっと良くなるだろうか』と議論しながら仕事を進めることを心がけています」
藤巻がもう1つ意識しているのは、「自分の行動が、クライアントや自社にとってどのような価値があるのか」を考えること。
藤巻 「目の前のタスクだけを見ていると、視野が狭くなってしまいがちです。しかし、仕事でステップアップしていくためには、視座を上げ、視野を広く持つことが必要。なので、今の作業にどんな意味があり、相手や自分にとってどんな価値があるのかを常に意識しています。それが、モチベーションの向上にもつながっているんです」
“課題解決”に感じた大きなやりがい。社内外の困りごとに自ら飛び込む
もともと2012年にSIerからキャリアをスタートしている藤巻。約2年の間に、基幹システムへの機能追加開発や組み込み系の案件に携わりましたが、自分のスキルをもっと広げていきたいという思いからWeb業界に興味を持つようになりました。派遣社員としてWeb業界に飛び込み、それから4年間ほどで、Web系のSIer2社を経験。その2社目で藤巻が直面した出来事が、現在のキャリアにつながるきっかけでした。
藤巻 「転職後2社目の会社はHP制作会社でした。当時、社内ではいろいろな困りごとが起きていたんです。所属するチーム内のスケジュール管理がしっかりできていなかったり、チーム間のタスク管理に利用しているExcelファイルの運用が原因で、チーム間にトラブルが生じていたり……。
まずは、チームとして機能するよう、タスク管理とスケジュール調整を徹底することに注力しました。チームとして機能するように立て直して、ある程度信頼を積み重ねたあと、『ボトルネックとなっているチーム間のタスク管理の方法を見直せば、チーム間の連携トラブルを解決できるのではないか?』と当時のマネージャーと部長にタスク管理システム開発を提案しました。
コスト面から自分の提案は通りませんでしたが、部長から代替案として、本社で検討中だったローコードの開発プラットフォームを提案してもらえたんです。要件にフィットするかの検討、社内ヒアリング、設計から実装まで一貫して担当し、結果的に社内の新たなタスク管理システムとして導入できました。抜本的な業務改善が進み、社内の方々に喜んでもらえました」
このことに達成感を覚え、「サービスや開発を通じて、喜んでもらえる機会をもっと増やしたい」と思うようになった藤巻。さまざまな業界のクライアントと直接コミュニケーションを取りながら、課題解決に携われる企業への転職を考え始めます。
藤巻 「エル・ティー・エスでは、お客様から直接案件を受託して開発できると聞いて興味を持ちました。まだ立ち上げ間もない時期だったので、裁量権を持って仕事を任せてもらえる機会が多いことも、自分にとってチャンスだと感じたんです」
また、選考の過程で接した社員の人柄も、入社の決め手の1つでした。
藤巻 「面接を担当してくれた方々は、ざっくばらんに会社のことを話してくれまして、その過程で人柄に惹かれました。実際に話すと、社内の皆さん雰囲気が明るく、人柄が良い方々が集まっているんだなと強く感じています」
2019年に入社した後は、一貫して開発プロジェクトに携わってきた藤巻ですが、クライアントの課題解決と並行して、さまざまな社内活動にも参画しています。その1つが、従業員満足度(以後、ES)向上を目的とした事業部内通貨制度の推進です。
藤巻 「これは、褒めるコミュニケーションを仕組み化したチームワークアプリを導入して、褒め合う文化を醸成しようという試みです。その背景には、社員同士のコミュニケーションが活発になったり、褒められて得たポイントを還元できる仕組みを作ったりすることで、ESが向上するのではという狙いがあります」
ほかにも、中途採用や社内ナレッジ整備にあたって情報の機密性を担保するサニタイズ推進なども担当している藤巻。これらの活動すべてに、自ら手を挙げ参加しています。こうした積極性の原動力は、藤巻の「いろんな角度から社内に貢献していきたい」という想いから生まれています。
個よりも、チーム。目指すのは、メンバーが能力を活かして活躍できる環境作り
入社以来、複数の案件に携わってきた藤巻。その中で強く印象に残っているのが、社団法人の新規事業立ち上げ支援の案件です。
藤巻 「Web制作と会員システムの構築支援から始まった案件でしたが、開発以外に、会員認定証などのデザイン作成も任せていただいたんです。印刷に必要なプリンタ、カードの選定、規約や書類契約対応。他にも、専門業者に問い合わせたり、掛かる日数や費用を調べてクライアントに提示したり。専門外の業務を多く経験できました。
未経験の領域に躓いたりお客様から叱責いただくこともありましたが、『新規事業を立ち上げるにはこんなにも広範囲の業務が必要なのか』と体感した貴重な経験になりました」
仕事の範囲を限定せず、さまざまなプロジェクトに積極的に携わりながら、知見と視野を広げてきた藤巻。今は自分のスキルアップよりも、チームメンバーがそれぞれ持つスキルをどう発揮させていくかを考えています。
藤巻 「前職でトラブルが多かったのは、チームリーダーが抜けてしまった時期と重なります。窓口になって交渉し、メンバーを導ける人がいないと、部門内でも部門間でも物事がうまく進んでいかないことを痛感しました。だからこそ、自分のキャリア形成に必要なスキルは継続して学びつつ、チームリーダーとして個々のメンバーが持つスキルを把握し、それを活かせる環境を作りたいんです」
理想的なリーダーとなるために、藤巻が意識しているのは、“声を掛けやすい存在”であること。
藤巻 「基本的に怒ることはありません。私自身、怖い人が苦手なんです(笑)。メンバーになった方には、私の方から自己開示をするように意識しています。結果的に、聞きづらいことでも『まずは藤巻さんに聞いてみよう』と思ってもらえるように、フラットで距離の近い存在でありたいと思っています」
協調性を持ってフォローし合えるプロフェッショナル集団を目指して
個人として、リーダーとして、スキルアップに励む藤巻。成長機会とコミュニケーション活性化を目的に、勉強会なども企画・開催しています。
藤巻 「自分の意志が会社の目的と合致していれば、やりたいことをやらせてもらえると感じています。勉強会の企画・開催や社内活動への参加ができているのも、エル・ティー・エスにそうした文化があるからです。また、月1回の1on1では、上長が親身になってキャリア相談に乗ってくれます。主体的にキャリアを積んでいきたい方にとって、満足度の高い環境なのではないでしょうか」
今後を見据えて、藤巻は3つの目標を掲げています。
藤巻 「1つ目は、マネジメントの経験を積みつつ、3年後にはプロジェクトの調整、対応もできるプレイングマネージャーとして活躍すること。そのために、今後も継続してクラウドインフラやWebシステム開発言語を学び、フルスタックエンジニアとして研鑽を積んでいきたいです。
2つ目は、社内でハブのような存在になること。CI事業部は開発のプロフェッショナルとして開発領域に特化していますが、社内には、コンサルティングなど他の領域を専門とする部署がたくさんあります。そうした他部署とコラボレーションするとき、『藤巻に相談してみよう』と声がかかるハブのような存在になりたいです。
3つ目は、より良い職場づくりに貢献すること。そのために、今後もES向上を目的とした活動にも積極的に参加していきます」
これまで以上に多種多様なクライアントの課題を解決していくためには、新しい仲間が欠かせません。藤巻が今求めているのは、協調性があり、チームワークを大事にできるメンバーです。
藤巻 「プロフェッショナルであることはもちろんのことですが、周りから『一緒に仕事をしていて楽しい』と思われることも大事だと思っています。仕事でトラブルが起きた際に、フォローし合いたいと思えるような関係性が理想です。
私自身まだまだで、周りの方々から良い影響を受けながら成長している最中です。自律的に行動する姿勢を持っていて、新しいことに取り組む意欲のある方と一緒に働ければいいですね」
自ら学び、高みを目指すだけでなく、周囲の仲間たちがもっと働きやすいと思えるよう、社内活動へも力を入れる藤巻。今後もその強くも温かな人間性で、周囲を巻き込みながら、エル・ティー・エスをさらなるステージへと導いてくれるはずです。

