多彩な事業を手がけるのがJR九州の強み。だからこそ、活躍できるフィールドも広い
──まずは皆さんの現在の仕事内容を教えてください。
喜久里:人事部 勤労課で、健康管理業務を担当しています。健康診断や人間ドック、インフルエンザの予防接種などの施策を運用しつつ、社員の健康を支援するのが私の役割。健康経営に取り組む企業の中でも優良な企業が取得できる、「ホワイト500」の取得をめざした活動も行っています。
島添:私は現在、グループ会社である株式会社JR小倉シティに出向中で、小倉駅に隣接する商業施設「アミュプラザ小倉」の物販店舗の営業や新規店舗のリーシングのほか、売上拡大に向けた販売施策の企画や実行を担当しています。
木須:私は建設工事部 施設課で、建設工事における施工計画や、施工管理のレベルアップに向けた施策の推進に携わっています。安全管理も担当分野のひとつ。安全に工事を行うための教育を行ったり、危険な事例と対策を共有して安全管理を呼びかけたりもしています。
また、建設DXの推進も部内の重要な課題で、ICTなどを建設工事で活用するための仕組みづくりも進めています。
──仕事をする上で、どのようなことを心がけていますか?
喜久里:JR九州には、本社でオフィスワークをするメンバーや、現場で仕事をするメンバーなど、さまざまな働き方をする方がいて、立場や職種ごとの健康課題があります。あらゆるニーズを汲み取れるような施策を推進し、社員一人ひとりがいきいきと働ける職場づくりをめざしています。
島添:出店いただいているテナント様との関係構築にはとくに気を配っています。また、トレンドを取り入れることが大事な一方、東京の商業施設の真似をするだけではうまくいかないことも。商店街とのコラボイベントを実施するなど、地域に密着した企画を積極的に推進しています。
木須:安全に工事を行うためには、「これくらいならいいか」という気の緩みから綻びが出て、事故につながるケースも。ルールが定められた背景をしっかりと理解し、これを周知した上で仕事に臨むことを大切にしてきました。どんな仕事にも周囲との協力が欠かせないため、自分の担当箇所だけでなく、前後の業務にも目を向けるなど、なるべく広い視野を持とうと心がけています。
──いま課題に感じていることや、これから力を入れて取り組んでいきたいことはありますか?
喜久里:私は入社9年目ですが、そのうち3年間は育休を取得していたため、仕事のスピード感や確実性に周りとの差を感じることがあります。でも、育休取得期間は人生においてとても大事な時間でした。このブランク期間を経験として捉え、9年目の社員として期待に応えられるよう努力していきたいです。
島添:専門知識の習得や業界の変遷を学ぶことに注力しています。テナントさまとの信頼関係を構築する上で相手の疑問点や不安な点にいかに迅速にかつ的確に対応できるかが重要だと思うのでこれからも心がけていきたいです。
また定期的に社外の方と意見交換ができる仕事なので常に情報収集のアンテナをはって考え方や働き方をアップデートしていきたいです。
木須:複数の工事現場を統括する立場にいるので、広い視野を持つことの重要性を実感しています。不慣れな分野の担当になっても、十分な準備時間を確保するのが難しく、いかに短期間で必要な知識やスキルを習得するかが問われると思っています。
ありがたいことに先輩方は優しい方ばかり。「自分も教えてもらってきた立場だから」と親身になって教えてくれるので、いま自分が受けている恩はいずれ後輩に返していきたいと思っています。
社員が共有するのは、「九州のまちを元気にしたい」という願い
──学生時代に学んだことと、JR九州を選んだ経緯を教えてください。
喜久里:大学時代は、芸術工学部でインダストリアルデザインや人間工学、まちづくりについて学んでいました。福岡出身なので、地元でまちづくりの企画に携わって九州を元気にしたいという想いがあります。JR九州が九州エリアで大規模なまちづくりを展開している点に惹かれて入社を決めました。
島添:私はデザインに興味があり、文学部で美学美術史を専攻していました。自分が生み出したアイデアや手がけた商品を通して九州に貢献したいという想いがあり、電車の中に地元の工芸品などを取り入れているJR九州には以前から好感を持っていたんです。
そして、さまざまな事業を手がけ、多様な挑戦の機会のある当社に魅力を感じ、入社を決めました。
木須:多くの人の生活を支えたいという想いからインフラに強く興味を持ち、大学では工学部で土木工学を専攻しました。とくに地元に貢献したいと考えていて出会ったのがJR九州。選考過程で話をした社員の方々が皆、「九州のまちをより良くしたい」という高い志を持っていきいきと働いている姿を見て、自分もこの会社の一員になりたいと入社を決めました。
──実際に入社してみて、ギャップはありませんでしたか?
喜久里:男性社員の比率が高いのは確かですが、たくさんの女性社員も活躍しています。プロフェッショナルとして社内で存在感を示す方が多いことがとても印象的でした。
島添:JR小倉シティは、30人規模の小さな組織なので、提案したことが通りやすい風土があります。比べてJR九州は比較的九州の中でも、規模感の大きな会社ですが、たとえば会社の制度で自分のアイデアを事業につなげたり、会社主催のさまざまな研修や資格支援で自分の可能性を広げる・チャレンジする風土があり、良い意味でギャップでした。
JR九州グループ全体で、個人のやる気やチャレンジ精神を形にできる風土だと思います。
木須:「こんな人になりたい」と思える先輩社員がたくさんいたのは、入社前に想像していた通りでした。一方、地域の方の役に立つことの難しさを痛感。入社前には知らなかったことを学びながら、自分がどう貢献できるかを模索しているところです。
たとえば、鉄道利用者が少ない地域もあるため、鉄道以外も含めてどんな事業で地域の方々の力になれるかを考える機会が増えています。
鉄道会社ならではの業務経験も。一歩ずつ成長していまがある
──入社からこれまでに印象的な出来事があれば教えてください。
喜久里:入社してまもなく駅の配属となり、改札やみどりの窓口で業務を行った経験が印象に残っています。知識もスキルも経験も不足していたため、トラブル対応がうまくできず、落ち込んだことがありましたが、そんなときに支えになってくれたのが、駅長や副駅長など周りの方々。
「これは誰もが通る道だよ」と励ましてもらって、ずいぶん心が軽くなったのを覚えています。それ以降、想定外のことが起こっても動揺せず対応できるようになりました。
島添:車掌時代のことがいまでも忘れられません。もともと興味があった分野ではなかったので、戸惑うこともありましたが、貴重な経験を積むことができたと思っています。新しい環境で挑戦するおもしろさも実感できましたし、あらためて自分の適性を知ることもできました。
木須:本社勤務時代に、新駅の設計を担当したときのことが印象に残っています。自治体の皆さんとともに駅や駅前広場の開発計画を立てていくのですが、担当していた場所は予算や立地、期間の条件が厳しく、かなり苦戦しました。
ただ、協議が無事に終わって私が異動するとき、相手側の担当者の方から「無理を言ったこともありましたが、木須さんが誠実に向き合ってくれたおかげで、安心して要求を伝えることができました」と言ってくださったんです。
その言葉をいただけたことで救われました。自分にとってハードルが高いと感じることでも、懸命に取り組めば必ず成果が得られると信じられるようになったと思います。
──これまでのキャリアの中で、とくに成長につながったと思える経験はありますか?
喜久里:2年間、ジェイアールグループ健康保険組合に出向したときのことが思い出されます。北海道から九州まで、JRグループ各社の出向者から成り立つ組織で、当時私はJR九州から唯一の出向者でした。
他社について理解を深める中で、お客さまや地域の人々に喜ばれるユニークな事業を多く手がけている点がJR九州の強みだとあらためて実感できましたね。今後もこの点を重視していくべきだと考えています。
島添:JR小倉シティに出向し、アミュプラザ小倉に携わるようになったことが、大きなターニングポイントに。現在、私がコミュニケーションを取っている方々の9割以上が社外の方々ですが、この経験を通じて、多様な方々との出会いや会話を楽しめるところが自分の長所だと気づきました。
また、テナントを選定する上では、商圏の分析や長期的な出店可能性を数カ月にわたって慎重に考慮する必要があることが学べました。在籍中の3年間で約50区画を担当し、早期折衝で担当店舗の空き区画はない状態となっています。
木須:本社での経験が成長につながりました。たとえば、駅開発のための協議をする際には、担当者である私の発言が、相手にとって「JR九州の回答」になります。会社の看板を背負う責任は重大です。小さなミスも許されないため、十分な時間をかけて回答を準備した後に必ず先輩に確認を取るなど、慎重に進めることを意識していました。
──いまの仕事のおもしろさややりがいを、どんなところに感じていますか?
喜久里:健康管理部門の担当として、直接的に社員の健康に貢献できる仕事に関わっていること自体がやりがいになっています。また人事部は、アイデアを提案すると、「それ、おもしろいね」とポジティブな反応が飛び交い、実現に向けてスピーディーに進む組織です。そうした風通しの良さも仕事のやりがいにつながっています。
島添:販売施策を実行したことでお客さまが増えたり、売上が上がったりすると、大きなやりがいを感じます。たとえばこれまでは、お取り置き金額に応じてお客さまに特典をプレゼントする企画や、テナント様にインスタライブの積極活用を呼びかける施策を発案し、新しいことに挑戦してきました。
自分のアイデアが形になるだけでなく、数字や現場の温度感でお客さまやご出店テナントさまに影響を与えていると感じることができるので自身のモチベーションにもつながります。
木須:駅の設計を担当した際、施工の知識が不足していたために思い通りに交渉が進められなかった経験がありました。現在の部門では、より施工に関する知識を深められる機会に恵まれており、経験が線としてつながりつつあるのを感じています。自分に足りない知識を学べる機会を得られることが、やりがいになっています。
助け合いが根づく職場だから、ライフステージに合わせて多様な働き方が選べる
──今後の展望を教えてください。
喜久里:小さな子どもがふたりいるため、現在は時短勤務を活用して子育てに比重を置いています。職場には男女問わず育休を取得している社員が多く、保育園から呼び出しがあったときも、「やらなければいけないことを教えて。後はやっておくよ」とフォローしてもらえる恵まれた環境です。仕事も子育てもないがしろにすることなく、しっかり両立を実現することがいまの目標です。
島添:商業施設はコロナ禍の影響を大きく受け、現状維持から脱却し、新たな価値を提供できる施設に生まれ変わろうとしています。私も今後は新規事業に積極的に携わりたいと考えているところです。
木須:これからは後輩をサポートする立場になるので、自分が受けて心強かったサポートを後輩にも提供できたらと思っています。また、JR九州が地域と協力してまちづくりを進めるためには、周囲を巻き込みながらさまざまな声に耳を傾け、最適解を見出すことが重要です。
そんな仕事の進め方に長けた先輩にこれまでは憧れるばかりでしたが、今後は自分もそのような存在になれるよう努力したいと考えています。
──どんなところにJR九州の職場の魅力を感じていますか?
喜久里:これまで社内の複数の部署で仕事をしてきましたが、すべてに共通して、産休や育休はもちろん、女性特有の体調不良なども含めて、おたがいを受け入れ、支え合う風土がありました。安心して仕事に集中できる環境があると感じています。将来的に結婚や出産を考えている女性にとって、ライフステージに合わせて長く働き続けられる職場ですよね。
また、JR九州は事業領域が広いため、挑戦するチャンスが豊富です。「自分はこの業務に適性があるかもしれない」と思えるような、想定外の出会いに恵まれる環境があると思います。
島添:私は、「仕事のやりがい=裁量権」だと思っています。JR九州はやりたいことをどんどんかたちにできる会社。やりがいを感じられる方は多いはず。ライフステージに応じた働き方ができるのは、多種多様な事業を手がける当社だからこそだと思います。
実際に働いてみて、「想像以上に仕事が楽しい、辞めたくない」と思ったときは、無理なく続けられる環境がここにはあります。
木須:数年前からフレックスタイム制やテレワークが認められ、働きやすさが向上しました。より良い職場環境をつくるために仕組みを変えていこうという、前向きな姿勢が会社全体に浸透していると感じています。
まだ技術系の女性社員は多くはありませんが、上司は常に私の意見に耳を傾けてくれて、「一緒に変えていこう」と励ましてくれます。ぜひ私たちと力を合わせて、アイデアや要望を出し合いながら、さらに働きやすい環境をつくり上げていきましょう。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです

