西九州新幹線開業を祝う「私たち、かもめ。」プロジェクト。鉄道にワクワクをプラス
私は営業部営業課、宣伝テーブルの課長代理を務めています。宣伝テーブルの主な役割は鉄道キャンペーンの企画・運営、CMの制作、駅構内や車内に飾るポスターの作成などです。
中でもとくに力を入れているのは、より多くの方に鉄道を利用していただくためのキャンペーン企画。ゲームや映画、アニメ、ドラマなどとタイアップをしたキャンペーンを行ったり、地域住民の方が主役になれるような催しを開催したりするなど、毎回知恵を絞って幅広いジャンルのキャンペーンが行えるようにしています。
最近取り組んだキャンペーンでとくに印象的だったのは、2022年の西九州新幹線開業に伴う「私たち、かもめ。」プロジェクト。武雄温泉駅と長崎駅をつなぐ西九州新幹線の開業に伴い、1日限りの「かもめ楽団」を各駅で結成。地元のジャズバンドや和太鼓、オーケストラなどバリエーションに富んだ楽団が各駅のホームで「ハッピーバースデー」を演奏し、みんなで歌を歌うというイベントでした。
「私たち、かもめ。」プロジェクトの成功もあり、2周年となる2023年は「GO WEST」を実施。今度は真っ赤なTシャツを新幹線の切符として販売し、Tシャツを着ている方々を1日新幹線乗り放題に。紙の切符がTシャツになるだけでも、いつもと違っておもしろいですよね。自治体の皆様とも協力し、駅でステージイベントを行ったり、ファーマーズマートの出店をしていただいたりして、新幹線を乗り降りしながらイベントを楽しめるという企画を行いました。
キャンペーンを企画する上でとくに大切にしていることは、鉄道だけを主役にしないこと。鉄道は公共交通機関ですし、世の中にとってなくてはならないものです。一方で、満員電車や遅延、運休などやむを得ないトラブルもあることから、ネガティブなイメージを抱いている方も少なくありません。だから私たちは鉄道だけを主役にしたキャンペーンではなく、鉄道に何か楽しいこと、ワクワクすることを掛け合わせることで、いつもと違った非日常的な楽しさを提供できないかと常に考えています。
会社全体がワンチーム。先輩・後輩関係によって広がる人とのつながり
私がJR九州に入社したのは2008年のこと。決め手は部署を超えた従業員の団結力を感じたからです。就職活動していく中で、企業によっては部署や地域といったグループの中だけでしかチームとして見ていないように感じました。しかしJR九州は説明会でお話を聞いた時から、違う部署の方同士でも仲の良い様子がうかがえて。JR九州としてワンチームで仕事をしている雰囲気が魅力的に映りました。
実際入社してみてよくわかったのは、当社は従業員を部署の所属で見るというより、入社年度で見る社風。「○期だから〇〇さんと同期だね」という形で、自然と人と人とのつながりが生じるので、交友関係が広がっていきます。とくに、当社は入社するとほとんどの人が寮生活になるので、そこで自然と他部署の方とも交流が生まれ、知り合いになっていくのがおもしろいですね。
私の場合、入社後は駅員を経験した後、鉄道事業部にて旅行事業に従事。初めのうちは修学旅行など子どもを対象とした団体旅行の業務を行い、終盤は海外のお客さまを対象とした事業に取り組みました。この時初めて管理職となり、中国人の部下と共にアジア地域諸国で営業活動を実施。その後上海事業所に海外駐在も果たすなど、海外とのつながりが長く続いたのも良い経験だったと思っています。
次に配属されたのは営業部営業課。当社ならではのD&S列車(※)「36ぷらす3」の企画に携わったのが印象的です。5日間で九州7県をめぐりながら車内でお食事や風景を楽しんでいただくという列車で、目的地はお客さまによってそれぞれ。旅の過程を楽しんでいただく、斬新な列車になっています。
このプロジェクトを企画した時、社内のチームメンバーは私を含めてたったの3人。たいへんなこともありましたが、人数が少なくても目標や目的が一致していればできないことはないのだと強く感じました。
※ D&S列車……DESIGN&STORY列車
少数精鋭で作り上げる数々のプロジェクト。1人の小さなアイデアが大きなイベントへ
現在所属している宣伝テーブルのメンバー編成は、私を含めて8人。管理する立場として大切にしていることは、「できるだけ少ない人数で1つのプロジェクトに取り組んでもらう」こと。
私が「36ぷらす3」の企画に携わった時もそうですが、JR九州では少ない人数で1つのプロジェクトを完遂することが少なくありません。実際私たちも案出しから計画、運営・実行に至るまでほとんど1〜2人で行うことが多いんです。私はこの少数精鋭でのプロジェクト遂行にさまざまなメリットがあると感じています。
最大のメリットは、1人のメンバーがプロジェクトのすべてを把握し、責任を持って遂行できること。もちろん人員が必要な時には、他の従業員が一時的にメンバーとして加わりますし、私もサポートします。しかし基本的には1人で作り上げていくので、人間関係や上下関係を気にすることなく、自身の考えを最大限に出せるところが良いと思っています。
私の考えではメンバーが2人いたからといって2倍のアイデアが生まれるわけではないと思うんです。1人の人がいかに自分の仕事に責任を持って、おもしろいものを作ろうと奮起するか。1つのプロジェクトが終わった時に、「あれもこれも自分がやったんだ」という達成感を得られると、その人自身の成長につながると思っています。
だからと言って、チームワークが一切不要ということではありません。プロジェクトを進めていくためには、他部署の従業員や社外の方を巻き込んでいく必要があります。とくに宣伝テーブルの場合には、タイアップをさせていただく他企業の方の協力なくしてはできないこともたくさんありますし、キャンペーンの規模が大きくなればなるほど関係者の数も増えていきます。
そういった方々との出会いや協力体制も大切にしながら、「社内の担当者は自分なんだ」という責任を持って業務に取り組めると、やり切った時の達成感は何物にも代え難いのではないかと思います。
いつでも誇れる仕事をしていたい。仲間や家族に自慢できるようなプロジェクトづくりを
JR九州で働き初めて今年で16年目。私のモチベーションになっているのは、周囲の人々への思い。独身時代は、寮で一緒に暮らす従業員の仲間たちにもっと活躍してほしい、輝いてほしいと思いながらさまざまな業務に取り組んでいました。今は「お父さん、こんな仕事をしているんだよ」と家族に自慢できるような仕事をしたいという思いで業務に取り組んでいます。
これまでの私は、管理職でありながらプレイヤーとしてもプロジェクトに参画し、さまざまなことを成し遂げてきました。これからもそれができるうちは、新しいプロジェクトにどんどん関わっていきたいと考えています。一方で役職が上がるにつれ、一つひとつのプロジェクトに本格的に関わることも難しくなっていくと思います。そのため今後は宣伝テーブルのメンバーそれぞれに自身がワクワクするもの、楽しいと思えるものを作っていってもらえるよう、これまで以上に全力でサポートしていきたいですね。
少数精鋭で大きなプロジェクトに携わらせてくれるJR九州。自身が望めば大きなことに挑戦させてくれるところが、当社の魅力の1つだと思います。そこで私は「推進力のある人」にぜひ入社してもらいたいなと思っています。さまざまなプロジェクトを進めていく上では、自分のアイデアを反対されたり、「そんなことできるわけない」と否定されたりすることもあります。そんな中でも、自分で解決策を見出しながら、逆境に負けず1つのプロジェクトを最後までやり切れる人と一緒に働きたいですね。
自分が考えたほんの小さなアイデアがさまざまな過程で揉まれ、大きくなり、ほかの従業員や協力会社、そしてお客さままで巻き込んだ大きなイベントになる様子は何度経験しても感動します。そして私は自分が「頑張った」「やり切った」と思うイベントは全部成功だと思っています。私たちと一緒に数々の成功体験を積んでくれる人をお待ちしています。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです

