九州の移動と暮らしを支える。異なるフィールドで活躍する3名が語るJR九州での成長
入社年次も所属部署も異なる3人。現在の業務内容について語ります。
牧嶋:私は北九州市にある保線区の施設技術係で線路の保線業務に従事しています。具体的には、軌道テーブルと呼ばれるチームに属して線路を補修したり、レールを変えたりする軌道工事の発注や契約に関わっています。
そのかたわら「大学に行ってみたい」という思いから、社内の制度を活用してオンラインで大学にも通っています。現在はマーケティングや経理、マネジメント理論など経済系の授業を多く受講し、業務に役立てています。
西山:私は2024年5月から新幹線運転士になるための研修を受講し、同年10月に無事免許を取得。現在晴れて九州新幹線の「つばめ」「みずほ」「さくら」を運転しています。
在来線の運転士も経験してきた私にとって、新幹線の運転は違いが多く、学ぶ上でも苦労が絶えませんでした。速度の違いはもちろん、信号が切り替わる仕組みなど根本的な部分がまったく異なります。今でもその違いを混同しないように注意して運転しています。
高野浦:鉄道事業本部、事業統括部に所属し、人事担当として鉄道分野の人員管理や組織づくりの検討などに従事しています。
JR九州の中心事業である鉄道事業を取りまとめる部署ですので、一緒に働く部署の仲間もベテランぞろい。部署に所属する人事担当者は私を含めて2人ですが、さまざまな部署の社員と連携を取りながら、日々業務を行っています。
それぞれのフィールドで活躍する3人が業務において大切にしていることとは。
牧嶋:一番大切にしていることはスピード感です。軌道工事は年間でスケジュールが決まっているので、工事が遅れると後ろがつかえてしまい、協力会社にも大きな迷惑がかかります。
また、緊急時には線路の復旧を急ぐケースもありますので、とにかく日頃から手早く速やかに業務を進めることを大切にしています。
西山:私は長年現場業務に携わってきたなかで、会社の行動指針のひとつでもある「地域を元気に」という言葉を大切に、そして意識することを心がけています。
今は運転士の仕事をしているため、直接お客さまと会話をする機会は少ないのですが、乗り心地のよい運転を意識することで「JR九州を利用してよかった」と思っていただけるよう努めています。
高野浦:鉄道の運行にはとにかくたくさんの人が関わっているので、日頃からコミュニケーションをしっかり取ることを大切にしています。とくにJR九州は高卒入社の若手からベテランまで幅広い年齢層の従業員が活躍しているため、どんな世代の方にも伝わる言葉でわかりやすく説明することを心がけています。
「社会人としての自覚」が芽生えた瞬間。高卒入社社員が振り返る、JR九州での学び
3人は高校卒業後すぐにJR九州に入社。入社のきっかけやこれまでの歩みについて聞きました。
高野浦:就職を考えていた時、学校の先生に「JR九州はどう?」と提案してもらったことがきっかけです。もともと通学でJR九州を利用していたので、なんとなく働くイメージもつき、身近な存在だったことが決め手になりました。
2008年に入社後、6年間は駅業務に従事。6年目にリーダー研修を受講したことをきっかけに部署異動し、以後はさまざまな部署で総務・人事の業務に取り組んでいます。
西山:私は人と話すことが好きで接客業務に興味を持ち、2015年に入社しました。入社してまず配属されたのが、JR九州の駅の中でも最大規模の博多駅。
同期と切磋琢磨できたほか、駅でお世話になった先輩方が、車掌、運転士とスキルアップしている姿に憧れ、私自身も車掌、在来線の運転士を経験してきました。
加えて、九州の名所を数日かけて巡る寝台列車「ななつ星 in 九州」の公募に応募し、無事合格。乗務員としてお客さまと密に関わり合いながら、九州の魅力に触れられたことが私にとって大きな糧になっています。
その後、リーダー研修に参加し、自分のやりたいことを問い詰めた結果、新幹線の運転士に挑戦することを決めました。
牧嶋:「九州を代表する企業に入りたい」という思いから、2016年にJR九州へ入社。もともと高校では電気科に進学していたので、入社後は電気系統に進むつもりでいましたが、研修の際にお世話になった講師が保線専門であったことをきっかけに保線に興味を持ち、この世界に飛び込みました。
保線の仕事はお客さまと直接関わることはありませんが、お客さまが「JR九州=安全」と思って乗車してくださっていること自体が自身の仕事の結果だと思っているので、誇りを持って働けます。
高校生から、1人の社会人へ──入社当初感じたギャップについて、こう語ります。
牧嶋:入社直後に行われた研修は1限から8限まで授業があって、まるで学校のようでした。しかし、配属後上司から「ここは学校じゃない。あなたたちの何気ない1分1秒に給料が発生しているんだよ」と言われた時にハッとして。お金をもらってここにいるという自覚が芽生えましたね。
高野浦:確かに、研修は少し学校のような印象を受けますよね。私は周囲で働く社員の行動から、「社会人らしさ」を学びました。
始業時間にギリギリで滑り込んでくるような従業員はいませんし、食事会などに参加しても次の日の仕事のことを考慮して適度に楽しむ方ばかり。先を見据えてしっかり準備できるところが、学生と社会人の違いかなと思いました。
西山:私は地方で育ったこともあり、入社当初配属された博多駅の規模の大きさにとにかく圧倒されました。従業員の数もお客さまの数もとてつもなく多いので、覚えることが多く苦労しましたね。
とくにお客さまからは鉄道に関することだけでなく「このホテルはどこ?」など近隣の施設について尋ねられることも多かったので、自信を持って答えられるようになるまでに時間がかかりました。
先輩の活躍する姿に魅せられて。リーダー研修生が語る、新たなキャリアへの挑戦と決意
入社4年目から自身が手を挙げて応募できるリーダー研修。3人それぞれが、応募のきっかけや研修を通じて学んだことについて語ります。
高野浦:私がリーダー研修に手を挙げた理由は2つあります。1つめは駅業務を一通り覚えて、「そろそろ違ったことをしてみたいな」と思い始めたこと。もう1つはリーダー研修を修了した先輩方が幅広い業務で活躍しているのを見て、自分もチャレンジしてみたいと思ったことです。
リーダー研修では、経営層からの特別講義や本社での実習など日頃経験できないことを経験させてもらい、会社のことをより深く学べました。研修期間を修了して、明確に何かができるようになったわけではありませんが、「リーダー研修生」という意識が芽生え、何事にも積極的に取り組めるようになったことが大きな収穫でしたね。
西山:「ななつ星 in 九州」の乗務員をしていた頃、ワインなど飲料に関わる知識の習得や語学のスキルアップに励む先輩の姿を見て「自分も視野を広げ、何かに挑戦していかなければ」と思い、応募しました。
研修では会社のトップとして活躍する経営層や役員の講義をたくさん聞いて、仕事に対する思いやそれぞれのリーダー像、JR九州で歩めるキャリアを学ぶことができました。話を聞いていくうちに、「自分は次のステップとして新幹線の運転士に挑戦したい」と決意が固まりました。
牧嶋:私の場合、正直自分の意思ではなく、上司からの「受けてみたら?」という提案をきっかけに応募し始めたので、初めのうちはなかなか合格できなかったんです。
しかし、同じ職場に一期上のリーダー研修生が入ってきて、その人の姿を見ていたら「こんなふうになりたいな」と思えて。6回目の受験で合格することができました。
研修に臨んで一番に驚いたのが、周りの研修生の意識の高さ。チーム内のリーダーを決める時も「やりたいです!」と手を挙げる人が多く、「消極的な気持ちでいたら置いていかれるな」と危機感を覚えました。また3カ月間の研修の中で優秀なメンバーたちと絆も生まれ、本当にいい刺激になりましたね。
「誠実」「成長と進化」「地域を元気に」3つの行動指針が導くJR九州の無限の可能性
社員の可能性を広げるさまざまな制度が用意されているJR九州。「使える制度はどんどん使ってほしい」と高野浦もエールを送ります。
高野浦:制度の活用って目的ではなく、手段だと思っています。「これからどうなりたい?」と聞かれた時に、「事業を積極的に引っ張っていける人になりたい!」というのであればリーダー研修がお勧めですし、「新しい事業を立ち上げたい!」というのであれば新規事業提案制度である「未来創造プログラムHIRAMEKI」をお勧めします。
牧嶋のように制度を使って大学やビジネススクールに通うような選択肢もあるので、とにかく自分の思い描くキャリアに必要な制度を活用してほしいですね。
志高く活躍する3人が今後の展望や高卒で就職をめざす方へのメッセージを語ります。
牧嶋:私は来年から大学3年生に編入し、2年間業務をお休みしてまちづくりなどに関する勉強をする予定です。大学卒業後にJR九州を通じてまちづくりに貢献できるよう、リーダー研修で培った積極性を胸に頑張ります。
JR九州は本当に幅広い事業を展開している企業なので「やりたいです!」と手を挙げることができる人ほど活躍できます。ぜひ、チャンスをものにして活躍していただきたいですね。
西山:「ななつ星 in 九州」の乗務員をしていた時に「九州って魅力がたくさんあるな」と身に沁みて感じました。今後は現場を離れて、九州の魅力を発信できるような企画に携わっていけたらいいなと思っています。
今就職を考えている方には、「やりたいことが決まっていなくても大丈夫だよ」と伝えたいですね。私自身、入社当初はやりたいことが不明確でしたが、活躍する先輩の姿を見たり、研修に参加したりする中でやりたいことが明確になっていきました。入社してから考えることもできるので、ぜひ悩みすぎずトライしてほしいです。
高野浦:人事業務など社内での仕事を長くしてきましたが、いずれは原点回帰ということで駅長業務をやってみたいなと思っています。駅にいると、鉄道や駅を起点にその地域を盛り上げることができるので、私も必要なスキルを身につけた上ですてきな駅づくり、まちづくりができたらうれしいですね。
JR九州グループには「誠実」「成長と進化」「地域を元気に」という大切にしている3つのおこないがあります。安全が欠かせない鉄道業務を基盤にしているため、誠実であることは大切ですし、前述のように制度を活用すれば成長や進化も期待できます。
そして何より九州地域を代表する企業として、地域の元気こそがJR九州の発展にもつながると思っています。こういった理念に共感できる方にぜひ興味を持っていただけたらうれしいですね。
※ 記載内容は2024年12月時点のものです

