当社は、多様な人材が自律的に活躍できる職場づくりに向け、DE&Iの観点から制度や環境の整備に取り組んでいます。
今回は、他者の痛みに想いを巡らせ、働きやすい職場とは何かを考える「生理痛体験イベント」を運営した、DE&I推進室担当者Mさんに開催の背景と当日の様子についてお話を伺いました。
目に見えにくい多様性
ダイバーシティ(多様性)とは、個人や集団が持つさまざまな特徴や属性の違いを指し、「人は皆、違う」という事実を前提に、さまざまな考え方、生き方があることを認識し受け止めようということです。それぞれのメンバーが発揮するパフォーマンスを最大化するためには、互いの違いを尊重することが必要不可欠です。なお、多様性には、体質や持病、痛みの感じ方など、目に見えにくいものも数多く存在します。
そこで今回は、目に見えにくい「痛み」がさまざまであることを知ってもらうために、「生理痛体験イベント」を企画しました。生理痛体験を通して、「他者の痛み」について考えを深めていただくことを目的としました。
本人にしか分からない痛みを疑似体験
当イベントは、生理痛VR体験デバイス「ピリオノイド」を利用して行いました。当社のITシステム企画・開発の最先端技術・事例・ノウハウを紹介する社内イベント「TechDay 2025」にブースを出展し、計70名の方に参加いただきました。
「予想以上に痛い」と感じる方が多く、中には、痛みの強さのレベル弱・中・強のうち、「弱でも耐えられない」という方も複数いらっしゃいました。
体験者のコメントをいくつかご紹介します。
・この痛みの中では、仕事をしても集中できる気が全くしません。女性の苦労が分かりました。
・衝撃的な痛みでした。この状態でパフォーマンスを発揮するのは難しいと思います。
・他のことが手につかないと感じました。いつまで続くのかと思わず考えてしまいました。
・女性ですが、自分の痛みより強かったので、生理痛の重い同性への認識が変わりました。
理解しにくい生理痛(月経痛)の苦しみを思いやるきっかけになったのではないか思います。
制度を整えるだけでなく周囲の理解も必要
当社では、名称が直接的で伝えにくいという意見が多かった「生理欠勤」という制度の名称を、より利用しやすい制度になるよう「ケア休暇」へと変更し、社員の皆さんからは好意的な意見をいただいています。
しかし、社員一人ひとりが適切に利用するためには、制度を整えるだけでなく、周囲の理解も必要です。社員が心身共に健康な状態でいきいきと働くことができるよう、今後もサポートしていきたいと考えています。
協力:株式会社リンケージ
生理痛体験:https://sites.google.com/view/ohc-period/home
※ 記載内容は2025年4月時点のものです
