若手でも提案が通る環境で成長。入社4年目、裁量の大きさが育てたプロ意識
現在、グループ社内システム本部 CI基盤領域 社内インフラグループに所属する佐藤は、日本総合研究所(日本総研)の社員が日頃使っているOAシステムの企画開発に関わっています。
「OAシステムの中でも特にサーバーやネットワークなど基盤インフラ部分の保守・運用、そして社員にとってより使いやすいシステムにするための企画・検討にも従事しています。中でも私自身はシステムの構成・検討など、いわゆるアーキテクトを任せてもらっています。
実際に今私が携わっている案件は2つあり、1つめが次世代ネットワークの導入です。当社では、現在利用しているOA端末のOS変更にあたり、ネットワークを一新する動きが出ています。そこでセキュリティ・サービス・エッジ(SSE)と呼ばれる新製品の導入を検討中です。
もう1つは管理者権限(特権ID)のアクセス管理に関する開発です。現在の特権IDは運用の負荷が高いほか、リモート環境ではうまく機能しないことがあるため出社を強いられる作業もあるなど、いくつもの課題を抱えています。セキュリティを維持しながらもそれらの課題を解消できるソリューションの導入検討を行っています」
グループメンバーは20人ほどで、基本的にはそれぞれが自立して業務に取り組んでいると言います。
「メンバー各自の自主性が尊重されており、一人ひとりに任せられる裁量が大きいことが特徴です。私はまだ入社して4年目ですが、そんな若手の私でも『これを改善したい』と思った際は資料を作成し、提案して認めてもらえれば、自身の思い描くようにシステムの改善に取り組めます」
そんな佐藤が仕事をする上で大切にしていることとは。
「まず、システムを芯まで細かく理解することですね。当社は上流工程を担うことが多く、案件の進捗管理や協力会社の人員管理など、実際にシステムに触れない業務も多々任されます。しかし、そのような時でも私はシステムをソースコードレベルまで理解して、不明点を残したまま進むことがないように意識しています。
もう1つはシステムを更改する際に、今ある要件をしっかり見直すことです。『古いものを残せば安全』という考えは捨て、このシステムが何のためにあるのか、本当に必要なのかというところをしっかり意識して、無駄のないシステムを作っていきたいと考えています」
Tech-Dayで感じた焦りと気づき。「異動」という挑戦を叶え深まったITの魅力
学生時代は機械工学科を専攻していた佐藤。入社の理由をこう語ります。
「もともとはITに興味があったわけではありません。そうした中、当社を選んだきっかけはインターンシップに参加したことでした。実際に参加してみて、ITにも少し興味が持てましたし、優しい先輩が多く雰囲気もよいなと感じました。
またIT未経験者でも業務ができるよう、研修や教育制度も充実していて安心しました。使える制度を活用しながら、実務を通じて自分で勉強を重ね、知識を積み上げていけました」
入社当初はネットワーククラウド基盤システム本部にて自社のネットワークを担当し、社内イベント「Tech-Day」にも参加しました。
「Tech-Dayとは当社の先進的な取り組みや、新しい技術の活用について発表し合うイベントです。私は自ら手を挙げ、私の部署の代表としてクラウド製品の紹介を行うことになりました。
当時は、ネットワーク技術を中心に着実に基礎を積み上げる一方で、より幅広い領域にも触れてみたいという思いが芽生えていました。そうしたタイミングでTech-Dayの打ち上げに参加してみると、他部署のエンジニアの話から大きな刺激を受け、学ぶべきテーマの広がりに気づき、同時に焦りも感じました。
そのことを打ち上げの席にいた他部署の先輩方に相談したところ、『新しい分野に挑戦する』という選択肢についてアドバイスをいただきました」
このきっかけをもとに上司との話し合いを経て異動の話が進み、現在の部署へ配属となりました。そこには佐藤がまだ見たことのない世界が広がっていました。
「異動を経て、関わる領域が広がり、視野も大きく開けました。分からないことが多かったので、先輩に質問したり、自分で調べたりしながら、ひたすら学び続けました。
その積み重ねで知識の幅が広がり、最初の部署で培った基礎がしっかりと活きるようになり、当初抱いていた不安は自然と自信へと変わっていきました。また、手を動かすうちに自分で仕組みを考えてそれを実現できる、IT業務の面白さを実感し、のめり込んでいきました」
入社当初から社内システムに携わる佐藤に、その魅力を聞きました。
「一番は一般的な企業のOAシステムの仕組みを学びながら開発できることですね。一つ一つの案件もコンパクトなので、自身の裁量で業務ができるところにやりがいを感じています。
またユーザーが身近なところも魅力だと思います。自分が関わった更改について、同期の社員に『あれいいね』と声をかけてもらえると、うれしくなります」
日々の「小さな不便」を見逃さない。2つのイベントを通じて得た感謝の声
積極的な姿勢で業務に取り組む佐藤。最近では「カイゼン&チャレンジ」と呼ばれるシステム部門内のイベントを活用し、社内の困り事を解消しました。
「カイゼン&チャレンジは身の回りの小さな改善事項や、挑戦できることに取り組むためのイベントです。採用されると会社から開発費が支給されるほか、取り組みについて発表する機会が用意されます。
今回私が目をつけたのは、勤怠システムの利便性です。当社ではクラウドサービスを使って勤怠を管理していますが、これまではリモート環境で打刻する際に仮想端末を立ち上げて勤怠システムを開かなければならず、時間も手間もかかっていました。そこでセキュリティの検討を行いながら構成を見直し、設定を変えることで仮想端末を立ち上げなくても打刻ができるように変更しました」
全社員が毎日利用する勤怠システムを改善したことで、社内のメンバーからも大いに感謝されたと語ります。
「自分が思った以上に反響をもらえて驚きました。部署内のメンバーはもちろん、同期やこれまでまったく話したことのなかった人からも『ありがとう』と声をかけてもらえました。
実は設定を少し変えただけで大きな変更は行っていないのですが、それがユーザーにここまで大きなメリットを与えるということに改めてITの可能性を感じました」
さらにこの取り組みで、全社で行われている「イノベーションコンテスト」にもエントリーし、最多得票を獲得しました。
「2025年度のイノベーションコンテストでは、すでに実現している取り組みについて表彰する部門があり、そこにエントリーしました。やはり全社員が毎日利用するシステムを改善したということでインパクトも大きかったようで、そこが評価されたと感じています」
数々の催しをうまく活用しながら成長する佐藤に、イベントに参加する醍醐味を聞きました。
「このようなイベントのおかげで、日々の業務では取り組みにくい課題に取り組みやすくなるため、とても良い機会になっていると思います。
また取り組みを通じて、普段業務で関わらない方と交流したり、日頃触らないシステムに触れたりするなど、経験の幅が広がることも魅力です。実際、発表の場で他の社員の発表を聞き、熱い思いを持ってITに取り組んでいる人の姿を見ると刺激になります」
IT未経験でも大丈夫。「積極的に手を挙げる」ことで輝ける環境がここにある
活用できる制度やイベントをうまく使って自身の研鑽に励む佐藤が思う、日本総研の魅力とは。
「若手のうちから意見を大切に扱ってもらえるところは魅力ですね。業務上の提案はもちろんのこと、これからのキャリアについても耳を傾けてもらえるので、自分の歩みたいキャリアを実現しやすいのではと思います。
特に今の部署では上流工程で仕事ができることが楽しいです。現在もシステムの企画に関わっていますし、『こうしたい』と意見を述べれば本当に機会を頂けるので、積極的に手を挙げて行動できる人にはとても居心地がよいと感じます」
今後の展望についてはこう語ります。
「個人の目標としては、まず今任されている2つの案件を完遂し、真の意味でユーザーが使いやすいシステムを作りたいです。またこの4年間でITインフラの汎用的な部分を学ぶことができたので、今後は社内システムでとくに重要になるセキュリティを深く学び、セキュリティと利便性のバランスが取れたシステムを作っていけるようになりたいです。
会社としては、SMBCグループのITの中心的存在として技術をリードし、グループ全体によい影響を与えられる存在を目指したいと考えています。具体的には新しい技術をどんどん導入して当社の社員にも触ってもらい、社員を介してグループ会社にも展開されていければうれしいですね」
入社から4年、自らの意志と努力でキャリアを築いてきた佐藤に日本総研で輝ける人について話を聞きました。
「当社では現在『内製化』を一層進めようとしており、それに必要な社員の技術向上に力を入れています。そのため、今後はこれまで以上にITに強い関心を持つ技術志向の方が輝ける環境になっていくと思いますし、個人的にもそうなることを期待しています。
加えて、やはり積極的な方が活躍できる風土があると思います。声を上げれば、さまざまなことに挑戦させてくれる環境が当社の一番の魅力です。充実した研修制度もありますので、学生時代にITを学んでこなかった方も含めて、多くの方に興味を持っていただけたらうれしいです」
※ 記載内容は2025年11月時点のものです
