若手のころから新しい技術の活用を積極的に提案。作業の効率化に貢献
現在、入社6年目となるJ.I.はテクノロジー推進本部 技術統括部 アーキテクトグループに所属し、アーキテクトとして活躍。当部署では、新しい技術の調査や、さまざまなプロジェクトで技術的な支援をしている。中でもアーキテクトは、システムやプロジェクトの全体的な設計を主導し、技術面からプロジェクトをサポートする役割を担う。具体的には、設計書のレビューや開発で使用する技術の選定など多岐にわたる。
そんなアーキテクトを務めるJ.I.が仕事をする上で大切にしていることは、「業務の属人化を防ぐこと」だと言う。
「たとえば、システム構築後は保守期間が長く、メンバーも入れ替わります。そのため、現在に至るまでの経緯をなるべく手順書に残すようにしています。以前、経緯を残さなかったことで困ったことがありました。その経験をふまえ、将来の自分や業務を引き継ぐ誰かのために、きちんと経緯を残しておくことを意識しています」
周囲のことを考え、行動に移すことができるJ.I.。入社2年目の若手時代から、作業の効率化を図るためのアイデアを社内へ積極的に提案していたと言う。
「入社2年目のころ、社内ではまだあまり使われていない、便利な技術の導入をいくつか提案しました。Dockerというコンテナ技術がその一つです。通常、アプリ開発をする際、チームのメンバーは必ず最初にライブラリをインストールし、開発のための環境構築を行います。しかし、それがうまくいかず、時間がかかってしまうことがありました。
そこで、コンテナ型の仮想環境を作成、配布、実行するプラットフォームであるDockerの利用を提案しました。Dockerを用いることで、『Dockerイメージ』というイメージファイルを展開するだけで環境を構築できるため、複数人が携わる開発作業でも共通の開発環境を素早く簡単に構築できます。結果、環境構築で手間取ることがなくなりました。
当時、私が所属していた部署ではまったく使われていませんでしたが、『これは絶対に便利だ』と思い、まずは小規模プロジェクトで試しに使ってみて、良かったら他のプロジェクトにも展開しようと考えていました。実際、使い勝手が良かったため、他のプロジェクトにも展開し、現在では多くのプロジェクトで幅広く使用されるようになりました」
ブロックチェーン特有の決まりに対する理解が必要。web3プロジェクトの難しさ
現在、JMASではweb3時代の到来を見据え、web3領域におけるシステムインテグレーション・大規模システム開発を推進し、web3を活用した新たなソリューションの開発と普及をめざしている。そして、より多くの人々や企業がweb3技術の恩恵を受けられるよう、web3技術の研究開発に取り組んでいる。
J.I.は現在、このweb3を活用したプロジェクトに参画している。ブロックチェーン技術を用いた暗号資産の仕組みを構築するプロジェクトで、JMASはそれらのプログラムやインターフェースを呼び出す部分の構築を担っている。厳密にはweb2の領域に当たるが、web3の領域も理解していないとシステムの設計ができないため、メンバーと情報共有し、日々勉強しながらプロジェクトを推進している。本プロジェクトを推進する上で、とくに気をつけている点とは。
「設計においてとくに気をつけているのは、データの整合性を保つことです。本プロジェクトで開発しているアプリは、ユーザーが暗号資産を取り扱います。そのため、銀行のシステムと同様、1円でも間違いがあってはいけません。発行された資産の移動要求に対しては常にその状態を監視し、処理に失敗したら自動で元に戻すなどさまざまな対策を講じています。
また、ブロックチェーン側については、暗号資産を保管するためのウォレットがユーザーの数だけ存在しています。それらすべての整合性が機能間でズレないように、定期的にチェックするような設計を組んでいます」
本プロジェクトでもっとも苦労したのは、ブロックチェーン技術特有の決まりを理解した上で、設計しなければいけなかったことだと振り返る。
「具体的な例を挙げると、ブロックチェーンの世界で暗号資産の通貨は、小数点以下の端数まで厳密に処理する必要があります。また、お金なので適当な位で四捨五入もできません。
そこで小数点以下の端数をなくすため、整数へ変換して対処しました。もちろん、小数点以下を切り捨てるのではありません。百倍、千倍、一万倍などの大きな桁の数字に変換して処理を実行し、完了したら元の桁に戻します(たとえば、1.001なら、1001という大きな桁の整数に変換し処理を実行。処理が完了したら、元の桁1.001に戻す)。
そうすると、通常のデータベースでは扱わないほどの大きな桁の数字になります。それをわれわれのプログラムでどのように処理するかが、通常の開発とは異なり難しい点でした」
新しい技術領域であるweb3の難しさと向き合ってきたJ.I.。web3プロジェクトはJMASとしても未来を見据えた挑戦的な取り組みだ。今後に向けて、プロジェクトで各自が苦労した点などを書き残していると話す。
「現在、JMASとしてweb3領域に注力しており、今後も企業におけるweb3活用をシステム開発面で支援していきます。今後のweb3プロジェクトの改善に役立てるために、今回のプロジェクトで苦労した点や気づいた点などを各自メモし、資産として残しています」
新技術に挑戦し、常に自身をアップデート。「技術への好奇心」が原動力に
新しい技術領域にも積極的に挑戦し、常に自身をアップデートしているJ.I.。失敗を恐れずに挑戦できる理由を次のように語る。
「未経験の新しい分野に対して、なんでもやってみることが好きなんです。新しいもの好きな性格なので。最近で言うと、初めてボルダリングを体験しました。思いつきで行動しましたが、結構楽しくて、その後も何度か通っています。
私が新しいことに挑戦するのは、『なんでもやってみることが好き』というのが一番の理由です。新しいことに挑戦して刺激を受けることが楽しくて、知らない飲食店にふらっと入ったりもしますね。一見、仕事とは関係ないことのようにも思えますが、そういった好奇心が仕事への活力につながり、新しい技術の習得にも活きていると感じます」
JMASでは、隔月に一度、ライトニングトーク大会(以下、LT)を社内で開催している。LTは、それぞれが得た知識のアウトプットを目的に、技術的なネタや仕事に関することをテーマに、1人につき5分程度で発表する会だ。このLTでJ.I.は複数回登壇し、社内に向けて積極的に情報発信している。
また、部署の垣根を超えたメンバーがチームを組んで、テーマに沿ってアイデアを出し合い、一定期間集中的に開発を行う社内ハッカソン大会「JMASON」にも毎年参加し、先進的な技術に触れると同時に、若手への技術共有を行っている。J.I.自身、意識的に取り組んでいる理由があると言う。
「今の仕事は楽しいです。新しい技術を次々と吸収し、それを活かしてものづくりの楽しさを実感できるからです。意識的に情報発信する目的は、自分と同じように新しい技術分野に興味がある人と交流を図ることにあります。
開発の仕事は、チームで進めるのが基本。プロジェクト問わず、自分と同じように技術の追求を楽しんでいる人がいたら嬉しいですね。ただ、いろいろな人がいて、全員がそういうタイプとは限りません。社内のいろいろな人と交流できる場で情報共有したり、JMASONなどのイベントに参加したりして積極的に交流を図ることで、自分と同じように新しい技術分野に興味がある仲間を見つけるとともに、一緒に仕事に取り組んでいける仲間を増やしていきたいと思っています」
キャリア問わず、提案を受け入れる風土がある。JMASは挑戦者にとって最適な環境
JMASでの仕事は、J.I.にとって楽しくてやりがいのある仕事だと言う。
「もっとも仕事が楽しいと感じるのは、実際に動くモノの仕組み一式を開発するフェーズですね。とくに、クラウドサービスを効率良く組み合わせ、目的の動作を実現できたときに一番楽しさを感じます。
もともと、ものづくり全般が好きなこともあって、知識と技術を駆使して開発したシステムが完成したときに、大きな達成感が得られます。また、社会人になってさまざまなプロジェクトを進めていく中で、お客様から直接評価をもらえるとやりがいを感じます。
JMASが受注するプロジェクトの多くはプライム案件です。お客様とじかにプロジェクトを推進するため、開発したシステムの良かった点など具体的な評価をお客様から直接もらえると素直に嬉しくて、やりがいにつながっています」
今後のキャリア目標については、技術面をさらに強化していきたいとJ.I.は語る。
「好奇心をもって新しい技術を追求する姿勢は自分の強み。その強みをさらに伸ばして、会社に貢献していきたいと考えています。技術力をさらに強化し、これからもインフラからアプリケーションまで技術全般に関して、お客様や一緒に働くメンバーの力になりたいと思っています」
J.I.のように新しいことに挑戦していきたい人にとって、JMASは最適な環境だと言う。
「初めて新技術の導入を提案し、それを会社として受け入れてくれたのは、私がまだ入社2年目のころでした。JMASには、キャリアや部署を超えて提案を受け入れてくれる風土があり、全員にチャンスが与えられます。また、積極的に社内へ提案している人が、JMASにはたくさんいる印象があります。新人やベテラン関係なく挑戦でき、それを後押ししてくれる風土がJMASにはあります」
※ 記載内容は2023年8月時点のものです

