技術の力で未来を支える、統括部門の使命
J:COMの技術部門の要として、私たち技術統括部は重要な役割を担っています。技術統括部は、エンジニア集団である技術部門の統括機能を担う組織として、部門全体の中期計画の取りまとめから予算作成・進捗管理、さらには会議運営や人財育成まで、幅広い業務を手がけています。
私たちのミッションは、J:COMの成長を支える中核的な存在となることです。経営資源であるヒト・カネ・情報を最大限に活用し、組織全体の技術力と業務効率を向上させることをめざしています。
現在、技術統括部には16名のメンバーが在籍しており、私は部長としてチームを率いています。組織は大きく2つのチームに分かれており、技術統括チームは中期計画や予算、会議運営などの実務を、人財育成チームは研修運営や教育コンテンツの作成、新入社員採用支援などを担当しています。
とくに筆すべき点は、当部署の多様性とチームの雰囲気です。管理職6名、非管理職11名で構成され、男性10名・女性7名という比率は、技術部門の中でも比較的女性比率が高いのが特徴です。
また、部内の雰囲気づくりにはとくに力を入れています。今年度から毎月「コミュニケーションスキル向上ワークショップ」を開催しているのですが、これは業務とは直接関係のない課題について、チームに分かれて企画立案や発表、ディスカッションを行うものです。この取り組みを通じて、メンバー同士の自由闊達な意見交換が促進され、日常のコミュニケーションにも良い影響を与えています。
その成果は、社内のコンプライアンス意識調査で3年連続全社1位を獲得していることにも表れています。これは、普段から風通しの良い職場環境を心がけ、社内外のコンプライアンス事例を適宜共有していることに加え、何より個々のメンバーの高い意識が基盤となっています。
今年度は6つの重点項目を掲げ、予算管理業務の効率化や新たな原価管理体系の検討、AIを活用した教育コンテンツの作成など、さまざまな課題に取り組んでいます。特に部門内の各本部・各部が個々に持つビジョンの整合性とバランス、優先順位を意識しながら、全体の方向性を取りまとめることを重視しています。
技術統括部の歩みと新たな挑戦
私たちの技術統括部は、2020年4月に発足した比較的若い組織です。それまで技術戦略部にあった統括機能を独立させる形で誕生しました。主な役割として、技術部門の予算の取りまとめ、会議体の運営、部門内ルールの管理、そして人財育成を担うことになりました。
発足当時を振り返ると、世の中がちょうどコロナ禍に突入したタイミングと重なっていました。完全テレワークでの勤務となり、メンバー同士が直接会えない状況でのスタートとなりました。新しい組織での活動ということで私自身はワクワクしていましたが、お互いさまに直接会ったことのないメンバーもいて、コミュニケーションには少し戸惑いがありました。
当初、私は予算や中期計画をメインに担当していました。とくに予算編成は毎年の大きなイベントとして記憶に残っています。全社目標達成に向けて技術部門内での改善目標、とくにコスト削減目標を立て、それに向けてさまざまな改善策を検討していきます。各本部・各部の協力を仰ぎながら予算を組み立てていく作業は、数カ月にわたる大きなプロジェクトとなります。
2023年に部長に就任してからは、私の役割は大きく広がりました。それまで経験したことのない人財育成や新入社員採用にも携わるようになったのです。これまでのキャリアでは経験したことのない分野だったため、今でも日々勉強の毎日です。
とくに印象深く残っているのは、予算編成が完了するタイミングと、新入社員が入社して新卒研修を終えるタイミングです。数カ月間にわたる新卒研修は、同期の絆を深める貴重な機会となっています。それぞれのメンバーが苦労しながら対応してきたことが実を結んだような達成感を味わえる瞬間です。
部長就任までの期間は、私が得意としていた分野での業務が中心だったため、とくに大きな変化や転機はありませんでした。しかし、新たな役割を担うようになってからは、自分自身の成長も実感しています。組織の立ち上げから現在に至るまで、さまざまな課題に直面しながらも、チーム一丸となって乗り越えてきた道のりは、私にとってかけがえのない経験となっています。
メンバーの成長が組織を動かす原動力に
組織やチームの成長を実感するのは、メンバーが既存の仕事のやり方に疑問を投げかけ、よりよい方向への変化を提案してくれる瞬間です。例えば、これまで当たり前のように行ってきた定型業務について、「本当にこの作業は必要なのでしょうか」と問いかけてくれることがあります。
そういった提案を受けた時は、まずメンバーと対話を重ねます。その業務をなくした場合にどのような影響があるのか、あるいは別のやり方に変更した場合にどのようなメリットが生まれるのかなど、さまざまな角度から検討を進めていきます。時には提案をそのまま採用したり、あるいは修正を加えたりしながら、より良い方向をめざしていきます。
チームをまとめる上で、私がとくに大切にしているのは「仕事の目的や本質を明確にすること」です。日々の業務報告の中で、一つひとつの作業がどのような意味を持っているのか、なぜその作業が必要なのかについて、メンバーと対話を重ねるようにしています。
また、メンバーには「自分たちの業務が持つ影響力を理解すること」「信用を積み重ねて周囲から信頼を得ること」の大切さも伝えています。地道な努力の積み重ねではありますが、他部署の方々からメンバーが頼られている場面を見かけると、確かな手応えを感じます。
私たちの部署の特徴は、社内の多くの部門と関わり合いながら仕事を進めていくことです。そのため、社内の一体感を肌で感じられることが大きなやりがいになっています。各部署との連携や調整を通じて、組織全体の歯車がスムーズに回っていく様子を実感できるのです。
一つひとつの業務は地道なものかもしれません。しかし、メンバー一人ひとりが自分の仕事の意味を理解し、より良い方向をめざして考え、行動することで、組織全体が少しずつ前進していきます。その過程で生まれる信頼関係や達成感が、私たちの仕事の醍醐味だと感じています。
日々の業務の中で、メンバーと共に考え、対話を重ねることで、個人の成長と組織の発展が同時に実現できると信じています。これからも、一人ひとりの「気づき」や「提案」を大切にしながら、チーム全体で成長を続けていきたいと考えています。
技術と人財が織りなす未来への挑戦
これからの時代は、テクノロジーの進化とともに、私たちの働き方も大きく変わっていくと考えています。とくに注目しているのが生成AIの活用です。各種レポートの作成や社内ノウハウの蓄積など、具体的な業務改善に向けて積極的に取り入れていきたいと考えています。
目に見える成果を出していくことで、組織全体の業務効率を向上させ、より創造的な仕事にメンバーが注力できる環境を整えていきたいと思います。これは単なる効率化だけが目的ではありません。J:COMの成長を支える中核的な存在として、私たちには大きな使命があります。
その使命とは、経営資源を最大限に活用し、組織全体の技術力と業務効率を向上させることです。とくに『ヒト』という経営資源は、最も重要だと考えています。どんなに優れたテクノロジーがあっても、それを使いこなし、新しい価値を生み出すのは人です。
そのため、人財育成にはとくに力を入れていきたいと考えています。メンバー一人ひとりが互いにリスペクトし、成長し合える組織づくりをめざしています。その実現のために、自由闊達な意見交換ができる場を多く設けていく予定です。
これからジョインしてくれる方には、とくにコミュニケーション力と行動力を重視しています。新しいことに躊躇することなく、積極的にチャレンジする姿勢を持った方と一緒に働きたいと思います。技術は日々進化していきますが、その変化に柔軟に対応し、周りと協力しながら前に進める力が大切だと考えています。
私たちの目指す未来は、テクノロジーと人が調和した、より効率的で創造的な働き方の実現です。それは単なる夢物語ではなく、一つひとつの具体的な施策を通じて、着実に実現していけるものだと信じています。
新しい仲間とともに、この挑戦的な目標に向かって歩んでいきたいと思います。私たちと同じビジョンを持ち、共に成長していける方との出会いを楽しみにしています。

