モダンな開発環境で実現する、最高のUX/UIをめざして
私が所属している次期フロントシステム開発部では、DevOpsによる内製開発を実施しています。スクラムチームによるフロントシステムの開発及び運用業務を担当しており、現在は基幹システム刷新PJに伴って現行フロントシステムをモダンな開発環境に載せ替える大規模な開発を進めています。
私たちのミッションは、デジタルによるCX向上と業務効率化の実現です。とくに現在取り組んでいるフロントシステムの刷新では、利用されるお客さまや社員の方々に最高のUX/UIを提供することをめざしています。同時に、システムの非機能面での改善も行い、高品質で安心安全なシステムを提供することも重要なミッションとして掲げています。
私自身は次期フロントシステム開発部の責任者として、当部の全ミッションの達成に責任を持っています。日々、各チームリーダーや他事業部の方々、そして協力いただいているパートナー会社のご担当者さまと打ち合わせを重ね、課題解決や開発業務の推進に取り組んでいます。
現在、部には29名の社員が在籍しており、パートナー会社の方を含めると100人規模の組織です。最近は若手社員が増えて部の平均年齢も30代前半となっています。メンバーの特徴として、プログラミングやクラウド環境などの各種技術に高い関心を持ち、自己研鑽に励んでいる方が多いことが挙げられます。また、業務に対して真摯に向き合う姿勢を持っており、一人一人がとても頼りになる存在です。
開発プロセスとしては、2週間のスプリント開発を基本としたスクラムチームによるアジャイル開発を採用しています。すでに稼働しているシステムについては、2週間のサイクルで商用環境へのリリースを行っており、アジリティのあるシステム開発を実現しています。
とくに注力しているのが、新規サービス投入等の新しい施策に対するシステムのリードタイム短縮です。そのために、CICDプロセスの改善やAIなどの各種ツールを活用した、モダンな開発環境の構築に力を入れています。これにより、高品質かつ高い開発効率を実現し、お客さまや社員の方々により良いサービスを素早く提供できる体制を整えています。
このように、技術的な挑戦と人財の成長が日々展開される私たちの部署では、常に新しい価値の創造をめざして取り組んでいます。
変化を受け入れ、新たな挑戦へ
次期フロントシステム開発部は、2025年度に発足された新しい部署です。この部署が誕生した背景には、組織の成長と変革の歴史があります。もともとIT企画部で行っていたDevOps開発が、組織の大規模化に伴って分離され、さらに大規模プロジェクトに伴ったフロントシステムを刷新するというミッション達成を目的とした、新たな部署として独立することになりました。
私自身は2013年の入社以来、さまざまな変化を経験してきました。入社から2019年までは、基幹システムの開発業務に従事し、主にウォーターフォール型の開発プロジェクトのマネジメントを担当していました。その後、2019年に内製開発部門への異動を経験し、2020年からはスクラムによるDevOps開発チームの管理を任されることになりました。
この転換期には大きな戸惑いがありました。とくに、ウォーターフォール型からアジャイル開発に変わったことで、考え方の根本的な違いに苦労しました。ウォーターフォール型では、プロジェクトの開始時にすべての要件を明確にし、変更が生じた場合は厳密な変更管理を行います。一方、アジャイル開発では、すべての要件を最初から確定させる必要はなく、優先度の高い機能から順次開発を進めていきます。
長年ウォーターフォール型の考え方に慣れ親しんでいた私にとって、要件がすべて確定していない状態で開発を進めることには、当初大きな不安がありました。しかし、その不安を乗り越え、新しい開発手法を受け入れることで、より柔軟で効率的な開発の可能性を見出すことができました。
この経験を活かしながら、お客さま向けのWebサイトやアプリ開発に取り組んできました。具体的には、マイページサイトやオンラインショップのサイト開発を手がけ、その過程で重視したのが、スクラムのイベントを形骸化させないことでした。リファインメントやスプリントレビュー、レトロスペクティブといった各イベントの本質的な価値を維持することで、システムの品質とチームの生産性を高い水準で保つことが重要でした。
次期フロントシステム開発部の運営では、これまでの経験が次のステージでも必ず活きてくると確信しています。大規模プロジェクトに伴うフロントシステムの刷新は、確かに難易度の高いチャレンジですが、チーム一丸となって取り組むことで、必ずや成功に導けると信じています。
チームの成長が組織の原動力に - 自律性と統制のバランスをめざして
組織の成長を実感する場面は日々の業務の中で数多くあります。とくに印象的なのは、社員が自発的に勉強会や外部イベントに参加する姿勢です。技術の進化が速いデジタル領域では、常に新しい知識やスキルを吸収し続けることが重要になります。そんな中で、メンバー一人一人が自己研鑽に励む姿を見ると、とても心強く感じます。
また、開発効率を高めるために新しいツールの導入を提案してくれるメンバーも増えてきました。「こういったツールを使えば、もっと効率的に開発できるのではないか」という建設的な意見が日々飛び交っています。このような前向きな提案は、組織全体の成長につながっていると実感しています。
とくに嬉しいのは、スクラムチームでの開発経験を積んだメンバーの中から、スクラムマスターをめざしたいという声が挙がってきていることです。技術者としてのキャリアだけでなく、チームを支える立場にも興味を持ってくれることは、組織の持続的な発展という観点からも非常に心強い要素です。
ただし、組織をまとめていく上では、ボトムアップとトップダウン、この2つのアプローチのバランスを取ることが重要だと考えています。スクラム開発ではチームの自律性を重視するボトムアップの考え方が基本となりますが、複数のスクラムチームが参画する大規模な開発になると、どうしても一定の統制も必要になってきます。
私たちが心がけているのは、各スクラムチームの特性や強みを活かしながら、組織全体として同じ方向を向いて開発を進められる体制づくりです。チームの自主性を尊重しつつ、必要な場面では適切な指示や方向性の提示を行う。このバランスを保つことで、より効果的な開発が実現できると考えています。
やりがいという点では、デジタル領域ならではの醍醐味があります。私たちの開発した機能やサービスが、お客さまや社内の利用者に直接的な影響を与えることができる。その即効性や具体的な成果を目の当たりにできることは、大きなモチベーションになっています。
さらに、モダンな開発環境で最新の技術に触れながら、エンジニアとしてのスキルを磨けることも魅力の一つです。チーム全体でより良い開発手法を模索し、新しい技術にもチャレンジできる。そんな環境があることで、メンバー一人一人が成長を実感しながら仕事に取り組めているのだと思います。
技術と人の成長が創る、新しい価値の未来
私たちの事業部では、これまで以上にAIを活用した開発に力を入れていく予定です。システム開発の現場では、効率性と品質の両立が常に求められています。AIの活用は、まさにこの課題に対する重要な解決策になると考えています。
具体的には、開発効率を向上させながら、より高品質なシステムを提供することをめざしています。そのために、AIをどのように活用すれば効果的なのか、どの程度の効率化が実現できているのかを、しっかりと可視化していく取り組みを進めています。
当社では、サステナビリティ経営方針を掲げており、「お客さまと地域社会」においては世の中の変化を先読みし、イノベーションの力を活かして、お客さまの暮らしに新たな価値を創造することが私たちの使命です。デジタル領域から、夢と感動をお届けできる存在でありたいと考えています。
そのためには、個々の社員が成長できる組織であることが不可欠です。社員一人ひとりの成長が新しい価値を生み出し、それが会社や社会への貢献につながっていく。そんな好循環を生み出せる組織をめざしています。
これから私たちの仲間となる方には、自ら考え、行動できる姿勢を持っていてほしいと思います。お客さまの視点に立ってシステムに必要な機能を考え、それを実現するために常に新しい技術を学び続ける意欲が大切です。
例えば、日常生活で使用しているWebサイトやアプリで「使いづらい」と感じた経験は誰にでもあるはずです。そういった経験をシステム開発の現場で活かしていく。そうすることで、徐々にお客さま視点での思考が身についていくと考えています。
技術の進化は止まることを知りません。私たちは、その変化に柔軟に対応しながら、常にお客さまにとって価値のあるサービスを提供し続けたいと考えています。そして、その過程で個々の社員が成長を実感できる。そんな組織づくりを進めていきたいと思います。

