自律的な人財育成を通じて組織の持続的成長を支える
私は人財開発部のキャリア自律支援グループでマネージャーを務めています。人財開発部は、J:COMの持続的な成長を実現するため、社員一人一人が自律的に働き、課題を発見し、その解決に向けて新たなアイデアを生み出したり、周囲を巻き込んで変革を起こせる人財の育成をめざしています。
具体的な業務は、新入社員研修から管理職向けのリーダーシップ研修まで、さまざまな研修プログラムの企画・運営を行っています。また、従業員一人一人のキャリアパスを設計し、適切なアドバイスや支援を提供することで、個々の成長をサポートしています。組織の戦略と目標に基づいて必要なスキルや知識を特定し、それに応じた研修を計画することも重要な役割です。
私たちのチームは、男性2名、女性5名で構成されています。メンバーは全員、J:COMの現場でさまざまな業務を経験し、営業やカスタマーセンターのリーダーとして活躍してきた経歴の持ち主です。現場での経験を活かしながら、人財育成に対する強い興味を持ち、自発的にキャリアを定め、キャリアカウンセラーの資格を取得するなど、専門的なスキルを習得しています。
チームの特徴は、何と言ってもポジティブで主体的な思考を持っていることです。日々の業務や自己成長に対して前向きな姿勢で取り組み、問題を論理的に分析し、客観的に評価する能力も備えています。育児短時間勤務の方も複数いますが、限られた時間の中で成果を出すために、お互いの強みを活かして連携しています。
「明るく楽しい職場」がチームのモットーです。いつも冗談が飛び交い、笑いが絶えない雰囲気の中で、お互いを尊敬し、足りないところを補い合いながら、さらなる自己成長を目指しています。「明日も仕事に行くのが楽しみ」「自分が成長している実感がある」そんな声が自然と聞こえてくる環境づくりを、チーム全員で心がけています。
マネージャーとしての私の役割は、組織の目標達成に向けてチームを効果的に運営することです。週1回の1on1ミーティングを通じて、メンバー一人一人の声に耳を傾け、モチベーションを高め、良好な職場環境の維持に努めています。チームメンバーの成長が組織全体の成果に直結するという信念のもと、キャリア開発と育成にも力を入れています。
人財開発部の活動は、単なるスキルアップ支援にとどまりません。社員一人一人が自律的に課題を解決し、積極的に変革を進める力を身につけることをめざしています。それこそが、J:COMの持続的な成長を支える基盤となると確信しています。
人財育成の道のりと新たな挑戦
私がJ:COM に入社したのは、人事業務、とくに採用・育成・評価の分野で培ってきた経験を活かせる場所を探していた時でした。前職でも人財育成に携わっていましたが、より大きな影響力を持って人財開発に貢献したいという思いが強くありました。
入社当時、J:COM ではちょうど従業員の教育と能力開発を支援するための企業内学習プラットフォーム「J:COMユニバーシティ」を導入したところでした。このプラットフォームを通じて実現しようとしていた自律的な学びの仕組みに、私は大きな可能性を感じました。とくに印象的だったのは、研修制度の設計思想の明確さです。目的やロジックが綿密に練られており、他社と比較しても非常に完成度の高いものでした。
その後、私は主に新卒研修とDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)関連の施策の企画・運営を担当することになりました。毎年約150名規模の新卒社員を対象とした1カ月間の入社時研修では、社会人としての基礎スキルやポータブルスキル、そして企業人としての心構えを効率的に習得できるプログラムを作り上げていきました。
さらに、入社後のフォローアップにも力を入れ、半年後、1年後、2年後、3年後と段階的な研修を実施しています。とくに力を入れているのが、キャリア自律支援です。先輩社員とのキャリア座談会を通じて、若手社員が自身のキャリアを主体的に考える機会を設けています。また、メンター制度を導入し、教育責任者、サポーター、プロモーターが連携して新入社員の成長をサポートする体制も整えました。
DE&I関連では、とくに女性活躍推進に注力しています。各部門の本部長との定期的なミーティングを通じて現状把握と課題抽出を行い、それに基づいた具体的な施策を展開しています。例えば、非管理職の女性社員向けのロールモデル座談会や、女性管理職を対象としたリーダーシップ研修などを実施しています。また、LGBTQ施策として、社内のALLY(理解者・支援者)を増やすための啓発活動にも取り組んでいます。
これらの取り組みを通じて、私たちのチームは常に全力を尽くしています。一つひとつの施策について、チームメンバーと徹底的に議論を重ね、より効果的な方法を模索し続けています。たとえ小さな可能性でも見逃すことなく、真摯に向き合い、熟考を重ねることで、組織の未来を形作っているという実感があります。
人と組織の成長を支える喜びと責任
マネジメントの醍醐味は、メンバー一人一人の成長を間近で見られることです。新しいスキルを身につけ、それを実践で活かしていく姿を目の当たりにすると、本当に嬉しく感じます。とくに、自己学習や資格取得に積極的に取り組むメンバーの姿勢からは、大きな刺激を受けています。
私が常に心がけているのは、『管理職とは自己管理職である』という考え方です。これは私のマネジメントの根幹となる理念で、メンバーにも折に触れて伝えています。管理職である前に、まず自分自身を律することが大切だと考えているのです。
具体的には、常にメンバーの見本となるべく行動することを心がけています。夢を持ってチャレンジし続ける姿を見せること、時には仕事を通じて感動で涙する姿を見せることも大切にしています。また、メンバーには期待するのではなく、信頼して任せることを重視しています。その代わり、責任は私がすべて引き受けます。
人財開発部での仕事には、特別なやりがいを感じています。社員の教育や育成を通じて、組織の変革を直接的に支援できることは、大きな喜びです。メンバーのスキルアップやキャリア成長を目の当たりにできる機会が多く、それが達成感につながっています。
私は、困難な仕事や誰もやりたがらない仕事こそ、率先して取り組むようにしています。そうすることで、困難を楽しむ姿勢や、「不可能」を「可能」に変える本気の取り組みを、メンバーに示すことができるからです。
メンバーからの相談には24時間365日、喜んで応じることにしています。自分の仕事よりも、メンバーからの相談を優先することで、信頼関係を築いていけると考えているからです。また、メンバーから学ぶ姿勢も大切にしています。メンバーの長所から学び、短所は私の出番だと捉えています。
組織の未来を見据えた戦略的な視点も重要です。必要なスキルや能力を育てることは、組織の未来に直接影響を与える重要な役割です。この責任の重さを感じながらも、社員一人一人のキャリア目標達成を支援できることに、大きな満足感を覚えています。
最後に、仕事とはメンバーを成功させるためにあるものだと考えています。自分の成功よりも、メンバーの成功を心から喜べる関係性を築くことが、真のマネジメントだと信じています。一緒に仕事ができることへの感謝の気持ちを忘れず、日々のマネジメントに取り組んでいます。
未来を見据えた人財育成と組織の理想像
人財開発部として、私たちが最も大切にしているのは長期的な視点での人財育成です。単なるスキル研修や一時的な教育プログラムではなく、社員一人ひとりの将来を見据えたキャリア開発支援に力を入れています。
具体的には、まずキャリアパスの明確化と支援に取り組んでいます。社員が自身の将来像を描き、そこに向かって着実に歩んでいけるよう、きめ細やかなアドバイスやツールを提供しています。また、専門性の強化にも注力しており、階層型教育と専門研修を通じて、より深い知識とスキルを持つ人材の育成をめざしています。
とくに力を入れているのが、リスキリングと継続教育です。テクノロジーの進化や市場環境の変化が激しい今、デジタルスキルやデータ分析など、将来性のある分野での教育を強化しています。社員が時代の変化に取り残されることなく、常に新しい価値を生み出せる人財であり続けられるよう支援しています。
私たちの最大の目標は、社員のキャリア自律を促進することです。キャリアを考えることは、すなわち人生そのものを考えることだと捉えています。自分にとっての幸せとは何か、どのように生きていきたいのか―。こうした本質的な問いに向き合い、自分で考えることが当たり前になる文化を築きたいと考えています。
めざす組織の姿として、私たちは5つの重要な要素を掲げています。まず、「目的」を常に考え続けること。何のために行動するのか、最終的なゴールは何かを常に意識します。次に、既存の枠にとらわれない思考と、その考えを理由とともに伝える力。そして、どんな小さな取り組みからも次のステップを見出し、実践後のレビューを確実に行うことです。
さらに、社員をお客さまと捉えたマーケティング思考を持ち、彼らの気持ちや求めているものを深く理解すること。最後に、プロセスだけでなく「結果」にこだわる姿勢を大切にしています。
このビジョンを実現するために、私たちはさまざまな資質を持つ仲間を求めています。高いコミュニケーション能力と分析力、教育への情熱、柔軟な適応力、そして何より、人の成長を支援することに喜びを見出せる方々と共に働きたいと考えています。
人財開発という仕事は、組織の未来を築く重要な役割を担っています。私たちと共に、社員一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、組織全体の成長に貢献できる方々との出会いを心待ちにしています。

