和太鼓で培った挑戦心を胸に、通信インフラを支える仕事へ
学生時代に最も力を入れていたのは和太鼓です。 中学生の頃に部活動で始めた和太鼓を、高校卒業後も続けていました。同年代の部長から声をかけてもらい、同級生や後輩と一緒にOBチーム「葉鼓(ようこ)」を結成しました。 チーム名は、顧問だった葉子先生の名前に由来しています。地域のお祭りなどに出演しながら活動を続け、仲間たちと一つの演奏をつくり上げる楽しさを学びました。
特に思い出に残っているのは、「深美海」という曲の練習です。沖縄の海をイメージした迫力のある楽曲で、完成度を高めるために何度も練習を重ねました。毎日のように練習したことで手に豆ができることもありましたが、それでも仲間とともに目標に向かって努力する時間はかけがえのない経験でした。
一方、高校では情報技術科で学んでいました。 これからの時代はITや通信技術がますます重要になると考え、その分野の知識を身につけたいと思ったからです。授業ではネットワークや通信に関する知識を学び、自然と通信インフラに関わる仕事に興味を持つようになりました。
就職活動では、高校で学んだ専門知識を活かせる企業を中心に探していました。特に、インターネット設備や通信インフラに関わる仕事に魅力を感じており、技術を活かしながら成長できる環境を重視していました。 J:COMについては、社名や「ZAQ(ざっくぅ)」というキャラクターを知っていましたが、当時はどのような事業を行っている会社なのか詳しく知りませんでした。
しかし、企業見学に参加したことで印象が大きく変わりました。先輩社員から工事の仕事内容やサービス内容について説明を受け、テレビやインターネットを通じて地域の暮らしを支えている会社だと知りました。 実際の現場体験では、ケーブルづくりや機器の設置作業も経験しました。先輩社員に教えていただきながら作業を進めましたが、確認事項や作業手順が想像以上に多く、「本当に自分にできるだろうか」と不安を感じたことも覚えています。
それでも、高校で学んでいたWi-Fiやネットワークの知識、さらに勉強していた工事担任者や電気工事士の知識を活かせる仕事だと感じ、大きな魅力を感じました。 また、企業見学でお会いした先輩社員の方々がとても親切で、年齢の近い先輩と気軽に話ができたことも印象に残っています。仕事内容だけでなく、職場の雰囲気も良いと感じ、「ここで働いてみたい」という気持ちが強くなりました。
就職活動中は、面接に苦手意識がありました。 最初は緊張してしまい、質問にうまく答えられなかったり、返答までに時間がかかってしまったりすることもありました。「本当に内定をもらえるだろうか」と不安になることもありました。 しかし、先生方の協力をいただきながら面接練習を重ねることで、少しずつ自信がついていきました。努力を続けた結果、本番でも落ち着いて自分の考えを伝えられるようになり、内定をいただくことができました。
この経験を通じて、苦手なことでも諦めずに挑戦し続けることの大切さを学びました。和太鼓で培った継続力と挑戦する姿勢は、就職活動でも大きな力になったと感じています。
研修で基礎を学び、現場で少しずつ自信をつけていく
入社後は、まず東京で1カ月間の研修を受けました。 研修では、ビジネスマナーをはじめ、設置工事や高所作業など、工事に関する基礎を幅広く学びました。 特に印象に残っているのは、ビジネスマナー研修の中で行われたビジネス文書研修です。 メールの書き方を練習したのですが、正しい言葉遣いや表現が普段使う言葉とは違い、最初はとても難しく感じました。
学生時代にはあまり意識していなかった言葉遣いや文章の書き方を学ぶことで、社会人としての基礎を身につける大切さを実感しました。 今振り返ると、仕事でお客さまや社内の方とやり取りするうえで、とても役立つ研修だったと感じています。
研修中は、同期とも少しずつ緊張が解け、和気あいあいとした雰囲気で学ぶことができました。 分からないことを相談し合ったり、休みの日に一緒に出かけたりすることもあり、良い関係を築くことができたと思います。 先輩社員の方々も、とても丁寧に教えてくださいました。 質問しやすい雰囲気があり、分からないことをそのままにせず確認できたため、安心して研修に取り組むことができました。
入社後に感じたのは、想像していた以上に研修やサポートの機会が多いということです。 技術面で不安を感じることもありましたが、基礎からしっかり学べる環境があったため、少しずつ不安を解消することができました。 企業見学で聞いていた内容と実際の環境に大きな違いはなく、入社前後のギャップはあまりありませんでした。 見学時に感じた「安心して学べそう」という印象は、入社後も変わりませんでした。
配属後は、工事管理グループに所属しました。 最初は現場で先輩のサポートを行ったり、事務所で撤去処理などの業務を担当したりしながら、少しずつ仕事を覚えていきました。 研修で学んだ基礎知識は、実際の現場業務に直結していました。 工事の流れを理解する力や、お客さまへ分かりやすく説明する力を身につけるうえで、研修での学びが大きな土台になったと感じています。
認定試験への挑戦と現場経験が、自信につながった
現在は、工事管理グループの内製班に所属しています。 主に担当しているのは、端末の不具合があるお客さまのお宅を訪問し、修繕を行う工事業務です。工事後には、使用した部材数の登録や、撤去した端末の登録処理などの事後作業も行っています。 また、勉強会などで使用する発表資料の作成にも携わっており、現場作業だけでなく事務作業も担当しています。
私たちのチームでは、工事件数の目標達成と、お客さまからの評価であるNPSの向上を目指しています。 NPSとは、お客さまがサービスにどれだけ満足しているか、また人にすすめたいと思っているかを示す指標です。 その中で私の役割は、月間目標を達成することと、お客さまから高い評価をいただける対応を行うことです。 一つひとつの工事を丁寧に行い、お客さまに安心していただけるよう心掛けています。
この仕事で特にやりがいを感じるのは、さまざまな認定試験に合格したときです。 高所作業に関する認定やFTTHに関する認定など、工事に必要な知識や技術が身についているかを確認する試験があります。
中でも印象に残っているのは、高所作業に関する認定試験です。 覚える手順が多く、梯子の上で作業を行うため安定感も取りづらく、とても難しく感じました。 最初は思うようにいかず、2回不合格になりました。 それでも諦めずに勉強し直し、練習を重ねた結果、3回目で合格することができました。そのときの達成感は、今でも忘れられません。
入社当初は、作業内容や部材の名前など、分からないことばかりでした。 覚えることが非常に多く、一人で作業できるようになるまでには時間がかかりました。 そのため、教わったことはすべてメモ帳に書き、繰り返し見返すようにしました。 また、先輩にお客さま役をしていただき、作業のロールプレイングを行ったことも大きな助けになりました。
ロールプレイングでは、作業の進め方だけでなく、お客さまへの説明の仕方も学びました。 さらに、配線をきれいに整える方法など、現場で役立つ実践的な技術も教えていただきました。 学生時代は、あまりメモを取る習慣がありませんでした。 そのため、忘れ物や対応漏れが起きてしまうこともありました。 しかし仕事では、作業手順や確認事項が多く、頭の中だけで覚えることは難しいと感じました。 そこで、自然とメモを取る習慣が身についていきました。
今では、何について書いているのか分かりやすいように見出しをつけたり、先輩から教わった内容を一度すべて書き留めてから、後で整理したりしています。 スマートフォンのカレンダーやメモ機能も活用し、対応すべきことをリスト化することで、予定や作業の抜け漏れも減りました。 こうした工夫を続ける中で、物事を覚えるスピードも早くなったと感じています。 仕事を通じて、学び方そのものも成長したと思います。
この経験から学んだのは、少しでも迷ったら、すぐに聞くこと、または自分で調べることの大切さです。 分からないまま進めて失敗し、手戻りが発生するよりも、事前に確認した方が確実で、お客さまにもご迷惑をかけずに済みます。
現在は、工事に伺った際にお客さまから感謝の言葉をいただくことも多くなりました。 お客さまのご要望をしっかり確認し、できる限り丁寧に対応することを心掛けているため、その姿勢が伝わっているのだと思います。 お客さまから「ありがとう」と言っていただけることは、大きなやりがいです。 これからも知識や技術を磨きながら、お客さまに安心していただける対応を続けていきたいです。
後輩を支えながら、自分自身も新たな技術に挑戦したい
短期的な目標は、リーダーとして後輩への指導やチームのまとめ役を担っていくことです。 後輩を指導するうえで大切にしたいのは、自分が後輩だった頃の気持ちを忘れないことです。自分自身も最初は分からないことばかりで、先輩に何度も教えていただきながら成長してきました。だからこそ、後輩に伝えるときには「どう話せば分かりやすいか」「どこでつまずきやすいか」を意識したいと考えています。 自分が教わってきた経験を活かし、後輩たちが安心して学び、少しずつできることを増やしていける環境をつくっていきたいです。
中長期的には、現在の内製班での経験を活かしながら、MDUチームの業務にも挑戦してみたいと考えています。MDUとは、マンションなどの集合住宅に関わる設備や工事を担当するチームです。 これまでMDUの業務で協力会社の方に同行し、現場を見ながら学ぶ機会がありました。その中で、流合の調査や棟内改修といった業務に興味を持つようになりました。まずは棟内改修を自分自身で対応できるようになることを目標にしています。
さらに経験を積んだ後は、現場で作業するだけでなく、センター側から作業指示や調整ができるような人材を目指したいです。現場の知識と経験を活かしながら、より広い視点で業務に関われるようになりたいと考えています。
これからJ:COMを目指す方に伝えたいのは、学ぶ機会が多く、安心して成長できる環境があるということです。 入社後は講習や研修が多く、基礎からしっかり学ぶことができます。最初は分からないことが多くても、先輩に質問したり、研修で学んだりしながら、少しずつできることを増やしていけます。自分の成長を実感しやすい点も、この仕事の魅力だと思います。 今後は、光回線に関する工事もさらに進んでいきます。そのため、ITやインターネット設備に興味がある方には、ぜひ挑戦してほしい仕事です。
最初からすべてを理解している必要はありません。大切なのは、分からないことをそのままにせず、素直に質問すること。そして、教えてもらったことをメモして、次に活かすことです。 また、サービスエンジニアの仕事では、お客さまへの丁寧な対応も欠かせません。技術を身につけることはもちろん、お客さまに安心していただけるよう、分かりやすく説明したり、相手の立場に立って対応したりする姿勢が大切です。 分からないことにも前向きに取り組み、学んだことを一つひとつ吸収できる方であれば、きっと成長できる環境です。お客さまに丁寧に向き合いながら、仲間と一緒に成長していける方と働けることを楽しみにしています。

