ミスを防ぐことを大切に。さまざまな現場で、建設機械の整備やメンテナンスを担当
名古屋支店三重営業所に勤務する大倉。ブルドーザーや油圧ショベルなど、多様な建設機械の整備を担当しています。
「依頼をいただいたお客様の現場に伺い、重機の修理やメンテナンスを行うのが私の業務です。建設機械の構造は似ているものの、細かな違いがあるため機種ごとに部品を覚える必要があります。また点検項目は50~60にも及ぶため、日々知識を習得することが欠かせない仕事です」
重さ数十トンもの建設機械を扱う整備士。安全第一のため、出社後は体操に続き、KY活動(危険予知活動)を行うのが日課です。
「作業に潜む危険やリスクを予想し、事故を防ぐために行うのがKY活動です。まず個人で実施した後、全体でもKY活動を行います。それから現場に出向いて作業をするのですが、現場も仕事の内容も日によってさまざま。一般の人は入れないようなトンネルの中に入るなど、いろいろな現場に行けるのも楽しみの一つです」
作業は基本的に個人で行うことが多いものの、状況に応じてペアで対応することもあります。
「依頼内容に応じ、上司の指示にもとづいて対応します。一人では手が届かない場所がある場合などには複数名で対応するため、チームワークも大切です」
状況に応じて臨機応変な対応が求められる現場作業。大倉がいつも気をつけているのは、ミスを防ぐことです。
「何か一つでも不備があると、後々お客様にご迷惑をおかけすることになります。そうしたことが起こらないように大切にしているのが、オイル交換やメンテナンスなど、一つひとつの作業を丁寧に行うことです。できる限り完璧に近い状態でお客様に提供するため、部品や状態の指差呼称を徹底しています」
そして判断に迷ったときは、すぐ先輩に確認すると言う大倉。三重営業所には、いつでも相談できる雰囲気があると話します。
「先輩たちはとにかく話しやすく、知識も経験も豊富な人ばかりです。現場での故障対応などでも、わからないことがあればすぐ電話で助言を求めるなど、先輩たちには日々、成長をサポートしてもらっています」
充実した研修制度で、一から技術を習得。働き方が変わり、趣味も楽しめるように
前職はテーマパークに勤務し、アトラクションの乗り方を説明するスタッフを担当していた大倉。未経験から前田製作所へ中途入社することになったきっかけは、趣味のバイクにありました。
「私はバイクレースに出場するのが趣味なのですが、同じチームにたまたま前田製作所の従業員の方がいたんです。バイクの整備が好きで、それを活かせる仕事がしたいと話したら、『それならうちにおいでよ』と声をかけてもらいました。建設機械を触ったことはないけれど、新しい領域に挑戦してみたい。そう考え、前田製作所を新天地として選びました」
未経験からチャレンジした建設機械の整備士。会社の研修制度が充実していたため、技術を順調に習得できたと大倉は話します。
「入社して最初の1カ月間で、フォークリフトやクレーンなど数多くの免許を取得できました。その後も定期的に研修があり、自分が興味のある領域を学ばせてもらえるので、モチベーションにつながっています。勉強は大変ですが、知識を習得するほど仕事でできることが増えていくので楽しいです。
研修で機械の構造について隅から隅まで教えてもらえたおかげで、未経験でも一切不安なく整備士としてのキャリアをスタートすることができました」
仕事の面で不安はなかった一方、職場環境の大きな変化に最初は戸惑ったと振り返ります。
「接客業とは異なり、整備士の仕事はオイルが付いたり手が黒くなったりすることもあります。最初は抵抗がありましたが、慣れてしまえばまったく気にならず、気持ちよく仕事ができています」
変化したのは、職場環境だけではありません。大倉が望んでいた、働き方の変化ももたらされました。
「テーマパークでは、来場客が増える土日祝日の出勤が求められます。趣味のバイクレースは週末に開催されることが多いため、仕事を優先して出場できないこともありました。今では土日祝日が休業日となったため、趣味を存分に楽しむことができ、ワークライフバランスが充実しています」
入社6年目で感じる大きな成長。交通事故の現場でも発揮された整備士としての技術
入社から6年目を迎えた大倉。入社当初と比べて、さまざまな面で成長を感じています。
「これまでのように先輩に教えてもらうだけでなく、後輩を指導する立場にもなりました。先輩から学んだ、お客様の立場に立った丁寧な説明の大切さを、今度は私が手本を見せて教えています。
後輩を指導する際に意識しているのは、楽しく仕事ができる環境をつくること。大事な場面では厳しく、そして時には冗談も交えながら、メリハリを付けて楽しく学べる工夫をしています」
変化したのは後輩への接し方だけではありません。整備士としての技術力も大きく向上しました。
「以前はできなかったことが、自分の判断でできるようになりました。工具の正しい使い方など仕事で身につけたスキルは、趣味のバイクでも大いに活かされています。一方で建設機械の整備をしている際、バイクで起きた故障と似た症状が発生し、同じ方法で修理ができたこともありました。趣味と仕事が、互いに良い影響を与え合っていると感じます」
着実に向上させてきた整備士としての技術力。それを存分に発揮したのが、ある交通事故の現場に遭遇した時のことです。
「会社の車で走行していた時に、偶然通りかかったんです。数台の車が絡む事故で、運転していたご本人は怪我をされていて、車は液漏れを起こしていました。道路もふさがれており、周囲は騒然とした状況です。私はとにかく自分にできることをしようと、事故に遭われた方を安全な場所に移動させました。
そして会社の車にちょうどオイルを吸収する機械を積んでいたため、液漏れを処理し、二次被害が広がるのを防ぎました。予想外の出来事にも、これまで培った技術を活かして適切な対応ができたこと。そこに自分の大きな成長を感じました」
誰かの役に立ち、喜んでもらえることは、整備士として成長する大倉の原動力になっています。
「たとえば故障の現場に行き、先輩にアドバイスをもらいながら修理を行い、エンジンがかかったとき。大きな達成感が得られるだけでなく、お客様から『ありがとう』と言ってもらえることが、何よりのやりがいにつながっています」
雰囲気の良さが前田製作所の魅力。この環境で知った重機整備の楽しさを伝えたい
入社してから今まで成長できたのは、環境に恵まれていたおかげだと大倉は話します。
「とにかく会社の雰囲気が良く、それが前田製作所の一番の魅力だと思います。平日のレースに参加する際は有給休暇を取らせてもらうのですが、みんな『がんばれ』と声をかけてくれるんです。
レースの動画配信も見てくれて、上司から『良い順位だったね』と言ってもらえるなど、プライベートの活動も応援してくれる環境に心から感謝しています。私がいつか管理職になったときも、こうして気持ちよくコミュニケーションが取れる雰囲気を大切にしたいです」
和気あいあいとした雰囲気の中、チームワークを発揮して働けるよう、大倉は業務外でのコミュニケーションも大切にしています。
「上司はもちろん、他の営業所の人との飲み会にも積極的に参加しています。そういう場に顔を出していると、他の営業所の応援に行くときにすでにお互いを知っているので、仕事がスムーズに進められるんです」
みんなが気持ちよく仕事ができる環境をつくるため、自らできることを実行している大倉。整備士としての今後の目標を次のように語ります。
「まだ故障の修理経験が少ないので、案件の数をこなしていきたいです。入社からこれまで取得した8種の資格を活かしながら、今後はより大きな機械や特殊な機械にも対応できるようになりたいと考えています」
「重機の整備はすごく楽しい」──そう語る大倉は、自分と同じようにバイクや自動車整備が好きな人に、建設機械に携わるおもしろさを伝えたいと熱く語ります。
「クルマはプライベートで扱えても、重機を扱える機会はなかなかありません。機械好きにとって、特殊な重機に触れられるのはワクワクする経験です。そして重機の整備で学んだスキルや知識は、クルマの整備にも大いに活かせます。
また、トンネルの中やダムの建設現場など、普段は行けない場所に入れて、自然を感じられるのもこの仕事の魅力です。キャリアを考える際はクルマに限らず、重機の世界にもぜひ視野を広げてみてほしいと思います」
未経験から飛び込んだ建設機械の世界。その中で新たなやりがいを見つけた大倉は、これからも自身が楽しく働く姿を通じて、後進に仕事の魅力を伝えていきます。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです
