挑戦する姿勢から生まれた市場開発室。当社の強みを武器にマーケティング領域に挑む
渡邊が所属する市場開発室では、BtoBメーカーとして世の中のニーズを捉え、新商品の企画立案から製品の販促活動までを一貫して担っています。
「当社は多彩な事業展開に加え、長年培ってきた技術力と豊富なノウハウを有しています。それらを強みに、私たちは幅広い食品分野に対して、全方位から潜在課題を探っています。また当社が一丸となって売り込む強化商品については、他部署と連携しながら課題を抽出したり、戦略を立てたりと販促活動をサポート。
一方、既存商品だけでなく当社のミッションである『5年後の食を創造する』の実現に向けた取り組みにも力を入れています。市場のトレンドを深掘りし、価値の高い製品をお客さまであるBtoCメーカーや、その先の消費者にお届けすることが私たちの使命です」
渡邊には、市場開発室での業務を行う上で心がけていることがあると言います。
「開発部署から調査依頼がくることもあれば、私たちが主体となって事実に基づいたデータ分析を行うこともあります。そこで大事になると考えているのが、データ収集力、情報をまとめる能力、相手に伝えるスキルの3つです。
私は情報収集に関しては得意な方ですが、得た情報をわかりやすく相手に伝えるスキルに関しては、正直まだ足りていないと感じています。そのため、情報を取捨選択してわかりやすくまとめ、相手にきちんと納得してもらえるよう日頃から意識して取り組んでいます」
市場開発室は7名で構成され、2021年4月に立ち上げられた比較的新しい部署です。その経緯について渡邊はこう話します。
「もともと当社は、お客さまありきの依頼型開発がメインでした。しかし、開発の重要性が高まっていく中で、会社としてさらに成長していくためには、攻めの施策が必要だと。そこで、自社から商品を作って売っていくスタイルを確立させるため、マーケティング要素を取り入れた部署として、市場開発室が立ち上がりました。
また、新しい部署ということもあり、組織の役割や目的を明確にしながら、確固たる骨組みを確立させることを部のミッションとして掲げています」
日常の楽しみが食品開発への想いとつながる。突き詰めた先にあった池田糖化との出会い
大学では農学部の生物機能科学科を専攻していた渡邊。大学に入学する前から、「食品の開発に携わりたい」という想いがあったと言います。
「昔から食べることが好きで、コンビニなどで新商品を見つけては買って食べていましたね。それが日常の中の楽しみになっていて、自然と食品業界に興味を持つように。就職活動では、最初はBtoCメーカーを検討していましたが、だからといって特定の食品カテゴリーへのこだわりがあったわけではありません。
そういうこともあって、『本当は何がしたいのか』を突き詰めていく中で、原料の提供という消費者目線では見えないBtoBメーカーの存在を知りました。さらに調べていくと、とても幅広い分野の製品を取り扱っていて、それこそが自分がやりたいことではないかと気づいたんです」
やりたいことを絞り込むのではなく、「いろんなことに挑戦してみたい」という気持ちに気づいた渡邊。そうして、就活を通して突き詰めていった先に出会ったのが池田糖化でした。
「当社を選んだ理由は、単なる原料販売だけでなく、豊富な“味作り”のノウハウを持っていたから。自らが開発・試作をして製品を売っていけるという環境があり、自社開発に強い会社であること。そこに魅力を感じました」
こうして入社を決意した渡邊。入社後に最初に配属されたのは第二開発室でした。そこでは、健康食品の分野で念願の開発業務に携わります。
「第二開発室の中でも健康食品チームは少し特殊で、当社はお客さまからの依頼で開発を進める依頼型開発が多い中、このチームでは当社が持つ機能性素材を活かした提案型開発が活発に行われていました。それもあって、マーケティングの必要性は当時から強く感じていましたし、現在の仕事と通ずるところもあります。
どんなに良い商品を作っても、お客さまが求めているものでないと合致しないため、相手側のニーズを探りながら開発を進めていました」
ここで幅広く経験を積んでいきたい。そう思える環境で得られた気づきと自らの成長実感
2024年に現在の部署である市場開発室に異動した渡邊。常に新しい業務が舞い込んでくる環境におもしろみを感じながら、新たな気づきや自身の成長も実感できていると言います。
「異動がわかった時は、開発から離れることへの寂しさや、まだやり残したことがあるような気がして。また、新しい部署に自分が適しているのだろうかという不安もありました。
ただ、実際に異動してわかったことは、製品1つに対して、企画立案から、プロジェクト立ち上げ、製品開発、その後の拡販戦略やサポートまでなど、膨大な時間と労力を費やし、業務を遂行していたということです。無数の試行錯誤や調整を繰り返し、数多くの難題を乗り越えていることを強く感じました。業務を遂行するには多くの挑戦があり、かつ柔軟な対応が求められると感じましたが、そんな今までにない経験に、私もここでチャレンジしていきたいと思うようになったんです。
一方、新たな気づきもありました。それはプロジェクトを進める上で意見交換や相談しやすい環境づくりがとても大事だということ。新しいメンバーが増えた際には、私もそういう雰囲気を心がけていきたいですね。
また、自身の変化としては、好奇心はもともと強い方ですが、今では臆することなく新しいことへチャレンジできるようになり、経験を重ねる中で少しずつ成長を実感できています」
現在は、開発時代の経験を活かして業務にあたっている渡邊ですが、過去には壁にぶつかることもありました。とくに印象に残っている出来事についてこう話します。
「お客さまに製品の提案をする際、最初は事前に用意した資料やメモ通りにしか説明できなかったんです。本来なら伝わりやすくするために、話に強弱をつけたり、お客さまと対話をしたりしながら進めなければいけません。なんとかしなければと模索していく中で、入念に事前準備をして挑むのが自分の性格的には合っていると考えました。
そこで、提案先の会社情報や商品ラインナップなどを徹底的にリサーチし、上司に指導してもらいながら、どのような提案内容が効果的かを検討するように。加えて、お客さまの困りごとや方針を対話の中で引き出すことで、こちらから何が提案できるのかまで考えられるようになったのは、とても良い経験になりましたね」
お客さまのニーズを深く理解し、それに応える提案を行うことで、成功体験にもつなげることができました。
「上司と相談しながら提案内容を考える中で生まれたアイデアをもとに、製品の提案を行ったことがあります。
結果、味に関してとても良い評価をいただくことができ、案件化につなげることができたんです。こうした経験を通して、お客さまが求めているものをあらかじめ知っておくことの重要性を学びました」
チャレンジする人を応援してくれる環境で、いろんな領域に携われることが大きな魅力
これまで何事にも真摯に取り組んできた渡邊。今後のビジョンについても真剣に語ります。
「いろんなことにチャレンジすることで、ゆくゆくは市場開発室が中枢を担うような部署となり、会社の成長につなげたいと考えています。まだ組織が完全に確立されているわけではなく、皆で日々試行錯誤を重ねながら業務を進めています。
私もチームの一員として、新しいことへの挑戦を楽しみながら、自分なりの貢献ができるよう日々努力を重ねています」
市場開発室のチームの仲間からは日々学ぶことが多いと話す渡邊。周囲からの刺激を成長につなげ、いずれは自らも発信していきたいと話します。
「開発時代にはない視点や考えに触れることができ、それぞれが異なる得意分野を持っているため、チームの仲間からはたくさんのことを学ばせてもらっています。皆さん本当に優しいですし、自分の考えを持ちながらも周りの声にも耳を傾けてくれるため、意見を言いやすい環境で働くことができています」
新しい領域に挑戦できる環境があり、それを会社としても応援してくれることが池田糖化の魅力だと話す渡邊。最後に、採用候補者の方へメッセージを送ります。
「すべてがかなうわけではありませんが、当社はやりたいことに挑戦させてもらえる文化があり、チャレンジ精神のある人には非常に良い会社だと思っています。開発だけにとどまらず、幅広く経験して成長していける環境がありますし、とくに私の周りでは『どんどんやってみたら』というすてきな雰囲気があって、やりがいも感じています。
具体的にやりたいことが見つからなくても、当社のように多様な領域に携われる環境の中で、いろんなことに挑戦してみるのも良いと思います。チャレンジ精神を持った方々と一緒に、5年後の食を創造する未来に向かって、進んでいけることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2025年2月時点のものです
