「SmartFAM」で社会インフラをサポート──お客様の“声”とシステムをつなぐ
西村が現在所属しているのは、産業ソリューション事業部の産業情報本部 DX部 第一グループです。同部署は主に自社パッケージ製品のSI業務を担当しており、西村はその中でも、設備・資産管理システム「SmartFAM」という製品のSI業務に携わっています。
「「SmartFAM」は設備保全業界向けに導入しているシステムで、製造業を中心に社会インフラや医薬、食品、自動車部品など業界問わずに導入されているのが特徴です。
私たちのミッションは、そういった設備保全業界に向けたCMMS(※)の導入がメインです。メンバー構成は20数名程度で課長が4人。各担当に分かれて業務を進めています。私の担当領域は、「SmartFAM」の導入に加え、お客様に向けてシステムが導入された場合の保守なども手がけています。
導入プロセスでは、お客様の現在の業務と機能がマッチするかどうかを確認するフィット&ギャップ分析を行い、合わない部分があればシステムにお客様向けの追加機能をどのようにしていくかを調整します。また、導入後の操作説明やサポート業務も重要な役割となっています」
この業務で最も重要なスキルについて、西村は顧客の要件をしっかりと聞き取る力だと強調します。
「「SmartFAM」はパッケージであり、お客様によって合う、合わないは必ず出てくるもの。そこに対してきちんと聞き取りを行い、ギャップを埋めていけることが重要なスキルです。
業務の進め方については、基本的にチームを組んで取り組むスタイルを採用しています。メンバーの多くは、「SmartFAM」の前身となるシステムを担当していた経験を持つなど設備保全業界の経験豊富な専門家たちが揃っています」
西村が仕事をする上で最も大切にしているのは、お客様に満足してもらうことです。この価値観の背景には、実際にお客様からいただく声があります。
「「SmartFAM」を導入するにあたってお客様に導入してよかったと思ってもらうことを第一に考えています。導入後に「「SmartFAM」にしてよかったよ」、「この機能を導入したからこそ業務がうまくいっている」などご意見をいただけると自分の糧にもなりますし、高い品質でお渡ししたい気持ちで取り組んでいます」
※ CMMS…Computerized Maintenance Management System(設備保全管理システム)
理想のSE像を追い求めて。「SmartFAM」と歩んだ“実感ある”4年の歳月
大学では情報工学を専攻し、数値解析を中心に学んでいた西村。当時の学習内容と現在の業務は直接関係していませんが、SEへの憧れが就職活動時の軸となりました。
「情報工学を学んでいたので、SEの道に進むことは決めていましたが、業界についてはあまりこだわらず金融や製造業向けなど幅広い業種を受けていました。数多くの企業を調べる中で、日立産業制御ソリューションズのことを初めて知りました。製造業向けのシステムを取り扱っているということで企業研究を進めていくうちに、「SmartFAM」というかっこいい名前のパッケージ製品に興味を持ち、業界問わずいろいろな業種向けに導入しているということに惹かれて応募をしました。
入社の決め手となったのは、私が思い描いていた働き方とマッチしたことでした。元々、プログラミングをガリガリやるタイプのSEではなく、お客様とコミュニケーションを取りながらシステムを導入していきたいという想いがありました。そして実際にそういう形で業務に携わることも可能だと知って、入社を決意しました」
2020年4月の入社後、コロナ禍の影響で配属時期が延期となり、10月に現在の部署へ配属されることになります。
「研修期間中は、配属されるグループに関わらず全新入社員が共通で学ぶカリキュラムが組まれています。基本情報技術者試験の勉強やJavaの学習などSEとして必要な一般的な知識を身につけました。
当社の研修体制には大変満足しています。十分な学習の時間をいただけたおかげで、翌年の2月のタイミングで基本情報技術者試験にも合格できました」
配属後は「SmartFAM」のシステム設定や開発テストなどから業務をスタートしましたが、当初は苦労の連続だったと振り返ります。
「実際に「SmartFAM」に触れてみると想像していた以上の難しさを感じました。
そして、配属から数年が経ち、「SmartFAM Ver.3」の案件対応を続けながら同時にVer.4へのバージョンアップ開発に携わるという大きな壁が待ち構えていました。製品への従事と並行してお客様への導入も行う必要があり、管理部分の調整に苦労した、一番大変な時期でした」
「いい「SmartFAM」を作ろう」──仲間と生んだ最高の製品づくりで大きな成長
困難な状況を乗り越えることができたのは、チームメンバーの支援があったからこそだと西村は語ります。
「困っている時に、すぐに相談に乗ってくれる方々が多くいました。Ver.4開発では、皆が「いい「SmartFAM」を作ろう」という共通の目的を持っていたからこそうまくいったと思っています」
こうしてチーム一丸となって取り組んだ結果、2025年4月に無事リリースを迎えることができた「SmartFAM Ver.4」。この経験を通じて、西村は困難を乗り越える力と、チームワークの大切さを学んでいきます。
「Ver.4の開発、導入に携わる中で最も印象に残るのはリリース時のエピソードです。お客様からの要望を受けて新機能を実装し、実際の案件・拡販対応を通じて「こういう機能は良いね」といった良好な反応を実感できたのは、これまでのキャリアの中でも特に充実感を覚える瞬間でした。
お客様のニーズを的確に捉え、製品に反映した結果が期待通りの評価を得られたことに、大きなやりがいを感じました」
西村が感じるこの仕事の魅力は、何よりもお客様への貢献を実感できる点にあると言います。
「「SmartFAM」のシステム導入により、これまで何十時間もかかっていた業務が1日で完了するようになったという嬉しい声をいただく中で、微力ながら社会インフラへのサポートに貢献できていると実感しています。業務効率化により負担を大幅に軽減でき、お客様に喜んでいただくことに大きなやりがいを感じています。
また、私個人のキャリア面においても着実な成長を実感しています。Ver.4の開発プロジェクトでの功績が認められて本部のMVPに選定されたことは、自身の業務が正当に評価された証拠として大きな自信につながりました」
CMMSシェアNo.1へ。チーム全員で挑む“もう少し”のその先へ
西村がめざすのは、「SmartFAM」の導入において絶対的な信頼を得られる存在です。
「会社として個人として、「SmartFAM」を導入していく中で「西村がいたからうまくいった」「西村に相談すれば大体解決する」と言われるような人財になりたいと思っています。そう思うようになったきっかけは、お客様との調整が適確で、みんなから頼りにされる上司の存在です。
営業メンバーなど他部署の方々から「明日の打ち合わせに出て欲しい」と言われたり、お客様からも「同席してくれますか」と指名されるような上司がいます。そういった方々のいいところを積極的に取り入れ、私もそんな姿をめざしたいと思っています」
新卒で入社する方々に求めるスキルについては、明確な考えを持っています。
「グループとしては、お客様の意見をきちんとヒアリングして形にし、寄り添いながら業務にあたるスキルが一番重要だと思っています。専門的な部分での学びも勿論必要ですが、何よりもまずその意識を持つことが重要です。
表現の部分に関しては私や他先輩方のサポートもあるので、まずは傾聴力とそれをどう生かせるかの思考力があれば良いと思います」
そして、西村にはチーム一丸となってめざしている目標があります。
「「SmartFAM Ver.4」で、設備保全業界向けCMMSシェアNo.1を成し遂げたいです。そのために、現在は改善活動を行っており、みんなで励まし合い気合を入れて臨んでいます。
日立産業制御ソリューションズは、お客様に寄り添った仕事をできる人が多い会社だと思っています。その中で切磋琢磨してキャリアを積んでいけるのはとてもやりがいがあります。私自身も、現在はプロジェクトマネージャーとして、思い描いていた姿の実現ができているように感じます。今後も、当社でもっと高みをめざしてスキルアップしていきたいです」
※ 記載内容は2025年10月時点のものです
※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商号、商標もしくは登録商標です

