お客様に新たな価値を提供していくために、将来を見据えた学習でスキルを広げる
産業制御第二設計部に所属する平野は、製造業の工場システム開発・保守を担当。自動車メーカーや鉄鋼会社、食品メーカーなど幅広い業界のお客様に対し、パッケージ製品の販売からスクラッチ開発までを手がけています。
平野:私達が担当するのは、現場でオペレーターを務める方が画面を使って記録をしたり、次の工程を把握したりするためのシステムです。
必要となるシステムは業種によってさまざま。そのため、お客様の業務を深く学び、そこに当社の技術をどう落とし込んでいくかという設計開発がとても重要です。実際の製造現場で使われるものなので、納品後も長期間お客様のもとへ常駐して、試運転や調整を行っています。私は複数の業種でお客様を担当しているので、それぞれ求められるものに応えられるようスキルアップに励んでいます。
平野はこれまで、"PJじぶん2.0"を活用して、データ分析ツールのPower BIやゲームエンジンのUnity® などの講座を受講。将来を見据えて幅広い分野でのスキルを磨いています。
平野:木野内に"PJじぶん2.0"を活用して自分の興味がある分野のオンライン講座や動画学習を受けられると紹介して貰ったのが、学びを始めたきっかけです。
今の業務ではまだ使わないスキルもありますが、お客様に新たな価値を提供していくためには、データ分析や仮想空間でモノを見せるような技術も必要になってくると考えました。
平野に"PJじぶん2.0"を紹介した木野内は、人事教育部で採用と教育を担当するグループに所属。役割に合わせた知識を習得する階層別教育やグローバル教育、そして自律的学びを促進する教育を担当しています。
木野内:私の所属するグループでは、会社として抱える課題を解決するための教育プログラムの企画から運営までを行います。私達が担当するのは全社的な教育制度ですが、当社には各部署に教育担当者がいますので、それぞれと連携して、職場のニーズに合わせた教育も実施しています。
社員一人ひとりが自分に必要なスキルを見極めて行動を起こせる環境を作る
日立産業制御ソリューションズでは、働く人を「人財」と表し、経営の中核に位置付けています。全社の教育を担当する木野内は、この考え方の背景を次のように説明します。
木野内:「経営資源の中で、人がもっとも重要な財産である」というのが、日立グループの考え方です。当社でも、ソフト面とハード面の両方から「社員が幸せを感じられる会社づくりをしよう」という方針を掲げています。
人財に重きを置いた考え方のもと、2022年9月にスタートしたのが"PJじぶん2.0"です。この取り組みは、社員が会社生活をワクワクしながら過ごせるように、そしてなりたい自分をめざせるようにサポートをするものです。
木野内:"PJじぶん2.0"は3つの柱で構成されています。
①「自律的学び」
これは、キャリアプランを考える際のフレームワークである「Will・Can・Must」のうち「Can(できること)」を大きく広げるための取り組みです。Udemy Business™ やスタディサプリなどのオンライン学習サービスを提供し、誰でも学べる環境を提供しています。
②「挑戦者たちの声」
さまざまな社員のキャリアパスやロールモデルを紹介することで、「Will(なりたい自分)」を考えてもらう取り組みです。
③「新たな技術との出会い」
新しい技術に関する講演会などを紹介し、学び始めるきっかけを提供しています。
柱の一つに「自律的学び」があるように、すべての取り組みが社員の自主性に任されている点が"PJじぶん2.0"の特徴。会社は学べる環境を用意しますが、行動するかどうかは社員次第です。この仕組みを取り入れた背景を、木野内はこう話します。
木野内:労働人口の減少、ジョブ型採用の導入といった時代の変化に対応しつつ事業を拡大していくためには、会社が方向性を示してから皆が学び始めるのでは間に合いません。社員一人ひとりが社会や事業の動きを見て、自分に必要なスキルを見極め、自律的かつ自発的に行動する必要があります。
だからこそ、受け身ではなく能動的にアクションを起こす人を増やしたい。平野のように、「何をすべきか」を自分で考えて学べる人を増やしたいのです。
学びのきっかけは、視野の狭さに気がついたこと。社員が他の誰かの学びのきっかけに
平野が自律的な学習の必要性に気付くきっかけとなったのは、社内のワーキンググループへの参加でした。2030年、2050年に向けた未来のビジネスを考えるというテーマで、他部署や異なる担当製品を持つメンバーの意見に触れたことが転機になったと言います。
平野:それまで私は、目の前の業務をこなすことで精一杯でした。しかし、まったく異なるキャリアの方達と同じテーマで議論する中で、さまざまな視点があることに気がついたのです。自分の視野がいかに狭かったのかを知りましたし、常に社会の変化を捉えてアップデートし続けることが必要だと強く感じました。
これを機に、木野内からの助言も受けてデータ分析ツールの活用など、新たな領域の学びを広げていった平野。学習成果が実際の業務に活かされたことも。
平野:ある業界のお客様から、数値のばらつきの要因を解析したいというご要望がありました。それが季節的な要因によるものか、事業規模によるものなのか、判然としないという状況だったのです。
そこで、他部署の方と一緒にデータの解析から見せ方までを纏め、お客様に提案しました。まだ受注には至っていませんが、これまでできなかった提案ができるようになったことは大きな変化です。
木野内:そういった話を聞けるのは、本当に嬉しいですね。人が学び始めるきっかけは、さまざまだと思っています。学べる環境が整っていれば自然と始める人もいれば、何かのきっかけで始める人もいるでしょう。
私達はいつでもその学びたいという気持ちに応えられる環境を用意していますし、平野のような存在が、また誰かの学びのきっかけになればと思っています。
自分の学びが他の誰かの学びのきっかけになる──そのためには「アウトプットすること」が重要だと続けます。
木野内:今年は、学びの条件として「月2時間以上の学習」と「学んだことをアウトプットする」という項目を追加しました。「こんなことを学んでいるよ」と積極的に周りの人に話して欲しいです。それが連鎖して、学ぶことが当たり前という雰囲気を社内に作りたい。飲み会でも、「最近何を学んでいる?」という会話が出るようにしたいですね。
平野:アウトプットしていくことで、自分自身の学びや理解も深まりますよね。また自分自身も、他の部署の方の取り組みなどを見て、「真似してみたい」「追いつきたい」と刺激を受けています。
自分に最適なものを選んで学べる環境で、「学ぶことが当たり前」の会社へ
自律的な学びにより、「Can(できること)」を広げている平野。
これからのキャリアとなる「Will(なりたい自分)」も描いています。
平野:より幅広い業界のお客様に深く入り込んで、新しいものを提案していけるようになりたいと思っています。幅広い業界のお客様に最適な提案するためには、その業界特有の課題や運用方法などを知らなければいけません。元々お客様と話したり、現場に入ったりすることが好きなので、そういったことにどんどん挑戦したいですね。
また、次はAI関連の学習を始めたいと思っています。Pythonを使った機械学習でデータを分析し、それをどうお客様の業務に取り込めるかを考えてみたいのです。AIは技術の進化がとても早いので、常にキャッチアップできるようにしたいと思います。
"PJじぶん2.0"で成長を実感している平野は、技術者だけでなく、多くの人にこの取り組みを活用して欲しいと話します。
平野:自分の人生を豊かにして、なりたい自分にアップデートしてくれるのが"PJじぶん2.0" だと思います。たとえば、子どもを寝かしつける時にオーディオブックを使って一緒に小説を読んでみる、といった使い方から始めてもいいと思います。さまざまな学習メニューがあるので、自分に最適なものを選べます。
木野内:私も多くの社員に使って貰いたいですね。特に若手社員には是非、会社の制度を使い倒して欲しいです。そのために私達は、さまざまな角度から学びの意欲を刺激していきたいと思います。
充実した「学ぶ環境」があるからこそ、「学ぶことが当たり前」の会社へ。
これから入社する人達にも、大いに期待していると2人は口を揃えます。
平野:仕事では、期限や制約がある中でプロジェクトを進めていかなければなりません。そんな状況でも、「こうすればもっと良くなるのでは」「この技術を使ったら変わるのでは」と、常に問い続けながら仕事ができる方には、当社をおすすめします。
学んだことを発揮する場も存分にありますし、お客様との信頼関係があるからこそ、こちらの提案を受けて新しいことにも前向きに取り組んでくださいます。是非これから私達と多くのことに挑戦していきたい方、自分自身を常にアップデートしていく意欲のある方と一緒に働きたいと思っています。
木野内:学ぶ意欲がある方なら、自分に足りない部分を見つけて成長する好循環が作れるはずです。さらに、1人の新入社員がきっかけとなって、職場全体の学ぶ雰囲気ができあがるかもしれません。そんな変化の起点となってくださる方をお待ちしています。
※ 記載内容は2025年7月時点のものです
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