インターゲートホテルズ流の地域密着戦略。理念を現場に落とし込むマネージャーの挑戦
インターゲートホテルズの中でも最大規模を誇るホテルインターゲート大阪 梅田。地域密着型のホテルをめざし、独自の魅力を発信し続けています。
「月に1度、大阪や日本の伝統芸能や文化を紹介する『ウェルカムパフォーマンス』をラウンジで無料開催したり、朝食でも地域の料理を出していたりと、地域の色を随所に散りばめたホテルになっています。
現在は外国から観光に来られる方が多いため、大阪や日本の文化を紹介するイベントは好評を博しています」
そう語るのは、当館のマネージャーを務める與座。社員約20名、パート・アルバイト20〜30名の計約50名で構成されたチームを率いています。
「営業課という1つの部署の中に調理キャストやフロントキャストが在籍し、私はすべてのキャストとやり取りを行っています。マネージャーとしての業務は多岐に渡り、運営はもちろん労務管理や採用、人員配置、教育といったところは基本的に私の業務内容です。現場の運営のリーダーとして、支配人を支えるポジションとして幅広く仕事を行っています」
マネージャーとしてとくに大切にしているのは、明るく楽しいチーム作りです。
「これまでの経験を踏まえても、組織を運営するにあたって雰囲気が良いに越したことはないと思っています。ホテルインターゲート大阪 梅田においては開業から携わってきたこともあり、明るく楽しい雰囲気をとにかく大事にしています。
また、当社のアクションポリシーのひとつである『時代の潮流を創ろう。』という理念を大切にしています。新しいものはどんどん取り入れ、古くても良いものは残していく。他館がやってないことに挑戦したり、流行を当館でどのように取り入れればいいかと考えたり、理念を常に意識して業務に当たっています」
全国転勤が決め手。異動をチャンスに変えて、理想のキャリアを一歩ずつ
與座が就職活動で重視していたのは、人に携わる仕事でした。東日本大震災で被災した高校時代、多くの人に助けられた経験がホスピタリティ業界への道筋を作り、その中で、グランビスタ ホテル&リゾートと出会います。
「たまたま行った説明会で、全国転勤が可能という点や多種多様な業務・業態を経験できることに魅力を感じたのです。入社の一番の決め手は全国転勤だったんですが、それ以外にもキャリアを積むにあたって、ホテルや水族館など多種多様な業務や業種を体験できることにも惹かれました」
2016年に新卒入社した與座は、佐野ハイウエイレストランから始まり、鴨川シーワールド、札幌パークホテルと様々な施設を経験します。
「かねてより各地への転勤を希望していた私は、自分がスキルアップやステップアップをする上で思い描いていた通りに異動させてもらえたので、社員の希望を聞いてくれる会社だと当初から実感しました。
これまでを振り返ると、2018年の開業準備から携わったホテルインターゲート広島で勤めていた時代が一番成長できたと実感しています。それまでは一般職で基本的な接客の経験は積んできましたが、ここで初めてシフト作成を任されました。調整という責任の重さを感じながらも、メンバー全員に納得してもらえるよう、まずは自分が一番に働こうという想いで取り組んでいました」
2021年には、人事異動でホテルインターゲート大阪 梅田の開業準備室に配属されます。広島での経験を活かし、オペレーション構築に力を発揮しました。
「私ともう1名、他のインターゲートホテルズで勤務していたキャストが同期で着任しました。オペレーション決めや料理長と朝食ブッフェの配置を決める際に、お互いの経験していたところをうまく融合し、いるもの、いらないものを取捨選択することができ、いい形でスタートを切れたと思います。
開業から携わる中で、より人を観察してフォローするということを意識するように。とくに、一緒に働いているキャストのことをよく見るようになりました。困っていそう、何か悩んでいそう、機嫌が良さそうなど、仲間の変化を見つけるスキルが磨かれたと思います。またホテル全体の課題をより意識するようになり、課題に対して改善して結果を確認するPDCAサイクルも身についてきました」
経験と成長が評価され、與座は2023年にマネージャーへ昇格しました。
男性でも育休は“当たり前”に。ロールモデルとしての決断とチームへの信頼
マネージャーとなった與座に、人生を大きく変える出来事が訪れます。第一子の誕生でした。
「結婚して、子どもが生まれたらどういう生活をしていくんだろうという想像はしていましたが、私自身が育休を取るという発想はありませんでした。その中で、妻から『育休を取ってほしい』と言われたのが当社の育児休業制度を活用するきっかけでした。
ホテルインターゲート大阪 梅田には若いキャストが多く、私も比較的早めにマネージャーに任命されたので彼らのロールモデルになる必要があると考えました。そこで、私がこのタイミングで育休を取らないと部下が取りづらくなると思い、『男性も育児休暇が取れるんだ』ということを示そうと、支配人と相談しながら取得に至りました」
ホテルインターゲート大阪 梅田では、男性キャスト初となる育休取得。それでも、與座の中では不安よりもチームへの信頼が勝っていました。
「実際に転勤を何度もしてキャリアを積む中で、欠員がでてもフォローしあえるということを体験してきたので、多少私が抜けても大丈夫だろうと考えていました。実際に社内の反応も温かく、同じ職場のメンバーからは『むしろ取ってください』や『どうぞどうぞ!』と送り出してくれて、心強かったです」
こうして與座は、厚生労働省の制度である産後パパ育休(出生時育児休業)を利用して2回に分けた計4週間の育児休暇を取得します。
「最大4週間の育休を取得し、育児の大変さを実感する一方で貴重な経験を積むことができました。3時間おきに泣く子どもにミルクを与えるなど、1人だとキツかっただろうということを身をもって感じることができました。
また育休期間中は病院での指導も受けることができ、おむつ替えや沐浴といったことを自分もできるようになったことは大きかったです。とても良い時間を家族で過ごすことができました」
復帰後は子どもの状況に応じて柔軟な働き方のサポートを受けつつ、これまで以上にマネージャー業務に充実感を覚えています。
「子どもが体調を崩した際に早退や休みを取らせてもらったこともあり、会社からの配慮を実感しています。父親になったことで、マネージャーとしての役割にも新たな意味を見出すようになりました。ロールモデルになることを考えたら昇格も目指していきたいです。
ホテルインターゲート大阪 梅田は明るい雰囲気の職場で、やりたいことを実現できる場所です。どんな料理を提供したいとか、季節の飾り付けをしたいとか、どんどんチャレンジできる職場なので、その雰囲気をもっと良くしていくことが今の仕事のやりがいですね」
子育ても仕事も全力で歩む新たな一歩。成長を止めない自分らしい働き方をめざし続ける
育休を経験した與座にとって、仕事と育児の両立は新たなチャレンジです。
「子どもがいるからといって仕事の質は落としたくないですし、質が落ちたとも思われたくないので、今まで以上に頑張りたいと思います。育児に関しては、仕事で帰るのが遅くなっても子どもが起きていれば、極力自分がメインで育児をして子どもと接する時間を大事にしています。
また、家族ができた今でも転勤への想いは変わりません。家族との話し合いは必要ですが、自分のスキルを磨けるのであれば転勤はウェルカムです。子どもが幼いうちは一緒についてきてもらおうかという話も妻としています」
グランビスタ ホテル&リゾートで働く魅力について、與座は継続的な成長の機会があることを挙げます。
「現在も施設が増えているので、当初入社した時に抱いていた仕事の幅が広がる、いろんな経験ができるというのはこの先も続いていくんだろうと考えています。やれる仕事がどんどん増えているのは魅力の一つです。
また、制度面の充実も大きな魅力です。たとえば、キャスト一人ひとりの負担が減るように転勤手当や家賃補助もあるので、転勤を望む人にとってはすごく良い環境だと思います」
目標について、與座は教育への想いを語ります。
「新しいキャストが多く入ってくるので、教育をしっかりして独り立ちさせ次のステップへ導けるようになるのが直近の目標です。海外出身キャストも増えコミュニケーションが難しく感じる場面もあるので、語学などの勉強も視野に入れつつ一緒に成長していきたいです。
私は、身近なロールモデルとして現在の当館支配人を目標にしていますが、私自身も後輩たちのロールモデルになっていきたいです。今回の育休取得で男性も育児休暇を取れるという一つの指標になれば嬉しいですし、今後第二子、第三子ができたときも育休を取ってキャストの意識を変えていければと思っています」
※ 記載内容は2025年11月時点のものです

