「いかに足柄SAを選んでいただくか」。ここにしかない体験や思い出を足柄から届ける
静岡県駿東郡(小山町)にあり、東名高速道路を利用するドライバーの多くが立ち寄る重要な拠点の一つ、EXPASA足柄(下り)。この場所で働く石ヶ森は、「足柄ハイウエイレストラン」の売店業務全般を担当しています。
「東名高速道路をご利用になるお客様が最も多く立ち寄るサービスエリアが、海老名と足柄です。どちらか一方には必ず立ち寄ると言っても過言ではないほどの立地を活かし、独自の戦略で運営しています。『いかにお客様に足柄を選んでいただけるか』を、日々支配人を中心としたキャストみんなで考え、お土産などをセレクトして販売しています。
お客様は個人旅行客がメインですが、観光バスでの団体客も多く訪れます。また外国からの旅行客の方々も頻繁に利用するため、多言語対応にも力を入れています。具体的には、多言語で記載したポップを作ったり、翻訳のアプリを常にレジに置いたりするなど、いつご来店いただいても大丈夫なように対応しています」
他のサービスエリアとの差別化も徹底しています。
「足柄は金太郎伝説で有名な地域という特性を活かし、金太郎をモチーフにしたグッズやEXPASA足柄(下り)限定の『ここにしかない』お土産を多数取り扱うことで、他のサービスエリアとの差別化を図っています。
売店部門の運営体制は、私を含む社員3名にパートやアルバイトを含めると合計約25人のメンバーで構成され、4つの時間帯に分けたシフトで24時間営業を行っています。私は昼からの勤務がメインで、シフト管理やメーカーとの連絡調整、売場管理など幅広い業務を担当しています」
石ヶ森は仕事をする上で、楽しく働くことを最も大切にしています。
「先頭を切ってみんなを引っ張っていくリーダーの元気がなさそうだと、メンバーのみんなもついていきたくないと思います。そのため、出勤すると自分のギアを一つ上げるような感じで、メンバーと積極的にコミュニケーションを取ることを心がけています。
この価値観は学生時代のアルバイト経験から得られたものです。当時マネージャーが交代した際、新しいリーダーの元気で前向きな姿に感化されました。そこから、自分も積極的にコミュニケーションを取っていこうと決意したのです」
思いがけず開けた新しい扉
大学では教師になりたいという志で教育学部に在籍していた石ヶ森でしたが、教師ではなく、違う仕事に就きたいと考えるようになり、企業就職へと方向転換を決断します。
「3歳頃から英語を学んでいたので、英語を使った仕事をしたいという軸がありました。航空業界や旅行業界、ホテル業界を検討しましたが、最終的に一番お客様と直接向き合うことができるホテル業界に絞りました。
私は接客や人と話すことが好きなんです。大学時代は、生活雑貨の専門店で4年間アルバイトを続けてきました。軽い気持ちで始めましたが、一緒に働く方々がとても良い人ばかりで、大変な仕事も苦に感じることなく続けることができた経験が、仕事への価値観を形作ってくれたのだと思います」
複数の内定を獲得した石ヶ森でしたが、グランビスタ ホテル&リゾートを選んだのには明確な理由がありました。
「他社の早期内定のプログラムに参加していく中で、有名な会社ほどキャリアのレールを敷かれているように感じました。自分のキャリアは自分で主体的に選びたい、挑戦していきたいという思いが芽生える中で、グランビスタ ホテル&リゾートと出会いました。
実際の面接でも社員は話しやすい方ばかりで、私のこれまでの学業やアルバイト経験を生かすような言葉をもらう中で、この場所で働いてみたいと思うようになりました。ホテルだけでなく水族館やハイウエイレストランなど多様な事業を展開しており、いろいろなことを学べる環境は自分のキャリアにとって良いと思ったのも決め手の一つです」
入社後の配属では足柄ハイウエイレストランへの辞令が待っていました。
「同期社員が各ホテルへ配属されている中で、当時は私もホテルへの配属を希望していたため、大変驚きました。いろんな経験をしたいと決めて入社したので、そういった面では最初から新しい角度で仕事を学べるというのはプラスになると考えました。そうして気持ちを切り替えてやっていくと楽しいところもありますし、勉強になることがたくさん出てきました」
足柄での新生活は大きな環境変化でした。入社後最初の試練となったのがゴールデンウィークの繁忙期です。
「朝8時に出勤した時にはすでに長蛇の列で、退勤するまで一度もレジが途切れないような状況でした。品出しした場所がすぐに跡形もなく売れていくので本当に体力勝負でした。
この厳しい状況を乗り越える原動力となったのは、同じ足柄ハイウエイレストラン配属の同期メンバーで決めた『終わったらおいしいご飯を食べに行こう』という約束です。『お疲れ様会』のためにゴールデンウィークを乗り切るという気持ちで頑張りました」
入社3カ月で大抜擢。人気キャラクター特設イベントの責任者に挑んだ日々
入社から約3カ月が経った頃、石ヶ森にとって印象深い出来事が起こります。
「人気キャラクターの特設イベントの責任者を任されました。通常ならマネージャーが責任者を務めるような大きな責任のある業務ですが、会議で支配人や副支配人、マネージャーより『石ヶ森に任せてみるのもいいんじゃない』という流れになったと聞きました。
大手メーカーの方々に毎日売上を報告したり、売り場をチェックしたり。2か所の特設会場を責任者として見ていたので大変でしたが、任せてもらったという点で今まで頑張ってきて良かったなと思いますし、売上もとても良い成績を残せたので経験できて良かったです」
特設会場は売店とは別の離れた場所にあり、管理が困難だったため、石ヶ森は工夫と努力をしました。
「離れた場所でシフトを組まないといけないので、連絡が取りづらいんです。そこで、私が毎日必ず1時間ほど現場の確認に行って『今の売り上げはどんな感じですか』と声かけを行っていました。
特設商品は、コアなファンのお客様以外には、こちらから声をかけることが購入に繋がると思っています。そのため『声かけはちゃんとしよう』と現場に入ったキャストたちに必ず伝えていました。そして売れ筋は必ず切らさないこと、在庫が無くなりそうな商品はすぐに共有することなど、連携をきちんと取っていたことが成功につながった一番大きな要因だと思っています」
現在の仕事では、このような挑戦を通じて得られるやりがいを日々感じています。
「さまざまな県から訪れるお客様との交流こそが、この仕事の醍醐味だと感じています。『これから観光に行ってきます』『おすすめの商品は何ですか?』といったお客様との会話を大切にする中で、『足柄ハイウエイレストランが好きだから遊びにきました』や『石ヶ森さんに選んでもらった商品の評判が良かったからまた来たよ』といった声を増やしたいと思っています。
サービスエリアという特性上、リピーターを増やすことの難しさを感じながらも、そこに挑戦する気持ちが私のモチベーションとなっています。そして、また特設イベントの責任者のような大きな仕事を任せてもらえるように頑張っていきたいです」
今を楽しく頑張れば、未来はもっと良くなる──副支配人の背中から学ぶこと
将来のキャリアについて、石ヶ森は複数の可能性を視野に入れています。
「現在の足柄ハイウエイレストランで、もっと良い売り場を作っていきたい想いもありますし、一緒に働いているキャストがもっと楽しく働けるような現場作りをしたいと思っています。
いずれはこの経験を活かして目標だったホテル業界へ挑戦してみたいという気持ちもあります。そしてホテルの仕事をたくさん学び、将来的には『どういった地域にホテルを作るか』や、ホテルの内装を考えるなど、企画・開発の仕事をやってみたいと思っています」
そんな石ヶ森にとって現在ロールモデルとなっているのは、足柄ハイウエイレストランの副支配人だと言います。
「ホテルでさまざまな経験を積み、現在は初めてサービスエリアを担当している副支配人の考え方に共感を覚えています。副支配人は先のことより今のことを考えており、『今こうすれば、今後はもっと上手くいく』という考え方をされています。私も先々のことを考えるより、目の前にあることを頑張る性格なので、地道に頑張っていく姿勢や売り場作りの提案における行動力のある、副支配人のような人物になっていきたいと思っています」
そして現在の自分について振り返った時、石ヶ森は確かな手応えを感じています。
「ジョブローテーションで軽食部門に移った際、売店チームから『石ヶ森がいなくなってから現場の元気が足りていない』と言われたことで、自分の存在が職場にポジティブな影響を与えていることを実感し嬉しく思いました。
大変なことも多いですが、そんな時こそ楽しく働くということをモットーにしています。そういった面で、今の自分の頑張っている姿は『良い感じ』だと思っています」
最後に、これから入社する後輩に向けて石ヶ森はメッセージを送ります。
「一番は、楽しく仕事ができる方、話すのが好きな方が向いていると思います。接客がメインなので、いかにお客様と楽しくお話しできるか、それを楽しいと思えるかが大事だと思っています。
私自身が楽しく働いていきたい人間なので、もちろん大変なことがあったら頼っていただきたいですが、忙しい時こそ楽しく、明るい現場を作っていける方と一緒に働いていきたいです」
※ 記載内容は2025年11月時点のものです

