異国の地でゼロからの学び──海外出張で世界を飛び回るインバウンド営業の醍醐味
地元フランスからの転職を経て、2024年1月にグランビスタ ホテル&リゾートに入社しセールス部営業二課に所属しているCamille。フランス出身者として初めての日本での就業。不安と期待を胸に飛び込んだ新天地で活躍の場を見出しています。
「セールス部には、営業一課、営業二課があり、私はインバウンドセールスを担当する営業二課に所属しています。主なお客様は諸外国の旅行会社で、海外出張で訪問したり日本国内での商談を通して当社のホテルをご紹介しています」
部署全体では10名ほどが在籍し、そのうちインバウンドセールスは4名体制。Camilleは唯一の海外出身キャストですが、10年以上の海外経験を持つ同僚もいます。
「年間を通してアメリカやベトナム、オーストラリア、フランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど世界各国を飛び回っています。とくに、今年の7月以降は毎月のように海外出張があり、11月まで予定が埋まっています。
世界中を飛び回れるのは、この仕事の醍醐味ですね。私はフランス出身なので、自国のマーケットの知見も活かして業務を行っています」
入社時は日本での業務や生活に不安もありましたが、同僚からの手厚いサポートがあったと言います。
「最初は日本語のレベルが十分でなく、市役所など各所への手続きなども不安でした。でも、同僚が親身になって助けてくれて、何をすべきか、どこに行けばいいのかを丁寧に教えてくれました。同僚の支えがなければ、もしかしたらフランスに帰っていたかもしれません。
また、セールスの経験がなかったので、最初の3〜4カ月間は同僚の商談に同行して日本式の営業スタイルを学びました。文化の違いで最初は戸惑うことも多かったのですが、メンバーは丁寧に説明してくれたり、困ったことがあったら助けてくれたりしてくれて、おかげで今では自分なりのスタイルで仕事ができるようになりました。
日本語での報告書作成はまだまだ課題ですが、上司が忙しい中でも時間を作ってチェックしてくださるので、少しずつ上達していると感じています」
憧れの日本で働く夢を実現するため。チャンスをつかみ、セールスの仕事に飛び込む
フランスで生まれ育ったCamilleは、大学進学時に言語とビジネスを学べる学校を選択し、もともと漫画が好きだったことから日本語を選び学びました。
「2年生の時に日本への留学を経験し、1年間長崎で過ごす中で日本の良さに気づいていきました。漫画だけでなく日本の文化全般を好きになり、日本の人々の優しさに触れてたくさんの友人もできました」
大学を卒業後、パリの旅行会社に就職して働いていた際に、日本への転職のチャンスが訪れ、ちょうど転職を考えていたタイミングでもあり、大学時代からの夢であった日本での就労を決意します。
「右も左もわからない状態での入社でしたが、たとえどんなことになっても私にとって絶対に良い経験になると思っていました。以前から日本語を学んでいて、日本で働くことにも興味を持ち続けていたので、このチャンスは逃せないと思い、入社を決意しました。
また、子どもの頃から国外旅行が好きで毎年家族とどこかの国へ行っていたので、日本で働くなら自分の国や他の国と関係のある仕事がしたいと考えていました。そこで、インバウンドセールスであれば海外出張が多く、海外のエージェントとのコミュニケーションも頻繁にあります。自分の得意な言語であるフランス語や英語を使うことができ、自分に合っているのではないかと思ったんです」
仕事をする上で大切にしている価値観について、Camilleはとくに笑顔でいることと心を開くことを挙げます。
「セールスはいろんな人と会う仕事なので、笑顔を絶やさないことが必須だと思っています。これは、セールスだけでなくどんな部署でも笑顔があれば毎日仕事が楽しめるのではないでしょうか。私も周りの方からたくさんの支援をいただいているので、笑顔で教えられる人になりたいですね。
また、さまざまな国の方と接している中で、あらためて皆さんそれぞれの文化や考え方を持っているのだということに気づきます。そのような文化の違いなどを理解しようと思わなければ仕事ができなくなりますので、自ら心を開いてお客様に接していくことも大切にしています」
仲間のおかげで前へ進めた。日本での仕事の“違和感”が、“やりがい”へと変わるまで
グランビスタ ホテル&リゾートでの仕事を通じて、Camilleは日本とフランスの仕事の進め方の違いを実感する場面が多くあります。
「たとえば、経費精算について、日本では書類の作成方法が細かく決められていて正確な記入が求められます。フランス出身の私からすると些細な間違いだと感じることでも、毎回のように修正が発生していましたが、周囲のサポートで困難を乗り越えることができました。
また、自分自身がわからないことはわからないままにせず、きちんと周りに聞くことの大切さにあらためて気がつきました。上司に『なぜこうなっているのか』と質問してみたところ、丁寧に説明していただいたおかげで理解できました。本当に優しいので、質問すれば必ず答えてくれます」
セールスの仕事においても、日本ならではの商習慣に戸惑うことがあったと言います。
「セールスのやり方一つとっても、日本とフランスでは大きく異なります。たとえば、日本では毎月定期的なお客様先への訪問が一般的ですが、フランスではやり過ぎに見られることもあります。私も最初は『なぜ毎月行かないといけないのか』『ホテルのことはもう知っているのではないか』と疑問に思っていました。
しかし、このような文化の違いも、今では柔軟に対応できるようになっています。私が担当しているエージェントの半分は外国の方なので、訪問頻度などは状況に応じて調整するなど、その国の文化にあわせて対応しています」
上司や同僚からのサポートを受けながら、Camilleは着実に成長を遂げています。
「わからないことがあれば、周りの方々は親身になって教えてくれます。みんな忙しい中でも、私の書類をチェックしてくださいますし、文化の違いについても丁寧に教えてくれます。今では自分の仕事にも自信が持てるようになり、やりがいも増えてきています」
まだ見ぬ国へ、私がもっと広めたい。素敵なホテルの魅力を世界へ発信する
インバウンドセールスとして活躍するCamilleは、今後のキャリアについて明確なビジョンを持っています。
「これまでは既存の取引先がある国々を担当してきましたが、今後はまだ開拓していない国のマーケティングリサーチを行い、新しい市場を開拓していきたいと考えています。
当社のホテルは素晴らしい施設なのに、まだ世界的な知名度が高くないのが現状です。とくに、インターゲートホテルズはデザイン性や日本独自のおもてなし、キャストの優しさなど素晴らしい特徴が多くあります。これらの魅力を世界に向けてアピールしていきたいですね」
また、日本でキャリアを積んでいる海外出身者として、同じように日本での就職をめざす方々へメッセージを送ります。
「日本で働くことは、確かに難しく感じるかもしれません。私自身も日本語に不安がなかったわけではありません。入社したての2024年の1月から3月頃まではとくに自分の日本語力のレベル不足を痛感する日々で、正直に言って厳しさや辛さも感じていました。ですが、諦めずに頑張ればどこかで必ず楽しい時が来るはずです。
文化の違いという課題はありますが、日本に興味のある方は文化を理解し、適応しようと努力されると思います。私も辛い時期を乗り越えて、今ではグランビスタで働いている自分自身のことが好きになれました。仕事内容にも満足しており、誇りを持って取り組むことができています」
グローバルな活躍をめざす方々に向けては、英語力についてアドバイスがあります。
「インバウンドセールスに興味がある方は、完璧な英語力でなくても構いませんが、少しずつ勉強して英語力を身につけていかれることをお勧めします。とくに現代は、グローバルな視点を持つことが重要です。当社では、TOEICの勉強をしている方もいますし、入社後も学習の機会があります」
最後に、海外出身キャストをサポートする会社の環境についても語ります。
「グランビスタの社員の方々はとても優しく、手厚いサポートをしてくれる文化がこの場所には根付いています。
私もわからないことがまだまだ多いですが、色々な方に支えていただいた分、今度は、私が支援できる立場になりたいと思います」
※ 記載内容は2025年8月時点のものです

