人材派遣から金融まで、幅広い業界のプロジェクトに関わる中で培った強み
システムインテグレーション事業本部で、基幹システムの開発に携わっている平井。人材派遣会社や金融機関をはじめ、多岐にわたる業界のプロジェクトに主にPMとして参画している。
「具体的には、既存システムの保守や新規機能の追加、新規システムの導入などを担当しており、要件定義から製造、テスト、納品、その後の保守まで一貫して関わっています。
プロジェクトによっては設計段階から参加することもありますが、多くの場合は要件定義から。お客様の業界は多岐にわたり、それぞれに特有の課題や要望があります。
たとえば、人材派遣向けの基幹システムでは、スケジュール管理や賃金計算、年末調整などの機能改善を継続的に行っています。また、銀行や証券など金融関係のお客様では、とくにセキュリティや法令に基づく制限等が厳しく、細心の注意を払う必要があります」
平井は現在、以前に開発したシステムの保守や改修作業を行いながら、複数のプロジェクトを並行して進めている。また、新規システム開発の要件定義や見積もり、提案書作成などの案件も随時発生するため、それらにも取り組んでいると言う。
「私が仕事をする上でもっとも大切にしていることは、お客様との認識合わせです。過去の経験から、複数のプロジェクトを並行して進めるなかで意思疎通が曖昧になりやすいということを学びました。そのため、問題が起こる前に、認識にズレがないか丁寧に確認するようにしています。
また、製造段階でも認識のずれが生じる可能性があるため、設計工程やテスト工程でも頻繁にお客様と連絡を取り、認識の齟齬がないか確認しています」
幅広い視野を持ち、多くのプロジェクトにPMとして参画し成功に導いたことが評価。プロジェクトの規模や性質によって、平井の役割は異なる。
「小規模な保守案件では1人で担当することもありますが、大規模な案件では5〜6人のチームで取り組むこともあります。その場合、PM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)として、作業の配分や進捗確認を行っています。また、パートナー会社に開発の一部を委託するプロジェクトでは、その管理を担当することもあります」
さまざまな業界を担当することに、ときには大変さを感じるという平井。しかし同時に自身の成長につながっていると実感している。
「業界によって求められる知識や前提が異なるため、理解に苦労することもありますが、多様なシステム開発に関わることで、一つのシステム開発だけでは得られない幅広い知識やスキルを獲得できます。この経験の蓄積が私の強みになり、新たな提案やほかのお客様への対応にも活かせていると感じています」
幅広いシステム開発に携わりたい──想いを叶えるために選んだ富士ソフト
現在はPMとして活躍している平井だが、学生時代からシステム開発を学んでいたわけではなかった。
「就職活動を始めた当初は、文学部出身ということもありSE職を目指していたわけではありませんでした。しかし、活動を進めていく中で、お客様の課題をシステム開発によって解決し、サポートできるSIer業界に興味を持つようになりました。当時SIer業界は文系理系関係なくコミュニケーション能力が重視される傾向にあったため、私でも挑戦できるかもしれないと思いました。
もともと、個人的な趣味でゲーム開発に触れた経験から、プログラミングを通じてものづくりをするおもしろさを知っていました。あくまで初歩的なレベルでしたが、それを活かしつつ社会に貢献できるならとSIer業界の選考を受けるようになりました」
その中でも独立系SIerに的を絞ったのは、特定のメーカーに縛られず、お客様に最適な提案ができると考えたからだ。
「ファーストキャリアでは、別の独立系Slerに入社しました。未経験からチャレンジできる環境だったのですが、お客様が限定されていました。より多様な業界や業種のお客様、幅広いシステム開発に携わりたいと考えたことが、転職活動を始めたきっかけです。
富士ソフトは独立系SIerの中でも規模が大きく、安定した売上を誇っていることが魅力でしたし、前職での経験を活かしつつ、より良い環境で働けることも決め手になりました」
富士ソフトに入社後、これまで経験したことのない業界や技術に触れることになった平井。業務に必要なスキルを習得するにあたり、富士ソフトの環境に助けられたと振り返る。
「富士ソフトの特徴は、多様な専門知識や技術を持つ人材がいること。たとえば、SharePointに特化した人、C#やJava、Webシステムが得意な人、基幹システムに詳しい人など、幅広い技術を持つ人々が同じ場所で働いています。もし事業部内で解決できなかった場合、必要な専門知識を持つ方を全社規模で紹介してもらえる仕組みもあります。
さらに、社内には知識を共有する仕組みがあり、業界やシステムに関するナレッジが蓄積・整理されていて、誰でもアクセスすることが可能です。また、e-Learningを活用することで自分自身の仕事に特化した知識を学ぶことも。まだ経験したことがない分野でも知識やスキルを効率的に習得できますし、新しいことにチャレンジできる環境が整っていると感じます」
「自分1人で頑張ればいい」からの脱却──チームで仕事をする価値に気づく
入社当初はプログラマーやSEとして製造工程を中心に担当していた平井。徐々に顧客とのコミュニケーションやプレゼンテーションの機会が増え、その後、PLを任されるようになった。その中でも平井のキャリアにとって大きな財産となったプロジェクトが2つある。
「2019年頃にスタートした証券会社向けのメール誤送信防止アドイン開発は、私にとってとても印象的なシステム開発プロジェクトでした。上司がPMを務める中、私はPLとして参加し、私ともう1人で製造を担当しました」
このアドインは、メール送信時に宛先確認や不適切なBCC設定などを警告する機能を持っているもの。
「開発にあたって、仕様検討やテストを丁寧に行った結果、お客様から『誤送信防止に役立っている』と評価していただけました。またアドインを使用していく中で、改善したい点や新たなチェック機能の追加など、お客様からさまざまなリクエストが寄せられました。迅速に適切な解決策を提案し、真摯に対応することで信頼関係を築くことができました」
システムを納品し、その後も顧客の要望にスピーディーに対応したことにより信頼を勝ち取った平井たち。当初は1社向けだった開発が、グループ全体へ展開することになった。
「プロジェクトの広がりを実感する成功体験になりました。これらの経験を通じて、技術力だけでなく、プロジェクトマネジメント力やコミュニケーション能力も磨くことができたと思います」
さらに平井にとって大きな挑戦となったのがSharePoint Onlineへの移行プロジェクトだ。
「それまでC#やJava、HTMLなどのアプリ・Web開発が中心だったため、SharePointにはあまり触れたことがありませんでした。しかし、2022年頃、大規模なSharePointサイト移行をPMとして担当することになったんです。
8〜10人くらいのチームで、私の主な役割はスケジュール管理とお客様との折衝。作業進捗を確認し、課題の管理やお客様との調整を絶え間なく行いました」
知識がない中で、SharePointに詳しい社員に話を聞いたり、自身で調べたりしながら学び、プロジェクトメンバーと協力して移行を進めた平井。前任者たちの経験から得られた知見が大きな助けになったと振り返る。
「データ量が非常に多いため、SharePointの移行案件はトラブルになりがちです。しかし前任者がナレッジを共有してくれたおかげで、事前に起こりうる問題を把握し、お客様への説明やリスク対策を講じることができました。見積もり段階から適切な対策ができたことが、プロジェクトの成功につながったと考えています」
この経験を通じて、平井はチームで仕事をすることの大切さをとくに学んだと言う。
「それまでは小中規模の案件が多かったので、自分1人で頑張ればなんとかなると思ってしまうところがありました。しかし、この案件は自身の知識や経験が少ない分野だったため、プロジェクトメンバーや情報を持っている方に頼りながら進めました。
とくに、資料作成や調査など、1人でできることに限界はありますが、チームメンバーの知識や経験を出し合えばできることが広がり、チームで仕事をすることの価値を実感しました」
ITの力で社会貢献を──エンジニアの成長を支える環境があるからこそ挑戦できる
幅広い案件に携わり自身の成長を実感している平井。やりがいを感じる瞬間を次のように語る。
「お客様から『このシステムを導入して効率が上がった』『助かった』といった感謝の言葉をいただいた時です。自分の仕事が実際に役立っていることを実感できる瞬間であり、とても嬉しいです。
また、技術的に難しい課題を解決できた時にも大きなやりがいを感じます。プログラミングやお客様との折衝など、さまざまな場面で直面する課題を克服した時の達成感は格別です」
平井は今後、プログラミングスキルとプロジェクト管理能力の両方を持つ人材になりたいと考えている。特に強化したい分野として、セキュリティとクラウドインフラの知識向上を挙げる。
「これまでお客様とやりとりする中で、知識不足から困難に直面したことや、もっと良い提案ができたはずだという後悔もあります。効率的な開発や提案のために、セキュリティとクラウドインフラの知識も深め、資格取得を目指したいです」
平井は富士ソフトで働く醍醐味について、次のように続ける。
「当社では、多様なプロジェクトやお客様に関わることができ、幅広い知識を得られます。自分の適性や興味のあることを見つけるのに最適な環境ですし、意欲次第でさまざまな挑戦ができる点も魅力的ですね。多様な案件があり、個人の希望や能力に合わせた案件を挑戦できることは、とても恵まれた環境だと思います。
また、社内セミナーやe-Learningなど、自己啓発の機会が豊富です。これらを活用することで、常に新しい知識やスキルを身につけることができます。さらに、個人の志向に合わせた働き方ができる点も魅力。この環境で働けることに、日々感謝しています」
より良い技術を提供するために、積極的に学び、成長し続けたいと語る平井。お客様のニーズに的確に応えたいと意気込む平井のチャレンジは、これからも続く。
※ 記載内容は2024年9月時点のものです

