負けず嫌いな性格から始まった情報処理科との出会い
子どもの頃から、私は負けず嫌いな性格でした。物事に取り組む際には、「どうすればもっと良くできるか」「どうすれば勝てるか」を考えるタイプで、どんな遊びでも負けたくないという気持ちが強かったんです。その姿勢は、現在も変わっていません。高校進学の際、普通科ではなく商業高校の情報処理科を選びました。専門性のある分野に早くから触れたいと考えたためです。勉強そのものが得意だったわけではありませんが、ITや簿記といった分野を学ぶ中で、情報系の領域に自分の適性を感じるようになりました。
この選択は、今振り返ると大きなターニングポイントだったと思います。在学中は資格取得にも力を入れ、取得した資格を活かして特待生として専門学校へ進学しました。この積み重ねが、現在エンジニアとして働く土台になっています。また、学生時代はバドミントン部に所属し、支部大会で三位に入賞しました。ここでも負けず嫌いな性格が顔を出します。結果を出すために努力を重ね、目標を定めて練習に取り組む姿勢は、現在の仕事にも活きていると感じています。こうした経験を通じて培われた「学び続ける姿勢」と「結果に向き合う意識」が、現在の仕事観につながっています。
能力で評価される環境を求めて──SIerとの出会い
時代の波に乗り続けなければならないIT業界で生き残るために、私が就職活動で最も重視したのは「広い知識や経験を得られる環境」でした。エンジニアにとって、後から習得するのが難しい要素、それが対応力だと考えていました。求められる技術が年々変わっていく業界で、広い知識や経験は必須です。そんな想いから、IT企業の中でも幅広い案件に携われるSIerを探していました。
採用選考の応募を決めた最大の理由は、その評価制度にありました。時代の変化に対応しなければならないIT業界において、個人が挑戦し続けられる環境であること、そして成長や成果が適切に評価されることが重要だと考えていたからです。富士ソフトでは「最低何年勤めないと昇進できない」といった制約がないと聞き、ここでなら自分の実力を試せると確信しました。最初に受けた会社でしたが、迷うことなく入社を決めました。
採用選考で特に印象に残っているのは、グループ面談です。限られた時間の中で課題に対する結論をまとめなければならない状況で、相対する2つの案が出てきた時は正直焦りました。私は進行役を務めていたため、急遽方針を転換し、結論を1つに絞らず2つの案を精査して両方を提示する方向に舵を切りました。否定による対立も、無理にまとめることによる時間の浪費も避け、時間内に収拾を図ることができたのです。
PLとして歩んだAmazon Connect案件の軌跡
現在私はAWSのクラウド型コンタクトセンターサービスであるAmazon Connectを中心に、AWSを活用したソフトフォン型コールセンターシステムの開発・構築を担当しています。
配属後、最初に担当した保守案件では、未経験のプログラミング言語を短期間でキャッチアップしながら、新機能開発を並行して進めました。その成果を評価していただいたことに加え、当時ちょうどAmazon Connect案件の引き合いがあったこともあり、上長から「PLに挑戦してみないか」と声をかけていただき、PLを任せてもらうことになりました。早くステップアップしたいと思っていたことや、最低限の開発力を備えていると判断していただけた結果だと認識しています。
PLとしての業務は、お客様会議での説明や合意形成、メンバーへの作業割り振り、パートナー社員の管理などです。また、設計から構築まで一気通貫で関わるだけでなく、複数案件の保守対応や、AIを活用した新しい機能についても自らキャッチアップし、提案から実装まで行います。
こうした経験を通じて、新しい技術を主体的に学び続ける姿勢や、未経験の領域にも積極的に挑戦する行動力、お客様に対して自分の言葉で説明・提案する発信力、そしてPLとしての役割意識や昇進への意欲といった点を、評価面談の中で評価軸として挙げていただき、さらには新人賞を受賞することができました。ただ、自分自身としては「特別なことをした」という実感はなく、目の前の案件一つひとつに真摯に向き合い、学び続けてきた結果だと感じています。
特に印象に残っているのは、やはり先ほども挙げた初めてPLを任せられた案件です。案件の進捗管理などの管理業務、実際の構築、お客様との方針の擦り合わせ、成果物の作成など、案件に関わるあらゆるものを経験しました。案件を完遂した時は大変だったと同時に、1人のエンジニアとして仕事をこなしたという実感が得られました。
技術力の面では、Amazon Connectを軸としたAWS環境の構築・活用スキルが最も成長したと感じています。AWS LambdaやAmazon S3などの周辺サービスと組み合わせながら、コールセンターシステム全体を設計・構築する経験を積んできました。また、学生時代には経験のなかったJavaScriptについても、業務を通じてキャッチアップし、実装に活かしています。
理想と現実をつなぐ技術力で、組織の未来を切り拓く
短期的な目標として、私はAIを活用した業務の半自動化に取り組んでいきたいと考えています。人の手を離れて行える領域を増やすことで、より付加価値の高い業務に集中できる環境を作りたいです。具体的には、現在使用しているAWSを基盤に、Amazon BedrockやAmazon Qといったサービスを活用していく予定です。何ができて何ができないのか、そして何をしなければならないのかをしっかりと理解していくことが、この目標達成への第一歩だと考えています。
中長期的には、技術とマネジメントの両面を理解した管理職になることを目指しています。技術的な背景を踏まえて判断や意思決定ができることで、現場との連携がより円滑になると考えているからです。そのため、マネジメントスキルだけでなく、自らも技術力を磨き続けることを大切にしています。将来的には、自身の経験を通じて組織全体のレベル向上に貢献し、より良い成果につなげていきたいと考えています。
これから入社を検討している方には、配属希望についも、ぜひ一度ご自身のキャリアを踏まえて考えてみてほしいと思います。配属先によって関わる領域や求められるスキルはさまざまですが、その中で得られる経験一つひとつが、キャリア形成において大切な意味を持つと感じています。
そして富士ソフトで活躍できるのは、常に学ぶ姿勢を取れる方です。何か1つのスキルがあればいいというものではなく、その時必要とされるものをキャッチアップしていく必要があるからです。
私が一緒に働きたいのは、理想と現実の両方を大切にしながら考えられる方です。理想を描くだけでも、現実だけに目を向けるだけでもなく「今の状況から理想に近づくために何ができるか」を考え、行動できる方と仕事ができたらと思っています。その姿勢こそが、長く活躍し続けるための基盤になると考えています。

