お客様が本当に求めているものは何か。相手の真意を読み取れる技術者を目指す
2022年に富士ソフトに未経験採用で入社した内田。金融事業本部 フィナンシャルIT事業部に所属している。
「私の所属するグループは、金融業界の特定のクライアント企業に対するサポートを目的としています。その中で私は、ワークフローとデータベース機能を有するSaaS型製品のシステム開発支援を担当しています。
開発自体はノーコードツールでお客様自身が行うのですが、そのための技術的なサポートを私たちが担っています。例えば、新規商品のリスク分析・承認ワークフローシステムをお客様が構築するにあたり、方針の整理から日々の進捗管理、保守運用回りの整理まで幅広く対応しています」
お客様支援における貢献が評価され、2023年度には新人賞を受賞した内田。現在はリーダー的な役割を担っていると言う。
「現在は、4名で構成されたチームでプロジェクトを進めています。リーダーが育児休業を取得しているため、実質的には私がメンバーの進捗管理を行うなど、リーダーのような役割を担っています」
内田は新規提案における技術的なフィジビリティ調査にも携わっている。
「同じSaaS型製品でワークフローを構築したいと考えている企業向けに、実装が可能かどうかの提案を行っています。今後の案件拡大を目指し、業界を絞らず行っている活動で、ある種の営業活動と言えます。メインの案件と並行して行っていますが、将来的には調査業務の比重が増えていく可能性があります」
内田には仕事をする上で大切にしている価値観があると言う。
「私が最も大切にしているのは、“お客様が本当にやりたいことは何か”を常に見続けることです。上流工程の方針整理を経験した際、表面的な要件や要望を受け取るだけでなく、お客様自身も把握していないような、背後にある真意や思想を読み取ることが重要だと実感しました。
そのために不可欠なのは、お客様との対話です。私自身、営業職から技術職に移ってきた経緯もあり、話してみなければ分からないことが多いと強く認識しています。お客様と細かいコミュニケーションを重ね、率直に困りごとや状況を話してもらえるような関係性を築くことが大切です。それによって、課題の本質的な部分が徐々に見えてくるのです。これは前職の営業経験から得られた教訓でもありますね」
営業スキルを武器に未経験のIT業界へ。周囲のサポートがあるから恐れず挑戦できる
学生時代は経済学を専攻した内田。多くの貴重な学びを得ることができ、卒業後は金融系の会社に入社した。
「大学時代はビジネスの基礎知識を学びながら、数理的な分析や論理的な思考を身に付けることができました。この考え方は、客観的なデータを用いて人を説得するための手段として役立つもので、そこを知ることができたのが一番の大きな収穫です。
就職活動では、金融系の会社の法人営業を選び入社しました。学生時代からお金に対する興味があり、また、大学で身に付いた思考は人と関わる上で活かせるのではないかと考え、データがあれば人を説得できるという自信がありました。
しかし、実際の現場ではコミュニケーションの質が求められ、考えの甘さに気づいたと同時に、自身の固定概念が大きく変わりました。その後は、数値的なメリットを提示するだけでなく、私自身がサポートすることの価値を相手に伝えるような営業方法に変わりました」
もともとプログラミングに興味があった内田。働く中で、その想いが強くなっていった。周囲から頼られる存在になりたい──その想いの原点にあるのは父親の姿だった。
「もともと私の父もエンジニアでした。社会人経験を積むにつれ、自分もエンジニアとして頼られる存在になれたら、きっと幸せなんだろうなぁと。父の姿に憧れていたんでしょうね。学生時代からプログラミング的な考え方が得意だったこともあり、自分自身のスキルで作成した成果物をもってお客様の課題解決をしたいと考え、IT企業への転職に挑戦しました。
富士ソフトに入社を決めたのは、独立系のSIerであることが大きな理由です。前職時代は、メーカー系企業との関係により現場で自由に動けないもどかしさを感じることがありました。でも、独立系である富士ソフトなら柔軟な提案ができるのではないかと考えたんです」
未経験であっても、持ち前の前向きさで着実に成長していった内田。
「プログラミングの経験がほとんどなかったため、まずは基礎的な本から読み始めて、徐々に理解を深めていきました。身に付けた知識と実際の業務を照らし合わせながら、段階的にキャッチアップしていきましたね」
異業種からの転身は苦労が多いが、そんな内田を支えてくれたのは周囲のサポートだった。
「転職してから一番大変だと思ったのは、前の企業の色に染まっている部分があり、さまざまな場面でギャップを感じたことですね。また、未経験採用で同じグループになった同期がいなかったこともあり、最初は疎外感を抱いてしまうことがありました。
ですが、未経験で何もかも分からない私に、先輩が一から根気強く教えてくれたんです。その方は、私が所属するチームのリーダーで、嫌な顔をすることなく熱心にサポートしていただき本当に感謝しています」
成功体験から得られた自信とやりがい。富士ソフトの人材の幅広さが、支えとなる
入社後、内田には印象に残っている出来事がある。
「お客様の要望が膨らんでいく中で、できること、できないことを明確に提示した際、『内田さんがそう言うなら』と理解していただき、対応方針を円滑に決めることができたんです。日頃からの綿密なコミュニケーションによって、信頼関係を築けていたのだと思います。
プロジェクトで使用するノーコードツールは、手軽なツールだと思われがちです。しかし実際には、ほかのシステムと同様、多くの要素が紐づいているため、一カ所の変更が広範囲に影響を及ぼす可能性があります。この認識をユーザ側と合わせることが重要だと感じています」
お客様の業務改善につながったときは、大きなやりがいを感じたと言う。
「開発後、お客様から運用面が大幅に改善されたという評価をいただきました。以前はExcelファイルをメールに添付して承認依頼を行うなど、アナログな運用をしていましたが、新システムにより、これらの作業が自動化され、メール送信の手間が省けました。作ったものが実際に活用され、業務改善につながったことを実感できたとき、大きなやりがいを感じました」
そんな内田に富士ソフトの魅力について尋ねると、頼れる人材の幅広さだと答える。
「以前参画したプロジェクトにおいて、データベースに関する複雑な技術的課題に直面したとき、リーダーを通じて社内のデータベースに明るい社員を紹介してもらいました。その方は社内でエバンジェリストとして活躍する方で、データベースの考え方やツールの使用方法について非常に丁寧な指導を受けることができたんです。その作業方法が分からず、リーダーを通じて詳しい社員を紹介してもらい、直接指導を受けることができたんです。
ツールの使用方法やデータベースの考え方を学ぶことができ、無事に問題を解決できました。このような人材の幅広さは、他社と比較しても際立っていると思います」
想いの根底にある父親への憧れ──頼られる存在になるために、努力を惜しまない
一歩一歩着実に前進してきた内田は、さらなる高みを目指している。
「直近の目標として、プロジェクト全体を任せられるようになりたいと考えています。何か困ったことがあったときに、『内田がいるからなんとかなる』と言われるような存在になることが私の願いです。それが自身のモチベーション向上にもつながると思っています」
そのためには、マネジメントを担う立場で自身の営業スキルを活かし、メンバーを支えられるようになりたいと話す。
「技術者の皆さんは、一人ひとりが高い技術と豊富な知識を持っています。私はブリッジSEとして営業で培ってきたコミュニケーション力を活かして、技術者の考えを汲み取り、表面化していない彼ら・彼女らの力を引き出していくことが大切な役割ではないかと考えています」
全ての経験が今に活きていると語る内田。採用候補者に向けて伝えたいことがあると言う。
「私が伝えたいのは、どんな経験も無駄にはならないということ。全ての経験が糧になるので、自身の経験のためなら惜しまずに投資してほしいと思います。私自身も、前職での経験はもちろん、学生時代に身に付けた知識などのさまざまな経験が今に活きていると感じています」
一人ひとりの個性を認めてくれる環境が、富士ソフトにはあると内田は語る。
「もう一つの富士ソフトの魅力は、“人”をしっかり見てくれるところです。前職では数字が重視されていましたが、富士ソフトでは数字だけでなく個人の考え方や能力に目を向けてくれます。
また、成果物を作る際は結果だけでなく、その過程に焦点を当てて評価してもらえることも良いところです。そんな風土なので、個性豊かな社員が多いですね」
多様な人材を受け入れる土壌があるから、安心して挑戦できる──そんな富士ソフトで、自分らしさを大切にしながら、内田は成長を続けていく。
※ 記載内容は2024年8月時点のものです

