機械学習への興味からエンジニアに憧れ──新しいIT分野に挑戦をしているフレクトへ
学生時代は、工学部ロボット理工学科を専攻し、機械・情報・電気系について幅広く学んでいた西片。その後、大学院まで進学し、ロボットの知能に関する機械学習を中心に研究していました。
「大学院では、機械学習を用いてロボットの最適な動きを選択する方法を研究していました。具体的には、シミュレーションソフト上にいるロボットが、線に沿って周回できるように学習させるといった内容です。
機械学習には、Pythonを使用したプログラミングを行いました。既存の研究で公開されているものを取り込み、そこから自分なりにコードをアレンジして書いていく。最初はでたらめな動きをしていたロボットが、自分の書いたコードによって少しずつ円を描いて走れるようになっていく過程がおもしろく、エンジニアの仕事に興味を持つようになりました」
就職活動では、ITを軸に企業を探すことに。大学までは愛知県の実家から通っていたこともあり、就職を機に上京したいという想いもありました。
「IT企業であり、東京に拠点があるところを中心に探していました。その中でもクラウド関連の事業を行っていて、新しい分野に挑戦をしている会社に興味を持ちました。
他にも何社か内定をいただいていたんですが、選考を通じてフレクトが一番自分に合った社風だと感じ、迷わず入社を決めました」
こうして、フレクトへと入社した西片。最初の3カ月間はビジネス研修と技術研修を並行して受けました。
「週5日のうち、1日はビジネス研修でビジネスの基礎を学び、残りの4日は技術研修でJavaプログラミングやデータベース、ウェブ検証などを学びました。大学院での研究でもプログラミングは行っていましたが、意識するポイントの違いに気付かされることが多かったですね。
研究ではコードを書く際に自分だけが分かれば良かったのですが、仕事では可読性の高さや保守性の高さが求められるので、大きなギャップを感じつつも学びになりました」
また、研修中は同期と一緒に学ぶ機会が多く、仕事外でもバーベキューをするなど交流を深められたと言います。
「同期は全員が大学院卒ですが、必ずしも情報系というわけではなく、プログラミング初心者もいました。
ですが、みんな学ぶ意欲が高く、柔らかい雰囲気の人が多かったです。向上心を持ちつつもおだやかで接しやすい空気があり、入社前に感じていた社風の魅力を感じるメンバーでした」
初仕事から大きな成長を実感──学生時代からの取り組みが、仕事にも生きる
研修終了後にCI事業部に配属となった西片は、1カ月間の部門研修を受けてMuleSoftについて学び、大手電力会社の案件へと入ります。
「MuleSoftを活用して、消費者の電力量や電気料金といったデータを見ることができるモバイルアプリの開発案件です。
当プロジェクトで私はモバイルアプリ側の開発を担当し、MuleSoftから出てきたデータをアプリ側でどう受け取り、画面にどう表示させ、どのような効果が見込まれるのかという実証実験(PoC)をやっていました。社内メンバーの知見が少ないアプリ領域だったこと、PoC案件だったこともあって新卒ながらも私の裁量権は大きく、AWS AmplifyやAWS AppSyncなどを自分で調査しながら検証から実装まで、一通りやり切ることができました。
入社して最初の案件でしたが、成長へとつながる良いスタートを切れたと実感しています」
案件に取り組む上で、学生時代の経験が生きたと言います。
「これまで研究をする中でも、知識がないなりに自ら調べて前に進めるという経験をしてきました。また、研究計画を立ててタスク管理をするという癖付けができていたことも、仕事をする上で役立ちましたね。
一方で、新たな学びもありました。研究と異なり、一人で進めていくわけではないので、過程ごとに進捗状況や追加の必要事項、生じている課題などをチームで共有していくことが大切です。たとえば、MuleSoftとモバイルアプリを連携させる上でエラーが起きてしまった時に、MuleSoft側のエンジニアや周囲と積極的に連携するなど、コミュニケーションの重要性を感じました」
こうした取り組みを続けた結果、西片は入社1年目の終わりに昇格を果たします。
「一般的には1年目での昇格は早いかと思いますが、昨年度の新卒諸先輩方も昇格をしていたと聞いていたので、そのステージに順調に上がれてほっとしたという気持ちです(笑)」
初のMuleSoft側の開発へ──自ら手を挙げチャレンジする
現在は、大手航空会社のMulesoftの導入支援案件に携わっている西片。前の案件とは異なった学びがあると言います。
「現在携わっているのもMuleSoftを用いた PoC。今回はモバイルアプリへのデータ連携ではなく、システム間のデータ連携・統合を行うプロジェクトです。
運航時刻や手荷物受付状況といった情報を管理するフライトデータに関するシステムや、空港内に設置されたカメラで撮影した映像を利用したシステムといった個別のシステム間をMuleSoftで統合し、データを効率的に活用できるようにするのが狙いです」
今回の案件では、リードエンジニアと呼ばれる役割を担当することになった西片。 この役割は、西片が自ら手を挙げることで実現しました。
「プロジェクトのメンバーは当社社員が3名で、そのうち1人がPM、もう1人がネットワーク周りの基盤担当を担っています。MuleSoftの開発は私とパートナーが中心に行っているため、開発部分に関しては私がリードをし、パートナーとお客様との間に入りコミュニケーションを取っています。
このままエンジニアとしてキャリアを積んでいくのなら、お客様やパートナーとの調整を行うことは必要不可欠です。そうであれば早いに越したことはないと考え『経験してみたい』と申し出たところ、任せていただけることになりました。いつでもフォローしてもらえるような環境を作っていただいたので、安心して取り組めています」
実際に案件に取り組む中で、難しさとやりがいがあると言います。
「リモートによるコミュニケーションが基本となる中でリードしていくのは初めてなので、パートナーに対してもお客様に対してもやりとりにおいて不慣れな点は多いと感じます。それでも、Web会議を利用するなどパートナーとの距離を縮め、コミュニケーションの壁をなくす工夫をすることにやりがいを感じますし、お客様への進捗報告で『説明がわかりやすい』『うまく伝わった』と評価いただくとモチベーションが上がります。
また、今回の案件でようやくMuleSoftに本格的に触れることができ、とてもワクワクしています。他のソフトウェアと手法は異なりますが、設計段階のところでの考え方は変わりなく、システムをどのような形にしていくか、何をどう連携していくかと配置を考えるところにおもしろさを感じています。前の案件で横目で見ていたことを、実際に手を動かしながら理解を深められているところがいいですね」
スペシャリストか、ゼネラリストか──将来像を楽しみつつ、進む
フレクトで働く魅力について、西片は意思が通りやすく挑戦しやすい環境を挙げます。
「同期の中には、早い段階からPMを志望して実際に任されている人がいます。逆に、もっと技術的な仕事がしたいという人には、そういった環境を準備してくれます。
主体的に希望を伝えておくと、次の案件ではその希望に沿った役割に挑戦させてもらえる。新卒や若手であっても、意思を尊重して動いてもらえるところが魅力の一つだと思います」
将来のキャリア像については、エンジニアのスペシャリストを目指すのか、それともマネジメントを磨いていくのか。迷う部分はありつつも着実にキャリアを積んでいきたいと語ります。
「自分にとって双方それぞれ魅力的で、どちらを取るか悩ましいです。できることなら、どちらも目指したいくらい(笑)。ただ、まずは1つのことをしっかりと身につけたいという気持ちがあります。
もう少しMuleSoftを扱える案件に関わり、その技術を深く理解してから次のステップを考えようと思っています。浅く広くよりも、まずは1つの分野で専門性を身につけることを優先したいと考えています」
最後に、フレクトとマッチングする人材について、こう答えます。
「『こういうことをやりたい』という明確な意思を持っている人におすすめです。自分の興味のあることを伝えれば、その希望に合わせた環境を用意してくれる会社だと思います。
もし、やりたいことがまだ明確ではない場合でも、成長意欲が強い人には合っていると思います。社内には勉強熱心な先輩や同僚が多く新しい技術を学ぶ環境が整っているので、学び続けてキャリアを築きたいという方は道が開かれます」
エンジニアとしてものづくりを楽しみ、自分の考えが相手に伝わったという実感が仕事を続ける原動力の一つになっているという西片。
自分の意思でキャリアアップをめざせる環境で、これからも挑戦を続けます。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです
