「化学研究」から「IT」の道へ──きっかけはDXCとの出会い
看護師の母に影響を受け薬学に興味を持ち、理学部化学科に進学した杉浦。ITとの出会いは、化学研究でコンピューターを用いたことだったと言います。
「実験を行わずに、コンピューターで化学反応をシミュレーションして物質の性質を予測する研究分野に興味を持ち、大学4年生から大学院の修士課程まで研究に打ち込みました。
実際の化学実験は手間も時間もかかり、単調な作業も少なくありませんが、プログラミングを活用すると正確な予測結果を自動で出すことができます。また、宇宙空間のような通常は実験が難しい環境下での化学反応も、コンピューターによるシミュレーションによって研究することができることにメリットを感じ、研究を通してITの便利さとおもしろさに気がつきました。
当時、研究のためにプログラミングやネットワーク構築などをイチから独学してITスキルの土台を築いたことは、今の仕事で役立っています」
就活では、化学メーカーをはじめ、化学研究で培った専門性を活かせる就職先をめざしていた杉浦ですが、DXCとの出会いがきっかけでITの道を志すことになります。
「実は、IT系の仕事に就くつもりはまったくありませんでした。IT業界をめざしたきっかけは、共同研究で知り合った他大学の友人に誘われて、たまたま参加したDXCの会社説明会です。
IT業界で実際に活躍している方のリアルな話を聞き、『おもしろそうな仕事だな』と感じました。研究を通してIT技術による効率化の効果を実感していたので、アカデミックな領域にとどまらず、さらに広い範囲でITを活用してみたいと考えるようになりました。
ITの中でもとくに強く惹かれたのが、現在担当しているSaaS(Software as a Service)製 品でした。SaaSは、世界中の優秀なエンジニアたちが成功や失敗から学び、それぞれの目的に合ったサービスとして開発されています。
お客様が自身でゼロから開発するよりも、すでにある優れたSaaS製品を適切に導入・運用できるようサポートすることこそが、業務効率化などの価値提供につながると考えました」
DXCとの出会いをきっかけに、IT企業への就職活動を開始した杉浦。
他のIT企業にもエントリーをしたものの、外資系企業であることや、説明会や面接で出会った社員の人柄、フラットな社風が決め手となり、DXCに入社しました。
「外資系を希望した理由は、研究活動の中で習得した英語のスキルを活かしたかったからです。外資系であれば、開発などで海外のメンバーとやりとりする機会を多く持てると考えました。
また、社員のみなさんの人柄とフラットな社風も入社を決めた大きな理由です。会社説明会や面接を通して、優しい人が多く、年齢やポジションに関係なくお互いを尊重し合っている会社だと感じました。所属していた研究室の教授と学生の関係性がフラットだったこともあり、自分に合った環境だと感じたんです」
困難な局面でも、諦めずに進む。地道な努力がお客様の社内表彰という大きな成果に
杉浦は入社後、希望していたエンタープライズアプリケーション&SaaS事業部に配属。現在はServiceNowプラクティスコンサルタントとして、自動車会社のSPM(Stragetic Portfolio Management)(※)の導入・運用プロジェクトを担当しています。
※ ServiceNowが提供する戦略的ポートフォリオ管理機能で、予算・人員・時間といったリソースを戦略・目標に合わせて配分するためのもの
「配属後、その時々の業務がなぜ必要なのかを自分で考えたり、他のメンバーの意見を聞いたりしながら業務を進め、仕事を覚えていきました。業務の背景を紐解いて取り組むことで、製品やお客様、プロジェクトの理解が深まりました。
現在の主な業務は、ServiceNowのデータ連携元が別システムに置き換わるのに伴い、正しくデータを連携できるよう、設計書作成・開発・テスト・実装を行うことです。データ連携元のシステム変更に伴う開発では、ベトナムチームが開発を担当しているため、ベトナムのメンバーと連携します。メンバーとのやり取りはすべて英語です。
入社前に希望していた、SaaS製品に携わることと英語を使って仕事をすること、どちらも実現できています」
思い描いていた環境でやりがいを感じながら働いていた杉浦ですが、このプロジェクトに参加して約1年が経過したころ、大きな壁に直面します。
「プロジェクトを主導するPO(プロダクトオーナー)が交代することになり、SPM業務と同時に、過去のデータやお客様とのやり取りを整理して具体的な業務の進め方を決めるなど、新しいPOのサポートをすることになりました。
残念ながらスムーズに業務を進められなかった部分もありましたが、『諦めずに、一歩一歩進んでいこう』と決め、同じミスは絶対にしない、不明点は徹底的に確認するといったように、目の前のことに地道に取り組みました。
そうやって地道な取り組みを続けていたところ、このSPMの導入・運用プロジェクトがお客様社内で評価され、お客様の社内表彰を受賞しました。ITサービスポートフォリオによる『ITコストの視える化』の取り組みが評価されたということで、自分の取り組みもお客様のIT投資を検討する際の意思決定に貢献できたと感じて、大きな達成感を得ました。
表彰という大きな結果ももちろん非常に嬉しいのですが、私は会議のファシリテーションや議事録の作成、 ITサービスポートフォリオ管理の調査方法のドキュメント化といった日々の業務にもやりがいを感じます。これからも目の前の仕事に真摯に取り組み、お客様に価値を提供していきたいです」
年次や役職に関係なく対等に話ができる。フラットな社風が魅力
社員の人柄とフラットな社風に惹かれてDXCに入社した杉浦。イメージ通りの環境だったと言います。
「入社前のイメージ通り、優しい人が多くフラットな環境です。たとえば、部会などで本部長など役職者と話す機会があるのですが、私たちメンバーと対等に話をしてくれていると感じます。仕事をしやすい環境づくりのために試行錯誤している点なども伝えてくれるため、信頼感もあります。フラットな社風だからこそ、自分の意見ややりたいことを発信しやすいですね。
上司や周りのメンバーが仕事ぶりを見てくれていると感じる場面が多いのも、DXCの良いところです。前述したプロジェクトが大変だった時期に、営業担当から『厳しい状況でも頑張っていてすごい』と声をかけてもらい、励みになりました」
コンサルタントとして成長しやすい環境も、DXCの魅力だと杉浦は話します。
「DXCでは多くのスペシャリストが活躍しており、私が担当しているServiceNowに関しても、認定資格を持つ社員が多数在籍しています。そのため、仕事で必要な情報や学びたいことがあれば、周りに相談することができます。
プロジェクトが行き詰まったとしても、ServiceNow担当メンバーのチャットですぐに相談し、的確なアドバイスをもらえます。誰かが困っていたらすかさず詳しい人がフォローする文化が根づいているんです。私自身も2つの施策のうちどちらを選択すべきか迷っていた時に質問して、その時もらったアドバイスに助けられました。
他のメンバーの質問とその回答を見ることもできるので、ServiceNowへの理解を深めることに非常に役立っています。わからないことを気軽に相談し、詳しいメンバーからすぐに的確な回答がもらえる環境は、DXCの大きな強みです。技術やプロジェクトの進め方などに関する知識やノウハウを、常にアップデートできる環境が成長につながっています」
仕事もプライベートでも目標達成をめざす──価値ある提案ができるコンサルタントへ
DXCに入社して約3年。杉浦は仕事とプライベートを両立しながら、さらなる高みをめざしていきたいと語ります。
「学生時代は研究一色だったのですが、社会人になりいろいろな人との交流を通し、仕事だけではなくプライベートも大切にしたいと考えるようになりました。
2年前からジョギングを始め、月間300km走るほど夢中に。フルマラソンの大会に出場するまでになりました。今の目標は、フルマラソンで3時間を切ることです。
仕事はもちろん大切ですし、経験を重ねてゆくゆくは責任の大きいポジションに就きたいと考えています。しかし、忙しい中でも趣味の時間を確保し、仕事でもプライベートでも目標を達成していきたいです」
杉浦は仕事とプライベートを両立し、ServiceNowコンサルタントとして着実に成長しています。今後の目標について「お客様にとって、より価値ある提案をできるようになりたい」と話します。
「入社してから約3年が経ち、担当しているプロジェクトに直接関わる内容だけではなく、一般的なプロジェクトの進め方や、ServiceNowがどのように使われているかなどより広く深い理解ができるようになりました。
ServiceNowは完成した製品ではありますが、そのメリットを保ちつつ、お客様の業務に合わせて調整する必要があります。新たに得た知見を活かし、よりお客様にとって価値ある提案ができるコンサルタントをめざしています。目標を達成するため、日々の業務を着実に進めるのと並行し、資格の取得などスキルアップに向けた取り組みをしているところです。
目標とする先輩は、現在担当しているプロジェクトのPOで、とくにお客様とのコミュニケーションに長けている方です。会議で即答が難しいような質問に対しても、その場でスピーディーに判断して結論を出すことができる点など、とても尊敬しています。
簡単ではありませんが、10年後には先輩のようなスキルを身につけ、よりお客様のビジネスに貢献できる存在になりたいです」
困難な状況でも、お客様に価値を提供するために前向きに取り組む杉浦。プライベートも仕事も充実させ、ますます活躍する姿を見ることが楽しみです。
※ 記載内容は2024年1月時点のものです
