ServiceNowの開発者コミュニティイベント「ServiceNow Japan Hackathon 2022」に、エンタープライズアプリケーション&SaaS(EAS)部門の新卒6名が参加。過去最多チームがエントリーする中、5位入賞を果たしました。入賞までの軌跡を、チームを代表して小森、藤井、山本が振り返ります。
ハッカソンって何……?
▲左から小森、山本、藤井。2023年5月現在は新卒研修も終え、実際の案件で活躍中
──ServiceNow Hackathonへの参加は、新卒部門研修の一環として、突然言い渡されたそうですね。
藤井 「6月中旬にEASに配属されてすぐ、新卒研修担当の上司から『ServiceNow Hackathonに、みんなをエントリーしておいたからよろしく!』と宣告されました」
小森 「僕は『ハッカソンって何?』というところからで……。『ハッカソン(※1)とは?』『ServiceNow Hackathon(※2)とは?』ということを確認したら、参加者はほぼ現役のServiceNowエンジニアの方々だと知って『ええっ?』って(笑)」
僕たちはSeviceNow社から2日間の基礎研修を受けたばかり。それでも『せっかく参加するなら新卒チームで優勝を狙ってやろうじゃん!』とみんなで奮起したのを覚えています。」
藤井 「僕は学生のころにハッカソンに参加した経験から、ハッカソンを乗り切るにはモチベーションが大事だと学んでいました。だから、初速が落ちないように、全員に『一番を獲ろう!』と呼びかけました。
リンカーンの名言を使って呼びかけたんだけど、覚えてる?『できる、これをやる、と決意せよ。やり方はその後で見つけるのだ──僕たちは1位になるって決意しよう!』って」
山本 「ごめん、その名言は全然覚えてない(笑)。けど、藤井くんがそうやって引っ張ってくれたおかげで、チームとして明確な『1位を獲る』という目標ができて、いいスタートが切れました。
その後、プロジェクトマネージャー(PM)、アーキテクト、エンジニアなどの役割分担をしました。PMをやりたい人を募ったけど誰も手が挙がらなくて……。僕はそういう雰囲気に耐えられないタイプなので、気づいたら手を挙げていました(笑)。でも、プロジェクト管理には興味があったし、いろいろな経験もできたので、今思うとあのとき手を挙げて良かったと思います」
※1 ハッカソン:ハック(hack)とマラソン(marathon)を掛け合わせた造語で、ソフトフェア開発分野のプログラマーや設計者たちが、 決められた期間で開発作業を行うイベント
※2 ServiceNow Hackathon:ServiceNowが提供するPaaS「Now Platform」でアイデアを素早くプロトタイプアプリケーションとして開発するコンテストイベント
戦略は……若さで勝つ!
──このハッカソンは、事前準備を行った上で、イベント当日に開発をするというものだったそうですが、どのように進めていきましたか。
山本 「まず1位を獲るための戦略を考えていたところ、先輩から『ハッカソンはアイデアが大事、アイデア出しを慎重に』というアドバイスをもらいました。そこで、他社のチームに比べて若い僕たちの柔軟な思考を生かしてアイデア力を重視する戦略につながりました。開発力では現役エンジニアの方たちには勝てないけど、若さが武器になると」
小森 「ハッカソンのテーマは『ハイブリッドワーク – After/Covidの情勢下において新しい働き方をどのように日本に定着するか。多様な働き方に対してどのようなExperienceを提供できるか』でした。
テーマを念頭に、アプリケーションのコンセプトについてアイデアをどんどん出すことから始めたよね。どのアイデアも否定せずに出していって、30個くらいアイデアが出て。みんなで合意しながら最終的に1つに絞っていく過程は本当に大変だった」
藤井 「僕が開発してみたいと思ったアイデアは採用されず、悲しい想いを経験しましたが(笑)。最終的には、企業向けの社員のWellbeing管理アプリに決めました。
でも、最初のコンセプトアイデアを先輩に話したら、しっかりダメ出しされたよね。『こんなの誰が使いたいの?』って。
小森 「そうそう。チームで『これは良い!いける!』と思って自信満々で臨んでも、いざ先輩からフィードバックをもらうと自分たちの詰めの甘さを痛感して。開発プロジェクトの進行は初めてのことで、役割ごとにそれぞれの仕事を手探りで進めては共有しながら、先輩方には業務の合間を縫ってレビューの時間をもらっていました」
山本 「先輩たちの親身なサポートと、ときに厳しいフィードバックのおかげで進行できました。先輩たちはただフィードバックするのではなく、一緒に参加するという熱心な姿勢でいてくれたのがとても嬉しかったし、勉強にもなりました」
トラブルあり!──どきどきのハッカソン当日
▲ハッカソン当日。残念ながら山本は体調を崩していたため、リモート参戦でした
──ハッカソン当日はどんな様子でしたか。
小森 「すごく大きな会場で、ベテランエンジニアの方々がこぞって参加されていて、最初はすごく緊張しました。でも、次第にリラックスしていって、メンバーでしっかり連携しながら準備してきたことを出し切れました」
藤井 「開発中にトラブルがあったりもしたけれど、トラブルが起きた場合のことも想定して準備を進めていたので、慌てずに対処できました。
午前中から夕方までは開発と、開発したアプリの発表。夕方からは懇親会で、各社がブースを持ってブースにいらした他社の方に、アプリの説明やデモンストレーションを実施しました。ベテランエンジニアの方との交流を含め、とても貴重な経験になりました」
▲ハッカソンで開発したアプリ「Wellbeing Now」
──ハッカソン当日は順位の発表はなく、後日オンラインで結果発表があったそうですが、5位入賞という発表を聞いてどうでしたか。
山本 「ただただ素直に、本当に嬉しかったです!!!!!」
小森 「『DXCテクノロジー・ジャパン』と会社の名前が呼ばれたときは……。もう本当に嬉しかったです」
藤井 「じつは、今回のハッカソンでは『ユニフォーム賞』も設けられていました。ハッカソン用のTシャツデザインを競うもので、その結果が開発物より先に発表されていたんです。僕たちも、チームメンバーの一人がデザインしたTシャツで応募していたのですが……。なんと僕たちのデザインが優勝しました。
嬉しかったんですが、僕は『開発物の方で入賞できないチームに、ユニフォーム賞を授与するんだろうな』と勝手に思い込んでいたので、ユニフォーム賞を受賞した時点でがっくりきていて……。そこで名前が呼ばれたので、喜びもひとしおでした(笑)」
5位に入賞できた秘訣とは……?
▲山本(中央)が持つのが5位入賞の盾、藤井(左)が持つのがユニフォーム賞の盾。 着用しているのはユニフォーム賞を受賞したTシャツ。じつは、新卒部門研修を通してメンバーがお世話になった、DJが趣味の先輩社員をキャラクター化したもの
──5位に入賞できた理由はなんだと思いますか?
山本 「理由は2つあります。1つは、メンバーが自分の得意なことを生かして積極的に取り組んだこと。2つ目は、先輩社員たちからの熱いサポートです」
小森 「役割分担の時点から、それぞれが得意なことを自然と担うことができました。コンセプト作り、システム設計、発表スライド作成など、自分の得意なことを生かし、足りない部分を補い合うことで生産性が向上し、最大限の成果を生み出せました」
藤井 「先輩方のサポートには本当に感謝しています。優しく、厳しく、ときには厳しすぎて鬼軍曹に見えたこともあったけど(笑)、入賞後『先輩たちのおかげです』と伝えると、『実際に開発したのは君たちなんだから、君たちの実力だよ』と言ってもらえたことも嬉しかった」
──最後に、このハッカソンの経験から学んだことを教えてください。
山本 「新人ではできないPMという役割に挑戦できて本当によかったです。開発プロジェクトはどういうものか、全体を俯瞰して理解することができました。また、PMという立場だったため、先輩から厳しいフィードバックを受けるときは矢面に立ってやり取りをしたり、PMの説明責任の大きさも肌で感じることができました。
これからも、こういった自分が成長できる機会は積極的につかんで、前のめりに仕事をしていきたいと思っています」
小森 「僕はとにかく楽しかった!少しでも良いシステムを作るためには、チーム内での活発なコミュニケーションが何より大切だと考えていますが、それが実践できていました。
ハッカソンに取り組んでいた間は、同時にほかの新卒研修のプログラムもあってみんな大変でしたが、『優勝するぞ!』という目標にチーム全員が前向きに楽しく取り組めたことがなによりも大切だったと感じています」
藤井 「僕は、ServiceNow開発の実践的なスキルを身に着けることができたことが本当に良かったです。このハッカソンで、曲がりなりにも手を動かして開発をした経験が、今従事している実際のプロジェクトでの開発業務に生きています。
あとは、一人ではできないことも、チームの力を合わせると可能になるということを、身に染みて感じました」
新卒チームのServiceNow Hackathon体験記、いかがだったでしょうか。さまざまなことを学んだ新卒研修での経験を生かして、3人は現在現場で活躍中です!
※ 記載内容は2023年5月時点のものです
