自らの成長を求め、デベロッパーから管理会社に転身
2016年に大和ライフネクストに入社し、現在までファシリティコンサルティング事業本部 管理受託営業部で活躍する丸山。前職では不動産の開発を担当していました。
「新卒で入社した会社はいわゆるデベロッパーで、私は自社ブランドの複合型ショッピングセンターを開発する仕事を担当していました。
土地の仕入れから企画、建築、テナントリーシング、運営管理まで、建物が建てられる前から後までの一連の流れを幅広く経験することができました」
その後、約4年間の勤務を経て、管理会社への転職を決意したと言う丸山。
「建物を建てるプロジェクトの中でも“上流”の部分に携わってきて、自分たちの建てたい建物を自由に企画できる楽しさはありましたが、キャリアを重ねるにつれて、建物の現場で実際にどういったことが行われているのかを知らないままでいることに危機感を覚えるようになっていきました。
発注先の建築会社や管理会社からの報告書に目を通すだけでは見えてこない部分も多く、このままでは自分自身の成長に限界があると感じたんです。そこで、現場に関われる仕事として身近だった管理会社への転職を決めました」
大和ライフネクストへの入社の決め手は「関われる事業の幅広さ」だったと振り返ります。
「転職活動の際には複数の管理会社を比較しましたが、管理対象となる建物の種類の多さ、また大手グループ会社としてこれまでに経験したことのないような規模の事業に関われることに魅力を感じ、入社を決めました」
あらゆる建物に対応できるオーダーメイドの管理を
丸山は現在、マンション以外の建物に関する事業を扱うファシリティコンサルティング事業本部で管理受託営業を担当しています。
「管理受託営業とは、言い換えるとさまざまな用途の建物の管理を受託するための営業です。新築・既存を問わずあらゆる建物のオーナー様に対して、該当建物に必要な管理メニュー(清掃・設備管理・警備など)をご提案し、管理契約を受託することが主なミッションです。
対象となる建物は多種多様で、基本的にはオフィスビルや商業施設、物流倉庫などが多いですが、他にも私が担当したことのある施設だと太陽光発電所や介護施設などがあります。また昨年の2024年には当社で初となる水族館の管理の受託も担当しました」
管理受託営業の仕事は、一般的にイメージされる「営業」とは異なる部分が多いと言います。
「第一に、建物に合わせた管理メニューをお客様の立場に立って提案する力が求められます。その建物にどんな設備が付いていて、どんな管理をしていく必要があるのか、図面を広げて建物ごとの特徴を細かく見ながら見積もりを作っていかなければいけません。既存の商品を売るのではなく、1件ずつカスタマイズしていくオーダーメイドのようなものです。
設備に関する専門知識はもちろん必要ですし、1つの見積もりを出すのに非常に多くのプロセスを踏まなければいけません。大変な作業ではありますが、1件1件と向き合う中で常に新しいことを学べるので、やりがいにつながっています」
さらに重要なのは「売ること」ではなく「売った後」なのだと丸山は語ります。
「世の中にいろんな商材の営業がある中で、売った後もお客様との関係が長く続いていくというのが、管理というストックビジネスの最大の特徴です。
管理受託営業部が管理を受託した後は、実際に管理を行う各支店の建物担当者に、お客様とすり合わせた管理内容をしっかりと引き継ぐ必要があります。
管理は建物がある限り何年、何十年と続いていくサービスなので、販売時にお客様とのコミュニケーション不足があったり、管理の計画に不備があったりすると、当然その先の管理もうまくいきません。「売って終わり」の営業ではなくて、仕事に最後まで責任を持てるというところが、自身の性格にも合っていると感じています」
ライフステージの変化が躍進のきっかけに
管理受託営業は、建物管理の「現場」とも密接に関わる仕事です。
「入社後の数年間は、管理品質向上のための取り組みや、月次報告書の作成、監査対応なども経験させてもらいました。
常駐管理員がいる施設の現場に行って『点検・清掃はこういう風にやってくださいね』と伝えると、『でもそれにはこういう事情があって……』と言われることもあって、やはり現場の声から学ぶことは多かったですね。
前職で培った『こんな建物を開発したい』というオーナー側の目線に加えて、『運営していく上ではこういったところに注意しなければならない』といった管理側の目線を持つことができるようになったのは、私にとって貴重な学びとなりました」
また、子どもの誕生を機にワークライフバランスについても意識するようになったと言う丸山。
「もうすぐ2歳になる息子がいるのですが、息子が何度も体調を崩す時期があり、仕事と子育てとの両立に当初はとても苦労しました。ですが、部署全体での業務効率化の取り組みや、仲間たちとの業務分担も進み、今ではワークライフバランスがしっかりと確保された状態で働くことができています。
フレックスタイム制で勤務時間を自由に調整できることも、今の私にとってはすごくありがたいですね。全社的に子育てを応援する空気があるので、助かっています」
周囲の環境だけでなく、自身の仕事に対する意識も変わったと語ります。
「振り返ると、自分の仕事に対する考え方が変わったことが一番大きかったと思います。
共働きだったこともあり、定時退社をしないと家事や育児を含めた1日の仕事が終わらないので、残業を当たり前のようにしていた頃に比べて『どうやったら仕事も家庭も両立できるか』を必死に考えるようになりました。
当時は息子が体調を崩していたので状況的に仕方がないと思って業務時間を減らしていましたが、結果的に業務効率が上がって好循環が生まれ、最近では個人目標を大きく超える実績も出せるようになってきました。
メリハリを付けた働き方がむしろ業務の効率化につながっており、そこを会社にも評価してもらっています」
確かな成長の実感を糧に、管理のプロとしてさらなる成長を
丸山には、現在までずっと印象に残っている仕事があると言います。
「ある企業様から建物の管理を受託できた時に、当社の社長(当時)から『おめでとう』というメールを貰ったことです。
その企業様は、以前に別の建物を当社が管理していたことがあり、解約になった後も私が継続的にヒアリングに伺っていたのですが、何度も足を運ばせていただく中で『物流倉庫の開発にこれから力を入れていく』という情報をいただき、その後粘り強く提案をし続けた末に受注につながりました。
社長とはそれまで直接話したことがなかったので、突然メールが届いて驚きました(笑)。グループ内の仕事の受注が多い中で、グループ外の一般顧客の仕事を自ら開拓して受託につなげた成果を評価してもらえたことが、とてもうれしかったのを覚えています。
このように、企業にとって管理が必要になるタイミングは限られているため、すぐには成約につながらなくても将来的には管理をお任せいただけるかもしれません。一度お話しさせていただいた企業様には『お困りのことはありませんか』とこまめにご連絡することを心がけるようにしています」
最後に、今後の目標について聞きました。
「私はどちらかというと、目の前の仕事を通じてコツコツと積み上げていくタイプなので、引き続き1件1件のプロジェクトに真剣に向き合っていきたいと思います。見たこともない設備が出てきたら、また一から学ばなければならない仕事なので、日々勉強ですね。
将来的には大型複合施設など、まだ経験したことがないような規模の大きい長期プロジェクトにも携わっていきたいと考えています。建物を作っていく過程の中で、より多くのステークホルダーの意見を取りまとめながら、管理のプロフェッショナルとして、今以上に高い専門性を発揮できるようになりたいです」
オフィスビルから水族館まで、それぞれの建物に最適な“オーダーメイド”を追求する丸山。その真摯でひたむきな姿勢は、お客様や仲間からの厚い信頼へとつながっています。
※ 記載内容は2025年1月時点のものです
