“お客さまのために”という想いが軸に。双方にとって良い関係性を築くことをめざして
──まずは、部署紹介をお願いできますか?
私が所属するのは、船橋地区営業部のコンサルティング課。法人や個人のお客さまに向け、融資の提案をしたり資産形成のお手伝いをしたりする部署で、1課と2課と3課を合わせて約15名が在籍しています。30半ばから後半の課長を筆頭に、一般行員のほとんどが20代です。
課内のメンバーの年齢が近いこともあり、仕事上でわからないことはもちろん、仕事以外のことでも相談しやすい雰囲気があります。日頃からよくアドバイスをもらったり、食事に連れて行ってもらったりと、とても良い距離感があると思います。
──ご自身の仕事について簡単に教えていただけますか?
私が担当しているのは法人のお客さまです。約65社に対して、資金繰りについてはもちろん、経営や事業承継に関する相談にも応じ、金融商品のご紹介から資産形成の計画まで、幅広く提案させていただいています。
また、企業で働く個人のお客さまから相談を受けることも少なくありません。役員や従業員の方々を相手に、それぞれの資産の状況に合わせて、iDeCoやNISA、学資保険、がん保険などの提案もしています。
案件が進んでる/進んでいないに関係なく、業務時間の大半は外回りに充てています。気軽にお会いできるお客さまばかりではないので、銀行側の窓口となっている方とやりとりしたり、書類を作成したりすることもありますが、屋外に出て活動していることがほとんどです。
──仕事で大切にしていることを教えていただけますか?
渉外担当として大切にしているのは、“お客さまのために”という想いです。営利組織である以上、お客さまに対して商品やサービスのご提案する場面ももちろんある一方、当行には対応できないような案件に関して有用な情報を提供するなど、利益を度外視したお付き合いもさせていただいています。
そうやってお客さまの立場になって行動し続けることが信頼につながり、「ちば興銀に相談すれば解決策が見つかる」と思っていただければ、取引の間口もきっと広がるはずです。双方にとって良い関係性が築けたらと考えています。
行政の補助金制度など、経営者の方に喜んでいただけそうな情報は日頃から収集するようにしていますし、支店の上司や本部の方などから教えてもらうことも。もともと、人に喜んでもらえるようなことを仕事にしたいと考えていたので、コンサルティング課の業務はとても自分に合っていると思います。
若くして活躍できる環境を求めて千葉興業銀行へ。成長を加速させた能力開発支援制度
──銀行を志望した理由は何ですか?
学生時代、人に喜んでもらえるだけでなく、スキルアップしながら成長実感が得られる仕事がしたいとも考えていました。当時の私にとって、とくに人と接するイメージが強かったのが、金融業界。中でも銀行に惹かれたのは、最も間口が広くいろいろな経験ができると考えたからでした。
──千葉興業銀行に入行を決めた決めては何ですか?
千葉県内で事業展開するいくつかの銀行から内定をもらいましたが、千葉興業銀行を選んだのは、選考の過程で、現場についてリアルな話を人事部の方から聞くことができたからです。若手のうちから裁量権を与えられ、責任ある仕事ができると感じたことが入行の決め手になりました。
──入行後の経験について教えていただけますか?
実際、入行した初年度は支店で個人ローンや融資事務を担当しましたが、2年目には法人のお客さまを訪問し始めています。当時思い描いていたような仕事が早くからできるようになりました。
これまで2年ほど法人営業に携わる中で思い知ったのは、いろいろなお客さまがいるということです。企業を取り巻く経済状況もさまざまなら、経営者の方の考え方も千差万別。少しずつ規模の大きな企業を担当させていただくようになるにつれて、お客さまのニーズに合った適切な情報を提供するように心がけてきました。事前にプロフィールを精査し準備することが、有効な提案につながると感じています。
また当行には、行員の自律的な成長を後押しすることを目的とした能力開発支援制度が設けられていますが、そこでも大切な気づきがありました。多岐にわたる研修を受けてきた中で、とくに印象に残っているのが基幹業務である融資に関するものです。
──どのようにして業務に必要な知識を身に着けましたか?
貸付方法の種類、担保を取る理由や金利に関する基礎知識、財務分析の方法などをオンラインで段階的に学ぶことができました。お客さまごとに最適な提案かどうかを判断する指標が持てたことは大きな収穫だったと思っています。
支店の権限を超える場合に決裁権限を持つ、審査部に所属する行員による研修も、意義深いものでした。1対1でレクチャーする内容だったため、実務の中では理解しきれなかったところまで丁寧に教えてもらったことで、業務に関する理解が深まったと感じます。
自らが起点となり大口顧客との取引を再開。小さな組織だからこそ主役になれる
──法人渉外として仕事をする中で工夫したことは何ですか?
2022年から法人渉外を担当するようになって痛感しているのは、時間管理の大切さです。そこで最近は、業務を効率化するのと並行して、ちょっとしたオフの時間を脳内整理するのに使っています。
たとえば、平日の帰宅後に風呂に浸かりながら、「今日はこれをして、明日はあれをする」という具合にあらためて言語化したり、「飛び入り案件のためにこの時間はあけておこう」とスケジュールに余白を設けたり。そうすることでタスクの手順が整頓されて、より良い時間の使い方ができるようになってきました。
とはいえ、自分ひとりではできないこともあります。たとえば、お客さまに融資するケースでは、課長、部長、支店長、そして本部の承認が必要です。スピード感をもって進めていくためには、お客さまの現状やニーズ、資金調達のための提案などについて丁寧に説明して関心を共有し、方向性をひとつにしていくことが欠かせません。
そうやって自分が起点となって社内を巻き込みながら取り組み、大きな手ごたえを感じた案件がありました。
──印象に残ったエピソードを教えていただけますか?
2022年の末、取引が途絶えてしまっていたお客さまを訪問したときのことです。外回りをし始めて間もないころだったので右も左もわからず、手さぐりの状態でしたが、お客さまのニーズを持ち帰ることに成功。後日、課長や本部の行員とともに再度そのお客さまを訪問しました。
当初想定していた案件こそ成約には至らなかったものの、さいわいなことに別の提案につながり、そのお客さまとの取引が再開されることになりました。現在は、別の事業部の方からのヒアリングも実施し、新たな取引に向けて提案活動を進めているところです。
規模の大きいお客さまとの取引をうまく着地させられたことは、大きな自信につながりました。経験の浅い自分が大役を果たせたのも、関係者全員が足並みを揃え、組織として同じ方向を向くことができたのも、千葉興業銀行だからこそだと思っています。
まだまだ未熟ですが、お客さまから感謝の言葉をいただく機会も増えてきました。差し上げた情報提供や提案が何かしらの成果につながり、「すごく助かった。ありがとう」などといっていただけたときは、仕事へのモチベーションが高まりますね。
キャリアを考えるより、誰かの役に立ち続けたい。お客さまにもっと寄り添った提案を
──入行後の成長や今後の目標について教えていただけますか?
財務分析の方法など専門的な知識がゼロの状態で入行しましたが、研修でのワークや座学、実務での学びを経て、決算書の数字を見ただけで強みや弱点などを推測し、お客さまに対して課題を指摘したり解決策を提案したりできるようになってきました。自分ひとりでも進められることが増えてきた実感があり、学生時代と比べて大きく成長したと感じています。
とはいえ、勉強も経験もまだまだ足りていません。船橋支店には経験豊富な行員が多いこともあり、一緒に仕事をしていると、自分がいかに未熟かを思い知らされます。現在取り組んでいる法人渉外の仕事が自分のやりたいことに最も近いと考えているので、より良い提案ができるよう、周囲の先輩や上司のように引き出しを増やしていきたいですね。
ただ、キャリアパスへのこだわりは、今はまったくありません。私がめざすのは、特定のポジションに就くことではなく、誰かの役に立ち、それによって成長実感を得ること。“お客さまのために”という想いを貫き、引き続き今の場所でひたすら経験値を高めていきたいと思っています。
その目標の実現に向けて、最近は資格の勉強を始めました。現在取得をめざしているのは、簿記とファイナンシャルプランナーですが、宅地建物取引士をはじめ、いずれは不動産の領域にも手を広げていきたいと考えています。
また、本来であればOJTでしか学べないような、可視化が難しいスキルを学ぶため、研修のみならず企業内大学の講座なども引き続き積極的に活用していきたいです。
──自分の成長のために心がけていることは何ですか?
さまざまな人の話を積極的に聞くのも心がけていることのひとつです。たとえば、飲食店に食事に出かけた際、周囲の方の会話が意図せず聞こえることがあります。その際に、耳を澄ましてみると、いろいろな仕事をしている方のリアルな気持ちを知ることができます。
「ケアマネが……」と聞こえてくれば介護、「現場が……」という話であれば建設関係という具合に。そういうリアルな現場の声というのは、商談でも役立ちます。それは、いろんな業界のお客さまと相対する銀行員の特徴でもあります。オンオフを問わず、アンテナを張って情報収集するよう努めています。
やりたいことが見つからず悩んでいる学生さんは多いと思いますが、たくさんの企業説明会に参加したり、選考を受けたりするうちに、選ぶ能力が磨かれていくはずです。かつての私がそうであったように、楽しいと思える仕事を見つけてほしいと思います。
※ 記載内容は2023年5月時点のものです
