AWSを軸に業務を推進──アプリからインフラ、マネジメントまでをカバー
2016年にケアリッツに入社した北潟。現在はテクニカルプロモーション部のマネージャーとして勤務をしています。
「当社のスペシャリストが在籍しているのが、私が今所属しているテクニカルプロモーション部です。現在は8名ほどの小さな部署で、業務内容は他部署と同じく、お客さまへのシステムソリューションの提供、加えて社内の技術推進や、研修講師、運営、サポート、プロジェクト内の技術サポートなども活性化させていく目標を掲げ、事業部としてのミッションを確立させるフェーズにあります。
また、私自身がお客さまへのシステムソリューション提供に携わる場合には、主にPMやPLとしてマネジメントや、インフラ基盤の非機能も含む要件定義や設計構築を担当しています」
多数のミッションを持つテクニカルプロモーション部で勤務する北潟ですが、現在は部のマネージャーとして配下のメンバーのラインマネジメントも行いながら、メイン業務としては、社内AWSチームに在籍してAWSの設計構築などを行っています。
「現在は一人月、特定のプロジェクトに入るという働き方ではなく、ケアリッツの社内にあるAWSチームに所属して業務を行っています。社内AWSチームは私の他に2名ほどメンバーが働いているチームです。
業務内容としては3つの側面があり、1つ目はケアリッツが開発している自社プロダクト『busma』『Care Cube Connect』のインフラ基盤の構築業務。2つ目は分社する前の母体の会社、ケアリッツ・アンド・パートナーズの社内システムの保守運用。3つ目は様々なお客さまのAWSの構築運用のサポート、となっています。私はこの社内AWSチームのリーダーでもあるため、メンバーへのタスクの割り振りも行っています」
現在の社内AWSチームに配属になるまでは、生命保険事業者さまに向けたアプリケーション開発における上流工程をメインに担当をしていました。
「1つ前のプロジェクトは、ケアリッツが新しく取引をスタートするお客さまのプロジェクトでした。ここではインフラエンジニアとしての役割ではなく、マネジメントや、アプリ開発をメインに求められていたので、インフラエンジニアとしての業務からは少し離れていました。その後別のマネージャーに業務を引き継ぎ、社内AWSチームに異動したんです」
そこに至るまでには、8年前にケアリッツに転職した時の「技術を伸ばしていきたい」という想いがありました。
技術をもっと高めたい──ユーザー系SIerからケアリッツへの転職
2024年でエンジニアとしてキャリア15年を迎える北潟。ケアリッツに転職する前は、大手ユーザー系SIerで勤務していました。
「前職では、金融業界のユーザー系だったため、金融事業者さまが使用するシステムの開発や運用保守を担当していました。1-2年目は開発エンジニアとして実装をメインに、3年目以降は要件定義など上流をメインに担当しました。今振り返っても若手のうちから上流工程に携われたことは、とても有意義だったと思っています。
また、元々は開発エンジニアとしてシステム開発をメインにしていましたが、キャリアの途中からは自社のデータセンターでのサーバー構築やデータベースのチューニングなどインフラ作業にも少し触れる機会がありました」
約6年の経験の中で、給与面とキャリアビジョンから転職を考えたという北潟。
「給与面では、年功序列で将来的な上り幅は良いものの、現在の待遇改善は難しいと感じたことが大きな転職理由でした。そして、早々からマネジメントのキャリアを歩むことになったので、もう少し技術面を伸ばしていきたいとも考えていました」
初めての転職。入社当時のケアリッツは社員が50-60名ほどしかいませんでしたが、北潟にとってあまり不安はなかったといいます。
「確かに前職は大手でしたが、ケアリッツのようにこれから成長していくフェーズの会社なら、やりたいことも挑戦しやすそうだと思ったことと、給与などの待遇改善もきちんと実現できたことが入社した決め手です」
技術を伸ばしていきたい、インフラの知見も身に着けていきたいと考えていた北潟ですが、最初からAWSに強い興味があったわけではありませんでした。
「入社後初めて参画したのは、クラウドプロジェクトではなく、仮想環境でサーバー構築を行う内容でした。その後、異動をして、リフォーム事業者さまとお客さまのマッチングを行うプラットフォームの開発プロジェクトに参画しました。当時ケアリッツではアプリケーション開発を主に担当していましたが、途中から他ベンダーが行っていたAWS基盤の構築や運用も当社で行うこととなり、そこから本格的にAWSに触れることになったんです」
自然な流れでAWSに触れ始めた北潟。現場だけではなく、自己学習を怠らなかったことがその後のスキルアップを実現した理由だといいます。
自己研鑽でAWSの知見を身に着け、数少ないクラウドエンジニアの責務を全う
リフォーム業者さまのマッチングプラットフォーム開発プロジェクトの際、AWSチームも担当するために積極的な自己研鑽を行っていた北潟。
「当時、ケアリッツではAWSに強いエンジニアが少なく、このプロジェクトでインフラ側も担当するためには、私がお客さまから任せてもらえるようにAWSの知識を身に着ける必要がありました。
当たり前ですが、自身が経験したことがないことを、制限なく自由になんでもさせてもらえる環境はありません。そこで、AWSの資格取得からスタートして、自身の知識レベルをある程度証明できるように動きました。
またAWS Black Belt Online Seminarをみたり、実際に構築実践もしたりするようにしています。AWSは頻度高く新しいサービスが出るため、ある程度経験を積んだ今でも、最新情報はなるべくキャッチアップするように意識しています」
実は北潟、このプロジェクトに約6年という長い期間在籍していたといいます。
「今のケアリッツは2年程度でプロジェクトを異動し、エンジニアを育成していくジョブローテーション制度があります。実際のローテーション実施率も9割以上の制度です。ただ、私が入社した当時は、制度が確立される前だったことや、クラウドエンジニアという限られたポジションだったこともあり、随分長く同じプロジェクトに在籍していました。
この6年の間には、AWSインフラチームのリーダーも担当し、『体制変更も視野に入れた上で、システムの運用を最適化したい』というお客さまの要望に合わせて、システム構造にとどまらない、部署変更も合わせた形でのご提案をしたこともあります。
結局この提案は採用されなかったのですが、未経験だったところからAWS業務経験や、システム企画なども行えたのはとても良い経験になりました」
ジョブローテーション制度が確立されたのち、後輩に役割を引き継いで自身は新しいプロジェクトに異動した北潟。
「私の後任になったインフラエンジニアも、参画当初はあまりAWSの知見が多くありませんでした。しかし、今では技術面/マネジメント面ともに大幅に成長し、社内ではリーダーとして活躍しています。
今後は私の後任エンジニアがジョブローテーションを行っていくためにも、会社としてAWSの経験がある、同等の知識があるクラウドエンジニアを迎え入れたり、育てたりしていく必要がありますね。クラウドエンジニアの後進育成は今後の会社の課題です」
社内研修「AWSキャンプ」を発案。会社全体のスキルアップのために、今考えていること
ケアリッツ社内で開催している研修「AWSキャンプ」の発足者でもある北潟。エンジニアによるエンジニアのための研修は、毎年恒例の社内研修として根づいています。
「初めて研修を企画したので、ターゲット選定や、それに即した課題設定などは慎重に考えました。どういうサイトで学んでいくか、ベストな参考資料の選定、AWS実践で必要となる構築のための課題の作成などもすべて決めていきました」
結果、インフラエンジニアだけではなく開発エンジニアも参加する研修となったAWSキャンプ。資格取得者も増加し、2024年5月には、ケアリッツは『AWS認定パートナー』となりました。
「ジョブローテーションの話でも少し触れましたが、クラウドエンジニアとして活躍できる後進育成は、やはり今後の課題となっていきます。ケアリッツも社を挙げてAWSに注力し、取り組んでいる最中です」
2024年で入社8年目となる北潟。技術を深めたいと転職をした当時からの変化があるといいます。
「技術を深めたいと思ってケアリッツに入りましたが、今はマネジメント分野でもパフォーマンスを期待されています。ただ、これは自分にとってやりたくないことではありません。漠然と40代ごろからはマネジメントにいくイメージも持っていました。
転職後AWSのスキルも磨くことができ、研修などの技術に触れることも推進してきたので、これからのキャリアはマネジメントで高いパフォーマンスを残していければと考えています」
テクニカルプロモーション部マネージャーとして、社内のラインマネジメントもする北潟はスキルアップのために必要なことを次のように語ります。
「自分の興味がないことでも、垣根なくポジティブに行うことが大事だと思います。自分の考えだけでスキルの幅を狭めず幅広くやるためには、強くこだわりを持ちすぎることなく挑戦することが大切です。また、経験がない分野へ挑戦するときは、経験がある分野で実績を残しながら資格取得などで主体的にアピールすることも大事ですね。
ケアリッツでは開発もインフラも部門が分かれていないシームレスな構造なので、前向きに取り組むことさえできれば幅広い経験を積める会社だと思っています」
自分で壁を作らない積極性で、キャリアを広げた北潟。これからも自身のスキルアップと、ケアリッツ全体のAWSスキルアップをめざしていきます。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです

