教え合える関係性を大切に、構成管理業務のマルチベンター化を進める
システムインテグレーション事業部で金融機関のシステム開発に携わっているN.M。構成管理チームのプロジェクトリーダーとして、開発したシステムに不備がないかどうかをチェックし、運用を担当する部門に引き渡す業務を担っています。
「私たちのミッションは、既存ベンダー1社に依存していた構成管理業務をマルチベンター化すること。そのために、ブラックボックスとなっていた業務の洗い出しや手順書の作成を1年がかりで行ってきました。
現在はその次のフェーズとして、全体を見渡した上での業務改善や新規ソリューションの導入など、より広い視点での提案を進めています」
また、お客さまがプログラムをステージング環境にリリースする際に、チェックを行うことも構成管理チームの重要なミッションです。
「このシステム開発にはさまざまなベンダーが関わっているため、どうしてもルールやクオリティに多少のばらつきが発生してしまいます。1つのモジュールを複数のベンダーが修正する場合などは、デグレードしてしまう可能性も。そういったことを防ぐのも私たちの役割です。
加えて、テスト環境や開発環境の整備も課題の一つ。各ベンダー独自のノウハウに依存している現状から、誰でも開発に着手できる環境に変えるべく、統一された資料作成などに取り組んでいます」
お客さま、チームメンバー、他社のエンジニアなど、日々たくさんの人たちと関わりながら仕事をしているN.M。これまで多くの現場を経験した中で、とくに大切にしているのは「人に優しく接すること」だと言います。
「誰にでも知らないことがありますから、教え合える関係性を作ることが大切です。自分がわからない時にサポートしてくれた人には、こちらも手を差し伸べたくなりますよね。その姿勢を常に心がけています」
さまざまな経験で得た知見を会社の財産にしたい──成長過程にあるケアリッツへ
N.Mはこれまで、複数のSIerでキャリアを積んできました。最初に入社した企業では、Windowsサーバーの構築といったインフラ関連の業務からスタート。その後、スマートフォンの普及に合わせてネットワーク機器のテストを担当していました。
「当時はまだWi-Fiという言葉も一般的ではない時代。私自身もそれほど知識はありませんでしたから、知らないことを自分で吸収しながら新しい技術に向き合ってきました」
5年ほど勤めた後、開発分野での経験を積みたいと考えて転職を決意。Oracle製品を利用したシステム開発の現場で、データベースやSQLの知見を得ていきます。この時の経験が、大きな成長機会になったと振り返ります。
「開発もデータベースもまったくわからない状態からのスタートだったので、仕事が終わった後も夜遅くまで勉強して知識を身につけました。
ある時、システム障害が発生し、お客さま先で対応することになりました。切羽詰まった表情のお客さまが見守る中、冷や汗をかきながら対応したことを覚えています。プレッシャーのかかる状況でしたが、こういった経験を乗り越えたことで『知らないことでも努力すればできるようになる』という自信がつきました」
その後、システム更改の要件定義といった上流工程に関わったり、ServiceNowの導入支援に携わったりと、さまざまな経験をしてきたN.M。ケアリッツへの転職を決めたのは、豊富な経験を会社やチームの財産にしたいという想いからでした。
「これまで現場では、他社のメンバーと仕事をすることが多くありました。そのため、私が教えたノウハウが自社の財産にならないことにジレンマがあったのです。自社のメンバーと共にプロジェクトに参画し、自分の知見をメンバーの成長に役立てたい。それが転職の大きな理由です。
ケアリッツ・テクノロジーズは分社して間もない企業で、どんどん成長しているところ。成長過程にある会社だからこそ、自分の経験を役立てることができる、自分の力が会社を良い方向に導く可能性もあることに惹かれました。私自身、変化することが好きですし、その中で自分自身がどう変わっていくのかも楽しみでした」
入社後1年でリーダー職に。チームメンバーと共に仕事ができることが喜び
入社後は、現在担当する金融機関の構成管理に従事。プロジェクトリーダーとなったのは入社半年後、1年経った2025年4月には、34名のメンバーが所属するグループのリーダーに昇進しました。
前職でもチームマネジメントの経験があったため、会社やメンバーへの理解が浅いままリーダーになることは避けたかったと話すN.M。そのため、細やかにコミュニケーションをとることを心がけていると言います。
「一人ひとりの不安を解消して、成長のサポートをすることが一番大切だと考えています。リモートワークが多い環境ですが、困っていることがあればすぐに通話などで解決できるようにしたり、出社時にはこちらから話しかける機会を意識的に作ったり。人と人との付き合いですから、やはりコミュニケーションが大事ですよね」
自分の経験を自社の財産にして、メンバーの成長に役立てたい──これまで培ってきたコミュニケーション力も、その一つです。
「エンジニアは、コミュニケーションが得意ではない人も多くいます。たとえば、自分が知りたいことだけを伝えてしまって相手に状況が伝わらず、求めている回答を得られないという場面もよく目にします。
そんな時は、『自分は何を調べていて、どんな問題を抱えていて、どうしたら解決できるのか』を聞くと良いなど、具体的に指導するようにしています。
今は自社チームメンバーと共に仕事ができ、自分の知見を伝えることができる。これまで以上に教えることにやりがいを感じています」
また、自身の経験や知識を惜しみなく出せるのは、学習意欲の高い社員が多いことも理由だと話します。
「有志が集まって月に1回開催する『もくもく会』という勉強会があります。本を読む人、技術について教え合う人など、それぞれが好きなように学習する会で、毎回50名ほどが参加しています。私もよく参加しているのですが、こういった学びの場が会社の成長につながっているのだと思います」
新しい挑戦を続けながら、メンバーと共にお客さまの課題を解決できるチームを作る
豊富なキャリアがありながら、変化を恐れず勉強会にも積極的に参加するなど、柔軟な姿勢で仕事に取り組むN.M。仕事以外でも社員との交流を楽しんでいます。
「会社がサポートしてくれる部活動がたくさんあり、私はフットサル部や、ボルダリング部などに参加して、1年で150名ほどの社員と交流しました。SIerはお客さま先に常駐することも多く、社員同士のつながりが希薄になってしまうこともありますが、コミュニティを広げられることがうれしいですね」
柔軟な姿勢は、キャリアプランにおいても同じ。これまでも自分の枠にとらわれず、変わることを楽しみながら経験を積んできました。
「さまざまな経験をしてきましたが、それは会社からの要請に応じてきた結果。もともと、同じことを長く続けるよりも新しい環境に飛び込む方が好きなので、『求められればどこでも行く』というスタンスです。
特定の業界や技術にこだわっているわけでもありません。現在は金融領域のプロジェクトに携わっていますが、将来的に異なる業界のプロジェクトへ移ることになっても、前向きに取り組んでいきたいと考えています」
しなやかにキャリアを歩みながら、いずれはプロジェクトマネージャーにも挑戦したいと話すN.Mですが、今はまずリーダーとしての役割を果たすことをめざしたいと続けます。
「前任のリーダーはコミュニケーションがとても上手で、どんなお客さまともスムーズに関係構築ができる方です。そのスキルを参考に、お客さまの困りごとをいち早く見つけて解決策を提案できるようになりたいですね。
この目標は一人ではかなえられません。メンバーと協力しながら成し遂げたいと思っています」
※ 記載内容は2025年4月時点のものです

