PMとして15名を牽引。お客さまと開発メンバーの間に立ち指揮をとる
システムインテグレーション事業部で、建築工事用の情報管理システム開発プロジェクトに従事するS.K。PMとしてチームをまとめながら、要件定義や問い合わせ対応、障害対応などを行っています。
「今つくっているのは、建築工事に関するナレッジを管理するシステムです。工事の準備方法など、お客さまの業務に必要な情報をまとめ、上の世代から下の世代へスムーズに引き継げるようにしています。利用者は数千人規模のシステム。既に社内にあったシステムをベースにしながら、新しく開発を進めています。
お客さまと直接やりとりをするのは、PMの私がメインで担当しています。私がまず要件を整理して、チームメンバーに開発を依頼します。私は主にクライアント先で勤務していますが、他のメンバーはケアリッツ本社で業務をしています」
仕事をする上で気をつけているのは、お客さまに「できない」と言わないことです。
「仕様上実現できないこと、費用的に難しいことももちろんあります。でも、お客さまが本当にやりたいことなのであれば、『できません』という言い方はしません。『こういうやり方だったらできます』と別方向から提案するなど、できる限り寄り添うように心がけています」
PMとして、チームメンバーとの関係性構築も意識しています。役職は違えど、メンバーとの間に壁を作らない心がけは大事です。
「できるかぎり本社に顔を出すようにしていますが、どうしても物理的な距離があります。だからこそ、コミュニケーションのきっかけを積極的に作っています。
たとえば、今のメンバーは飲み会が好きなので、結構な頻度で開催しています。新規で参画した方がいれば、チームみんなでランチに行ったり、チーム内でのチャットグループでフリートークをしたり。そういったアクションを起こすことで、自分とメンバー間の隔たりをなくし、またメンバーが楽しく業務できる雰囲気を作っています」
決め手は、風通しの良さ。フランクな雰囲気に惹かれ入社
S.Kは新卒でケアリッツと同じ、クライアント向けにITソリューションを提供している会社に入社。約7年間在籍していました。
「基本的に業務システムの開発をメインに担当し、設計からテスト工程、運用保守などを担当していました。携わっていた取引先の数や業界が限定されていたこと、プロジェクトの異動の可能性を考えて、転職してスキルアップを図りたいと考えました」
数ある転職先候補の中からケアリッツを選んだ決め手は、風通しの良さです。
「まず、基本的に2年ほどで担当プロジェクトをローテーションすることが魅力的でした。幅広い経験を積むことで、スキルアップできると思ったんです。また、実際にエンジニアの方と懇親会などでお話する中で、皆さんがすごくフランクに接してくださったのも印象的でした。それは役職が上の社員も変わりません。今に至るまで、そのフランクなイメージにギャップは感じないですね」
こうして2022年に入社し、当初は現場メンバーとしてジョイン。途中でPLに上がり、2023年4月からPMを務めています。前職ではマネジメント経験がほとんどなかった分、PLになったときは苦労しました。
「メンバー管理ってどうやるのだろう、と手探り状態で、最初にPLを務めたプロジェクトは、決して上手く管理できたとは言い難い結果となりました。業務が逼迫してタイトなスケジュールになってしまい、最終的にはマンパワーでどうにか形にする、ということに……。それでも、上司は咎めることなく『次はこうしよう』という前向きなアドバイスをくれました。すごくありがたかったですね。
失敗経験を経て学んだのは、具体的にメンバーのタスクを管理することの大切さ。若くて経験が浅いメンバーにとっては、タスクの把握や作業時間の見積もりが難しい側面があります。そこで私が一緒にタスクを細分化し、全体のタスクに対して現在何パーセント進んでいるかを整理し、進捗を確認しています。また実際の進捗や追加の要望などに対して、常に細かくスケジュール調整を行うことも意識するようになりました」
対お客さま、対メンバー。双方向から信頼される存在をめざして
初めてのPLの仕事では苦い経験もしましたが、お客さまとの関係は常に良好。お客さまに寄り添い、同じ方向を見ながら開発を進める姿勢が評価されています。
「お客さまとエンジニアは、ともすれば対立関係になってしまうものだと思います。だからこそ、問い合わせに迅速に対応したり、お客さまの要望になるべく寄り添い実現したり、当たり前のことを粛々とこなすことを大切にしています。
その成果なのか、お客さまから新しく別のプロジェクト依頼の話をいただけたことがありました。『S.Kさんの動きが良かったので、別のプロジェクトもお願いしたい』と依頼をいただけたときは、信頼関係を作れているという手応えを感じ、うれしかったですね」
お客さまとの関係性が強固であれば、スケジュールを調整するときも、互いに理解があるのでスムーズだとS.Kは言います。
「『その事情なら仕方ない』とか、『これはここまでにやらないといけないから、こっちの課題は一旦保留にしよう』とか、状況を汲み取り合いながら調整できています」
真摯なやりとりで信頼を育てているS.K。その姿勢は社内に対しても変わりません。コミュニケーションを円滑にし、開発を滞りなく進めるための環境を整備しています。
「前職で、自分が一メンバーのひとりとして働いていたとき、忙しそうなマネージャーに対して、いつ質問をしたらいいのか迷い、業務が滞ることがありました。自分のように時間を無駄にしてほしくないと思い、チームメンバーには、何か聞きたいことがあればとりあえず投げてほしいとお願いしています。
とくにリモート環境では、隣にいたら気軽に聞けるようなことも、質問しにくくなるもの。そこで『基本的に質問はいつでもOK。会議中は受けられないが、それ以外だったらいつでも受ける』『テキストで打つのが難しいなら、いつでも通話してきてもらって構わない』など、ルールを明確にしています」
性別・年齢問わず裁量が与えられ、活躍が評価される風土
現在ケアリッツには、100名以上の女性エンジニアが在籍しています。
「分社して間もないこともあり、現時点で私より年上の女性はそんなに多くはないので、一見すると女性のロールモデルは少なく感じるかもしれません。でも、心配はしていません。当社は、男性だから、女性だからという区切りがないフラットな文化。評価で何か区別されることもなく、どんな人でも活躍できる可能性があるので、安心して働けると思っています。
そして、男女の差がなく対等に働けている、評価されていると自分自身が働いていて感じられることが重要だと思っています。
実際、上司はいつも私の仕事の様子をしっかり見てくれていて、私の至らないところや課題のほか、できていることなどのポジティブな部分まで、ちゃんとフィードバックをしてくれます。おかげで、日々成長を感じられています」
S.Kがとくに評価されているのは、お客さまとのコミュニケーションにおけるスキルです。
「今でこそチームを代表してお客さまと話す立場になりましたが、自分は元々話すことが苦手。そのため、打ち合わせに同席したメンバーからフィードバックを受ける他、毎日夜寝る前にお客さまと話すイメージトレーニングをするなどして、苦手意識をなんとか払拭しました。
積み重ねてきた努力のおかげで、今はコミュニケーションスキルが自分の強みになっていると感じています」
苦手を強みに変えるまで努力を続けられた背景には、“人の役に立ちたい”という、シンプルで強い想いがあります。
「人の役に立つことが生きる意味、と言ったら大袈裟かもしれませんが、常に必要とされる人間でありたいなと思っています。だから、これからもお客さまの期待に応えられるエンジニアをめざしたいですね」
現在はマネジメントの仕事がメインのS.Kですが、次はより技術力を高めるためのプロジェクトを手掛けたいと考えています。
「エンジニアとして技術力はさらに磨いていきたいです。自身の知識とスキルから、どんなニーズがきてもお客さまに的確な提案ができるエンジニアが理想です。
エンジニアの中には『新しい技術を駆使したい』という熱心な人も多いのですが、技術的にすごくリッチなものを作ってもお客さまに使われないというケースが往々にしてあります。それでは意味がないと思うので、お客さまにとって何が本当に必要なのかを吟味し、ニーズにフィットした開発を続けていきたいです」
そんなS.Kは、新しく仲間になってくれる方を心待ちにしています。
「ケアリッツは、成長途中の会社です。だからこそ、一緒に組織を作っていきたいという積極的な気持ちがある方が、フィットすると思います。前向きに、主体的に動ける方と出会えたらうれしいです」
穏やかな人柄の奥に光る力強さで、これからも頼もしく現場をリードしていきます。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです

