「この人に任せれば大丈夫」と言われる理由
現在の業務は金融系システムにおける外部設計書の修正や設計フェーズ。長く関わっているからこそ任されている部分もありますが、それ以上に、積み上げてきた仕事の質が信頼につながっていると橋本は感じています。
「要件定義からテストまで一通り経験しているので、たまに指名でテストに呼ばれることもあります。『みんなが見つけられないようなバグを見つけてくる』と言っていただけることもあって、そういう評価はすごくありがたいですね。以前一緒に働いていた方が上の立場になって、『橋本さんに見せておけば大丈夫だから、とりあえず(橋本さんのところへ)行ってきて』と言っていただけたこともあって、それはすごく励みになっています」
設計が主な業務ではありますが、必要に応じて要件整理からテストまで幅広く対応しています。
「派手なことをするというよりも、任されたことをきちんとやり切ることを大事にしています。“この人に任せれば大丈夫”と思っていただけるように、当たり前のことを当たり前にやる、という意識です。時間は限られているので、まず最初に論点を整理してから動くようにしていますね。闇雲に進めるのではなくて、“どこがポイントか”を押さえてから動くことで、短い時間でも質で勝負できると思っています」
産休・育休を経て、現在は時短勤務をしている橋本。働き方が変わったことで、仕事への向き合い方もより明確になりました。
「時間が限られている中で、最初に疑問点を全部解消して、関係者とすり合わせてから進みます。そこを省くと違う方向に行ってしまうので、短い時間だからこそ丁寧にやります。産後すぐはペースがつかめず休憩も取れない時期もありましたが、今はペースを取り戻しました。周りから『(産後でも)普通の人の3倍働いてるね』と言っていただけることもありますが、無理はしすぎないようしっかり線引きをして、質で信頼を積み上げるようにしています。勤務は9時30分から16時30分で、事情もあり今はフルテレワークです。小学校卒業までは時短を続けたいと思っており、会社が柔軟に理解してくれているのは本当にありがたいですね」
限られた時間の中でも、質で信頼を積み上げていく。その積み重ねが、今の役割につながっています。
「戻れる場所がある」と思えた理由
文系出身ながら、ものづくりへの興味からIT業界を志した橋本。大学では情報学科に在籍し、プログラミングに触れた経験がきっかけでした。
「もともと絵を描いたり、何かを作ったりするのが好きで。情報学科でも少しプログラミングに触れる機会があって、“こういうのを仕事にできたらいいな”と思ったのが最初のきっかけです」
就職活動では別の企業から内定を得ていたものの、リーマンショックの影響で雇用条件が変わることに不安を感じ、改めて就職先を検討。その中で出会ったのがアスノシステムでした。
「最終面接で先輩社員の方と話す機会があったんですが、そのときの話がすごく面白くて。“ここで働くの楽しそうだな”と思えたのが決め手でした」
入社後は社内での開発業務を経て、社外常駐の案件へ。テスターからスタートし、設計工程まで経験を広げていきました。
「最初はとにかく必死でした。分からないことも多かったですし、周りについていくのに精一杯でしたが、現場で経験を積む中で少しずつできることが増えていきました。若い頃は“残業してでもやり切る”という“残業命!”みたいな働き方だったんですが、あるとき“残業したくない”というスタンスの方と一緒に働く機会があって、“そういう働き方もあるんだ”と気づいたんです。そこから、限られた時間の中で効率よく終わらせることを意識するようになりました」
2018年には産休・育休を取得。キャリアの中断に対する不安はありながらも、周囲の反応は想像以上に自然なものだったといいます。
「産休に入るときも、“産んだら戻っておいで”とすごく自然に声をかけていただいて。最後に現場の方に挨拶に行ったときも、温かく送り出していただいたのが印象に残っています」
復帰時も特別な手続きはなく、スムーズに現場へ戻ることができました。
「復帰のときも面談などは特になく、“戻ってきて”という形でそのまま復帰させてもらえました。同じ業務に戻れたこともあって、不安なく仕事を再開できたのは大きかったですね」
“戻れることが当たり前”という空気。その環境が、橋本のキャリアを自然につないでいました。
無理をしない。それでも信頼され続ける働き方
仕事と家庭を両立するうえで「無理をしすぎないこと」と「線を引くこと」を大切にしているという橋本。ただ頑張るのではなく、長く続けるための働き方を意識してきました。
「オンとオフは完全に分けています。仕事中は仕事だけに集中して、終わったら育児のことに切り替えます。どちらも中途半端にしたくないので、意識的に切り替えるようにしています。会社を出たら仕事のことは極力考えないようにしていて、晩ごはんや子どものことにしっかり向き合うようにしています」
現在のスタイルに至るまでには、試行錯誤もあったそう。
「最初の頃は“全部やらなきゃいけない”と思っていて、頼まれたことも断れずに引き受けていました。でもそれだと、自分がしんどくなるだけで続かないんですよね。一度、本当に仕事を辞めたいと思うくらいメンタルが落ちたことがあって、そのときに“仕事が嫌なんじゃなくて、やりたくないことをやり続けているのがしんどいんだ”と気づいたんです」
そこから自分なりの基準を持てるようになったといいます。
「“これは自分がやるべきか”“今やるべきか”を考えて、難しいと感じたものは無理に抱え込まないようにしています。講師補助やリーダー業務など、自分の中で潰れてしまうと分かっているものは、きちんと断るようにしました」
その一方で、引き受けた仕事には責任を持って向き合う姿勢は変わりません。
「無理をしないことと、手を抜くことは違うと思っています。自分がやると決めたことに関しては、きちんと成果で返すという意識で取り組んでいます。限られた時間の中でも、“この人に任せたい”と思ってもらえるように、質で信頼を積み上げていきたいと思っています」
また、自分だけでなく周囲の状況にも目を向けるようになったそう。
「若い方が無理しているのを見ると、以前の自分を思い出してしまって。そういうときは上の方に“少し調整してあげてほしいです”と伝えることもあります。自分がしんどかった経験があるので、同じような状況にならないようにしたいと思っています」
無理をしないことは、長く働き続けるための前提条件と話す橋本。ここでも仕事との向き合い方のこだわりが垣間見えました。
「限界を知って線を引くことで、家庭と仕事の両方を守れるようになりました。無理をしないからこそ、その分きちんと仕事で価値を出していく。それが自分の中でのバランスの取り方です」
働き続けるための工夫を積み重ねること。それが、橋本にとっての“両立”のかたちのようです。
自分らしく働き続けられる会社という選択
橋本が感じているアスノシステムの魅力は「無理をせずに働き続けられる環境があること」。制度の有無だけではなく、それを自然に受け入れる雰囲気があることに価値を感じているといいます。
「良い意味でゆるい会社だと思います。順序立てて相談すれば、きちんと話を聞いてもらえますし、無理なことを無理に押し付けられるようなこともありません。上下関係も厳しすぎず、フラットに話せる方が多いので、働きやすいと感じています」
産休・育休後は特に、働き方の柔軟さも大きな支えになっていると話します。
「時短勤務や在宅勤務についても、制度としてあるだけではなくて、実際に使いやすい環境があると思います。周りの方も自然に受け入れてくださっているので、“申し訳ないな”と感じすぎることなく働けています。復帰のときも特別な面談などはなく、“戻ってきて”と自然に受け入れていただけたのが印象的でした」
また、働き方が変わっても評価の軸は変わらないとも感じているそう。
「時短勤務だから評価されにくい、ということはないと思います。働き方ではなくて、きちんと仕事を見て評価していただけているなと感じています。“その人なりの働き方で成果を出せばいい”という考え方があるのは、とてもありがたいですね」
自身のこれまでの経験を踏まえて求職者に向けてのメッセージを、とお願いするとこんな答えが。
「産休や育休を経ても、働き続けることができる会社だと思います。自分自身もそうでしたし、周りの理解があれば無理なく続けられる環境がちゃんとあります。最初は不安もあると思いますが、そこは一人で抱え込まずに、周りに頼っていいと思いますし。無理をして頑張り続けるのではなくて、自分に合った働き方を選びながら、その中でしっかり成果を出していく。そういう働き方ができる会社だと思っています。長く働きたいと考えている方には、合っていると思います。安心して飛び込んできてほしいですね。一緒に長く働ける方と出会えたらうれしいです」
橋本の言葉からは、制度だけではない“働きやすさ”が、確かな実感として伝わってきました。今後も信頼を積み上げ続ける橋本の活躍に期待が高まります。
※記載内容は2026年1月時点のものです。
