7つの札所が結ぶ新たな縁。めざしたのは、拠点を超えたつながりの深化
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四国支店ではアジア航測の創業70周年記念の社員企画イベントに応募して2024年8月に「プチお遍路」を実施しました。企画を担当した近藤は、その目的を次のように説明します。
近藤:四国支店管内の営業事務の皆さんは、普段から各営業所間で密に連携されています。ところが、これまで顔を合わせたことが一度もないという話を聞いて、社員が交流を深められる場がつくれたらと考え、このイベントを企画しました。
プチお遍路とは、四国88カ所の霊場のうち、第71番札所から第77番札所までの7つの寺を巡拝する「7カ所まいり」のこと。1日で歩いて回れることから、江戸時代から盛んに行われているもので、70周年イベントということもあり、7カ所を巡るのはちょうど良いと考えて選びました。
拠点を超えた交流は、願ってもない機会。イベントには、各営業所の所長、営業職員、顧問、営業事務員のほとんど全員が参加しました。
裕子:徳島と高知の営業所の営業事務員さんは、私とほぼ同時期に入社した方々です。3人で社内チャットを通じて「ここがわからない」「あれはどう対応すればいい?」と相談しながら共に成長してきましたが、事務員という職務の性格上、他の営業所へ行く機会はありません。いつかお会いしたいとずっと思っていたので、今回やっとチャンスが訪れたことは本当にうれしかったです。
内藤:私たち営業メンバーも同じ状況でした。外出の機会は多くても、担当しているお客様先以外を訪問することは少なく、県外に行くことはめったにありません。お世話になっていながら、徳島や高知の事務員さんや顧問の方にお会いしたことがなかったので、今回お目にかかれるのがとても楽しみでした。
前田:私もほかの3県の営業所の皆さんとお会いしたことがなかったので、イベントを心待ちにしていました。また、これまで札所を何箇所か訪れたことはありましたが、順に回るのは今回が初めて。お遍路を体験することも楽しみにしていました。
遍路道で深まる組織の絆。霊場巡りが新たな交流のきっかけに
こうして迎えたイベント当日。7つの札所を巡っていきました。
近藤:真夏の開催だったため、申し訳ない気持ちもありましたが、皆さんが熱中症対策の準備もしっかりと進めてくれたため、安心してスタートを切ることができました。
裕子:私は前日の昼頃からそわそわしていました。それまで声と文章でしか交流できていなかった皆さんと実際にお会いできたときは感無量。想像していた通り優しくてすてきな方々ばかりで、テンションが上がりっぱなしでした(笑)。
巡拝では、急勾配の百八段の階段がある最初の第71番札所がとくに印象に残っています。
前田:あれは相当な難所でしたね。本堂に着くころには汗だくだったのを覚えています(笑)。
また、車での移動中、メンバーを入れ替えながら皆さんと親睦を深められたことも良い思い出です。他の事業所の方とプライベートな会話をすることがないので、コミュニケーションの機会としてとても有意義でした。
内藤:私は最後に訪れた第77番札所で地元の住民らしいおじいさんからビスケットをいただいたことが印象的でしたね。
近藤:そうそう、全員ビスケットもらいましたよね。お遍路巡りでは、お遍路さんをお茶やお菓子でもてなす文化があるので、その影響だったのかもしれません。
道中で皆さんと話をしたり、思わぬ出会いもあったり、本当に想像以上に楽しいイベントになりました。
竹内:私は仕事の関係で、最後の札所で合流したのですが、皆さんが和気あいあいとしている様子を見て安心しました。ほとんどが初対面のメンバーだったのですが、うまくいったんだなと。この企画を近藤さんに任せて本当に良かったと感じました。
70年来の感謝の気持ちを次世代へ。アジア航測の原点に触れて芽生えた協働の可能性
イベントの翌日、アジア航測の恒例行事である、創業期の恩人・津島壽一氏(香川県坂出市出身)のお墓参りが行われました。これに先立ち、津島氏とアジア航測との関係について理解を深める会も実施しています。
近藤:1日目のイベント後に営業会議と懇親会を開き、その翌日に津島氏のお墓参りをするというスケジュールでした。
津島氏のことを知らないメンバーが多かったので、営業会議の中で広報室が作成した動画を用いて先生を紹介する時間を設けました。
内藤:津島氏のことだけでなく、戦後の国土復興に尽力した当社の若い技術者たちの話や、会社の創業当時の様子を知ることができました。これは四国支店にいなければ恐らく知り得なかったこと。アジア航測が社会に貢献してきた会社であることをあらためて認識する貴重な機会になりました。
竹内:そうですね。四国支店では、代々の支店長がお墓参りを行うことが慣例となっています。お墓は坂出市の管理下にあるので、私たちは年に1回、冬を前にした時期に落ち葉拾いに行ってきました。
この伝統を次世代に引き継ぐことは、支店長である私の重要な役割のひとつです。津島氏のことを知らない若い社員が増えているので、少なくとも四国支店のメンバーには、当社と津島氏との深いつながりについて、責任を持って伝えていかなければならないと考えています。
現地でお参りを終えた一行。それぞれが有意義な時間を過ごしました。
裕子:国の要職を務められた方だけあって、津島氏のお墓には特別な囲いがされていて、記念碑までありました。毎年坂出市が行う関連イベントの協賛のために先方の事務局とのやり取りを担当しているので、津島氏のお名前は知っていましたが、今回あらためて地元の名士であったことを実感しました。お墓参りでは営業メンバーの皆さんが手際よく進めてくださったので、私は後ろで見守るだけでした。
近藤:普段はなかなか顔を合わせる機会のない各拠点のメンバーが、このお墓参りを通じて一堂に会せたことに大きな意味があったと思っています。和やかな雰囲気で、まるで親戚の集まりのように、とても心温まる時間でした。さらに絆が深まったと感じています。
2日間にわたる旅程を終えて2カ月ほど。四国支店の中では、新たな可能性が芽生え始めています。
近藤:皆さんから「本当に楽しかった」「よい機会だった」という声をいただき、最近になってもイベントでの出来事が話題に上がるなど、四国支店にとって非常に貴重な経験になりました。
さらに、次の予定についても話が及ぶなど、親睦が深まっただけでなく、未来に向けた具体的な話も進んでいて、大きな手ごたえを感じています。仕切り役を任せてくれた支店長には感謝しかないですね。
竹内:いえいえ、お礼を言わなければいけないのは私のほうですよ。ほかの営業所を訪問すると、「またやりたいね」「あれは良かったね」と言ってくれるので、四国の拠点全体にとって印象に残るイベントだったと実感しています。
現在、プロポーザルコンペの提案書を執筆する機会があるのですが、四国支店が統括する3営業所に勤務する顧問にこれをチェックしてもらい、アドバイスをいただくなど、従来ではなかった拠点を越えた新しい仕組みが生まれています。その意味でも、非常に意義深いイベントでした。
個性豊かな人材が紡ぐ組織の未来。拠点の垣根を越え、より社会貢献できる存在に
今回の一連の取り組みを経て、組織の新たな希望が見えたと話す竹内。支店長の立場から、四国支店の未来を次のように展望します。
竹内:四国支店以外の四国の営業所には、営業担当がひとりしかいないのが現状です。広いエリアをひとりで担当しているので、どうしても限界があります。今回の取り組みを通じて、拠点それぞれの支店・営業所の垣根を越えたコミュニケーションの可能性を感じました。協力体制を築くことができれば、より高いパフォーマンスを発揮できる強い組織になれると確信しています。
また、皆さんの口から「優しさ」という言葉が何度も出てきました。お互いを思いやり、支え合う強い「絆」が根づいていることを実感しています。私は間もなく転勤の予定があり、この記事が公開されるころには四国支店を離れていますが、おかげでいまは、後のことをまったく心配していません。
このタイミングでメンバーの笑顔を見られ、素晴らしい思い出ができたことをとてもうれしく思っています。今後も皆さんが和気あいあいとしながらも、しっかりと結果を出してくれることを期待しています。
四国支店が受け継ぐ伝統を糧に、さらなる飛躍をめざして営業チームの各メンバーも、それぞれの役割を果たしていくつもりです。
内藤:現在のポジションから次のステップに進むためには、後輩社員への指導や教育にも力を入れていく必要があります。いまは自分の業務で手一杯ですが、今後は支店内の営業同士の連携を強化し、新しく加入した前田さんや近藤さんの力になれるよう、指導力を磨いていきたいと思います。
また、県庁や中核市など財政規模の大きなお客様も担当しているので、新規事業を生み出し、会社にも貢献していきたいです。
前田:私は入社したばかりでまだわからないことが多いので、これからも内藤さんはじめ皆さんのお力を借りながら、着実に案件を進めていきたいと思っています。営業は、予算要求から発注、受注、納品に至るまでが一連のサイクルになります。予算要求の段階から一通りできるようになることが現在の私の目標です。
また、自治体職員の方々の生産性や効率の向上を計ることが市民の皆さんの利益につながると考えています。現在は災害情報システムの提案営業に携わっていますが、さらにスキルを磨いて、提案の幅を増やしていきたいです。
近藤:私も同感です。とくに大学と大学院時代に森林や林業を研究していた経験を活かし、得意分野の提案ができればと思っています。
また、香川県内でGISを利用する自治体が増えているので、身近なツールとしてさらに活用していただけるよう、研修会や勉強会などを通じて働きかけていきたいと考えています。
さらに、社内では女性の営業職が少ないことが課題となっています。ひとりでも多くの女性営業職の不安を払拭できるようなロールモデルになれたらとも考えています。
裕子:近藤さんのその意気込み、とても素晴らしいです。私も一緒に頑張りたいと思います。
四国支店は四国四県の代表という立場にあり、私は各営業所の事務員の作業を取りまとめる役割を担っているので、事務系業務の仕切り役としてさらにスキルアップしていくことが目標です。
営業担当者が営業活動に専念できるよう、書類作成などの業務の精度を上げて、事務所でサポートする「お地蔵さま」のような存在になりたいと考えています。
組織がさらに成長し、より社会に貢献できる存在となるために。四国支店がいま求めるのは、共感力を持つ人材です。
竹内:お客様あってのビジネスなので、相手の立場に立って考えられる人を歓迎します。対面でのコミュニケーション力に優れた人材を仲間に加えて、社内をさらに活気づけていきたいです。
実は私自身も異業種からの転職組ですが、商品知識は入社後でも十分に身につきます。四国支店は本当に居心地のいい職場なので、安心して来てほしいですね。新しい仲間と共に、より良い仕事とそれを支える組織ができることを楽しみにしています。
※ 記載内容は2024年9月時点のものです
