一人ひとりを尊重する社風で派遣社員から嘱託社員へ。営業事務として会社を支える
アジア航測の営業活動を日々支える営業事務の3名。長尾と伊藤は営業推進部の積算チームに所属し、公共業務(測量や建設コンサルタント)の入札書類を作成するための費用算出業務や、新卒・中途社員向けの研修講師などの業務を、松永は名古屋支店で、国土交通省や民間の案件受注から契約後の事務手続きまでのサポートを担っています。
長尾:最初は派遣社員として、「オフィスが自宅から近く、自分のペースで働けそう」という理由で入社しました。地図の会社という点にシンプルに興味が湧いて、未経験からこの世界に飛び込みました。
松永:私はもともと建築や建物が好きで、建設コンサルタントの会社だと聞いて建物に係る仕事だと思い派遣社員として入社しました。実際に入ってみると、河川やダム、道路を作る前の測量・調査など、より前段階の仕事でしたが、国のインフラに関わる大きな仕事に携われている今の環境はとてもおもしろいです。
伊藤:皆さんと同じく、私も最初は派遣社員でした。「会社が駅から近い」という点に惹かれ、専門知識もゼロ、という状態からのスタート。当時は、10年以上お世話になり、資格まで取ることになるとは思ってもみませんでしたね。
3人とも長く勤める中で、派遣社員から嘱託社員となり仕事を続けてきました。その背景には、雇用形態にかかわらず一人ひとりを尊重する社風があると口をそろえます。
長尾:会社の雰囲気が良く居心地がいいのが一番の理由ですね。途中で部署や業務は変化しながらも、いつも明るい営業の皆さんに支えられて、楽しく働けています。
松永:3年ほど働いた後に出産を機に一度会社を離れ、その後は別の会社で働いていたのですが、当社の再募集を知り再度入社しました。名前ではなく「派遣さん」と呼ばれ、社員と派遣社員で対応が違うような職場もある中で、アジア航測では「ひと」をしっかり見て評価してくれます。だからこそ、ブランクがあってもまた戻りたいと思えました。
伊藤:同感です。最初から丁寧に業務を教えてもらえたので、雇用形態にとらわれず、より主体的に動くことができました。この環境だったからこそ、ずっとここに勤めたいと感じるようになりました。
お祝い金に子どもへの思い、周囲の熱意──資格取得へと突き動かした意外なきっかけ
さまざまな理由からアジア航測で働き始めた3人。「測量士補」「測量士」資格取得への第一歩も、胸に宿ったそれぞれの思いがきっかけとなりました。
長尾:派遣社員時代、資格を取得するとお祝い金がもらえるキャンペーンがあり、Office系の資格に挑戦しました。その時に、勉強して結果が出る喜びを知りました。その後、嘱託採用を機に「測量士補を受けてみよう」と決意し、合格したら「次は測量士だ」とステップアップしていきました。
松永:私は、小学3年生だった子どもに、三角形の内角の和を聞かれて答えられなかったことが悔しくて。「これはまずい。」と思い、測量士補に挑戦することにしました。数字や図形が苦手な自分が勉強している姿を見せたいという思いもありました。
伊藤:私は、当時所属していた事務所の営業の皆さんが資格取得にとても意欲的で、その熱量に触れるうちに「自分もやってみたい」という気持ちが自然と芽生えました。測量士補に合格した時は本当に嬉しくて、その喜びが「次は測量士も頑張ってみよう」という原動力になりました。
1人で挑むには心細い試験も、立場や拠点を超えた仲間の支えが力となりました。とくに、営業事務の中でもいち早く測量士を取得した長尾は、仲間の背中を押すアドバイザーとなりました。
長尾:目標面談の際に、受験を考えていることを当時の所属長に話したところ、直近で試験合格した営業の方から情報を入手してくださり、また、具体的なアドバイスをたくさんいただけました。おかげでモチベーションを維持できました。
私自身も合格後は、わかりやすい動画やアプリなど、効率的な勉強法について、皆さんに積極的にお伝えしています。
伊藤:私も長尾さんからの、どの選択問題を選ぶといいか、どんな勉強法がおすすめかなどの的確なアドバイスに助けられました。
松永:長尾さんは「営業事務で測量士を取得したすごい人がいる」と噂になるほど社内で有名人だったので、最初は気後れしてしまって(笑)。測量士補の時は誰にも言わずにこっそり受験しました。
でも、周囲に合格を報告すると「次は測量士でしょ?」と期待されてしまって……ぜひ助けてほしいと長尾さんを頼りました。拠点は離れていますが、普段から営業事務同士のつながりがあったので相談しやすかったですね。
こうして、一人ひとりの挑戦が次なる挑戦者を生む、ポジティブなサイクルが社内に根付き始めています。
長尾:他にも測量士補を取得した仲間が何人かいると聞いています。前向きに挑戦する方が増えたのは嬉しいですね。
松永:中部エリアでも今年受験する方がいますし、営業事務の奮闘が営業の人たちの刺激にもなっているようです。
自分に合った三者三様の勉強スタイル。努力の末、「合格」に加えて得たもの
忙しい日々の生活の中に勉強をどう組み込むか。3人はそれぞれの生活リズムや性格に合わせた、継続できる仕組みを編み出したと語ります。
松永:私は朝しか自由な時間が取れないので、測量士補の時は朝5時、測量士の時は朝4時に起きていました。家だとつい家事などをしてしまうので、試験1カ月前の土日は図書館やコワーキングスペースにこもって、強制的に集中できる環境を作っていましたね。
また、自分を追い込むために、合格すれば全額返金の特典がある民間の高額な講座に申し込みました。「絶対に合格してお金を取り返す!」という背水の陣で挑みました。
伊藤:私はどうモチベーションを保つかが課題でした。週末にやろうと思っても、土曜の午前中に何もしないと、そのままずるずると時間が過ぎてしまうので、「土曜の午前中に、どこまで自分を追い込めるか」を勝負どころにしていました。
自分の性格を逆手に取って、「日曜日は出かけるから、土曜日にやるしかない」と、投げ出さないラインで自分を管理していましたね。
長尾:私は隙間時間に少しずつ勉強したり、仕事終わりにそのまま1時間残って取り組んだりしていました。その時のマイブームのような感覚で、楽しみながら取り組めたのが良かったと思います。
三者三様の努力の末につかんだ合格は、業務への理解を深めるだけでなく、自分自身への信頼を築く大きな糧となりました。
伊藤:資格を取ってから、業務で目にする仕様書や設計書を読むのが楽しくなりました。営業事務にとっては見慣れた用語も多く、知識と実務がつながることで、「この言葉、こういう意味だったんだ。こういう風に使うんだ」と仕事の解像度がさらに上がった実感があります。チャレンジしてみたら予想以上におもしろかったですね。
松永:数学が苦手で学生時代は赤点ばかりだった私が、一発で合格できたことは大きな自信になりました。また、子どもが授業で緯度や経度を習う時期には、地球儀を指さしながらドヤ顔で教えてあげたことも(笑)。
地図好きの子どもと一緒に地図に関するイベントに出かけたり、共通の話題でコミュニケーションが取れたりしたことも何よりの収穫でした。
長尾:試験日に向けて勉強して合格という結果を出せたことで、自己効力感が上がるというメリットを知りました。また、資格取得のための勉強で得た知識は、現在の積算業務でも活かせる場面があります。
資格取得で培った知識と自信を活かして、会社や仲間に貢献していきたい
資格という知識と自信を手にした3人は、今、さらなる高みを見据えています。
松永:社歴が長くなってもフラットで話しかけやすく、誰からも頼られる存在になることが目標です。会社の業務に必要な資格を持っている強みを活かして、今よりもっと会社に貢献していけたら嬉しいです。
長尾:今は目の前の仕事をこなすことに集中していますが、着実に経験を積み上げ、新しい営業メンバーにも、資格の知識も活かしてしっかりと教えられるようになりたいですね。
伊藤:私も長尾さんと同じ気持ちです。半年前に異動して今の積算チームに加わったので、まずは資格の知識を存分に活かして、今の仕事を一つひとつ丁寧にクリアしていきたいと考えています。
最後に3人は、これから資格取得に挑戦しようとしている方々へ、温かなエールを送ります。
長尾:私の資格取得のきっかけはお祝い金でしたが、知識が増えて自己効力感も上がるなど、プラスの面しかありません。会社の手当もありますし、楽しみながら自分に合った勉強方法を探して頑張ってほしいです。
松永:長尾さんの言うように、資格を持っていて損なことはありませんし、大人になってから明確に「合格・不合格」の結果が出るほど、本気で勉強する機会は貴重です。合格の喜びを味わうことは、スキルアップだけでなく自分自身の大きな自信になると思います。
伊藤:働きながら資格の勉強をすることは決して楽ではありません。だからこそ、成し遂げた時の達成感はひとしおです。ぜひ前向きにチャレンジしてほしいですね。
※ 記載内容は2026年5月時点のものです
