入社して24年──仲間に恵まれて過ごす充実の日々
新卒で入社し、現在はアビストの主力事業である設計開発事業の採用業務(管理、企画、運営)を行っている石井。入社のきっかけは景気悪化による他社の内定取り消しでした。
「私が就職活動をしていた1998年は『就職氷河期』と言われていた最中で、30社、40社もの入社試験を受けて、1社も採用内定が得られない状況が当たり前となっていました。それでも幸運なことにある企業から内定を得て、後は大学を卒業するのみとなっていました。しかし、就職活動期間の後半になると業績悪化を理由にその企業から内定取消しの連絡を受けたんです。
就職先がなかったらどうしようと心配になった私は、そのタイミングで初めて大学の就職課(現キャリアセンター)に行き、『土日休みで給料がもらえればどこでも良いので、就職できそうな会社はありませんか?』と尋ねました。機械工学科出身で自動車好きというところからアビストを紹介されました。
当時アビストは立ち上げ期で初めての新卒社員の募集だったため、翌日には会社説明と面接を受けに行き、その後すぐに内定が出され、機械系の技術職として入社しました。
会社を知ってから入社を決めるまで数日程度で、就職浪人を回避するために入社を決めたと言っても過言ではありません。しかも当時は1年くらいしたら転職しようと思っていました。けれども入社すると、社内の人々はとても親切で楽しく、これからもずっと一緒に過ごしたいと思うようになりました」
石井は入社後、新人研修を経てある顧客を担当しました。その後、翌年には本社の教育担当として新入社員を含めた技術研修業務を約5年間担当しました。
「教育担当の仕事は楽しくやりがいもあったのですが、2005年には新たなステップとして営業担当にキャリアチェンジしました。その後、2007年には採用担当になり、以降はそれらの経験を活かして支店長や事業部長などの職務を担ってきました。少し前には子会社であった株式会社アビストH&F(現H&F熊本工場)の代表取締役も経験もしました。
業務だけではなく、プライベートでも社員たちと集まることもあり、とくに2013年くらいからの約10年間はレーシングカートの社内サークルで毎月のように一緒に走り、仲間と楽しい時間を過ごしてきました。出張を含めるとほぼ全ての拠点へ出向いたことがありますし、採用担当として面接した社員も数え切れません。
このためどこへ行っても知り合いの社員は多いですし、後輩社員の近況を聞く楽しみもあります。これはもう他では得られない環境になり、これまでに当社を辞めようと思ったことは一度もありません」
「縁」と「正直でいること」を大切に
仕事をする上で「縁」と「正直でいること」を大切にしていると語る石井。その理由は次のようなものでした。
「『縁』を大切にすることは、いろいろな可能性につながる要素だからです。アビストと出会い、入社を決めたのは業績悪化による内定取り消しが原因でした。でも、それから24年以上も社員として勤めていることを考えると、これが縁というものかと感じています。
そんな経験から、どのような出会いも大切にしようと思うに至りました。学生時代の友人からは『最初に会社を辞めるのは石井だろう』言われていたのですが、今なお同じ会社に勤めていることに驚かれています」
そして、石井は「正直でいること」は、信頼関係の構築に大きく影響する要素だと続けます。
「自身の就職活動経験や採用業務を通じて思うことは、説明会や面接では企業も求職者もメイクをして、着飾って、少しでも自身を良く見せようと背伸びをしています。ですから、入社して、お互い普段着になると『想像していた職場や人と違う』『こんなはずではなかった』と良いイメージが崩れて、最終的には退職してしまう人も出てしまいます。
これでは結果的にお互いに幸せとはいえません。私は恋愛と同じように、魅力も欠点もお互いに晒して相思相愛になれるかどうかが一番大切だと考えています」
その時代に合った採用活動にするために
採用担当として多くの学生と会う中で、正直でいたからこそ信頼が生まれたと語ります。
「新卒採用担当として活動していたとき、ある一人の学生が当社と並行して某大手メーカー企業へも応募していました。どちらの企業の選考も順調に進んでいて、そのときは当社が第2希望のようでした。選考期間中に彼と何度か面談をする機会があり、そこで業界や当社を含めた各企業の立ち位置から働く上でのメリットからデメリットまで詳しく話しました。
その後、彼は当初第1希望であった企業の採用選考を途中で辞退し、当社への入社を決めたのです。最初から自社のメリットだけでなく、デメリットについても正直に話していたことで信頼を得ることができた経験は、この信念につながっています 」
また、石井は採用も時代の流れに適した手法と姿勢で行っていかなくてはならないと続けます。
「昔、インターンシップは就業体験という位置付けで、強い熱意を持っているか、もしくは卒業単位を取得する目的で参加する学生がほとんどでした。しかし、今は就職先候補になるかどうかを見定めるツールとなっています。大学3年時に10社程度のインターンシップに参加し、その中から受験企業を選ぶ学生も増えてきました。そのため、会社の魅力を伝えるためにも機会をより増やし、内容を充実させる必要性を感じています。
そして今、就職活動は企業が学生を選ぶだけではなく、学生も企業を選び、お互いが対等の立場で相思相愛になれるかを確認する場になっています。そのため、良いことばかり言う採用担当にならないためにも、自社を魅力ある企業にしていかなくてはならないと感じています」
多様な経験と知識を生かし、採用組織として高みをめざす
入社してから24年にわたり、技術担当、営業担当、採用担当、拠点長などさまざまな職種を経験してきた石井。この経験で培った知見を活かしたいと語ります。
「今までの会社経験で得た自社の歴史や事業特性、取引先関連業界についての知見を他の採用担当者にも伝え、アビストの魅力を十分に理解した採用の組織を作っていきたいと考えています。
現在は、来期に向けて採用部門体制の再構築をしています。新たな採用担当社員の仲間も増える予定で既存・新規メンバーと共に前向きに、できるだけ楽しみながら、計画に基づき優秀な社員を採用することで会社の成長に貢献する部署にしていきます。企業というのは社員全員で創り上げるもの、創り上げられているものです。反面、ひとりの社員は、それぞれの立場において社員全員から創り上げられている面もあります。
このため、新しい社員を迎える『採用』から全員で携われるのが理想ですが、今までは採用担当のみの役割になっていました。しかし、今は米国のIT企業から始まった『リファラル採用』が広がりつつあります。これは社員やOB・OGから一緒に働きたい仲間を紹介してもらい、採用選考を行います。当社も昨年より『MyRefer』というツールを導入し、『リファラル採用』 を行っています。
ぜひ、社員一人ひとりに『一緒に働きたいと思う人を仲間にできる』この活動に参加してもらい、良いアビストを一緒に作り上げられたら本当に最高だと思っています」
自分自身アビストの楽しさ、素晴らしさに支えられ人生が豊かになったと語る石井。その良さを実感する仲間を増やしたいという純粋な想いが多くの人の心を動かしています。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです
