技術を磨き続け、お客様の期待の一歩先を行くサービスを提供する
ITシステム事業部は、金融や情報通信、SIerなど業界を問わず幅広いお客様を対象にしている部署。その中でエンタープライズ第二課は、主に関東圏のSIer向けに品質向上支援を行っています。
「お客様のITシステムやプロジェクトに対して、テストだけではなく、ドキュメントレビューやPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)支援など、さまざまな角度から品質向上のためのサポートをするのが私たちの役割です」
お客様の多様なニーズに応えながら、品質向上のために自らのスキルも上げていく──そのために、ITシステム事業部が掲げる方針は大きく3つあります。
「1つめは、技術をしっかり磨く。テストのスキルはもちろんのこと、新しい技術要素も身に付け、お客様の要望に応えられるようにしていく。
2つめは、DXの推進。私たち自身の業務を効率化するITツールを開発し、駆使することで時間を生み出して、お客様に提供できる付加価値を高めていく。
3つめは、一歩先を行くサービスの提供。お客様からの依頼に100%で応えるだけではなく、プラスアルファの提案をしていく。受け身ではなく、自分たちから提案していく姿勢を大切にしています。そのためには、お客様の期待値を正しく把握することも重要。期待値だけが上がることのないよう、私たちにできることとできないことを整理し、お客様に理解していただくことを心掛けています」
2024年4月から課長を務める川畑は、お客様への提案や新規案件の獲得に向けた営業支援、課の売上管理やメンバーのマネジメントなどを担当。自らも新たなプロジェクトに参画しながら、技術者と管理者の両立に挑戦しています。
「メンバーには楽しく働いてほしいという思いがあります。ただ、私たちの仕事はお客様ごとにプロジェクトが分かれているため、横のつながりが希薄になりがちです。
そこで、各プロジェクトが持っているノウハウを共有し、皆がスキルアップできる方法を模索しているところです。メンバーとコミュニケーションを密に取りながら各プロジェクトの状況をしっかり把握し、課全体としてのつながりが生まれるイベントなどを実施していきたいと考えています」
新しい環境に飛び込むなら今──30歳を目前にベリサーブへ転職
川畑がベリサーブに入社したのは2017年。前職では、主にリース会社向けのパッケージシステムの開発に携わっていました。約5年間、SEとして設計から開発、テスト、導入まで幅広く経験する中で転職という選択肢を意識するようになったのは、30歳目前のこと。
「会社を離れて別の環境に飛び込んでいく同僚たちがいる中で、私も『今のうちに新しい環境に挑戦してみたい』と思うようになったのです。
転職エージェントからもいくつか企業を紹介してもらいましたが、ベリサーブを見つけたのは、たまたま自分で求人情報を見ていた時。テストに特化して事業展開している企業があることを知らなかったので、『面白そうだな』と興味を持ちました」
入社後は、さまざまなプロジェクトに参画。お客様のテスト自動化支援から始まり、テストエンジニアとしてテスト設計から実行までを担当し、2年目からはプロジェクトリーダーとしてスケジュール管理やお客様との窓口も担うように。
さらに2021年からはプロジェクトマネジャーとなる分室室長に。そして2024年からは課長と、着実にキャリアアップしてきました。
「比較的早いペースでキャリアアップできたと思いますが、数多くの現場で実務経験を積んできたことが、現在の土台になっていると感じます」
入社のきっかけが、テストに特化しているベリサーブの事業への興味だった川畑。品質保証に対する会社の姿勢を感じ、大きな発見があったと話します。
「実は当初、テストは誰にでもできる仕事だと考えていたんです。前職では、独学に近い方法で取り組んでいましたから。
けれど実際は、体系的な手法や方法論が確立されていることに驚きました。ベリサーブでは『VSMethod』(VSメソッド※)と呼ばれる独自のテストプロセスが定義されています。このメソッドがあることで、お客様との専門的な会話も可能になるのです。
また、新たな技術開発に取り組む研究開発部をはじめ、テスト技術に真摯に向き合っていこうという姿勢を感じています」
※ Veriserve Standard Method:属人的になりがちなテストプロセスを自社基準として標準化。ワークフローを定義し、作業手順とその成果物・サンプルを含めてまとめたもの
厳しいプロジェクトを乗り越えるカギは、コミュニケーションの量と質
入社から7年。多くのお客様のプロジェクトに携わってきた中で、特に印象に残っているプロジェクトがあると言います。それは、初めてプロジェクトマネジャーを任された案件でした。
「クレジットカード会社向けにシステム提供をしているSIerのプロジェクトです。社内人事の都合で、急きょ私がプロジェクトマネジャーを務めることになったのです。前職で多少マネジメントの経験があったとはいえ、ベリサーブ入社以降は数名のチームで動くことがほとんど。10名規模のチームをまとめる経験は初めてでした。
しかも、入ってみたらトラブルでプロジェクトが予定より遅れている状況。おそらくメンバーも、何も知らない私が入ってきてどうするのだろうと思っていたのではないでしょうか」
厳しい状況からスタートしたものの、目の前にある問題を一つ一つ片付けていくことで、何とか乗り越えることができたと振り返ります。
「とにかく整理されていない状態だったので、まずはお客様に説明した上で、メンバーそれぞれが抱えているタスクを把握し、偏っているものがあれば均等に作業を分配。皆が動きやすいように一つずつ整理していきました。
2カ月ほどで状況が落ち着き、無事に成果が出せたことで、自分なりの手応えを得られた経験になりました」
この経験を通じて、あらためてお客様とのコミュニケーションの重要性を学んだと川畑は話します。
「プロジェクトを進める上で最も大切なことは、お客様とのコミュニケーションの量と質。お互いの距離が遠いと、どうしても見えない部分が出てきます。
そこで、必ず朝夕の1日2回は打ち合わせの時間を設け、課題がある時にはそれに加えて都度コミュニケーションを取るようにしました。さらに、お客様との懇親会なども企画し、お互いを理解するようにしたのです。
オンラインでのやりとりがメインでしたが、やはり距離が近づくことは信頼関係が深まるきっかけになると感じました」
培った歴史と技術があるからこそ、社内の横のつながりを深めて会社をさらに一歩前へ
メンバーから分室室長、そして課長へとキャリアアップしてきた川畑。仕事への向き合い方も変化しています。
「メンバーだった頃は目の前の作業に集中していましたが、分室室長になるとお客様の存在を意識するようになり、課長になってからはメンバー、お客様、会社全体という全方位に向けた視点が必要になってきました。そこが難しいところで、今一番模索している部分です。
メンバーに対しては、『何をするべきか』『なぜそれが必要なのか』を丁寧に説明するようにしています。そこに納得できないと、本当の意味での成長にはつながりませんから。
でも、ベリサーブには改善意欲の高いメンバーが多いんです。お客様にプラスアルファで提供できるものはないか、今の業務で改善できるところはないかと常に考える文化があります。体系化されたノウハウがあることに加えて、そういったマインドを持っていることは大きな強みだと思います」
もちろん、5年後、10年後を見据えた時に感じる課題も。自身が取り組むべきミッションと共に、今後の展望を描きます。
「もっと会社の認知度を上げていきたいですね。これまで培ってきた歴史と技術があるからこそ、さらに一歩、現状から脱却できる何かが欲しい。
そのカギは、社内の横のつながりにあると感じています。他の事業部ともっとノウハウを共有し合えば、スキルアップにつながりますし、他部署に挑戦してみたい仕事を見つけたら、キャリアの選択肢が増えるかもしれません。
また、自分の部署の規模をさらに拡大し、会社に対して大きな価値を示せる存在になっていきたいですね。これまでベリサーブでは対応してこなかった業界のお客様も開拓していきたいと思っています。実際に、新たな業界のお客様とプロジェクトがスタートするところなので、一技術者としても楽しみです」
自分も皆も楽しんで働けることを大切にしながら、会社としても次のステージへ──新たな一歩を踏み出します。
※ 記載内容は2024年11月時点のものです
※ 記事内で”ITシステム事業部”と表記している組織は、2026年度の組織改編以前の名称です。現在は組織再編により、”ICT本部 アカウントマネジメント第二部”などに再編されています。

