看護学科で学びながら模索した、自分らしいキャリアの第一歩
大学では生命健康科学部の看護学科に在籍していました。学生時代に最も力を入れたのは、コンビニエンスストアでのアルバイトです。店長のサポート役であるストアリーダーを任され、発注業務やPOP作成など幅広い仕事に携わりました。自分のアイデアを形にして売り場に反映できることにやりがいを感じ、「働くことの面白さ」を実感した経験でした。
もう一つ、学生時代の大切な思い出が、韓国アイドルグループ「SEVENTEEN」の“推し活”です。東京・大阪・福岡のライブに参加し、一度は韓国にも足を運びました。プライベートで夢中になれるものに出会い、情熱を注いだ経験は、私にとってかけがえのない時間となりました。
一方で、就職活動では看護師として病院に就職する道と、医療系企業への就職の両方を視野に入れていました。病院での実習を重ねるうちに、多忙な現場での優先順位の判断や病棟内の複雑な人間関係に戸惑いを感じ、自分との相性に疑問を持つようになりました。将来の働き方について悩むこともありましたが、一人ひとりの患者さまとじっくり向き合える精神科病院で看護師として働く道を選びました。
看護の現場で学んだ患者さまとの向き合い方
前職では看護師として、患者さまの生活援助や診療補助など、さまざまな業務に携わっていました。着替えの介助や清拭、入浴介助、食事介助といった日常的なケアから、採血や点滴、投薬といった医療行為まで幅広く担当していました。
特に苦心したのは、患者さまと適切な距離感を保つことでした。 患者さまの中には距離感に敏感な方もいらっしゃるため、時には「冷たい」と言われることもありました。 そんな中、先輩の接し方を見て学びながら、常にフラットな関わりを心がけるよう意識しました。例えば、うつ病の患者さまが食事をとれない状況にあったとき、「半分は食べられているから上出来ですよ」と声をかけたことがあります。後日、その患者さまから「あの言葉が嬉しかった」と聞き、自分の関わり方に自信を持つことができました。
ただ、次第に業務の重圧を強く感じるようになりました。命に関わる仕事であり、ちょっとしたミスが取り返しのつかない結果を招くこともあります。そのプレッシャーから体調を崩し、もう少し自分のことを大切にできる環境に身を置きたいと考えるようになりました。看護師としての経験は私の財産ですが、同時に自分の限界も知ることができた大切な時期でした。
転職後はVドラッグの調剤薬局で調剤事務として勤務しました。 看護師として培った経験を活かし、患者さまが抱える不安や適切なフォローについて薬剤師に事前に共有することで、より良い対応ができたと感じています。あらためて患者さまとお話しし、心を開いていただけることに大きなやりがいを感じるようになりました。また、看護師時代と比べて夜勤がなく生活リズムが安定したことで、仕事とプライベートのメリハリをつけやすくなり、自分自身を大切にできる環境で働けていることに転職の意義を強く実感しています。
システムの力で医療現場を支える
調剤事務職に興味を持ったきっかけは、親戚や知人に薬局で勤務している人がいたことです。 転職先としてVドラッグを選んだ決め手は、「看護師としての経験を別の形で活かしながら、医療に携わり続けたい」という思いと、バローホールディングス傘下の企業であるため、経営の安定性が高いこと、 そして地元を中心に多くの店舗があり、自分のライフスタイルを大切にしながら働ける環境だと感じたことです。
現在は医療システム部門で、店舗のシステム化や新店開局時の設置業務、店舗からの問い合わせ対応などを担当しています。私たちの部署の大きな目標は、薬剤師や調剤事務の方が投薬業務や対人業務に専念できるよう、患者さまと丁寧に向き合える環境を整えることです。
問い合わせ対応では、システムトラブルが遠隔で解決できない場合に現地へ赴き、直接対応することもあります。新店開局時には、配線をきれいに整理し、患者さまの目に触れる場所にも配慮するなど、見た目の美しさにもこだわっています。
ただ、失敗も経験しました。新店舗の電子証明書の申請が適切に行えず、開局に間に合わない危機があったのです。この経験を踏まえ、確認用のマニュアルやチェックリストを作成し、それ以降は漏れのない業務遂行ができるようになりました。現場の方にもわかりやすく説明することを心がけ、専門用語を避けて具体的で丁寧な説明を心がけています。
業務改善への思いと、これからの挑戦
現在の目標は、業務の効率化を図ることです。新店舗のオープン時のシステム導入・立ち上げ作業を、より迅速かつ確実に進められるようにしたいと考えています。 特に店舗スタッフとのコミュニケーションにはまだ改善の余地があると感じており、スタッフの方々にわかりやすく説明するため、LANケーブルやハブなどの専門用語をまとめた用語集の作成も検討しています。
また、部署全体で取り組んでいる対物業務の削減については、現実的なアプローチを模索中です。薬剤師や調剤事務の方々の負担を少しでも軽くできるよう、システムでカバーできる部分を見極めていきたいと考えています。
一方で、 仕事を続けるうえでとても助かっているのが、休暇の取得のしやすさです。平日の休みも気兼ねなく取得でき、市役所での手続きや通院などの私用を支障なく済ませられています。このような環境があることも、会社の大きな魅力だと感じています。また、部署間の壁が低く、異なる部署の方とも気軽に話せる風通しの良さも魅力の一つです。
今後はマニュアル作りやチェックリストの作成を通じて、チーム全体の業務改善に貢献していきたいと思います。患者さまを第一に考え、仲間とともに医療の質向上に取り組んでいきます。
※ 記載内容は2025年10月時点のものです。
