世界シェアナンバー1の電源技術を誇るエレクトロニクス事業部。そこには、若手の「やりたい」を雑談で終わらせず、様々な仕事を1・2年目から任せる風土があります。3年かけて着実に独り立ちを支える手厚い教育と、部署の壁を越えて助け合う文化の中で、未経験の領域もチームで切磋琢磨しながらプロを目指せる環境です。
今回は入社3年目の同期3人 エレクトロニクス事業部技術部 田熊涼、竹内琢真、中口颯大に話を聞きました。
エレクトロニクス事業部はどんな事業部ですか?
黎明期から世界を支える、電源のスペシャリスト集団
私たちの挑戦は、電動車の歴史そのものです。1997年の初代プリウス誕生より10年以上前から、過酷な環境で稼働する電動フォークリフト向けに「高電圧・大電流」の技術を磨いてきました。
トヨタグループの「ホーム&アウェイ戦略」において電源分野の役割を明確に引き継ぎ、現在は国内外の主要メーカーに採用される「電源のスペシャリスト」としての地位を確立しています。
現在、車内家電用のACインバータではグローバルシェアNo.1※を誇り、累計出荷台数は約5,000万台に到達。さらに、ユニットメーカーとしてDC-DCコンバーターでもシェアNo.1※を確立しています。(※自社調べ)
私たちが提供しているのは単なる部品ではなく、電動車が成立するための「前提」であり、世界中の電動化を足元から支えるインフラそのものです。
「動いて当たり前」を実現する
世界中を走る自動車には、過酷な気象条件など、日本の常識では測れない環境が待っています。そうした条件下でも決して止まらない「堅牢な設計思想」こそが私たちの武器です。
「内製IC」を含むハードウェアと制御ソフトウェアを高度に統合し、世代を追うごとに2〜3倍という劇的な「小型・軽量・高出力化」を実現。さらに、開発の初期段階から生産技術・品質保証部・製造部の各部門が一体となる独自のモノづくり体制を構築しています。
高品質な製品をどこよりも早く量産化する独自の体制が、世界中からの揺るぎない信頼に繋がっています。
BEVシフトを加速させ、次世代の「安心」を創る
電動化が加速する中、私たちの領域は単体製品から「機能統合」へと進化しています。
普通・急速充電機能と給電機能、DC-DCコンバーター(電圧変換)機能、電力分配機能を統合した最新の「ESU(Electricity Supply Unit)」の展開。
機能統合の安全性を高めながら、コストと複雑さを削ぎ落とす。このトレードオフを打破するのが、私たちの仕事です。
また、自動車で培った最先端技術をフォークリフトへ還元し、異なる事業領域を掛け合わせることで、新たな価値を生み出すシナジーも加速しています。私たちが創る電源の進化が、そのままモビリティの未来を形作っています。
入社の決め手は何ですか?
ー決め手は「人」と「モノづくりへの手触り感」
インターンシップや面接を通じて、全員が共通して感じたのは「相談しやすい雰囲気」と「チームで協力し合う社風」です。年次に関わらず若手の意見を尊重し、議論を尽くしながら全員で課題を解決していく文化があります。大企業でありながら個々のエンジニアが孤立せず、手厚いサポートの中で高め合える環境が、入社の最大の決め手となりまし
田熊:大学時代の自動車機械系の研究を活かし、単なる評価や管理業務だけでなく、『自ら手を動かして設計し、裁量を持ってモノづくりに深く携わりたい』と考え、同社を選びました。ここでは自分の設計が形になる実感を強く持つことができ、エンジニアとして理想的な最前線の環境があります。
竹内:学生時代の共同研究でトヨタ自動車の環境を経験しました。2週間ベースの報告会や厳しいノルマがあるハイペースな環境も刺激的でしたが、私には織機の『手厚いサポート体制と、ガツガツしすぎない協調的な雰囲気』が合っていると直感しました。一歩ずつ着実に、自分らしく成長できる空気感が魅力です。
「大企業=下積みばかり」というイメージですが、実際はどうですか?
ー1、2年目から、自分のアイデアが形になる
そういったことはありません。年次に関係なく、自発的な「もっとこうしたい」という提案を歓迎し、面白いアイデアなら即座に実行に移せる土壌があります。
研修時代には、同じ寮だった私たち含めた同期8人で誰が一番面白い業務効率化ツールをつくれるかと、コンペのようなことを行って上司へ提案したこともあります。自由な発想を「面白い」と言っていただき、アドバイスをいただいたり、中には実際に業務で使われているものもあります。「良いアイデアなら、年次に関係なく形にできる」風土が根付いています。
竹内:現場配属されて1〜2ヶ月の頃、評価作業の煩雑さを解決したくて、自らPythonで自動化ツールを開発・提案しました。
これが正式に部署のツールとして導入された時は、若手の意見をフラットに受け入れてくれる社風を実感しましたね。今では現場でのなくてはならないツールになっているようです。
中口:配属からわずか2年(入社3年目)で、部品開発のメイン担当を任されることも珍しくありません。
全体の方針は上長が決めますが、具体的な進め方は若手に一任していただけます。どんな仕事も都度、進め方やアウトプットイメージなどを相談しながら進めることができます。OEMメーカーとの直接会議に臨むなど、早くからフロントラインに立って「交渉力」と「責任感」を養える環境です。
左から、エレクトロニクス事業部技術部 田熊涼、 中口颯大、竹内琢真
職場の「雰囲気」や「人」について、リアルなところを教えてください
ー組織の壁を越えた「助け合い」の文化
竹内:先輩に質問して答えが出ない時でも「自分もわからないから、詳しいあの人に聞きに行こう」と部署や室の垣根を越えて、その分野のエキスパートへすぐに繋いでくれる文化があります。私自身もそういった先輩を見て、「部署が違っても声をかけてもいいんだ」と思えました。
田熊:どの上司に声をかけても若手の話を否定しない姿勢が徹底されているように感じます。問題提起されたものに対して、真摯に耳を傾け、たとえ間違っていたとしても考えたプロセスを尊重し一緒に考えてくれとても学びになります。それもあって、とりあえず声をかけてみようと思えます。
このカルチャーの背景には、事業部がコンパクトで隣の部署のスペシャリストにも気軽に相談できるほど、組織間の壁が低いことが考えられます。専門外の知識が必要になっても、チーム全体、あるいは組織全体でバックアップできる環境が整っています。
―着実に独り立ちできる育成ステップ
入社してからもいきなり最前線に放置されることはありません。
年次や経験に合わせた教育がされる環境で、私たちは3年をかけて教育してもらえました。
3名の研修過程…
1年目:エンジニアとしての土台となる専門知識をじっくり習得。焦らず「織機のエンジニア」としての基礎を吸収。
2年目:先輩に付き添い、現場での実践スキルを習得し、プロジェクトの流れや実践的なスキルを学ぶ。
3年目:独り立ちに向け徐々に主担当として案件を持ち、後輩指導も見据える
最後に、どんな人に仲間になってほしいですか?
―機械・電気の枠を超えて協力し、チーム全体を見渡せる人
田熊:機械・電気という枠に縛られず、幅広い知識を貪欲に学ぶ姿勢が大切です。
個人の成果以上に「チームで製品を創る喜び」を分かち合い、困っている仲間を自然に助け合える関係が理想です。
お互いの領域を尊重し、専門外も面白がれる方と働きたいですね。
―幅広いアンテナを張り、変化や新しい情報を素直に受け入れられる人
中口:未知の分野も「これから学べばいい」と捉える素直さが大切だと思います。
社外の情報や年下メンバーの意見もフラットに受け入れる柔軟なアンテナを持ち、自ら学び、挑戦し続ける。
そんな「自走できる人」こそが、変化の速い現場で最も活躍できると思います。
―現時点のスキルよりも、興味を持って積極的に動ける人
竹内:現在のスキルより、自ら学びを得ようとする前向きなエネルギーが重要です。
他部署やお客様まで見渡せる広い視野を持ち、「自分たちはこうしていこう」と主体的に動ける方が活躍しています。
雑談を交えながら周囲と連携できる姿が理想的だと思います。
