仲間との円滑なコミュニケーションを。飲料缶を製造する現場でライン責任者を務める
埼玉工場でTULC(Toyo Ultimate Can)という2ピース飲料缶の製造に携わる堀口。昼・夜の交代勤務の中で、ライン責任者としてメンバーをまとめています。
「私が担当しているのは、材料となる板状の金属(コイル)が納入されて、それをカップ状に成形するまでのいわゆる『プレス工程』と呼ばれる部分。その後にデザインのプリントなど難しい工程が続くのですが、成形は製品の大元になる大切な工程です。
埼玉工場では、3組で交代しながら24時間稼働させています」
また、埼玉工場には、高校を卒業して間もない10代の若手から、定年間近のベテランまで幅広い年齢層の従業員が170名ほど在籍。その中で、製造第二課には90名ほどが所属しており、世代間をつなぐ中堅ポジションの堀口は、共に働く仲間との円滑なコミュニケーションを心がけていると話します。
「年齢やその人の性格に合わせて、時には冗談も交えながら楽しく話すことを大事にしています。とくに、後輩には威圧的にならないように気をつけていて、何か注意するときでも頭ごなしにならないようにしています」
「身近な製品」をつくる製造現場の仕事に惹かれて、東洋製罐の横浜工場に
九州の工業高校を卒業後、「地元を離れて自立したい!」という想いから関東での就職を考えた堀口。企業を探す中で東洋製罐に出会い、横浜工場で働くことを決意しました。
「飲料容器は、自分たちの生活に身近で毎日のように手にするもの。そういう製品を作っていることに、まずは大きな魅力を感じました。また、福利厚生が充実していて働きやすそうだと感じたのも、入社の決め手。これなら地元を離れても安心して生活していけそうだと思いました」
横浜工場では、現在と同じTULCの生産ラインを担当した堀口。社会人としての第一歩を踏み出し、失敗や苦労も経験しながら約9年間勤務しましたが、2017年に転機が訪れます。
「埼玉工場へ転勤になりました。私と同じく横浜から埼玉に転勤になった方もいましたが、当初は新たな環境でうまくやっていけるか不安もありました。同じ東洋製罐ではありますが、工場が変わると雰囲気や考え方も違うなと感じたからです」
堀口は工場間のギャップに戸惑いながらも、埼玉工場のメンバーといちから関係を築いていきます。
「私はもともと人見知りをする性格なのですが、会話するチャンスを見つけて、少しずつ皆と打ち解けていきました。横浜でも埼玉でも結局は同じ会社の仲間であり、『会社の利益を上げること』という共通の目標を持っていたことは大きいと思いますね」
生産性向上のために。明確な目標をモチベーションに業務を改善していく
埼玉工場に勤務して7年目──中堅のポジションとなった堀口は、自身の立場や目標への向き合い方に変化を感じています。
「あらためて自分のキャリアを振り返ってみると、製造の現場で長く働く中で、さまざまな経験をさせてもらいました。今はライン責任者という立場になり、設定された目標を達成するためにチャレンジを繰り返しています」
そんな堀口が所属する製造第二課では、「能率」「アウト率」「保留率」という3つの項目で高い目標数字を設定し、日々の業務に取り組む上での指標としています。
「製造ラインでは、効率よく生産する事が利益につながります。その中で、工程異常・品質不良が発生した場合、製品アウト・製品保留が発生します。また、工程処理を行うためにラインを停止しなければなりません。そういった『ムダ』を最小限に抑えるために、日々の業務に取り組んでいます」
現状をチェックしながら改善策を探し出し、生産性を向上させていくことは、一朝一夕では決してできません。
「本当に一進一退で、少しずつ改善していっているイメージです。『能率・アウト率・保留率』が標準よりも高ければ何が悪かったのかを考えて、低ければ何が良かったのかを考えていく。生産ラインの中で、日頃から数値を気にかけて、小さな変化を見逃さないことがポイントです」
毎日の積み重ねが、結果に結びつき、目標を達成した時には、チーム全員で喜びを分かち合う──それがモチベーションにつながっていると堀口は話します。
「全員で一丸となって取り組み、目標を達成したときこそ、この仕事のやりがいを一番感じる瞬間ですね。逆に達成が難しかったときには、一つひとつを振り返り、原因を探って改善につなげていく。明確な目標があることで、常にチャレンジをしていけるのが製造現場の仕事の魅力だと思っています」
会社のさらなる成長に欠かせない「若手の成長」を後押しできる存在でありたい
2023年で入社16年目を迎えた堀口。東洋製罐は「従業員のことを考えてくれる会社」だと言います。
「入社前の印象通り、福利厚生や社員の働きやすさを大事にしてくれる会社だと感じています。休日数や残業時間がしっかりと管理されていて、有給休暇も計画を立てながら使えます。製造業というと忙しくたいへんなイメージがあるかもしれませんが、働きやすい環境があるのは東洋製罐の魅力ではないでしょうか」
ライン責任者として製造現場に携わる堀口は、現在の課題と自分がめざすべき道について次のように話します。
「現在の製造現場は省人化、省力化が進み、若手の育成に多くの人や時間を割けないという実情があります。自分が若手だったころと比べると、教え方や接し方を変えなければならないし、実際に変わってきています。もっと親身に丁寧に教えたいなと思っても、なかなかできないもどかしさもあります。
でも、会社がこれからも成長していくためには若手社員の定着と成長が必須。若い方たち一人ひとりが技術や知識を身につけ、やりがいを感じながら仕事に取り組んでもらうために、自分にできることを考え、実践していきたいと思っています。
私が務めるライン責任者の役割は、ラインの工程全体を把握した上で行動し、何かトラブルがあったときには的確な指示を出すこと。責任感をしっかりと持ちながら、若手社員の見本になれるように努力を続けていきたいと思います」
自分が仕事を通じて感じた喜びや成長を次の世代にも──そんな想いを抱きながら、堀口はこれからも現場に立ち、チームや会社への貢献を続けます。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです
