コンサートの営業管理を担当。安心安全な売場運営と売上利益の最大化の実現に向けて
Watanabeが所属するのは、飲食&物販部 第3営業グループ。東京ドームシティ内にある飲食店や雑貨店などの管理運営を手がける部署です。
「飲食&物販部の第1営業グループは、東京ドームのコンコースなどにある飲食店全般を担当。第2営業グループは、ウインズ後楽園やTOKYO DOME CITY HALL内の飲食店やヒーローグッズなどを扱う雑貨店などを管理しています。
一方、私が所属する第3営業グループが担当するのはコンサートグッズの販売です。コンサートの前日まではスタッフの発注や販売体制の調整などグッズ販売に向けた準備を進め、当日は売り場に立って営業管理を行っています」
イベント当日はかなりの人数が売り場周辺を行き交うことから、想定外のトラブルが起きることも。そうしたイレギュラー対応もWatanabeらの役目です。
「現場では100人単位の売り子さんたちが働いています。オペレーションについて事前にすべてのスタッフに伝えたつもりでも、情報が隅々まで行き渡らず、想定通りに現場が回らないことがあります。
また、販売方法に対してお客様から意見をいただいたことや、売り場に長蛇の列ができて敷地の外にはみ出してしまったことも。その都度、臨機応変に対応しながら、運営方法の更新・改善に努めています」
第3営業グループのミッションは、安心安全な売場運営とイベントごとの売上利益を最大化すること。その実現に向けて、これまでさまざまな施策を実施してきました。
「従来は現場での対面販売が主流でしたが、2021年から会場受け取りシステムの利用を開始しています。オンラインで事前に注文と決済を完了させることで、当日は商品引き換え手続きのみとなり、注文や決済にかかる時間が大幅削減されました。
2022年からはデジタルのオーダーシートも導入しています。これは、当日会場に用意されたQRコードを読み取り、購入リストを作成して売り場に設置した端末にかざすだけで注文できるシステムです。注文時のやりとりの時間が短縮され、よりスムーズな売り場運営に貢献しています。
ほかにも、売り子さんによる接客時間の短縮など、お客様の待機時間を減らすためのオペレーションの改善を日々行っています」
中でも、デジタルオーダーシートの導入に当たっては、Watanabeは企画段階から関わってきました。
「コロナ対策における非接触型の販売方法を模索する中、他会場を視察していた際に目に留まったのがデジタルオーダーシートでした。システムを開発した企業とは以前から取引があったことから、すぐに相談を持ちかけ、調整を重ねながら導入に至っています」
非日常の「魔法」を求め志したエンタメ業界。人と多様性の魅力に導かれ、東京ドームへ
学生時代からコンサートを聴衆として楽しむ一方、サークル活動で演者としてステージに立つこともあったWatanabe。エンタメ業界を志すようになった経緯をこう振り返ります。
「コンサートで非日常的な空間を体験し、感動を味わうことが勉強やアルバイトに打ち込むための原動力になっていました。やがて、人生にとってプラスアルファの要素となるもの、『これがあるから頑張ろう』と思えるものに関わる仕事がしたいと思うように。それが、エンタメ業界を志望するようになったきっかけです。
一方、大学生のときにアカペラサークルに所属し、定期的に演奏したり舞台の構成を考えたりしていました。何日もかけて準備したパフォーマンスを人前で披露し、そこで得られた反響の喜びが、お客様の反応をダイレクトに感じられる仕事への興味をいっそう強くしたと思います」
数ある企業の中からWatanabeが選んだのが、東京ドーム。入社の決め手は、「人」でした。
「東京ドームでの選考では、他企業とまったく違う印象を受けました。接し方がとてもフランクで、就職活動にありがちな堅苦しさがまったくなかったんです。良い意味でリラックスした雰囲気があり、自然体で面接に臨むことができました。
また、説明会で人事の方がすぐに自分の名前を記憶してくれたことにも驚きましたし、OG訪問で出会った方もとてもすてきな方でした」
Watanabeが入社を決めた理由はもうひとつありました。それは、東京ドームが持つ多様性です。
「多くの企業が特定のカテゴリーのエンタメに特化している中、東京ドームはスポーツイベントやコンサートだけでなく、アミューズメント施設など幅広い分野を扱っています。
さまざまな経験を積んでキャリアの幅を広げたいと考えていたので、東京ドームはこれ以上ない最適な環境でした」
入社後、現在も所属する飲食&物販部に配属されたWatanabe。3年目までは現場の営業管理に携わり、現在はグッズ販売元の取引先との渉外業務を主に担当しています。
「これまで販売スタッフの委託会社や警備会社とのやりとり、当日の現場管理を行ってきましたが、2023年から販売体制に関する事前調整などを任されるようになりました。
コンサートグッズ販売に関わる一連の業務を上流から下流までひと通り経験することができ、とても貴重な知見が得られていると感じています」
笑顔を紡ぎ、感動を共有。エンタメの現場だからこそ感じるやりがい
Watanabeにとって、いまも忘れられない出来事があります。それは入社2年目、初めて現場管理を担当したときのことです。
「コンサート会場では一気に人が押し寄せてくることがあります。何人ものスタッフに同時に指示を出す必要があり、優先順位を瞬時に判断しなくてはなりません。イレギュラーな現場対応を求められたのはそのときが最初でした。何もかもが初めてだったのでとても苦労した記憶があります。
なんとか無事にその日を乗り切れたのは、先輩社員の助言があったからです。しかし、会場受け取りシステム導入から日が浅かったこともあり、商品在庫が不足するトラブルに見舞われるなど、反省点の多いキャリアのスタートとなりました」
入社以来、グッズ販売の運営管理の最前線に立ち続けてきたWatanabe。大切にしてきたことがあります。
「現場を共にする売り子さんたちに対して、一方的な指示の出し方にならないよう心がけています。多くは派遣会社を通じて協力していただいている方ですが、中には経験豊富で私たちよりも知識やノウハウを持った方も。
皆さんの意見に積極的に耳を傾けながら、ワンチームとしてひとつの現場をつくり上げていくような気持ちで、より良い運営方法を模索していくことを意識しています」
そんなWatanabeが仕事のやりがいを感じるのは、グッズを手にして喜ぶ観客の姿を目の当たりにしたとき。さらに次のように続けます。
「コンサートを楽しむ方にとって、グッズの購入もイベントの大切な一部です。当日、早めに会場に足を運んでコンサート前にお目当てのグッズを手に入れたり、それを持って楽しそうに写真を撮影したりされている様子を見ると、かけがえのない思い出づくりのお手伝いができた気がして、とても満たされた気持ちになります。
また、スタッフ全員が一丸となってコンサート当日の作業を無事にすべて終えたときの達成感は何ものにも代えがたいものです」
エンタメの「中」で見つけた新たな楽しみ。東京ドームで広がる多様なキャリアパス
安心安全な売場運営、そして売上利益の最大化のために。現在のポジションで自分の役割を確実に果たしていくことがWatanabeのいまの目標です。
「POS端末とキャッシュレス端末の連動不備のために金額やタイムスタンプの誤差が生じているなど、解決すべき課題がたくさんあります。今後は売り場の営業効率を向上させるための取り組みを積極的に進めていくつもりです。
ただし、それによって安全面がおろそかになるようなことがあってはいけません。お客様の安全を最優先しながら、あらゆることをアップデートし、より良い運営管理につなげていけたらと考えています」
一方、キャリア拡大にも意欲を見せます。
「私が東京ドームに入社したのは、さまざまな経験を積んでキャリアの幅を広げたいと考えていたからです。将来的には飲食&物販部だけでなく、チャンスがあれば他部署の仕事にもどんどん挑戦していきたいと思っています」
2023年で入社4年目になるWatanabe。入社前には見えていなかった同社の魅力がいまは見えていると言います。
「東京ドームでは連日、多彩なイベントが開催され、空を見上げれば最速130km/hのローラーコースター・サンダードルフィンが舞う姿も目にすることができます。東京ドームシティは、多種多様なエンタメが詰まった壮大な非日常空間。エンタメ愛好者はもちろん、楽しいことを求めるすべての方にとって、これ以上ふさわしい場所はないと思います。
『好きなことを仕事にすべきではない』とよく言われますが、私は大好きなエンタメを仕事にできたことを心から幸せに感じています。運営側の視点を持ったことで、プライベートでコンサートを訪れるときにも、これまで気づかなかった舞台裏の魅力を発見するなど、新たな楽しみ方を見つけています」
東京ドームで新たな自分の可能性の扉を開いたWatanabe。エンタメの現場で培った知見と経験が、彼女の今後のキャリアをかたちづくる貴重な糧となっていくはずです。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです

