陸上との出会いと、反省ノートで磨いた言語化力
──学生時代はどのような性格で、どんなことに熱中していましたか。
中学校、高校と陸上部に入り、部活に熱中していました。主に短距離競技を専攻して地区大会や県大会にも出場していました。 陸上の魅力は、追求することの楽しさです。フォームを少し変えるだけでタイムを縮められたり効率の良い走り方ができるようになる。人との戦いでありながら自分自身との戦いでもあるところがとてもおもしろいんです。
仕事をしていても、成功体験や失敗体験に対して「なんで成功したのか」「なんで失敗したのか」を考える思考になったのは陸上をやっていたおかげだと思っています。
また、高校生の時から反省ノートを書いていて、それは新入社員の時も続けていました。全国レベルや世界ジュニアレベルで戦う同級生が小学生の時から書いているのに影響を受けて始めたのですが、うまい人は自分を追求して分析し、言語化して改善しているなと思ったんです。あらためて、言語化することや振り返ることの大切さを学びました。
──大学時代は、陸上だけでなく栄養学の勉強もされていたそうですね。
陸上をやっているとパフォーマンスや練習面も大事なのですが、疲労を貯めない身体作りなど内側のケアもすごく大事だということに気づき、栄養学を勉強したいと思いました。栄養士や管理栄養士の養成学校に進学し、研究室ではスポーツ栄養学を学んで身体作りや運動がもたらす効果を勉強していました。
病院での実習や教員免許取得のための実習もあり、充実した4年間でした。栄養学を学ぶことで、身近な人の悩みに答えられるようになったことが印象に残っています。たとえば、友達からの美容の相談や祖父母からの健康に関する相談にも答えられる。そんな風に、誰かの役に立つことがとても嬉しかったんです。
地域の人たちの健康を支えたい。想いが導いたサンドラッグとの出会い
──就職活動ではどのような軸で企業を探し、サンドラッグと出会ったのですか。
大学で栄養学を学んだことをアウトプットするのが楽しいと感じ、身近な人がこんなに悩んでいるのなら、もっと多くの人が同じように悩んでいるのではないか。そう考えて、地域の人々の役に立つ、人と直接関わるお仕事がしたいという想いで企業を探していました。
また、食事と健康が自分の軸だったので、町の薬局やスーパーマーケット、病院などの医療機関と健康や医療を支えるさまざまな業界を見る中で、サンドラッグと出会いました。インターンシップから参加しましたが、人に対して温かく接してくれる社員の方が多く、初めて会った学生なのにここまで親身になってくれるんだと感じたのが印象的でした。
一番魅力を感じたのは、ドラッグストアという業態の魅力です。病院は病気やトラブルがなければ行かない場所ですが、ドラッグストアは身体の悩みがなくても気軽に立ち寄れる場所です。
そして、「商品を買ってもらうことがゴールではなく、お客さまに喜んでもらう、最善のことをするのがゴール」というサンドラッグのスタンスに共感しました。その他にも教育制度に力を入れているため、自己学習が苦手な私にとってより魅力的に感じ、入社を決めました。
──入社後に、苦労したことやギャップを感じたことはありましたか。
小売業でのアルバイト経験がなく、レジも商品の取り扱いもすべてが初めてでした。とくに、商品案内に苦戦しました。ドラッグストアにはさまざまな商品があるため、たとえば同じ衣類洗剤でも[液体]と[粉末]があるなど、基本的な勉強からスタートしました。当社には独自の教育ツールが利用できるので、手軽に、効率よく学びを進められました。
接客方法についても基礎から応用編まできっちりあります。それだけでなく、直接OJTとして教わったり、先輩の接客シーンを後から聞いたりすることでより学びが深まりました。
当社は、このように教育制度・態勢がしっかりしているからこそブレがなく、どの店舗の誰に聞いても同じ答えが返ってきます。そのため、安心してお客さまにも一貫した答えを返すことができるようになっていきました。
他にも、店舗の外に棚を出すといった力仕事では大変な面もありました。ただ、スーパーバイザーさんや店長さんがスロープを新しく作ってくれたり、持ち方のコツを丁寧に教えてくれたりと周囲のサポートのおかげで乗り越えることができました。
すべてを抱え込まなくていい──“任せる勇気”がくれたリーダーシップの学び
──副店長に昇進された当時の想いについてお聞かせください。
1年目の3月に副店長に昇進しました。挑戦したい気持ちはありましたが、当初は末っ子気質で人に任せてしまう部分がなかなか抜けず、責任者として人の前に立つことに自信が持てなかった部分もありました。
副店長になると、今まで店長に「何をしたらいいですか」と聞いていた受け身の姿勢から、自分で一日のスケジュールを立てて業務計画を考える必要が生まれました。しかし、スケジュールの組み立てがうまくいかず、業務が終わらずに店長に引き継ぐことが続き、とても心苦しく感じていたのを覚えています。
そんな様子を見かねたパートさんや、薬剤師の方が、店長さんに状況を伝えてくださり、後日店長さんから「自分なりに優先順位をつけて業務をこなしてみて。残った業務はフォローするから」と言ってくださいました。店長からの言葉が大変心強く、それ以降は業務の優先度を考えながら取り組むようになりました。
その結果、時間内に終わる仕事が増えたり、終わらなかった仕事に関しても、「なんで終わらなかったか」を考えられるようになりました。
──店長職への昇進が決まった時の心境と、店長になってから得た学びのエピソードはありますか。
「私でいいんですか」という気持ちが大きかったです。店長に言われる前に本部やスーパーバイザーからの指示を見て自分で判断し、店長の負担を軽減する行動を取れていたことが評価され、上司からも「2年目とは思えないほどきびきび動いている」という言葉をいただきました。
自分にとっては当たり前のことでしたが、責任者という気持ちを持って視野を広げて取り組んでいたことが評価につながったのだと思います。
店長を任された当初は、すべての仕事を自分で抱えなければいけないと思っていましたが、それではお店がうまく運営できませんでした。先輩店長に相談したところ「店長は、自分が行動するから店長ではない。いろんな人をまとめて、みんなで仕事を分け合っていくのが店長だ」と教えられました。
自分で抱え込むのではなく、パートの方や後輩社員の強みを見て適材適所で任せること。そして、みんなで頑張っていくためにどうすれば良いかを考えることがリーダーにおける重要な資質だということを学びました。
実際に、パートの方に仕事をお願いすると「当たり前だよ、もっと仕事ちょうだい」と言ってもらえて関係も良くなりました。プライベートで会った時に「また一緒に働きたい」と言われたのがとても嬉しく、自分が変化したことで周囲との関係も深まったと感じています。
誰にとっても安心できる場所で、人と関わり続ける夢を広げていく
──仕事をする上で大切にしている価値観はありますか。
最も大切にしているのは、自分の尺度で物事を考えないということです。仕事を習得するスピードや得意なこと、苦手なことは人それぞれ違います。かつては自分と比較して「できる」「できない」と考えてしまうことがありました。
しかし、自分の尺度で考えないようにしてからは、それぞれにペースがあって慎重なタイプかもしれないから、決めつけてはいけないと思うようになりました。教える側として教え方を考えるようになり、一人ひとりの得意な仕事や苦手な仕事を理解して接するようにしています。自分の気持ちだけで走ると人はついてこないと感じているので、相手の立場に立って考えることをまずは心がけています。
──サンドラッグで働く魅力はどのような点だと思いますか。
サンドラッグの最大の魅力は「安心できる場所」だということです。当社の理念には「人」を大切にする考えがとても強く、そこに共感して入社を決める人が多いです。お客さまを大事にするのはもちろん、働いている従業員の意見や考えもとても大事にしてくれます。
教育制度や福利厚生の面でもしっかりとしたサポートがあり、総合的に安心感のある会社だと思います。とくに、先にも述べた教育にブレがないという点は大きな魅力です。
誰に聞いても同じような答えが返ってくるからこそ、お客さまを混乱させることなく同じ答えを返すことができます。安心して成長できる場を求めている人にとっては、とても良い環境が整っていると感じています。
──今後の展望について教えてください。
直近の目標としては、店長になってまだ1年ほどなので、もっと従業員の方々との関わりやお客さまとの関係を深めて売上や数字につなげていけるようになりたいと思っています。
そして、最近ではスーパーバイザーになりたいという気持ちが芽生えてきました。人と関わることが好きだからこそ、自分の店舗だけでなくもっと規模を広げたスーパーバイザーとして地域全体をより良くしていきたいと考えています。
また、同期の中にも店長になることの不安を感じている人が中にはいます。だからこそ、スーパーバイザーになった時はそういう人たちに対して「困ったことがあっても周りがちゃんと支えるから、ハードルを高く持ちすぎずに活躍してほしい」という、安心感を与えられるような存在になりたいと思います。
とくに、スーパーバイザーも店長も女性の方が増えてきたので、私も後輩たちが安心してチャレンジできるような存在になりたいですね。
※ 記載内容は2025年8月時点のものです
