事務の仕事だと思って入社した会社でCADを担当することに
商業高校を卒業して、印刷やドキュメント管理を手がける会社に就職しました。PC操作メインの事務の仕事だと思って応募し、その認識のまま入社したのですが、配属されたのはCAD(設計・製図ツール)を使って図面作成を行う部署でした。
もちろんCADなんて、習ったことも触ったこともありません。最初は戸惑いしかありませんでしたね。研修もなく、テキストを渡されて「これを見て覚えてね」といわれた時は、もう自分でやるしかないと諦めました。仕事は都市計画図や土木建築図面のCADデータへの変換(トレース)です。「お絵描きみたいなもの」といわれて始めましたが、実際はそんな生やさしい作業ではありませんでした。
まずは与えられたテキストを見ながら独学で基礎を習得。まわりがみんな忙しそうだったので、質問も最低限にするよう心がけていました。なかなか作業がはかどらず、深夜12時を過ぎることもありました。とにかくやらないと終わらない。早く終わらせて帰りたい。おかしなことに、そんな気持ちが最大の原動力になりました(笑)。場数を踏む中で、気がついたら一通りの業務を1人でこなせるようになっていました。そしていつの間にかCADのスキルをもっと磨きたいとさえ思うようになっていたんです。
今度は1人じゃないし、スキルアップ支援制度も充実
SSEに入社したのは2014年です。技術者「派遣」という働き方でしたが、SSEに正社員として雇用され、就業先企業で長く働ける「無期雇用派遣」だったので、とくに不安はありませんでした。逆に「これは派遣ならではの魅力!」と思ったのがキャリアカウンセラーの存在です。キャリアカウンセラーは、将来の目標を一緒に考え、スキルアップの方法をアドバイスしてくれます。私の担当は入社当初から下山さんでした。
私は、大手電機メーカーグループで製品ソリューションを担う会社で、3D-CADでの図面作成を担当しています。3Dは初めてでしたが「なんとなくやれそう」と思っていました。でも、これまでやってきた建築系CADとはまったくの別物。ただし今回は「テキストを見て自力で覚えろ」というような環境ではありませんでした。
就業先の社員さんは、質問すればなんでも丁寧に教えてくれました。またSSEは、eラーニングのメニューが豊富なので、必要なこと・知りたいことをピンポイントで学ぶこともできました。もちろんカウンセラーの下山さんもずっと寄り添ってくれて、いろいろ相談に乗ってくれました。3D-CADのほうが難易度は高いと思いますが、習得の苦労は少なかったと思います。
さらに「次のステップに進むときの後押しになるように」という下山さんのアドバイスで、さまざまな資格も取得しました。2次元CAD利用技術者試験2級、3次元CAD利用技術者2級、ITパスポート、情報セキュリティマネジメントなど、数えてみたら10個にもなっています。もちろんここでも、書籍購入費補助やeラーニング、講習会などのSSEのスキルアップ支援制度をフル活用。これ、使わない手はないですよ。
入社から11年、下山さんとはいまも「よい関係」
下山さんはエンジニアの意思をすごく尊重してくれます。「アドバイスはするけど、決めるのはあくまでも本人で、私は一人ひとりにあわせた最良の選択肢の提示に徹する」という姿勢で接してくれます。「自分で選んで決断した道なら、納得感と覚悟を持ってキャリアを進めるはず」というのが下山さんの信条。「ああしろ、こうしろ」ではなく、「どうしたいか、どうなりたいか」を何より大事にしてくれるので、「この人なら信頼できる」と思いました。
逆に「どうしてそんなに親身になってくれるのか」と聞いたことがあります。すると「素直で真面目で成長意欲が高く、大きく伸びていくポテンシャルを感じたから」との返事。そして「私のアドバイスに真剣に耳を傾けて取り組んでくれるから、もっと頑張って支えたいという気持ちにさせてくれる」ともいってくれました。
入社から11年。下山さんとのおつきあいも11年になります。当初から「困ったことがあれば、すぐに連絡してほしい」「すべてを即座に解決できないかもしれないけど、気持ちを吐き出せる相手として頼ってほしい」といわれていました。その言葉に甘え続けて、いまも何かあれば話を聞いてもらっています。
ユニットリーダーになったのも、下山さんの影響
SSEでは、就業先あるいはエリアごとにエンジニア数人~数十人単位で「ユニット」と呼ばれるチームを編成しています。私は入社2年目の頃に「ユニットリーダー」に任命されました。最初は20人ほどでしたが、いまではかなり規模も大きくなりましたね。ユニットリーダーは個々のメンバーの悩みに寄り添ったり、新しく配属される社員の面談を行ったりします。
自分の仕事をしながらメンバーをフォローするのは大変そうだと思いました。それでも断らずに任命を受けたのは、やはり下山さんの影響ですね。入社当初、下山さんが私を支えてくれたように、私も現場で誰かの役に立てるならと思ったんです。実際に業務との両立に苦労したこともありましたが、辞めようと考えたことは一度もありません。逆にユニットリーダーをまとめるリーダーになり、ほかの就業先企業のリーダーとも協力してさまざまな活動・取り組みを進めています。
たとえば定期的にユニットリーダーのミーティングを開催して情報の交換・共有を図ったり、新しくリーダーになった人をフォローしたり、レクリエーションや勉強会を企画・実施したり……。資格取得の勉強会では、自分の経験を活かして講師役も務めました。下山さんから教えられた「資格取得の意義」を伝え、SSEの支援制度の活用を勧めています。
イベントは企画段階も大変ですし、当日もバタバタします。でも返ってくるアンケートが支えになりますね。ボジティブ・ネガティブ、いろんな意見がありますが、どちらもタメになります。そして「次はもっとこうしよう!」という意欲が湧いてくるんです。
こうした活動が評価され、私はSSEの社内表彰でリーダー部門の優秀賞を6度、受賞しました。うち1回は全国最優秀賞です。とても光栄で私自身もすごく嬉しかったですし、お世話になった下山さんだけではなく、営業担当やエンジニアサポーターにも感謝の気持ちでいっぱいです。
下山さんにはテクニカルスキルの向上と同じくらい、ヒューマンスキルの向上も大事だといわれ続けてきました。いまはそれを、ある程度達成できたかなと思っています。エンジニアとしてだけでなく、+αのキャリアを歩めていることに手応えも感じています。
もちろんこれがゴールだとは思っていません。今後もユニットの活性化のために、メンバーが安心して働ける環境づくりのために、精力的に活動していくつもりです。そして困ったとき、嬉しいことがあったとき、自分のキャリアに伴走し続けてくれるSSEと共に、成長していきたいと思います。
※ 記載内容は2025年6月時点のものです
