学生時代は「おもしろそう」と思ったらなんでもやってみる
高校では弓道部に入っていました。きっかけは「カッコいい!」と思ったからです。その頃から、興味を持ったことはまずやってみるというタイプでしたね。やり始めると熱中するほうで、弓道にも3年間、本気で打ち込みました。
大学はリビングデザイン学科に進みました。きっかけはオープンキャンパスで建築に興味を持ったからです。当時、建築士やインテリアコーディネーターといった仕事を耳にする機会が多かったんです。1〜2年生で建築や住空間を全般的に学んで、3年生からは木工のゼミに。図面を書いたり、そこに家具を配置したりするのはおもしろかったのですが、また別の分野に興味が湧いてきて、4年生からは陶芸のゼミに。どれも一生懸命に学びましたし、楽しかったですね。いま思えば当時から「手に職をつける」ことに関心があったのかもしれません。
ただ3年時にコロナが広がって、学生生活がかなり変わってしまいました。授業はリモートになり、大学構内への立ち入りが制限された時期もありました。気がつけば4年生の終盤になり、卒業が近づく実感も持てず、就職先も決まらないまま卒業を迎えてしまいました。
卒業後は、1年生からずっと続けていたコンビニでのバイトを続けることにしました。お客さまと接するのが楽しかったんです。このときはまだとくに焦りもなかったんですが、夏が来る頃に同級生と再会して気持ちが一変。ちゃんと就職して活躍し始めている話を聞き、「まわりから遅れている」ことを痛感しました。
ITエンジニアをめざし、研修や支援が充実しているSSEへ
ヤバイ、ちゃんと就職しなきゃ。そう思って転職エージェントに登録し、就活を始めました。ただ、同級生からの遅れを取り戻さないといけないという変な焦りから、「謎の向上心」がどんどん湧いてきたんです。誰でもできるような簡単な仕事じゃダメ。きちんと何かを学べて、確かなスキルを身につけられる仕事。スキルを活かしながら、さらに学ぶことで成長できる仕事……。自分の中にそんな軸ができていました。
その延長線上にあったのが、ITエンジニアです。大学では日常的にCADソフトやIllustratorを使っていたのでパソコンへの抵抗はなし。加えて建築・木工・陶芸と同じように、エンジニアにも「手に職」というイメージがありました。それでターゲットを技術職系の会社に絞ったんです。
その中でSSEを選んだのは安心材料が圧倒的に多かったからです。手に職をつけたい、スキルを獲得したいといっても実際はまったくの未経験。充実した研修体制やeラーニング、書籍購入補助といったスキルアップ支援制度は大きな魅力でした。
派遣という働き方への漫然とした不安も、SSEに正社員として雇用されて就業先の大手企業で長く働ける無期雇用派遣だと聞いて解消されました。それと面接がとても話しやすい雰囲気で、過去のことよりも「これから何をやりたいか」「将来どうなりたいか」をしっかり聞いてくれたのも決め手の一つでしたね。
「ありがとう」が力になるヘルプデスクの仕事
2022年1月の入社後は配属前にいろんな研修をしてくれました。ヒューマンスキル研修、ITパスポート研修、信頼性研修、EXCEL研修、ビジネスメール研修……。その充実ぶりは面接で聞いていた以上で、アルバイト経験しかない私には本当に役立つ内容でした。
そして研修後、最初の配属先となったのが通信インフラを手がける会社です。仕事は携帯基地局センターでの通信状況の検証、ソフトの調整や設定など。短期間のプロジェクトでしたが、「会社」というものを知る貴重な経験になりました。
2社目の配属先はエネルギー業界大手のグループ企業。ここで「ヘルプデスク」という仕事に出会います。グループに所属する8,000人の社員さんからのパソコンに関する問い合わせに対応する業務です。「パソコンが立ち上がらない」「アプリの使い方がわからない」「プリンタに接続できない」などの問い合わせに、電話や社内ポータルサイトで対応します。
もちろんパソコン関連の知識も必要ですが、いちばん役立ったのは意外にもバイトで培ったコミュニケーション力でした。お客さまのご要望を理解する。お困りごとに寄り添う。丁寧にご説明する。これは接客の仕事とまったく同じです。そして解決できたときには必ず「ありがとう」が返ってくることも、それが励みになることも同じです。「私に向いている!」と思いました。
でも、すべての事案に対応できるわけではありません。そんなときは過去に同様の事例がないか検索したり、わかる方に相談したり、メーカーに問い合わせたりするのですが、年に数件どうしても最終的に解決できない事案もあります。解決できないと、とても悔しい思いになりますね。
だからいまも勉強は欠かしません。社内外の講習や書籍購入補助などもフル活用し、知識を増やす努力をしています。ちょうど勉強したことに関する問い合わせがきて解決できたときや、これまでの事例を蓄積して似たような事案に即対応できたときは、本当に嬉しくなりますね。
ちょっとした好奇心が新たなキャリアにつながる
就業先では在宅勤務時に始業と終業の時刻をメールで報告することになっていました。1日2回なんですが、けっこう面倒臭いんです。「これ、自動化できないかな」と思い、仕事に余裕があるときに仕組みづくりに取りかかりました。結果、「始業」か「終業」かを選択し、時間を指定して「送信」ボタンを押すことで自動的にメールが送信される自動化アプリを開発。
面倒臭いという気持ちと、ちょっとした好奇心でやったことですが、これが社内で大評判。思いがけず社内で一目置かれるような存在になってしまいました。さらにこの一件をきっかけに業務効率推進の研修講師に任命されることに。何が次のキャリアにつながるかわかりませんね。
会社としても業務効率化に力を入れているところで、研修の種類は年々増えています。PowerPlatform、SharePoint、PowerApps など、最初は先輩の研修の引き継ぎが多かったんですが、まったく新しい研修をイチから任せてもらうことも増えてきました。働き始めて3年半ほどになりますが、いまはヘルプデスクと研修講師が半々くらいになっています。
研修終了後には毎回アンケートを回収するんですが、最近は嬉しいことばが増えてきました。「講師の方の喋り方がきれい」「説明がうまい」など、ここでもコミュニケーション力が役立っていると実感しています。そして誰かに喜んでもらえると、やっぱり自分も嬉しくなる。これは私の根っこにあるみたいです。
研修講師としての働きが評価されて、SSEの表彰制度で「優秀エンジニア賞」というのをいただきました。「エンジニア」として表彰されたこと自体も大きな喜びでしたが、それが社内ポータルサイトに掲載されて、みんなから声をかけてもらったことも嬉しかったですね。
私は新卒での就職に出遅れましたが、いまは胸を張って「エンジニアとして活躍している」といえます。誰でも躓いたり、遅れをとったりすることがあると思います。でも大事なのは「まずやってみる」こと。やってみて足りないところは勉強して補えばなんとかなります。
SSEは「まずやってみる」を応援してくれる会社ですし、「勉強」をサポートしてくれる制度もたくさんあります。そして頑張りを認めて、しっかり評価してくれます。もしこれからエンジニアをめざしたいという人がいれば、「SSEを頼ってみるのがいいよ」と伝えたいですね。
※ 記載内容は2025年8月時点のものです
